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DyDo DRINCO,INC. Company Profile
Integrated Report
ダイドードリンコ株式会社
〒530-0005 大阪市北区中之島2-2-7
TEL:06-6222-2611
(代)
ダイドードリンコ
(株)本社はISO14001の認証を取得しています。
ダイドードリンコ
(株)
は環境を大切にします。
Offering delicious products
for the sound mind and body
DyDoグループのマインド
Together with
Customers
DyDoグループは、おいしさと健康を
お客様にお届けします。
DyDoグループ スローガンに込めた想い
こころが元気なら、からだは動きたくなる。
DyDoグループ スローガン
からだが前向きに動けば、こころはもっと楽しくなる。
DyDoグループは、お客様のこころとからだに、
そんな喜びを実現しようと思う。
DyDoグループだからこそ、飲料・食品から薬品まで幅広く、
お客様の楽しく健やかな暮らしのお役に立つことができる。
DyDoグループは思いを一つに、チャレンジとアイデアをもって、
価値のある製品の提供や企業活動を通じて、
人に
人に社会に奉仕していきたい。
DyDoグループ ネーミングに込められた意味
Dynamic + Do
「ダイドー」
は、設立母体である「大同薬品工業株式会社」の
大同 であり、さらに
「ダイナミック(Dynamic)」にチャレンジを
「行う=ドゥ (Do)」
というダイナミックに活動する企業姿勢を表し
「DyDo」
としています。
1
2
DyDoグループのマインド
Dynamic
micc Spirit
Sp
pirit of
Challenge
ge
DyDoグループは、皆様に選ばれる存在であるために
ばれる存在であるために
ダイナミックに挑戦し続けます。
DyDoグループ 企業ビジョン
DyDoグループ企業
DyDoはお客様と共に。
飲料販売部門のダイドードリンコ、飲料
高い品質にいつもサプライズを添えて、
「オンリー DyDo」
のおいしさと健康を
お客様にお届けします。
DyDoグループのマインド
1
受託製造部門の大同薬品工業、食品製造
トップメッセージ
5
販売部門のたらみの3つのセグメントか
DyDoグループの成長ロード
7
らなる企業グループです。
DyDoグループの強み
9
DyDoは社会と共に。
グループ全体で生み出す製品・企業活動
「オールDyDo」
が、豊かで元気な社会づくりに
貢献します。
ダイドードリンコ
DyDoは次代と共に。
DyDoグループ 企業理念
人と、社会と、共に喜び、
、共に栄
共に栄える。
える。そ
その実現のために
の実現のために
DyDoグループは、ダイナミックにチャレンジを続ける。
クにチ レンジを続ける。
3
国境も既存の枠組みも越えて、次代に向けて
「DyDoスタンダード」を創造します。
大同薬品工業
DyDoは人と共に。
飽くなき
「DyDoチャレンジ」
で、DyDoグループに
関わるすべての人の幸せを実現します。
INDEX
たらみ
中期経営計画
11
ダイドードリンコの特徴と強み
15
ダイドードリンコの自動販売機
17
ダイドードリンコのブランド紹介
19
大同薬品工業の特徴と強み
21
たらみの特徴と強み
23
海外展開
25
CSR活動
27
コーポレートガバナンス
39
財務報告
43
会社概要
46
4
トップメッセージ
Raising
Corporate Value
DyDoグループは、
持続的成長の実現による
企業価値向上をめざします。
代 表 取 締 役 社 長 DyDoグループは「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。
」というグループ理念のもと、
お客様、株主、地域社会、取引先、従業員といった、すべてのステークホルダーの
皆様との共存共栄を図りながら、企業価値向上をめざしております。
当社グループの持続的な成長と中長期的な企業価値向上を達成するためには、
すべてのステークホルダーの皆様との取り組みが不可欠であり、
ESG
(環境、社会、ガバナンス)の課題への積極的な対応が求められていると考えております。
豊かで元気な社会づくりの実現のためには、まず、わたしたち自身が持続的成長と
中長期的な企業価値向上を達成していくことが重要であると考えております。
こうした背景を踏まえ、グループ理念やグループビジョンの実現をめざして
2018 年度を最終年度とする中期経営計画「Challenge the Next Stage」
に取り組んでいます。
共存共栄の考えのもと、ステークホルダーの皆様の声を経営に活かしながら、
グループ全社員が一丸となってダイナミックにチャレンジを続けてまいります。
そして、中期経営計画の達成をひとつの通過点として、改革への取り組みを加速し、
将来にわたる持続的成長の実現と中長期的な企業価値向上をめざしてまいります。
皆様方の変わらぬご支援、ご指導をよろしくお願い申し上げます。
5
6
DyDoグループの成長ロード
Growing Through
the DyDo DNA
DyDoグループは、創業からのDNAを受け継ぎ、
事業の発展・拡大を続け、さらなる成長をめざしていきます。
発展
創業
1940 -60 年代
1970 -80 年代
缶コーヒーのヒットから
「ダイドー株式会社」を設立。
自販機の進化と台数増により、
売上基盤を確立しました。
お客様とのつながりを大切にした
配置薬業をルーツに、
「大同薬品株式会社」
を設立。
医薬品やドリンク剤の
製造・販売を開始しました。
さらなる
成長
拡大
19902000 年代
「デミタス」や
「MIU」
といった
コアブランドを確立。
自販機を店舗として捉え、
ユニークな機能を開発しました。
2012 年 「株式会社たらみ」を子会社化
取引所市 第二部に 式を上場
2001 年 東京証券取引所市場第二部に株式を
所市場第 部銘柄に 定
2003 年 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
ヘルスケア事業に参入
ロシア・モスクワ市に
2013 年 DyDo DRINCO RUS, LLCを設立
2015 年 マレーシアのMamee Double
Decker
(M)Sdn. Bhd.の
飲料事業部門への資本参加
2016 年 トルコ共和国
Yildiz Holding A. ş.の
飲料事業会社の
株式を取得し子会社化
設立
「ダイドードリンコ
株式会社」に社名変更
国道沿いのガソリンスタンドなどで、
ドリンク剤とともに缶コーヒーを発売
会社」
1956 年 「大同薬品株式会社
を設立
明るい未来へ
国内飲料事業を基盤に、
事業の多角化や海外展開を推進。
「オンリー DyDo」のおいしさと健康
をお届けするため、
ダイナミックにチャレンジし続けます。
薬品工業 式会社を完 子会社化
1998 年 大同薬品工業株式会社を完全子
1975 年 「ダイドー株式会社」
1984 年
2010 年代
「デミタス」
「海洋深層水」
といった独自の切り口で
ブランドを構築
「食と健康」分野で、
「オンリー DyDo」
のおいしさと健康をお届け
ロシアに設置の自販機
会社」
1959 年 「大同薬品工業株式会社
に社名変更
創業者
髙松冨男
1970年代 「ハイクロンA」
発売
当時の取扱商品
1975年
「ダイドー
ブレンドコーヒー」
発売
HOT商品とCOLD商品を同時に
販売できる自販機の登場により、
飲料自販機が爆発的に拡大
1992年
「デミタスコーヒー」
発売
2000年
「MIU」
発売
2012年
「株式会社たらみ」
の
ゼリーが仲間入り
お客様に自販機でより楽しく商品を
ご購入いただきたいとの想いから、
さまざまな機能が登場
2012年
「ヘルスケア&ビューティー」
シリーズの通信販売
2016年
2015年
マレーシアで「Cool 「ダイドーブレンド
Tea」
の販売強化
うまみブレンド」
発売
人と自販機の新しい関わり方を
創造する自販機の開発に取り組む
配置薬の箱
1973年
卓上型自販機
7
1977年
HOT&COLD
自販機
1987年
アークスーパーパネル機
ビン、缶、ペットボトルの
併売が可能に
1999年
ポイントカード自販機
2000年
おしゃべり自販機
2001年
コラボレーション自販機
お菓子の併売が可能に
8
DyDoグループの強み(2016 年1月20日現在)
Our Group
Our
Grou
Strengths
Stre
ngths
DyD
DyDoグループは、
ループは
各部門の強みを活かし、
各部門の
みを活かし
独自のビジネスモデルを展開します。
自のビジネ モデルを展 します。
飲料販売部門
売上高
連結売上高
1,498 億
56百万円
1,241億 92百万円
82.9%
構成比
飲料受託製造部門
売上高
構成比
飲料販売部門
グループのコア事 業を担う部門とし
て、コーヒー飲料を中心に充実したラ
インアップで
「オンリー DyDo」のおい
しさと健康をお届けしています。
自販機
おしゃべり
自販機
日本国内の自販機保有台数
おしゃべりする方言・外国語など
約
20種類
28 万台
※1
※1 2016年3月20日現在
ダイドードリンコ株式会社
ダイド
No.1
ダイドービバレ
ダイドービバレッジサービス株式会社
ダイドービジネスサービス株式会社
ダイドービジネスサ
株式会社ダイドービバレッジ静岡
株式会社ダイドービバ
株式会社ダイドードリンコサービス関東
株式会社ダイドードリンコ
上海大徳多林克商貿有限公司
DyDo DRINCO RUS, LLC
DyDo Mamee Distribution Sdn
Sdn.Bhd.
Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.
Bahar Su Sanayi ve Ticaret A.Ş.
lk Mevsim Meyve Suları Pazarlama A.Ş
A.Ş.
DyDo DRINCO TURKEY çecek Satış ve
Pazarlama
arlama A.Ş.
売上
No.1
ダイドーブレンド
ブレンドコーヒー
愛され続けて
40 年以上
ダイドーブレンド
デミタスシリーズ
※3
※2
小容量缶コーヒー 売上
No.1
※2 180mℓ以下缶・ボトル缶コーヒー
※3 インテージSRI 180mℓ以下缶・ボトル缶コーヒー市場
2014年3月∼ 2015年5月 デミタスシリーズ累計販売金額
85億 48 百万円
5.7%
食品製造販売部門
売上高
構成比
171億15 百万円
11.4%
(注)セグメン
セグメント別売上高は外部顧客への売上高
顧客への売上高
飲料受託製造部門
ドリンク剤の研究・開発・製造に取り組
み、OEM(受託製造)ビジネスを展開。医
薬品・医薬部外品から清涼飲料まで開発
するNo.1受託メーカーです。
DyDo
の母体
設立
飲料販売部門
営業利益
連結営業利益
49 億
88百万円
※調整額2百万円
OEM
60 年の歴史
大同薬品工業株式会社
大同薬
37億 45 百万円
75.1%
構成比
飲料受託製造部門
9億79百万円
19.6%
営業利益
構成比
食品製造販売部門
2億59 百万円
5.2%
食品製造販売部門
創業は
青果業
子どもから大人まで、誰もが笑顔になれ
るフルーツデザートゼリーとして選ばれ、
信 頼されるブランドとして、業 界トップ
シェアを維持しています。
市場シェア
株式会社たらみ
※4 当社調べ
フルーツデザートゼリー
営業利益
構成比
9
100社以上
販売先
企業
自社
工場
No.1
※4
年間
製造数
2億個
約
株式会社旬の季
10
中期経営計画
中期経営計画
Next Stage
2014 年度∼2018年度
「Challenge the Next Stage」
DyDo グル ープ で は、2018 年 度 を 最 終 年 度とする中 期 経 営 計 画
「Challenge the Next Stage」を策定しています。
2018 年度の連結売上高 2,000 億円、営業利益率 4%を中期経営目標
として掲げ、
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」のグループ理念
のもと、持続的成長の実現に向けた4つのチャレンジに取り組ん
食や健康 関連の
新規事業展開
グループ一丸で
新たなステージへ
でいます。
既存事業で確立してきた強固
な財 務 基 盤を背景として、グ
ループ理念の方向性や新規顧
客層の獲得を意識した新たな
新たな事業
基盤確立への
Challenge
事業領域への参入可能性を更
に検討するとともに、 食や健
康 関連の新規事業展開を図
り、新 た な 事 業 基 盤 確 立 に
チャレンジします。
2018年度 中期経営目標
一層の業績向上
生産性の改善
(安定キャッシュの創出)
これまで国内の飲料、食品事業に経営資源
を集中することにより効率的な経営を推進
既存事業
成長への
Challenge
してきました。
今後は、そうした堅固な収益基盤を背景とし
て、既存事業の一層の業績向上と生産性の
改善により、さらなる成長の原資となる安定
的なキャッシュの創出にチャレンジします。
飲料受託製造部門
飲料販売部門
商品力強化への
Challenge
イノベーティブな
商品開発の実現
商品力強化に向けた新たな取り組みや開発プロ
2,000 億円
営業利益率
4.0%
売上高
海外展開への
Challenge
海外展開による
市場の拡大
海外における本格的な事業展開を成長
戦 略 に 掲 げ、2015 年 に はトルコ、マ
ロシアをHUBとしたCIS圏
上海をHUBとした中華圏
レーシア市場への参入を決定。国内事
業で培ったノウハウを活かして海外展
開を加速することにより、トップライン
食品製造販売部門
の飛躍的成長にチャレンジします。
マレーシアをHUBとしたイスラム圏
セスの見直しを行い、DyDo グループにしかでき
ない商品をお客様にお届けすべく新たな取り組み
にもチャレンジします。
11
12
中期経営計画
「Challenge the Next Stage」
中期経営計画
成長実現に向けた4つのチャレンジ
❶既存事業成長へのChallenge
❷商品力強化へのChallenge
ダイドードリンコでは、厳選した素材とこだわりのブレンド技術を駆使した「ダ
ダイドードリンコ/飲料販売部門
イドーブレンド」のブランド力向上に取り組んでいます。今後、缶コーヒー消費
価格競争に巻き込まれない付加価値の提供とサプライチェーン全般にわたる
のボリュームゾーンとなる若年層の支持を獲得できる商品開発に注力するとと
コストの最適化を図り、成長の原資となるキャッシュの創出をめざします。
もに、既存の枠組みを越えた販路拡大にも積極的に取り組むことにより、缶
当社の資産である自販機の価値最大化に向けては、既存の枠組みを越えて自
コーヒーカテゴリーにおけるトップブランドをめざします。
販機ビジネスモデルの革新に取り組んでいます。また、コンビニエンスストア
飲料販売部門
などの市場においても、効率的な販促施策の実施により継続的な売上の確保
❸海外展開へのChallenge
を図っています。
ダ イド ー ド リン コ は、2013 年、ロ シ ア・モ ス ク ワ 市 に DyDo DRINCO
RUS,LLC(100% 出資連結子会社)を設立し、自販機ビジネスモデルの横展
大同薬品工業/飲料受託製造部門
開を図っています。また、2015 年にはトルコとマレーシア市場への参入を決定
No.1受託メーカーとして安全・安心な生産体制の維持・強化、効率化を推進
しました。今後は、ロシアをHUBとしたCIS 圏、マレーシアをHUBとしたイス
するとともに、受注拡大に向けて開発力・提案力を強化し、DyDo グループの
飲料受託製造部門
安定的な収益基盤の構築を図っています。
ラム圏、上海をHUBとした中華圏を中心に海外展開を加速し、トップライン
の飛躍的成長をめざします。
たらみ/食品製造販売部門
❹新たな事業基盤確立へのChallenge
「たらみブランド」の強化を図り、フルーツデザートゼリー市場での確固たる地
位を築きつつ、時代へのチャレンジを続け、お客様の驚きや感動を生む商品
既存事業で生み出す安定的なキャッシュフローを足がかりに、事業領域拡大
を幅広く作ることで、さらなる成長性の確保に取り組んでいます。
への更なる可能性を検討しています。
食品製造販売部門
食と健康 を軸とした新たな事業ポートフォリオの確立に向けた戦略的事業
投資により、資本効率向上にむけた収益性・成長性の高い事業基盤の確保に
チャレンジします。
当社グループは、ポートフォ
リオマネジメントの実践によ
います。既存事業のビジネス
円安局面への対応
モデルの転換による収益力
と健康」を軸とした収益性・
収益モデル改革領域
収
ル
デ
モ
益
改
革
資本政策に対する基本的な考え方としては「資本の
