2014年1月号 Vol.5 (2014年1月5日発行) ~1月はインフルエンザの本格的な流行時期です!~ これまで多くのシーズンでは、インフルエンザは12月中に全国的な流行開始となり、翌年1月に入って小学校、中学校、幼 稚園等の冬休みが終了した直後から患者数は急増し、同月の後半には本格的な流行(1週間に全国で100万人以上が発症) に移行していきます。今シーズンも昨年12月中に全国的な流行宣言が出されましたから、今後のインフルエンザの発生動向 には十分な警戒が必要です。 次に、インフルエンザの感染対策について述べます。インフルエンザの主な感染経路はくしゃみ、咳、会話等で口から発す る飛沫による飛沫感染であり、他に接触感染もあるといわれています。従って、感染対策としてまず1番にあげられるのは飛 沫感染対策としても咳エチケットとなります。医療関係者として、咳エチケットにとって重要なことは「正しくマスクを装着する こと」です。皆さんは大丈夫ですか?非常に恥ずかしいことに、当医療センターでは未だに鼻を完全に露出してマスクの中心 に顎があり、まるでマスクで顎を護っているかのような「鼻出しアゴマスク」の状態で恥ずかしげもなく堂々と業務についている 方が非常に多くいます。 結核感染対策としてろ過マスクを使用する場 合を除いては、マスクは飛沫感染対策を目的 ICTメンバー紹介~シリーズ第4弾~ として装着するものですが、この「鼻出しアゴマ ICTメンバー紹介、最後はチームナース!看護師を スク」ではその効果は大きく減少してしまいま 紹介させていただきます。 す。それに、患者さんに対して「正しいマスクの 感染対策チームに所属する看護師は現在3名です。 装着方法」を指導できるのでしょうか? もう間もなくインフルエンザの本格的な流行 がやってきます。《写真》を参照していただき、 ICTの下部組織に『感染リンクナース会』があるのを 是非とも「正しいマスクの装着方法」を身に付 ご存知でしょうか?感染リンクナースは現場とICTと けてください。(安井良則) のつなぎ役として、各部署に1名配置されています。 経験豊富な現場の看護師を任命し、情報交換の要と なってICTをサポートしていただいております。 《写真》正しいマスク装着方法と効果のないマスク装着の例(厚生労働省ホー ムページ インフルエンザ一問一答みんなで知ってみんなで注意: http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkakukansenshou01/dl/leaflet20110208_01.pdfより抜粋) ~チームナースからこんにちは~ ICTメンバー紹介~シリーズ第4弾~ ICTメンバー紹介、最後はチームナース!看護師を 紹介させていただきます。感染対策チームに所属する 看護師は現在3名です。さまざまな職種で構成される ICTのつなぎ役として、ラウンドや会議の調整、他施設 との合同カンファレンスや相互評価の準備・運営など、 多岐にわたって活動させていただいております。 院内で最も多い看護師さんたちの感染対策の推進に 向けて、これからも精力的に活動していくたいと思って おりますので、ご協力よろしくお願いいたします。 院内で私たちを見かけたら、気軽にお声かけください。 感染にかかわることだけでなく、人生相談にものります よ(笑) (感染管理室 堀越敦子) 東7階病棟 新宅智恵 正しくマスクを装着しようキャンペーン (目的)マスクを正しく装着し感染防止の徹底を図る (方法)1月の某日、ICTメンバーが、リンクナース のいる各部署に抜き打ちで正しくマスクを装 着しているかチェックしに行きます! いつチェックされてもいいように日頃から 確実なマスク装着を心がけましょう~ ICT2年目です。感染管理は奥 が深く、知れば知るほど楽し い分野です。まだまだ勉強不 足ですが、頑張ります! 正しいマスクの装着の チェックポイント ①鼻が出ていない ②ノーズピースを鼻梁にしっかり フィットさせている ③プリーツを広げている 外来 上田るみ子 昨年は風疹が流行し、今年は これからインフルエンザの波が どんな風にやって来るのか心 配ですが、いつも安井先生に相 談しながら頑張っています。 感染管理室 堀越敦子 感染管理認定看護師の資格を取得し、 専従で感染管理を行うようになって5 年が経ちました。これからもいつでも 皆さんの元へ走っていけるICNでいた いと思います!!
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