Page 1 平成23年8月の三重の景況(三重県中小企業団体中央会情報

平成23年8月の三重の景況(三重県中小企業団体中央会情報連絡員より)
三重県中小企業団体中央会
前年同月比
前年同月比
売
業
種
名
上
取
引
収
益
業
界
業
種
名
売
取
収
上
引
益
受
条
状
注
件
況
況
↓
↓
↓
↓
→
→
→
→
の
食
料
品
製
造
業
繊
維
製
品
製
造
業
界
の
受
条
状
注
件
況
況
漬物
↓
→
↓
↓
醤油・味噌
↓
→
→
↓
肥料
卸
売
業 ◎卸団地
(津)
豆腐
↑
→
↓
↓
◎商業
(鳥羽)
↓
→
→
→
日本酒
→
↓
↓
↓
◎青果
(松阪)
↓
↓
↓
→
◎組紐
(伊賀)
↓
→
↓
↓
自転車
↓
→
↓
↓
衣料縫製
↓
↓
↓
↓
家電
↓
↓
↓
↓
テントシート
↓
→
↓
→
石油
→
→
↓
↓
↓
↓
↓
↓
スポーツ用品
→
→
→
→
段ボール箱
→
→
→
↓
↑
→
↑
→
古紙
↓
→
↓
↓
自動車整備
↓
↓
↓
↓
↓
→
→
↓
◎宿泊施設
(鳥羽)
↓
↓
↓
↓
↓
→
↓
→
木材・木製品
紙
・
紙
加
工
品
業
印刷
景
小
売
業
商
店 ◎熊野市
街
景
ー
サ
窯
業
・
土
石
金
属
・
一
般
機
器
・
輸
送
用
・
電
気
機
器
生コンクリート
↓
↓
↓
↓
◎陶磁器Ⅰ
(萬古焼)
↓
↓
↓
↓
◎飲食業
↓
→
↓
↓
◎陶磁器Ⅱ
(伊賀焼)
→
→
→
→
イベントディス
プレイ
↓
→
→
↓
鍍金
↑
→
→
↓
総合工事業
↑
→
→
↓
◎機械器具
(四日市)
→
↓
→
→
内装工事業
→
→
→
→
◎機械器具
(久居)
→
→
↑
↑
電気工事業
→
→
→
→
◎機械器具
(伊勢)
→
→
↓
→
◎水道工事業
(津)
→
→
→
→
◎輸送機器
(鈴鹿)
↓
→
↓
↓
運
トラック輸送
輸
↓
→
→
→
◎電気機器
(鳥羽)
↓
↓
↓
↓
◎不動産(松阪)
→
→
→
→
↑…増加・上昇・好転
→…変わらず
ビ 旅行業
ス
業
建
設
業
↓…減少・下落・悪化
◎…地域単位の組合
情報連絡一覧票
製
造
業
集計上の分類業種
具体的な業種
食料品
豆腐
8月も7月に続き、猛暑により豆腐の売れ行きは好調であった。
衣料
震災で東北関東からの生産依頼が増加するかと思われたが、全く受注量は増え
ず、海外への流出が増加した。円高にも悪影響を受けている。(海外生産のメ
リット増)国内需要も低迷した中、海外流出で国内の景気は自動車関連のみ動き
出し、それによる景気回復にしか我々には恩恵がなさそうである。
テントシート
組合員各社業況は様々だが、材料の値上げや仕事量の減少などから景況としては
決して良いとは言えない。
紙器段ボール箱
全体に持ち直しの傾向がみられるが、長期のお盆休みが影響し、現状維持。月末
にトップメーカーが、段ボール原紙、シート、製品の値上げ(約10~13%)
を打ち出した。今後の各メーカーの動向では、仕入れ価格の上昇が予想される。
震災復興の時期だけに、どこまで末端ユーザーに値上げの依頼が浸透するか懸念
される。
古紙
組合員の8月前年対比仕入は、段ボール:約92±7%、新聞・チラシ:約90
±7%、雑誌・雑紙・その他合わせて:約91±7%ほどと思われる。組合員以
外の同業者、異業種業者との仕入競争もあり、今後も対応に追われる可能性があ
る。盆明け以降過ごしやすい日も多々あり、残暑による景気上昇は少なかったよ
うに思われる。台風の被害もあり、秋需の自粛ムードにならないように期待した
い。
伊賀焼
8月の売上状況は昨年同月と比較して変わらずであった。7月末は伊賀焼陶器ま
つりが行われたが、来客も多く、昨年同月と変わらなかった。三重県、愛知県、
岐阜県の3県における産業観光によるスタンプラリーがあり、夏休みということ
で子供連れが多く来館された。また伊賀市でもスタンプラリーがあり、子供たち
と保護者の方とで売上に貢献していただいた。
鍍金
自動車工業界の木・金休業、土・日生産が開始され、2ヶ月経過し、1週7日の
操業にも何とか対応できたが、8月の生産高は対前年比で60%から100%と
業界内でも二分化されてきている。電力削減もほぼ解除の見通しで9月後半から
自動車関連は増産される見込みである。ただし来年以降は海外生産増大で、国内
生産は減少の模様。半導体関連は8月後半から生産減という状況で、海外需要が
一時ストップし、年内いっぱいはこの状況が続く見込みである。
四日市
株安・円高の逆風に向かって、組合員一同懸命に努力をし続けている。課題多い
日本経済は目覚しい回復は見られないものの、僅かながら底固めの気配は感じら
れる。正念場にある国内産業の空洞化に、どう対処するか、県内産業全般の活性
化が望まれる。
津(久居)
組合員企業の中で一部の小企業の景況は悪化し、他の企業に於いて売上等は回復
傾向にある。
伊勢
急激な円高により、製造コスト削減の為、部品・作業用品等の購入を国内から海
外へ一部見直しをはじめている。
輸送機器
鈴鹿
震災での減産分を9月からの増産で取り戻す動きがある中で、8月はその準備に