有効活用」
「財務健全性の維持」
「株主還元」の3つの
バランスが重要と考えています。
「資本の有効活用」
の
ための取り組みとしては、内部留保を戦略的事業投
資に優先的に充当し、
「新たな事業基盤」を確立して
財務健全性の維持
戦略的投資による
新たな事業基盤確立
既存事業の
キャッシュ創出力向上
また、
「財務 健全性の維持」のための取り組みとして
は、既存事業による安定的なキャッシュ創出力を向上
ポートフォリオの確立に取り
させることにより、継続的な戦略的事業投資を可能に
組むことで、資本効率の向上
をめざします。
資本の有効活用
いくことにより、資本効率の向上を図っています。
再成長検討領域
成長 性の高い新たな事 業
する財務基盤の維持を図っています。
自販機価値の最大化
株主還元
持続的利益成長の実現
新規事業
利益率改善
の強化を図るとともに、
「食
資本政策と株主還元
投資領域
成長期待領域
受注拡大
り企業価値向上をめざして
売上高成長率
ポートフォリオ
マネジメント
受託領域の拡大
「株主還元」については安定配当の維持継続を基本方
基本的考え方
資本の
有効活用
・内部留保は、
持続的利益成長・資本効率向上につながる
戦略的事業投資に優先的に充当
財務健全性
の維持
・既存事業による安定的なキャッシュの創出力の向上
・継続的な戦略的事業投資を可能にする財務基盤の維持
株主還元
・厳しい収益環境下においても、
安定配当維持継続
・持続的利益成長の実現により中期的な増配基調をめざす
針とし、収益性を高め、持続的利益成長を実現するこ
利益率
13
とにより、中期的な増配基調をめざします。
14
ダイド ドリンコの特徴と強み
ダイドードリンコの特徴と強み
1
ビジネスモデルの特徴と強み
ダイドードリンコ
独自のビジネス
モデルで求められる
商品を効率良く
開発・提供します。
ビジネスモデルの特徴と強み
人とデータによる魅力的な店舗づくり
ダイドードリンコは、販売数量および価格の変動が比較的少ない
効率的で質の高いオペレーション体制を構築しています。各自販機の
自販機が売上高の約85%を占めています。また、主力商品である
担当者は自販機や周囲の状況をチェックし、お客様に気持ちよくご利
コーヒーが売上高の50%以上を占めています。
「 利益率の高い
用いただだける環境を整えています。また、多様化するニーズに対応す
コーヒーを中心に、価格安定性、販売安定性が高い自販機で販売
るため、売上データの分析結果を基に自販機設置場所の特性に応じた
する」
という戦略により安定した利益の確保につなげています。
最適な品
ダイドードリンコは、お客様をお迎えする自販機を「店舗」と位置づけ、
えを設定。人とデータを掛け合わせることで、自販機を利
コーヒー飲料
自販機
50%以上
約85%
ダイドードリンコのビジネスフロー
ソーシングして、投資リスクを発生させること
なく物流コストも低減させています。また、利
おいしさ
コーヒー飲料
自販機
約20%
約30%
※当社調べ
※当社調べ
外部委託
満足感
をお届け
外部委託
物流コストを低減
付加価値の高い
商品の開発
【業界全体】
飲料製造
協力工場
CVS、量販店
配送センター
安定した利益の確保
容器製造
協力工場
を外部の協力工場にすべて委託する「ファブ
力業者に委託するなど、製造・物流をアウト
お客様に
用されるお客様においしさや満足感をお届けしています。
【業界全体】
売上
データの分析
による最適な
品 えの設定
自販機
担当者による
環境整備
コーヒー×自販機による
安定した利益の確保
ダイドードリンコは、自社工場を持たず、生産
レス経営」を実現。物流においても全国の協
3
ビジネスモデルの特徴と強み
ダイドー
オンラインショップ
設備投資等の
リスクを回避
85%
自販機での売上が 約
質の高い
オペレーション
2
同業他社にはない
自販機を開発
ファブレス経営による効率的な
経営資源の活用
自販機製造
協力工場
自販機
コーヒー飲料の売上が
益率の高いコーヒーを中心に販売・価格安定
性の高い自販機で販売するという独自のビジ
ダイドードリンコは、自社工場を持たず生産を外部の協力工場にす
べて委託する「ファブレス経営」を実現しています。物流も全国の
ネスモデルを構築。自販機を「店舗」と位置づ
協力業者に分散委託。製造・物流をアウトソーシングすることで、
け、人とデータの力をブレンドすることによ
設備投資などの大きな投資リスクを発生することなく、物流コスト
り、自販機を利用されるお客様においしさや
も低減しています。これにより、効率的な経営資源の活用が可能と
満足感をお届けしています。
企画・開発
生産
物流
営業
50%以上
販売
なり、
商品開発と質の高い自販機オペレーションに投資を集中。
他社にはない付加価値の高い商品開発と
お客様に密着したきめ細かい自販機運営を
声
従業員の
めざしています。
協力工場
配送センター
愛される自販機をめざし、
ロケーションオーナー様との
信頼関係を築いていきます。
私は、当社自販機への商品補充や季節に応じたHOT/COLD販売の切り替え、
自販機とその周辺の清掃など、
自販機のオペレーション業務を担当しています。
大阪中央営業所
千葉 俊治
普段の業務では、自販機を利用されるお客様に喜んでいただくこと、そして自販
機設置先のロケーションオーナー様との信頼関係を築くことを重視しています。
昨年実施した商品販売キャンペーンでは、担当のロケーションオーナー様から
「あなたが勧めてくれるのだから買うよ」とご注文いただいたことが印象に残って
います。このような言葉を励みに、今後もお客様やロケーションオーナー様から
さらに信頼される担当者になること、そして上司や仲間からも頼りにされる存在
になることをめざします。
15
16
ダイドードリンコの自動販売機
自販機は暮らしの近くで
お客様をお迎えする大切な店舗です。
ダイドードリンコ
全国約28万台の自販機でお客様に 楽しさ を、環境に やさしさ を。
Dデザイン
ダイドードリンコ
自販機の顔
ポイント
カード
日頃のご愛顧
に感謝
ダイドードリンコでは、飲料の提供のみにとどまらず、
ロケーションオーナー様の
課題解決に向けて、自販機を活用したご提案を行っています。
課題解決
事例
高速道路のサービスエリア・パーキングエリア
(SA・PA)で
計10地域の方言でおしゃべりする自販機を展開
導入企業
高速道路のSA・PAにおいて、
飲食店の
運営や物販、
自販機の運営を手掛ける
ロケーション
オーナー様
フレーズ 「ありがとう!ここでゆっくりしていってね!」
例
中日本ハイウェイ・アドバンス株式会社 様
おおきに!まあ、
ゆっくりしていきんさい
DyDo の D をモチーフにイエロー
ダイドードリンコの自販機で必要ポ
オレンジの太いラインを配置した「D
イントを貯めて、お申し込みいただ
中日本ハイウェイ・アドバンス株式会社様は、SA・PAをご利用のお客様
デザイン」は、遠くからでも当社の自
くと、もれなく素敵な景品がもらえ
により快適さと楽しさを提供するために、SA・PA内の事業の充実に向
販機と判別しやすいのが特徴です。
ます。
けた施策を検討されていました。そこで、ダイドードリンコでは、
「お土
わりぃね∼
ちっと休んでけし!
