事業所の編入・脱退に関する取り決めについて

事業所の編入・脱退に関する取り決めについて
当組合では組合基盤の安定を目的に平成11年より適用事業所の拡大事
業を実施しており、多くの事業所の皆様に加入をいただいているところでご
ざいます。
新たに当組合に加入していただく事業所については、健康保険組合の基盤
強化に資するような事業所という観点で加入促進を実施してまいりました
が、今後「健康保険組合への加入及び脱退」については、「事業所の編入・
脱退及び理事長専決事項に関する内規」により取り扱うこととなりましたの
で、ご案内申し上げます。
* 健康保険組合の設立事業所の編入及び脱退については、健康保険法によ
りつぎのとおり扱うこととなっています。
[事業所の編入・削除の要件]
1.当該事業所の被保険者の 2 分の 1 以上の同意が必要。
(健康保険法第 25 条)
2.事業所の編入・削除(事業廃止を除く)は規約記載事項の変更であり、
厚生労働大臣(東海北陸厚生局長)に、規約変更認可申請書を提出し
認可を受けることが必要。
(健康保険法
施行規則第 5 条)
3.規約変更には組合会の議決が必要であり、組合会議員定数の 3 分の 2
以上の賛同が必要。
(健康保険法施行令第 10 条)
[理事長専決の要件]
理事長は、組合会が成立しないとき、または理事長において緊急を要
すると認めるときは、組合会の議決を要する事項で緊急に行う必要が
あるものを処理することができる。
(健康保険法施行令第 7 条)
(理事長専決とする事項)
・事業所の編入
・組合の事業運営への影響が少なく東海北陸厚生局長の認可を必要と
しない事項
事業所の名称・所在地の変更
事業廃止による事業所削除
事業所の編入・脱退及び理事長専決事項に関する内規
当組合の設立事業所に関する規約の変更についての取扱いを明確にす
るため以下のとおり取り決めることとする。
(事業所の編入)
1 事 業 所 の 編 入 に つ い て は 、編 入 す る 日 が 随 時 と な る た め そ の
都度組合会を開くことが困難であり、かつ、急を要するため、
組 合 事 務 局 に お い て 調 査 を し 、事 務 局 の 推 薦 と し て 理 事 長 の 承
認 を 得 、理 事 長 専 決 事 項 と し て 処 理 を し 、直 近 の 組 合 会 に 報 告 、
承認を得ることとする。
2 当組合への加入基準は次のとおりとする。
(1) 被保険者数は50人以上を目安とし、平均年齢、平均
年 収 、 財 務 状 況 等 を 考 慮 し 、 判 断 す る 。 また、小規模事
業所であっても、支部鉄工会長が、財務状況が優秀であるとし
て推薦のある事業所は調査対象とする。
(2) 原則として、愛知、岐阜、三重、静岡県に本社の所在
する事業所を対象とする。
(事業所の脱退)
健康保険は、相互扶助の精神に則り運営されているが、その中でも総合
健康保険組合は、同じ業種同じ志を持った事業所が集まって設立されてい
る。このように設立事業所の自らの意思(事業主同意書、被保険者同意書)
により運営されている経緯から、任意による脱退は、組織を運営していく
ためにも、その原因を慎重に審議する必要がある。
よって、その取扱いについては、次により行うものとする。
1.公平を期すためにも当該事業所が脱退を決意された理由・経緯につ
いて、文書により組合事務局に申し出をする。
2.組合事務局は、この申し出について愛鉄連健康保険組合事業運営委
員会に当該「申し出文書」を提示し、委員会はこの申し出理由につい
て評議し、評議の結果について、理事会組合会に意見具申する。
3.任意脱退の申し出時期については、10月末までに申し出ることと
し、11月以後開催する直近の理事会・組合会において審議するここ
とする。
4.理事会・組合会の開催案内には、当該事業所から申し出された「脱
退申出書」の写しと愛鉄連健康保険組合事業運営委員会で承認された
議案説明を添付し、議決権行使の方法により案内を送付する。
5.脱退の審議を行う組合会について、当該事業所が希望すれば、組合
会の承認を経て傍聴することが出来る。
6.任意脱退については、規約変更となるため、健康保険法施行令第1
0条により組合会議員定数の3分の2以上の賛同が必要である。
7.審議された結果、組合会において脱退が可決された場合は、その年
度終了の3月末日を脱退日とする。
脱退が否決された場合は、翌年度の9月末まで申し出をすることが
できない。
8.倒産、事業廃止による事業所の削除及び事業所の名称・
所在地の変更については、東海北陸厚生局長の認可を必要
としない事項であるので理事長専決事項とし、直近の組合
会において報告することとする。
付
則 こ の 内 規 は 、平 成 2 0 年 4 月 1 日 以 降 の 申 し 出 に つ い て
適用する。
参
考
〔理事長専決とする事項〕
・事業所の編入
・組合の事業運営への影響が少なく東海北陸厚生局長の認可を必要と
しない事項
事業所の名称・所在地の変更
事業廃止による事業所削除