おもてなしはなぜするの？ 南島原市立野田小学校 四年 宮﨑 わかば わたしのお父さんは、旅館ではたらいています。仕事から帰って来たお父さんに、 「お もてなし」について聞いてみました。すると、お父さんは、 「実さいに、自分の目で見てみよう。 」 と言って、わたしを一日だけ仕事場に連れて行ってくれました。 初めて見るお父さんの仕事場では、みんなが笑顔で一生けんめい、でも、ちょっと だけいそがしそうに仕事をがんばっていました。 そこの旅館の一番良いところは、建物は少し古いけど、何でもきれいに整理せいと んしてあったことです。わたしも、旅行に行った時にホテルの部屋がきれいにしてあ ると、とても気持ちがいいし旅行が楽しくすごせるのでとても大切なことだと思いま した。 お父さんの旅館では、たくさんの人がお客さんのためにいろいろな仕事をしていま す。たとえば、お客さんが旅館に着くと、おむかえをして、お客さんの荷物を運んだ りお客さんの次の日の旅行のじゅんびを手伝ったり、帰りには写真をとってお見送り をしたりします。その他にも、おいしい食事やお風呂のお世話、ふとんのじゅんびな ど、たくさんの仕事があります。お客さんが休んでいる時もずっとはたらいているよ うです。 旅館は、いろいろなところからたくさんのお客さんが旅行を楽しみに来ていること がわかりました。そこではたらく人は、お客さんのことを一番に考え、お客さんが気 持ちよくすごせるように、楽しい思い出ができるようにいろいろなくふうをしながら 協力してがんばっていることがわかりました。とてもすごいことだなと思いました。 それが「おもてなし」だと思います。もしわたしがこの旅館のお客さんだったら、ど のおもてなしもとても気持ちが良くなって、きっと楽しい思い出になるだろうなと思 いました。 今日一日、お父さんの仕事場ではたらく人の様子を見て、わたしは、旅館の仕事は ものすごく大変なのに、どうしてみんな笑顔でおもてなしをしているのだろう？と思 い、少しだけ考えてみました。 帰りにお父さんに、 「おもてなしはなぜするの？」 と聞いてみました。するとお父さんは、 「お客さんの笑顔を見たいから。 」 と言いました。その言葉を聞いて、わたしは、 「おもてなし」はする方もしてもらった 方も笑顔になれるすてきなものなんだと思いました。 わたしも、これから、ふだんの生活の中で、少しでも「おもてなし」の気持ちをも って笑顔ですごしていきたいなと思いました。
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