産や食べ物のように、自販機でも ご当地 を感じていただければ、お客
(甲州弁)
ルーレット
機能
(美濃弁)
様により楽しんでいただけるのでは?」というアイディアから、自販機の
ドキドキ楽しい
瞬間を提供
ひゃ∼
ゆっくりしていかざ∼
(静岡弁)
おしゃべり機能を用いて各地域の方言でおもてなしする、という今回の
企画をご提案し、
実現に至りました。
日頃からダイドードリンコ商品を
中央自動車道と長野自動車道のSA・PAの自販機に導入後、
ご利用者様
愛飲いただいているお客様に感謝
から大変ご好評いただたことから、東名高速道路、新東名高速道路の
の気持ちを込めて。購入時にルー
レットが回り、数字が
おしゃべり
機能
えば、お好
きな商品をもう1本もらえます。
コミュニケーション
する自販機
SA・PAにも展開しました。
長野自動車道
ダイドードリンコの自販機は、購入時の挨拶
はもちろん、時間や季節に応じたメッセージ
をおしゃべりします。
「自販機をもっと身近に
中央自動車道
感じて欲しい」との想いから、様々な地方の
新東名高速道路
言葉をしゃべります。
計63ヶ所の
SA・PAで
10地域の
方言を展開
東名高速道路
省エネ機能
省エネ機能で環境にもやさしく。
ヒートポンプ自販機
LED照明
ダイドードリンコでは 2007年からヒートポンプ自販機の導入
ヒートポンプ自販機に長寿命で省電力の
を開始。年々、設置台数を拡大しています。ヒートポンプとは、
LED 照明を搭載した機種の導入を進め、
商品を冷却する時に発生する熱を商品の加温熱として再利用す
さらなる省エネ化を図っています。また、
る機能のこと。特に冬場の消費電力を抑えることができ、CO2
LEDを使うことで蛍光灯の水銀など、環
私は、全国に営業所や工場などをもつ法人企業のお客様を中心に、自販機導入に向
排出量の削減にもつながっています。
境負荷物質の削減にもつながります。
けた提案営業を行っています。常にお客様とビジネスパートナーとして関係を構築す
ヒートポンプ自販機の導入推移
自販機(1台)の年間消費電力量
年
2007
2009
2015
声
従業員の
2%
53%
99%
80%
(kWh)
3,000
削減
2,000
1,500
2,963
1,000
※当社単年導入台数に占める比率
17
佐藤 正美
様と一緒に取り組むことを心掛けています。今後もお客様の課題解決に努め、お客様
にとってなくてはならない存在となることを目標に取り組んでいきます。また、今後は
皆様から必要とされ、当社での購入が習慣になるような他社と差別化された自販機
づくりをめざしていきたいですね。
1,726
500
0
法人営業部
ることをビジョンに掲げ、お客様目線での企画提案を行い、企画の実現に向けてお客
2,500
ヒートポンプ
自販機導入比率
お客様の課題解決につながる
企画提案に努めていきます。
589
2000
2005
2015
(年度機)
18
ダイドードリンコのブランド紹介
飲みたいシーンに最適な味わい
オンリー DyDoの
おいしさを
お届けします。
ダイドードリンコ
[「ダイドーブレンド 世界一のバリスタ※監修」シリーズ]
缶コーヒーを飲むシーン
に着目し、それぞれの飲用
無限の可能性へあくなき挑戦を続け、奇跡の調和を見いだす。それが、
シーンに最適な味わいを
コーヒーの素材本来の味を追い求めた「ダイドーブレンド」の揺るがぬ
お届けします。
こだわりです。 美しさ ともいえる絶妙なブレンドが生みだす複雑で
※ワールドバリスタチャンピオン
シップ 2013年チャンピオン
ピート・リカータ氏
奥深い味わいは、40 有余年のブランドの歴史の中で、多くのお客様の
期待を満たしてきました。私たちは、このブレンド技術の追求と、作り手
の熱い想いを胸にさらなる高みをめざし、オンリー DyDoのおいしさを
追求していきます。
「ダイドーブレンド」ブランドの原点
「うまみ」という新提案
チャレンジ
1
缶コーヒーの
ニュースタンダード の確立
[ダイドーブレンド ブレンドコーヒー]
[ダイドーブレンド うまみブレンド]
1975年発売以来のロングセラー商品。厳選5ヵ国豆を浅 り
中心に幅広く焼き分けたこだわりのブレンドで、飲みごたえが
40年以上、素材本来のおいしさを追求し続けてき
ありながら華やかな香りと軽快な余韻を楽しめます。
た中で培ったブレンド技術とチャレンジ精神をもっ
コーヒーの豆
て 、2 016 年 春 、缶コ ー
2
コーヒー本来の うまみ の実現
ド を開発。新しい味覚で
素材本来のおいしさを追求するために、コー
ヒーの豆だけでなく、果肉まで使用。コーヒー
豆のコクとコーヒーチェリーのほのかな甘みを
融合することで、新しい味覚であるコーヒー本
来の うまみ を引き出しました。
まみ をお届けします。
小容量缶コーヒー
チャレンジ
ヒーの ニュースタンダー
あるコーヒー本 来 の う
※1
若年層(20∼30代)と缶コーヒーのヘビーユー
ザー層(40∼50代)では缶コーヒーに求める
ニーズが異なる傾向にあります。そこで、今後
缶コーヒー消費のボリュームゾーンとなる若年
層をターゲットに、新しい味覚を創り、缶コー
ヒーの ニュースタンダード の確立にチャレン
ジします。
※2
売上No.1
コーヒーの果肉
声
従業員の
コーヒーの新しい味覚「うまみ」
で
缶コーヒー革命 を起こしていきます。
[ダイドーブレンド デミタス]
シリーズ
「ダイドーブレンド うまみブレンド」では、コーヒーという素材を最大限、そ
2015年、プレミアム豆を増量してさらにおいしく
進化。コーヒー好きならだれでもハマる、深い味わ
いで支持されるロイヤリティの高い商品です。
※1 180mℓ以下缶・ボトル缶コーヒー
※2 インテージ SRI 180mℓ以下缶・ボトル缶コーヒー市場
2014年3月∼2015年5月 デミタスシリーズ 累計販売金額
19
して、これまでにない新しい形で生かすことにより、コーヒーの 新味覚 を
提供することにチャレンジしました。それは、コーヒーに40年以上真伨に
マーケティング部
ブランド戦略グループ
岩崎 奈津子
向き合い続けてきたダイドードリンコだからこそ、提供できるコーヒーの
価値です。今後も、お客様に「ダイドーブレンドは、いつも新しいおいしさや
楽しさを提供してくれる」と思っていただけるような 缶コーヒー革命 を起
こすことにチャレンジし続けます。
20
大同薬品工業の特徴と強み
大同薬品工業の特徴と強み
大同薬品工業
真似できない
ものづくりで、
健やかな暮らしに
貢献します。
1
大同薬品工業の特徴と強み
3
85億48百万円
9億79百万円
(5.7%)
(19.6%)
ドリンク剤の研究、
開発、製造に
取り組みOEM
(受託製造)
ビジネスを展開
収益性が高くグループ内で
安定収益を確保するセグメント
飲料受託製造部門である大同薬品工業は、ドリンク剤の研究、開
り、
DyDoグループ内で安定収益を確保するセグメントとし
発、製造に取り組み、OEMに特化したビジネスを展開。医薬品・医
て位置づけています。受託製造企業として、最も大切であ
薬部外品ドリンクから、女性向けの美容ドリンクにいたるまで、幅広
る安全安心な生産体制の維持強化に努めるとともに、
受注
く製造しており、年間約50品目の開発に携わるNo.1受託メーカー
拡大に向けた積極的な提案営業を推進し、安定的な業績
■ 飲料受託製造部門
です。市場を見据えた生産体制と、スピードとクオリティを両立し、
が維持できるよう、
事業としての足場を固めていきます。
■ 食品製造販売部門
大同薬品工業の事業は、非常に収益性の高いビジネスであ
連結売上高
連結営業利益
1,498億56百万円
49億88百万円
(2015年度)
(2015年度)
■ 飲料販売部門
(注)セグメント別売上高は外部顧客への売上高
多品目・少量生産にも対応可能な生産体制を有しています。
製品開発の流れ
製品
企画
製品化
大同薬品工業は、医薬品を中心とする健康飲
料等のドリンク剤の OEM(受託製造)ビジネ
スを展開しています。近年、
「美容・健康」市場
が伸長する中、ドリンク剤の専門知識とノウ
ハウを武器に、市場ニーズに即した新素材の
配合や様々な容器形態に対応できる生産体
制をいち早く確立することで、多方面の企業
大同薬品工業の特徴と強み
2
安全安心な生産体制の維持強化を
図りながら、No.1受託メーカーとして
の飛躍をめざします
ISO9001やFSSC22000 の認証を取得するなど、医薬品を製造
から受注を獲得しています。これからも、共
することのできるGMP適合工場として、高い安全性を担保する品
同開発メーカーとのパートナーシップのもと、
質管理・保証体制を確立しており、顧客である大手医薬品メー
皆様の健やかな暮らしに貢献できる製品を
カー、化粧品メーカー、健康食品メーカー各社から高い評価をい
つくり続けます。
企画・開発
生産
品質管理・品質保証
原料、原薬の情報収集を常に行い、時
最新設備の導入を行いながら、多様化
製品の品質を確保するための品質管理
代やトレンドを考察した製品をご提案。
するニーズに沿った生産体制を構築。
と、製造前および製造段階での製造品
製品化まで何度も試作を重ね、満足度
高品質と高効率の両立をモットーにし
質を確保する品質保証。品質に関わる
の高い製品をお届けします。
ています。
すべてを厳しく精査し、確かな安全を
