サンプル 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 ================================================================================ kdump-reporter 1.3-4 リリースノート Copyright (C) 2009-2015 Satoshi Takahashi Copyright (C) 2010-2015 Kohei Toyoda Copyright (C) 2011-2015 Kazuhito Hagio Permission is granted to copy, distribute and/or modify this document under the terms of the GNU Free Documentation License, Version 1.2 or any later version published by the Free Software Foundation; with no Invariant Sections, no Front-Cover Texts, and no Back-Cover Texts. A copy of the license is included in the section entitled "GNU Free Documentation License". ================================================================================ NEC ITプラットフォーム事業部 2015年07月 ________________________________________________________________________________ 目次 ---1. はじめに 2. 対象機種 3. 動作環境 4. 依存パッケージ 5. インストール方法 6. アンインストール方法 7. 使用方法 7.1 kdump の設定方法 7.2 mkconf-kdump スクリプト 7.3 chkenv-kdump コマンド 7.4 kdump-reporter の動作イメージ 7.5 mkdumpreport コマンド 8. 新機能説明 8.1 バージョン 1.3 の新機能 8.2 バージョン 1.2 の新機能 8.3 バージョン 1.1 の新機能 9. 注意および制限事項 10. 不具合修正情報 10.1 修正済み不具合 10.2 未修正の既知問題 (Known Issues) 11. 付録 11.1 FAQ (Frequently Asked Questions lists) 11.2 kdump に関する FAQ 11.3 RHEL5 カーネルソースガイド 12. このドキュメントの改版履歴 13. 添付ファイル 14. ライセンス 15. GNU Free Documentation License ________________________________________________________________________________ 1. はじめに ----------kdump-reporter は、Linux カーネルクラッシュダンプの一次解析レポートを自動生成 するツールです。Linux システムがパニック等により停止し、ダンプが採取された場合、 システム再起動時に自動的に一次解析レポートを生成します。これにより、システムの MTTR を短縮し、可用性 (Availability) と 保守性 (Serviceability) の向上に貢献 することを目的としています。 サンプル kdump-reporter 利用時 ================================== ★パニック発生 │ │ │ │ kdump-reporter を利用しない場合 ================================== ★パニック発生 - 1 - サンプル 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 ↓ │ ・ダンプ採取 (kdump) │ ◎ダンプ採取直後にパニックメッセージ│ │を抽出してファイル化 (kdump_post) │ ↓ │ ・リブート │ ◎一次解析レポート自動生成 (crash) │ │ │ ↓ │ ◎sosreport の plugin 機能を利用し │ │一次解析レポートを採取 │ │ │ ↓ │ ○サポート契約に基づいて │ │サポート部門へ sosreport を送付 │ │ │ ↓ │ ○サポート部門による調査開始 ┬ │ ※ │ │ │ : ↓ │ │ : … │ … : … │ │ : │ │ : ┌──────────┐ │ │ : │調査開始までの時間に│ │ │ : │大きな差が出ます。 │ │ │ : │場合によっては、 ├→│ │ : │数日以上の差も! │ │ │ : └──────────┘ ┴ │ ↓ │ ∥パニック発生時であれば、統計上 │ ∥約80%は、パニックメッセージから │ ∥判断可能な既知問題となっており、 │ ∥本ツールを利用することで、MTTR の │ ∥大幅な改善が期待できます。ただし、│ ∥事象によっては、ダンプファイルを │ ∥確認する必要が生じる為、並行して │ ∥送付準備は必要です。 │ ↓ ・ダンプ採取 (kdump) │ │ ↓ ・リブート │ │ ↓ △標準の sosreport だけでは、 │ダンプファイル内に含まれるパニック │メッセージ等の一次解析のために重要 │な情報を採取できない。 ↓ △サポート契約に基づいて │サポート部門へダンプファイルを送付 │ ※ │ : │ : │ : … : │ : │ : │ ↓ │ダンプファイルは │非常に大きい(ギガバイト単位)為、 │送付にも非常に時間がかかる。 ↓ ○サポート部門による調査開始 │ │ ↓ … … … 2. 対象機種 ----------Express5800 シリーズ 3. 動作環境 ----------┌──────────────────┬───────┬──────────┐ │ディストリビューション │アーキテクチャ│カーネル │ ├──────────────────┼───────┼──────────┤ │Red Hat Enterprise Linux 5.4 以降 │64-bit x86_64 │2.6.18-164.el5 以降 │ │ │ or │ │ │ │32-bit x86 │ │ ├──────────────────┼───────┼──────────┤ │Red Hat Enterprise Linux 6 以降 │64-bit x86_64 │2.6.32-71.el6 以降 │ │ │ or │ │ │ │32-bit x86 │ │ ├──────────────────┼───────┼──────────┤ │Red Hat Enterprise Linux 7 以降 │64-bit x86_64 │3.10.0-123.el7 以降 │ └──────────────────┴───────┴──────────┘ サンプル ※VMware ゲスト OS 環境でも利用可能です。 ※KVM 環境(ホスト OS および ゲスト OS の両方)でも利用可能です。 - 2 - サンプル 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 ※Xen 環境(ホスト OS および ゲスト OS の両方)には対応していません。 4. 依存パッケージ ----------------┌──────────────┬──────────────────────┐ │パッケージ名 │説明 │ ├──────────────┼──────────────────────┤ │kexec-tools │kdump 機能を提供 │ │ │RHEL5 では、バージョン 1.102pre-77.el5 以上 │ │ │である必要があります。「7.3 chkenv-kdump │ │ │コマンド」の W052 メッセージの説明を参照。 │ ├──────────────┼──────────────────────┤ │busybox │kexec-tools のために必要 (RHEL6 以下のみ) │ ├──────────────┼──────────────────────┤ │kernel-debuginfo-common ※ │ダンプ解析を行う為に必要なデバッグ情報を含む│ │kernel-debuginfo ※ │ │ ├──────────────┼──────────────────────┤ │crash │ダンプ解析を行うためのツール │ ├──────────────┼──────────────────────┤ │sos │sosreport コマンドを含んでおり、 │ │ │生成されたダンプ一次解析レポートと基本的な │ │ │システム情報を採取する為に必須 │ ├──────────────┼──────────────────────┤ │actlog │パニックやストール発生直前のリソース使用状況│ │ │やプロセス動作状況等、ダンプ解析作業の大きな│ │ │助けとなる補助データを提供 │ └──────────────┴──────────────────────┘ ※kernel-debuginfo-common および kernel-debuginfo については、必ず利用中の カーネルバージョンに一致するバージョンをインストールする必要があります。 インストールするには、ルートファイルシステムに 500MB 以上の空きが必要です。 2015年07月現在、下記の場所からダウンロードすることができます。 サンプル (全バージョン共通) Red Hat カスタマーポータルにログインしてダウンロードできます。 https://access.redhat.com/ja/downloads → Product から「Red Hat Enterprise Linux」を選択 → 「Packages」タブを選択後、バージョンを選択 → 「Filter」で "kernel" を検索し、「kernel」のページへ移動 (*1) → 対象のバージョンを選択し、「Show source and debug packages」から kernel-debuginfo と kernel-debuginfo-common (*2) をダウンロード します。 *1 Beta バージョンのパッケージ群が表示されている場合がありますので 注意してください。 *2 RHEL5 32-bit (x86) 環境で PAE カーネルを利用している場合には、 kernel-PAE-debuginfo と kernel-debuginfo-common パッケージを インストールする必要があります。 また、RHEL5 および RHEL6 は下記の場所からもダウンロードできます。 (RHEL5) Red Hat 社の FTP サーバからダウンロードできます。 * 64-bit x86_64 ftp://ftp.redhat.com/pub/redhat/linux/enterprise/5Server/en/os/x86_64/Debuginfo/ * 32-bit x86 ftp://ftp.redhat.com/pub/redhat/linux/enterprise/5Server/en/os/i386/Debuginfo/ - 3 -
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