追われる日々であった。久しぶりに休日稼動を実施し、1週間の夏休みも3日間
は出勤となった。また、増産に対応するため、4年ぶりに求人を行った。しか
し、この忙しさも数ヶ月で終ってしまう懸念があり、必要な人員等の見極めが難
しい。
電気機器
鳥羽
上期後半の追い込みが有り、いつもの月(分岐点以下)より15%~20%上昇
し、8月単月で稼動ができた。翌月以降の反動が心配である。
卸売業
津
繊維・同製品
紙・紙加工品
土石・窯業
鉄鋼・金属
一般機器
非
製
造
業
(三重県中小企業団体中央会・平成23年8月分)
組合及び組合員の業況等(景況の変化とその原因・現状等、企業経営・業界での問題点)
猛暑により季節商品、特に震災からエコ関係、昔の商品が売れている。
青果
産地の出荷量と消費量のバランスがかみ合わず、大幅に販売価格が上下してい
る。8月中レタス、トマト、菜類、胡瓜、キャベツ等、野菜の価格が2倍から3
倍に上昇するものも多い。果物は出荷が半月遅く、中元時期がずれて大きく価格
が下落している。月末には台風の影響が心配になる。
自転車
猛暑のせいか自転車を利用して日中に出かける人が少なく感じられる。学生の夏
休みや企業の長期盆休みも重なり、商品の販売・修理の売上はほとんどなかっ
た。消費の低迷はいつまで続くのか不安である。メーカーを始め自転車産業の衰
退に対し、いくつかの新しい対策の動きを見せる時期ではないかと思われる。し
かし低価格への移行だけは避けたいと願っている。
小売業
非
製
造
業
小売業
家電
地デジ放送に切り替えられ、テレビの需要も減少・エアコンも7月ほどの元気も
なく残念ながら前年比を大幅にダウンした。(約2割) 今後はこの状況が続く
と予測され、我が業界も試練の時を迎えた。今後この状況を打破するため、顧客
満足度を高めるべく顧客と接し、技術力の向上にさらに高めていきたい。
石油
原油価格下落により、市場価格は若干安価となった。
スポーツ用品
前回の報告で、熱中症が起こるような暑い時はスポーツ店は好況であると、不謹
慎なことを言ってしまったが、当社の得意先である学校の生徒さんが亡くなり、
ショックを受けた。小売店の数が少なくなってきているので、生き残っている店
はそれなりに忙しくしているようである。平成30年に国体、平成28年にイン
ターハイの予定もある。
旅館(鳥羽)
組合員からは8月前半は良くなかったと聞いている。お盆前から後半にかけては
それなりに良かったようだが、昨年度に比べるとまだまだ回復していないようで
ある。市内も渋滞することなく車が流れていた。
旅行業
大手旅行会社(JTB、KNTほか)分取扱のうち、海外旅行先の売上が微増し
た。全体では国内宿泊や飛行機利用での観光付ツアーへの申込がかなり少なく、
売上は悪化している。
飲食業
今年7月より米トレーサビリティ法の施行より消費者に対し、飲食店で提供して
いる米の産地表示が義務化されたことにより、これまでに混乱を招くことなく組
合員に対して周知を図ってきた。より消費者への安心・安全を確保させるために
必要な情報提供であるので、引き続きわかりやすい表示への積極的な対応に努め
ていきたい。
イベントディスプレイ
昨年同様、猛暑日が長く続いた1ヶ月であったが、屋外作業における熱中症対策
等労務管理に配慮しつつ、業務を行った。仕事量の減少傾向は収まりつつある
が、景況向上には至っていない。
内装工事業
東日本大震災の流れを受け、内装・インテリア市場にも節電、省エネを謳った製
品が出回るようになった。カーテン等遮熱機能が人気を呼び、大幅な売れ行きを
示している。
サービス業
建設業
水道工事業(津) 全体的に業務の受注量が減少している。
トラック輸送
燃料価格の高止まりによるコスト高、及び輸送貨物の回復も遅く、減収状況が続
いている。
その他の非製造業
不動産取引業
フラット35S(優良住宅取得支援制度)の申込が当初の想定を大きく上回り、
金利引き下げ幅拡大の適用期間が予定より3ヶ月前倒しの9月末までで終了する
ことになった。それに伴って建築、土地の動き更には経済全体に少なからず影響
があると思われる。10月1日からは当初10年間の年率1%の優遇から0.
3%となる予定である。
集計上の分類業種
具体的な業種
行政庁・中央会に対する要望事項、または関心のある事項、意見等
四日市
国民不在の政権のたらい回しは、自民党時代と同じである。国の大切な節目の時
に、「政治」を行える政治家の出現を切望する。
津(久居)
円高による産業の空洞化は中小企業にとって重要な課題であり、新総理(新内
閣)は、あらゆる方策を講じ、中小企業をはじめ景気対策を早急に確立すること
を要望する。
伊勢
円高の問題を何とかしないと、製造業の生産拠点の海外シフトに一層拍車がかか
り、国内の働き場所が減少してしまう。国内雇用の縮小に繋がることであり、対
策が急務である。
スポーツ用品
入札に関する内容の改善をぜひ行って欲しい。ただ安ければいいというのは本当
にかしこい行政とは言い難いと思う。
運輸業
行政庁・中央会に対する要望事項
一般機器
小売業
建設業
運輸業
水道工事業(津) 時節がら防災協定のあり方を一考してほしい。
トラック輸送
円高及び経済支援対策を要請してほしい。