図っています。
ただいています。
ISO9001
製品やサービスの品質保証を通じて組織の顧客や市場のニーズに応えるために活
用できる品質マネジメントシステムの国際規格です。
FSSC22000
食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000と、それを発展させた
イギリスの規格PAS 220を統合し、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)が 制定した
ベンチマーク承認規格です。
GMP
Good Manufacturing Practice(適正製造規範)の略で、原材料の受け入れから
製造、出荷まで全ての過程において、製品が「安全」に作られ、
「一定の品質」が保たれ
るようにするための製造工程管理基準のことです。
声
従業員の
お客様目線で高品質の製品づくりを追求し、
市場のニーズに応えていきます。
私は、製品を一定の品質で製造するための処方・製造方法の確立に取
り組んでいます。OEMビジネスでは製造をご依頼くださるお客様から
開発本部
開発部 商品開発課
宮本 行崇
の信頼が何より重要と考えており、そのためにお客様の意向を理解し、
常にお客様目線で業務を進めるよう心掛けています。一番の喜びはメ
ンバー一丸となって課題に対応し、受注に繋がったときです。一人ひと
りの努力が実を結び、
お客様の要望を満たせたことに誇りを感じます。
市場のニーズは日々変化しており、お客様から求められる要望もより高
くなっています。そのような中で、今後も様々な課題に対応し、ヒット商
品に繋がるよう努めていきます。
21
22
たらみの特徴と強み
たらみの特徴と強み
たらみ
1
製品開発の流れ
高い知名度とブランド力により、
フルーツデザートゼリー市場において
トップシェアを維持
製品
企画
製品化
食品製造販売部門である「たらみ」は、高い知名度とブランド力に
より、フルーツデザートゼリー市場においてトップシェアを維持。
2012年6月の連結子会社化後、DyDoグループ第3の柱として連
笑顔や感動を生む
製品開発と
ブランド強化に
チャレンジします。
結業績に大きく貢献しています。
「時
代へのチャレンジを続け、お客様の
驚きや感動を生む商品を提 供した
ルーツデザートゼリー市場において、トップ
シェアを維持。ブランド強化を図り、さらなる
成長をめざしています。おいしいものを口に
たらみ
い」という商品作りの姿勢を持ちな
がら、成長を続けるフルーツデザート
ゼリー市場の中で40%以上の高い
B社
A社
シェアを維持しています。
※2016年1月現在当社調べ
たらみの特徴と強み
たらみは高い知名度とブランド力により、フ
その他
2
常に
「お客様」を中心に置き、
その「暮らし」を見つめ、より良い
「おいしいもの」
を創造していく
今後も安定的な成長が期待できるものと考えています。今後はフ
切な人の笑 顔はいとおしく、見ている人も
ルーツデザートゼリー市場での確固たる地位を築きつつ、より付
ハッピーにします。毎日が笑顔でいっぱいに
加価値の高い商品、新たなデザート市場、販売チャネルの開拓を
うに。
「おいしい」が紡ぎだす、さりげない日常
の中の幸せを一人でも多くの人に届けたい。
そんな想いを胸に、たらみはこれからも様々
なことにチャレンジします。
開発
生産
品質管理
たらみのゼリーづくりは、市場
マーケティングによる市場
衛生管理の行き届いた最
どんなにおいしくても、安全への配慮
が求める おいしさ を探す作
ニ ー ズ とたら み 独 自 の
新鋭の設備で生産されて
がなされていなければ、良い製品とは
業から始まります。綿密な消
シーズ
(味・食感など)
開発
いるたらみのフルーツデ
いえません。たらみでは、国際基準に
費者インタビューやターゲッ
によって、お客様へおいし
ザートゼリー。世界最大級
則った独自の衛生・品質管理体制を確
ト層へのモニタリングを繰り
さの提案をしています。
フ
のフルーツデザートゼリー
立し、すべての製造工程において厳し
返し、お客様の期待に応える
ルーツの機能性成分やお
生産ラインを誇るたらみの
いチェックを実施。おいしさと同じ高い
品質に達したと判断できた製
いしさに関係する成分の
工場では、最新のメカニッ
レベルで、品質管理も徹底して追求し
品のみを市場に出します。
さら
分析、
ゼリー部分の食感等
クによって、高品質な「たら
ています。今後
に、フルーツは品質とコストの
の検討、製品の分析型官
み」の製品が生み出されて
もさらな る 品
適正なバランスを厳正に見極
能評価を繰り返し実施す
います。
めながら、最適な素材を世界
ることで新たな味わいや食
た 取り組 みを
中から厳選して調達します。
感を発案し続けます。
進めます。
質 向 上にむけ
ISO9001登録 FSSC22000登録
JQA-QM5315
JQA-FC0064
小長井工場
カップデザート
(化粧箱入り製品を除く)
フルーツデザートゼリー市場は、お客様の健康志向を背景として、
した時、人は満ちたりた笑顔になります。大
なりますように。笑顔の連鎖がつづきますよ
企画
志向し、
さらなる成長をめざします。
主なラインアップ
くだもの屋さん
シリーズ
とろける味わいシリーズ
声
従業員の
まだ見ぬフルーツゼリーを生み出し、
お客様の期待を超えていきます。
私の仕事は、お客様が求める味わいや食感について研究を重ね、お客様の
期待を超えるフルーツデザートゼリーを開発することです。
お客様視点で商品化に繋げるために、視野を広くもって物事を考えること
を重視しています。そのために、普段からジャンルに捉われず、様々な食品
を試食するよう心掛けています。また、アイ
ディアを商品化するには、メンバーで開発
の方向性を え、わずかな違いを的確に表
現する力が常に求められます。私は現在入
社2年目ですが、それに応える知識と技術
Happiness
every
シリーズ
をしっかりと身に付け、たらみのヒット商品
となるフルーツデザートゼリーを自らの手
で生みだしていきたいと考えています。
開発部 製品開発グループ 冨澤 諒子
23
24
海外展開
Global
Challenge
2013年12月
ロシア・モスクワ市で
自販機ビジネスを展開
2008年7月
1 0 0 % 出 資 の 現 地 法 人「 D y D o D R I N C O
RUS,LLC」
を設立。
ロシア・モスクワ市における自販
上海で清涼飲料水を販売
機展開を推進し、
当社の強みである
「自販機ビジネス
モデル」の横展開を図ることで新たなビジネスチャ
ンスの創出をめざします。
100%の現地法人
「上海大徳多林克商貿有限公司」
を設
立。
DyDoブランドの清涼飲料水の拡販に取り組みます。
DyDoグループは
海外展開を加速させ
新たな市場の開拓に
チャレンジします。
ロシア
2014年12月
トルコ
台湾 大江生醫股份
有限公司との提携
台湾で美容系ドリンクや保健食品等の受託製造を
行う「大江生醫股份有限公司」に出資。協力関係を
さらに深めることで、
中国市場・ASEAN市場におけ
DyDoグループは、持続的成長の実現に向け
る成長機会の取り込みをめざします。
中国
て、高い成長性を見込める海外市場への展開
台湾
を加速しています。2015 年には、トルコとマ
レーシア市場への参入を決定しました。今後
は、ロシアをHUBとしたCIS 圏、マレーシア
をHUBとしたイスラム圏、上海をHUBとし
た中華圏において、さらなる事業拡大を図っ
2014年11月
ていきます。
マレーシア
2016年2月
トルコ共和国 Yildiz
Holding A.Ş.の飲料
事業会社の子会社化
トルコのYildiz Holding A.Ş.の飲料事業会社の株
式取得に合意し、株式取得を完了。将来的にも飲
料マーケットの拡大が見込まれるトルコ市場にお
いて市場スピードを上回る成長をめざします。
インドネシア
2015年12月
マレーシア Mamee Double
Decker(M)Sdn.Bdh.(マミー社)の
飲料事業部門への資本参加
インドネシア共和国
PT. Aeternit Prima
Mandiriとの合弁会社
「PT. Tarami Aeternit
Food」を設立
インドネシア市場で、たらみブラ
ンドのフルーツゼリーの製造・販
売を展開しています。
マレーシアの 大 手 食 品 メー
カーであるマミー社の飲料販
売部門の資本参加に合意し、
株式 取得を完了。今後は、マ
ミー社の強 力な販 路 を活用
し、
マレーシア飲料市場におい
てさらなる成長をめざします。
25
26
CSR 活動
お客様 には
「高い品質にいつもサプライズを添えて!」
http://www.dydo.co.jp/csr/product.html
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
CSR基本方針
製品企画段階のチェック
製造段階のチェック・流通・販売段階のチェック
私たちは
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。
」
というグループ企業理念に則り、
ステークホルダーの皆様の声を
経営に生かし、豊かで元気な
社会づくりに貢献します。
お客様には
