9月号 - 日本YMCA同盟

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9月号
スリランカYMCA サイクロン被災者支援(コロンボ県の子ども達)
洪水被災者のためのスリランカYMCAの緊急支援
(アジア・太平洋YMCA同盟 、スリランカYMCA)
2016年5月15日、スリランカにサイクロンが上陸し、広範
囲にわたって洪水や土砂崩れを引き起こしました。約24万
人が、学校、寺院、コミュニティセンターなど376カ所の「安
全な場所」に避難しなければなりませんでした。スリランカ南
西部に位置するコロンボ県とガンパハ県が特に大きな被害
を受けました。
スリランカYMCAは、水害発生直後から、被災者に義
援金や救援物資を送り、緊急支援活動を行いました。Y
MCAのスタッフは、被害が大きい地区に足を運び、水、
食品、医薬品や衛生用品を配って回りました。また、「勉強
に必要な文具などが不足し15,000人の子どもが困ってい
る」という政府の発表を受け、スリランカYMCAはただちに
支援を決定しました。6月2日にはガンパハ県、6月22日に
はコロンボ県の子ども達に、教科書、スクールバック、文具
セット、水などが渡されました。これまでに、1,500人以上の
子どもがYMCAの学校に通えるようになりました。日本か
ら、緊急支援金5,000ドルを送金しました。
(APAY e-News June 2016、
スリランカYMCA Facebook より)
▲ガンパハ県の子ども達
ベラルーシの新しい青少年センター
(ヨーロッパYMCA同盟)
ベラルーシYMCAは、リダ(隣国リトアニアとの国境に近い
フロドナ州第2の都市)で新しい青少年センター「ポネモンス
ティ」の設立準備を進めてきました。この取り組みは、 「ベラ
ルーシの地方の発展」 を目的としたEU(欧州連合)と
UNDP(国連開発計画)の86の共同プロジェクトの一つと
して支援を受けています。また、各プロジェクトはベラルーシ
YMCAのNGO、企業、地元の人々の連携によって推進され
ています。
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UNDP (国連開発計画)からの支援金14,500ユーロ
(約160万円)で、ポネモンスティ村の川のほとりの眺めの
よい場所に建つ古い学校の内部を改装することができまし
た。この青少年センターはユニークな教育と文化の拠点です。
キャンプには、毎週、州内から10代の若者50人が集います。
キャンプの参加者は、コミュニケーション、自己プレゼンテー
ション法、HIV予防、論理的思考の基礎、平等、さらには
ベラルーシの伝統的なダンスや歌など、さまざまなプログラム
から選び、学ぶことができます。
今後このセンターで、誰もが参加できる祭りやスポーツ、
ワークショップが開催されるようになれば、きっと、地域に根付
いた素晴らしい場所になるでしょう。そのためには、宿泊施
設や大きなホール、グランドも必要となります。この夢を実現
させるために、これからも活動していきます。
ヨーロッパYMCA同盟 地域プロジェクト
オルガ・ルキナ
(ヨーロッパYMCA同盟 ホームページより)
キャリアEXPO‘YMCAs Careers Expo and Beyond!’
(アフリカYMCA同盟)
毎年、アフリカYMCA同盟が開催している「YMCAキャ
リアEXPO」(YMCAs Careers Expo and Beyond!)
は、若者の安定したキャリア形成や起業を応援するイベント
です。今年は、11月25、26日に、初めてケニアYMCAで
実施されます。このEXPOは、若者が第一線で活躍する
企業人と会い、就職に関する相談を行い、求人情報を
得る場になります。さらに、ケニア各地のYMCAでも同様の
サポートを行います。
このEXPOでは、参加者全員に継続的なサポートが行わ
れます。若者は適切な助言を受け、企業人や同じ年代の
若者と交流の機会を持つことで 「これまで気付かなかった
活躍の場」を見いだすことができるでしょう。さらにYMCAは、
起業セミナーや立ち上げの際のサポート、キャリア面での支
援を行い若者に成長の機会を提供します。このEXPOは、
若者が自分の可能性を見つける場でもあります。
今年のテーマは、「才能と機会をつなごう」です。この
EXPOへの参加によって、若者は自分の才能に気づき、企
業とつながりを深め、さらには革新的なビジネスの起業につな
げていくことでしょう。
ジェーン・オティマ
(アフリカYMCA同盟 ホームページより)
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9月号
発行
2016年9月1日
日本YMCA同盟
03-5367-6640
[email protected]