「高い品質にいつもサプライズを添えて!」
安全安心はもちろん、喜びと感動をお届けします。
製造前から徹底した原材料の
規格・品質チェックを実施。
製品の企画段階から、必要となる原材料に目を向け、規格
等のチェックを開始しています。さらに製造前段階におい
を行い、さらにダイドードリンコが製品検査を実施します。二度にわたる厳しい品質チェックを行うことにより
「食の安全」確保に努めています。
産地・加工工場の現地確認を行っています。
選ばれた協力工場
製品の企画・開発
協力工場
協力工場
検査工程
協力工場
〈原材料規格書によるチェック〉
原材料メーカー、
原産国、
配合率、
アレルギー物質の有無、
遺伝子組み換えの有無
牛および豚由来原料の有無など
❶原材料・
資材受入検査
❷製造管理
❸製品検査
❶原材料検査
❷製品検査(外観・物性値など)
❸製品検査表チェック
❹恒温検査※2
❺放射性物質検査
検査合格
(外観・物性値など)
取引先には
「次の成長ステージへ共にチャレンジ!」
経営ビジョン・経営戦略を共有し、ビジネスパートナー
との信頼関係を深めます。
社会には
〈現地視察によるチェック〉
産地、加工工場などの現地確認
※1 食品原料には食品衛生法による規格基準があり、有毒・有害
物質や微生物に対する安全性、使用添加物等飲食に起因す
る衛生上の危害の発生を防止する目的で定められています。
製品
❹恒温検査※2
❺微生物検査
(細菌など)
鮮度管理
製品
製品
営業拠点
※2 製品に一定の温度をかけ、中味液の
性状や風味を確認
自販機
法令に適合した
安全な原材料のみを使用
お客様
品質規格、製造工程、
取り扱い条件、
食品衛生法上の安全性※1、残留農薬
製造・検査工程
検査合格
〈品質規格書(品質保証書)によるチェック〉
協力工場を選定
社内コミュ二ケーションを促進し、チャレンジする人材
を育成します。
製造を協力工場に委託する、ファブレス企業ならではのダブルチェック体制を実現。製造時に各協力工場が検査
ても厳しく品質をチェック。必要に応じて原産地に出向き、
従業員には
「ダイナミックに働き、達成する喜びを!」
ダブルチェック体制で確固たる品質管理を。
小売店
工場監査
「人や社会との絆を大切に!」
自社内及び各協力工場で、
厳しい品質チェックを実施
事業活動やコミュニティ活動を通じて、地域社会の
活性化に貢献します。
株主には
「継続的な企業価値向上を!」
健全なガバナンス体制により、安定的な還元を実現
します。
お客様目線で知りたい情報を、
Webサイトにて掲載
おいしさはもちろん、一人ひとりのお客様に安心をお届けした
いから。ダイドードリンコWebサイトにて、主要製品の原材
料・栄養成分一覧表を開示しています。
また、お問い合わせの多いリン・カリウ
ム・カフェインの含有量やアレルギー
特定原材料の情報も掲載しています。
27
協力
工場 の
声
株式会社
日本キャンパック
品質保証部 部長
小松 澄男 様
お客様の声と真伨に向き合い、
商品・サービスの向上へ
株式会社日本キャンパックは「品質日本一」を
目標に、日々品質活動に取り組んでいます。
ダイドードリンコではお客様相談室を設
また、お客様の満足のため高品質な製品を
け、お問い合わせやご意見、ご感想、ご要望
求められており、その期待に熱意をもって
などを広く受け付けています。お寄せいた
応えていきたいと考えています。毎年実施
だいた声は当社の貴重な
している「品質保証監査」では、当社の品質
経営資産として、製品お
管理内容を確認・共有し、その中でお互い
よび自販機の開発やサー
の品質意識が高まり、良い製品づくりに結びついていると感じています。長くお取引
をさせていただいており、良い信頼関係が築かれているものと感じています。
ビス向上に役立てさせて
いただいています。
28
CSR 活動
「ダイナミックに働き、達成する喜びを!」
従業員には
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
http://www.dydo.co.jp/csr/employee.html
人事基本理念
多様性の尊重
❶チャレンジ精神に充ち れ、変革(イノベーション)の担い手と成り得る多様な人材の
採用
❷ビジョンを描きチャレンジするために必要な知識・スキルの向上を図り、変革(イノ
ベーション)を起こすことができる人材の育成
❸持続的なチャレンジを可能とする組織風土・人事制度の構築
ダイドードリンコでは、性別・年齢・国籍などをこえた多様な人材の価値観を尊重し、個々の力を最大限
人材育成の
取り組み
ダイドードリンコでは、主体的に行動し、失敗を恐れず高い目標に向かいチャレンジできる人材を育成
するとともに、共存共栄を常に意識し、個人の成長と共にチームとしての強みを発揮させながら、グロー
バルに活躍できる人材を育成します。
研修体系の整備
従業員のチャレンジの支援制度
ダイドードリンコでは、各階層で必要となる知識や考え方の習得
DyDoグループは、持続的成長の実現に向けて、従業員一人ひ
を目的とした階層別研修と専門スキルの習得を目的とした部門
とりが理想を掲げ、チャレンジすることが重要だと考えていま
別研修により、従業員の能力の開発・発揮をめざしています。新
す。そこで、全従業員から将来に向けて実現すべきアイディア
卒入社5年目までは、業務遂行力の向上に向けて新たな視点や
を募集し、グループや部門の枠を超えてダイナミックにチャレ
気づきを得るために、年次に応じたテーマで集合研修を実施し
ンジできる制度を整えています。2015年度は1,550名の従業
ています。
員から659件の応募が集まり、自販機体験授業をはじめとし
た多数の企画が実現しました。
発揮することが企業の持続的成長につながると考えています。
※自販機体験授業については、P.34をご覧ください。
男女別の新入社員数の推移
女性従業員の雇用推進
(人)
(%)
20
60
ダイドードリンコでは、多様な人材の確保の1つと
して、女性の積極的な採用・育成に取り組んでい
15
40
10
ます。計画的な採用活動を推進し、2011∼2015
年度の新入社員における女性比率は47.5%と
0
なっています。
障がい者の雇用推進
20
5
2011
2012
2013
女性採用者
女性採用者比率
2014
2015(年度)
0
営業所長を対象としたマネジメント研修
男性採用者
ダイドードリンコの障がい者雇用率は2.14%です(2016年1月20日現在)。一人ひとりの強みや能力をさ
らに伸ばし、
共に成長できるよう取り組んでいます。
自発的に学ぶ環境づくり
ダイドードリンコでは、従業員の自己研鑚を支援するために、
「e-ラーニング」を導入しています。また、次代を担う人材として
のステップアップを図る「ビジネス勉強会」を若手従業員が自
海外生活経験のある人材の積極的採用
ら企画し、
継続的に実施しています。
ダイドードリンコでは、グローバル化の推進に向けて、日本人・外国人留学生や海外でビジネス経験のあ
る人材の積極的な採用に取り組んでいます。その一環として、海外で開催されているキャリアフォーラム
社内公募制度
への参加や海外大学卒業者を対象にした秋入社制度の導入を行っています。
ダイドードリンコでは、従業員のモチベーションアップや、組織
の活性化などを目的とした社内公募制度を導入しています。従
業員自らの意思でキャリアアップを考え、グループ内での希望
声
従業員の
将来は国境を越えた仕事がしたいという想いから、大学卒業後、語学習得と貿易資格
部署に自らチャレンジすることが可能です。
チャレンジ制度の告知ポスター
習得のためにアメリカへ留学しました。現地の就活フォーラムに参加した際、当社の
温かい雰囲気と社員を大切にする社風を感じ、入社を決めました。入社後は、未進出
海外事業部
坂賀 由麻
国の新規開拓や海外取引先への営業・輸出業務を担当しています。海外での生活を
経験したことで、日本と海外の考え方の違いや生活習慣の違いを受け入れた上で、柔
軟な営業や戦略立案を行うことができると感じています。今後は、相手国の人々の立
場に立って考え、営業力のみならずマーケティング力を磨くことで、海外において
声
従業員の
マーケティング部
商品開発グループ
上地 達也
DyDoグループでは、経営陣からのメッセージやDyDoグループの事業紹介、社員から家族への
自販機などの活用を通じて解決案を提案する営業を行っていました。営業活動でお客
様と対話を重ねていく中で、
「この経験を活かせる商品開発をしたい」
「飲料の未来を形
「DyDoといえばコレ!」という定番商品を作り上げることをめざします。
従業員の家族とのコミュニケーション
私は入社後、法人企業のお客様と関係を構築し、お客様が抱える様々な課題に対して
づくる業務に携わりたい」との想いが募り、希望部署での公募に手を挙げました。配属
された今は、人々の生活が毎日の飲料体験を通してより豊かになるよう、小さな気づき
やイノベーションを重ねて、新しい価値を創りだすぞ!という気持ちでいっぱいです。社
内公募制度は、自身の過去と未来のキャリアを含めた人生について真剣に向き合い、
周囲の支えに気付くきっかけとなりました。今後は、そのことを励みにさらにステップ
アップしていきたいと思います。
メッセージなどを掲載した家族報「Fanpany」を発行しています。冊子名「Fanpany」は「Family
+ Fan +Company」
(家族がファンになる会社)の造語で、ご家族に向けてDyDoグループへの
理解促進に取り組んでいます。
29
30
CSR 活動
「次の成長ステージへ共にチャレンジ!」
取引先には
「人や社会との絆を大切に!」
社会には
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
http://www.dydo.co.jp/csr/business_partner.html
取引先説明会の
開催
ダイドードリンコでは、取引先様と相互
信頼に基づく、より良いパートナーシッ
http://www.dydo.co.jp/csr/jihanki/
自販機による
社会貢献
地方自治体と締結している災害時における支援協定
ダイドードリンコは、大規模な災害が発生したときなどに、当社の物流拠点および災害救援自販機(災害
プを構築するため、日々のコミュニケー
救援ベンダー)内の在庫商品を無償で提供することを約束した災害支援協定を各地の地方自治体と締
ションに加え、定期的に施策説明会を
結しています。この協定により、地方自治体の大規模災害時に備えた飲料水保管の負担軽減に貢献して
開催するなど、取引先様と当社の経営
います。
ビジョン・経営戦略を共有しながら、共
※「災害時における飲料の提供協力に関する協定」
は当社と協定を締結した地方自治体への対応に限られます。
に発展していくことをめざしています。
災害時の物流拠点・自販機からの飲料供給
健全なパートナーシップ
ダイドードリンコは法令を遵守した公正な取引を通じて、取引先様との健全なパートナー
シップの構築に努めています。
避難所
避難所
飲料
普段は通常の自販機です
が、災害等で 停電になっ
飲料
事例
た場合、管理者の操作で
コンプライアンス経営を推進していくために、違法行為やそのおそれがある行為などについての相談や通報のための窓口
飲料
として「ダイドー・コンプラホットライン」を設置しています。DyDoグループ取引事業者の従業員の皆様も制度の対象に加
え、速やかな調査と適切な措置・対策が出来る体制を構築しています。
ロケーションオーナー様
との対話
災害救援ベンダー
避難所
非常用電源に切り替わり
避難所
飲料
ます。停電後48時間以内
であれば、
最大で約500本の商品が搬出可能です。
ダイドードリンコの自販機は全国に約28万台。設置先のロケーションオーナー様とは、自販
機の設置交渉時のみならず、設置した後もきめ細かいコミュニケーションを図り良好な関係
自販機を通じた募金活動
を構築しています。
自販機設置先のロケーションオーナー様にもご協力いただき、自販機による収益金の一部を募金として寄付する「社会貢献型自販
機」の設置を推進しています。全国の森林づくりに役立てられる「緑の募金自販機」をはじめ、様々な募金自販機を展開しており、集め
声
取引先様の
営業担当の方の誠意のある定期的な訪問活動で好印象となり、当社のレイアウ
られた募金は、
各団体・機構を通じて各々の活動に役立てられています。
ト変更時にできた空スペースに設置することになりました。定期的な商品の入れ
替えやニーズに合った対応等、細かなところに気を配っていただけています。
募金
また夏場に本社在籍部署の従業員を対象に熱中症対策のサンプリングイベント
株式会社ヤマダ・
エスバイエルホーム 様
全国緑化運動推進の支援
営業担当の方の誠意ある対応が当社従業員に評価され、各支店・営業所に導入
を勧めています。
設置・契約
収益金の一部
販売手数料
自販機設置先オーナー「募金自販機」
「ダイドーベンディング
共栄会」の皆様との対話
緑の募金自販機
を開催頂き、
みんなで美味しく頂きました。
盲導犬育成募金自販機
盲導犬育成の支援
ギャラクシー募金自販機
募金
難病と闘う子供たちへの支援
ダイドードリンコ特約オペレーター(当社商品を取り扱う自販機運営事業者)を組織するダイ
ドーベンディング共栄会の皆様は当社の創業当初より、当社の方針を深くご理解いただき、
良好な関係を構築しています。
サンゴ植付支援自販機
ダイドードリンコは、
「 サンゴ植付支援自販機」の展開を進め
声
取引先様の
国津商事株式会社
代表取締役社長
國津 元司 様
1992年の春にダイドードリンコさんとの出会いがあり、清涼飲料水の取扱いを
ています。自販機による売上収益金の一部をサンゴ礁の再生
始めることになりました。季節変動が大きなアイスクリーム事業(国津商事様の
に活用することで沖縄の海の環境保全に貢献しています。ま
当時の事業)だけでは経営は安定しないと常々考え、多角化の一環として始めた
た、自販機設置のみならず、サンゴ礁の植付活動にも参加し
事業が今や本業となっています。
ています。
ダイドードリンコのグループ理念「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」のもと、
当社は、お客様の満足と、従業員とその家族の喜びの為に、飲料自販機ビジネス
を通じて、
地域社会に貢献していきます。
31
32
CSR 活動
社会には
「人や社会との絆を大切に!」
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
http://www.dydo.co.jp/csr/jihanki/
地域コミュニティ 地域コミュニティ貢献積立金
「自然」
「社会」
「人」が関わりあい共存していく中、DyDoグループの発展は豊かな地域社会の実現と共に
貢献活動
手作り自販機キットによる親子支援
自販機体験教室による地域貢献
ダイドードリンコの資産である自
ダイドードリンコの営業所に、地域
販機を活用して社会に貢献したい
の子どもたちを招き、自販機の歴
との想いから、大人と子どもが協力
史や機能を紹介し、自販機への商
して手作りで完成させる「ダイドー
品補充を体験してもらうなど、子ど
あるべきとの考えから、継続的な社会貢献活動の実現を目的とした「地域コミュニティ貢献積立金」を設
ドリンコ ペーパークラフト自動販
もたちが自販機について楽しく学
けております。本積立金は一時的な支援に止まらず、単年度の業績に左右されることなく中長期的な支援
売機キット」を制作し、全国の子ど
べる機会を提供しています。
を行うために、こうした目的積立金の方式を採用しています。
もたちに無償提供しています。
東北エリアへの
「ダンス授業サポート」
による文化支援
福島県の子どもたちに対する運動不足解消に向けた支援
東日本大震災への継続支援
東日本大震災の被災地の子
福島県内の子どもたちの
被災した子どもたちに学び・自立
「ハタチ基金」
どもたちが「ダンスを通じて
運 動不足解消とストレス
の機会を提供するために、継続的
(口座設置団体:公益財団法人日本財団)
明るく元気になってほしい」
解消を目的に「踊育(だん
な 支 援 を 行 う「 ハタチ 基 金 」に
との願いから、2012年より
いく)-親子ヒップホップ教
2012年より毎年1千万円を寄付し
「踊育(だんいく)-東北ダン
室-@ふくしま」を実施して
ています。
スプロジェクト-」を実施して
います。また、2015年から
います。2015年度は、岩手
はロコモティブシンドロー
県、宮城県、福島県の計101
ム予防への効果が期待で
校でダンス授業を実施し、合
きるダンスを取り入れてい
計8,471人を支援しました。
ます。
声
協力団体の
公益社団法人
日本ストリート
ダンススタジオ協会
五十嵐 修子 様
DyDoグループ
の取り組み
私は、
「踊育」をサポートするインストラクターとして、東北の子どもたちをはじめとす
る多くの方々と有意義な時間を共有しています。どの会場でも皆様が笑顔で「ダンスは
楽しい!」と言ってくださり、私自身もやりがいを感じています。皆で一緒にダンスを楽
しむ時間が今まで以上に増えていくことで、東北全体が更に明るく元気になっていく
ダイドードリンコ
日本の祭り
東北復興 絆 義援金自販機による支援
当該自販機における月間売上の約10%(1本当たり約10円)を岩
手県、
宮城県、
福島県の各漁業連合に寄付しています。
日本の伝統文化である祭りを応援することで、人と人
の絆づくり、地域の活性化に役立ちたい、と始めたこの
取り組みも、今年(2016年)で14年目。北は北海道から
南は沖縄まで全国35ヵ所の祭りを応援します。祭りを
と考えています。これからも、皆様が笑顔で健康になれる本活動に精一杯取り組んで
元気にすることは、日本を元気にすること。これからも、
いきます。
地域の方々や行政と協力し、活気ある地域づくりのお
手伝いをしていきます。
大同薬品工場見学
(小学校)
たらみの児童養護施設への支援活動
大同薬品工業では地域の皆様との絆づくりの一環として、近隣小
たらみは、長崎県の企業として「まずは地元の地域社会に貢献
学校などの工場見学を積極的に受け入れています。地域の皆様に
をしたい」という想いから、長崎県内に11ヵ所ある養護施設の子
事業内容をご理解いただき、より身近に感じていただける工場を
どもたちへ、たらみ製品のゼリーをお届けしています。2008年
めざして、今後も皆様とコミュニケ−ションを図り、信頼関係の構
12月の開始以降、毎月寄付しており、子どもたちからも大変喜
築・維持に努めます。
ばれ、可愛らしい寄せ書きも数多くいただいています。たらみの
ゼリーからたくさんの子どもたちの笑顔が生まれることを願っ
て、これからも支援活動を続けていきます。
声
先生の
社会科の学習で自分たちが住む地域の工場見学をすることで、そこで働く人の苦労や工
夫を知り、自分たちの町の魅力や温もりを感じてほしいと考え、工場見学をお願いしま
した。子どもたちは徹底した衛生管理や品質検査を間近で見たことで、安心して商品を
城市立
忍海小学校 教諭
森永 真知子 様
33
飲むことができるのは工場で働く人の努力があるからだということに気付くことができ
ました。また、原料の水には 城山系の水が使われているということを知り、自分たちの
町の魅力を再確認することができたようです。
34
CSR 活動
環境には
「美しい地球の恵みを飲料や食品でお届け!」
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
http://www.dydo.co.jp/csr/eco/
商品での
環境活動
環境配慮型スチール缶
ダイドードリンコは、主力カテゴリーである缶コーヒーの一部商品で、最先端技術を駆使して実現した国
内最軽量のスチール缶 TULC新型缶 を採用しています。これにより、原料であるスチールの使用を抑制
環境方針
しています。
容器包装軽量化
基本理念
リデュース
DyDoグループは、共存共栄の考えのもと、地球の恵みを享受した飲料や食品を「人」と「社会」にお届けしております。
私たちは、美しい地球と豊かで元気な社会を次代に引き継いでいくことが重要な責務であると考え、自然環境と
調和のとれた経営を継続推進してまいります。
行動指針
事業活動に適用される環境関連法規制等を遵守します。
● 事業活動の中で常に省資源化・省エネルギー化に努めます。
● 製品及びサービスに含まれる環境負荷の低減に努めます。
●「人」
「社会」とのコミュニケーションを図り、環境と経営の両立に努めます。
●
制定:2001年 6月7日
改定:2014 年 4月16日
ダイドードリンコ株式会社
代表取締役社長
社員・オフィス
での環境活動
容器タイプ
1987年度
2015年度
185gスチール缶
37.2g
21.2g
約43%
軽量化
Reduce
原料の
使用抑制
森林保全活動
森が育んだ土壌の浄化作用により、雨水はおいしい水へと生まれ変わります。清涼飲料のもととなるおいし
い水を生み出す森を守るために、自治体と森林の里親契約を締結するなど、地域の森林ボランティア活動
に積極的に参加しています。また、地域住民の皆様を招いて間伐材工作教室を開催するなど、地域との絆づ
くりにも取り組んでいます。
自販機での
環境活動
グリーン電力証書システム
ダイドードリンコは2002年に清涼飲料業
界で初めて「グリーン電力証書システム」に
参加しました。これは自然エネルギー発電
を委託してコストを受け持ち、交付される証
書によってグリーン電力を利用したとみなさ
れる仕組みです。参加当初から当社の契約
風車(秋田県)は稼働を続けており、年間約
100万kWhつくられるクリーンエネルギー
で、化石燃料の枯渇防止やCO 2排出量削減
に貢献しています。
次代に欠かせない自然エネルギー(グリーン電力)を一人でも多くの人に
知ってもらいたくて、全ての自販機にステッカーを貼っています。
声
自治体 の
長野県
東筑摩郡朝日村
村長
中村 武雄 様
1 風力発電委託
日本自然
エネルギー株式会社
6 グリーン電力
さんと朝日村の里親・里子の関係がスタートしました。中部第一営業部の皆さんで結成
されている「森林整備隊」は朝日プライムスキー場付近の除伐や枝打ちだけでなく、近
隣に住む親子を招いて間伐材工作教室を実施するなど地域住民との絆を大切にして
頂き、大変感謝しております。2014年には「ダイドードリンコプライムの森」看板を新調
して頂き、さらに絆が深まったと感じております。これからも国土を守り、地球温暖化
の抑制に取り組み、
「おいしい水」を育む大切な森をいっしょに育てていきたいですね。
2 再委託
4 発電実績報告
証書発行
電子化ペーパーレス
5 第三者による実績認証
本社役員会議室へ電子会議システムを導入し、経営陣が率先し
てペーパーレスを推進しています。
グリーン電力認証機構
風力発電
事業者
従来通りの
電力供給
長野県が2003年に始めた「森林の里親促進事業」の第一号として、ダイドードリンコ
各地域の
電力会社
各地域の
電力会社
また、モバイル端末を社員へ配付し、不要なプリントを抑制す
ると同時に、タイムリーで効率的な商談を実現しています。
3 電力販売
本社役員会議室の電子会議システム
経営陣が率先垂範でペーパーレスを推進しています。
35
モバイル PC 導入による
ペーパーレス化
36
CSR 活動
株主には
「継続的な企業価値向上を!」
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
http://www.dydo.co.jp/csr/stock_holder.html
情報開示の
方針
株主・投資家
との対話
DyDoグループでは、株主、投資家をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様に当社グループへの理解
を深めていただくとともに、皆様の声を経営へフィードバックすることで企業価値の最大化に取り組んでいま
す。そのため、個人投資家様を対象とした会社説明会や機関投資家様を対象とした決算説明会などの機会を
積極的に設け、株主・投資家の皆様との対話を充実させています。
ダイドードリンコは株主、投資家をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様へ、透明性、公平性、継続性
を基本に迅速な情報提供をめざします。会社法、金融商品取引法その他の諸法令ならびに東京証券取引所
2015年度の株主・投資家様向けイベントの実施回数
の定める適時開示規則に準拠した情報開示の他、当社への理解を深めていただくために有効と思われる情報
についても、可能な範囲で、積極的かつ公平な情報開示に努めます。
株主総会
決算説明会
2
スモールミーティング
4
個人投資家様向け会社説明会
15
ダイドードリンコでは、株主総会を株主様との建設的な対話の場と認識し、公平で迅速な情報開示をはじめ、
株主様がスムーズに議決権行使できる環境整備に取り組んでいます。
招集通知の迅速な開示
2015年度の個人投資家様向け
会社説明会実績
株主様に十分な議案検討時間を確保していただくため、招集通知の早
埼玉 1
期発送や発送前のホームページ掲載を行っています。
神戸 1
海外の株主様に向けて、上程する議案の英訳版をホームページに掲
議案の英訳
札幌 1
大阪 2
仙台 1
広島 1
東京 4
載しています。
福岡 1
郵送による議決権行使に加え、パソコンやスマートフォンなどを用いたイ
議決権行使方法の拡充
ンターネットによる電子投票の仕組みを採用しています。また、機関投資
家様向け議決権行使プラットフォームに参加しています。
事業報告の動画配信
名古屋 2
奈良 1
動画はこちらから http://www.dydo.co.jp/corporate/ir/event/results_briefing.html
遠方にお住まいの方や事情により株主総会にご参加いただくことができ
ない株主様に向けて、ホームページで事業報告を動画配信しています。
株主様向け通信誌
株主様には、株主様向け通信誌「DyDo Challenge通信」を通じて、IR活動における重要なテーマである「双方向コミュニケーション」
株主還元に
関する
考え方
ダイドードリンコは、株主様への利益還元を経営
1株当たりの配当金の推移
上の重要な課題のひとつと認識しています。利益
(円)
配分につきましては、持続的成長に必要となる内
60
部留保と株主還元のバランスを考慮し、安定的な
50
配当を継続することを基本方針としています。
40
今後とも、厳しい収益環境が続くことが想定され
ますが、収益性をさらに高め、持続的な利益成長
60
60
を図っています。
60
60
50
30
安定かつ継続的に利益配分
を実現することにより、中期的な増配基調をめざ
20
していきます。
10
0
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
クイズでお楽しみいただける表紙
株主様のご質問にお答えするコーナー
株主様のアンケート結果を
毎回フィードバック
当社 HP でさらに詳しい株主様のアンケート結果を掲載
株主優待について
毎年1月20日・7月20日現在で1単元(100株)以上
保有の株主の皆様へ、日ごろの感謝の気持ちを込
めて「オンリーD yDo」のおいしさを盛り込んだ
3,000円相当のDyDoグループ商品詰め合わせを
お届けしています。
年2回
割当基準日:
1月20日、
7月20日
2016 年1月20日現在の株主の皆様に進呈した株主優待品
37
38
コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンスに関する基本方針
当社グループでは、経営環境の激変に対応し、将来にわたる持続的成長の実現と中長期的な企業価値向上をめざすため、透明・公正か
つ迅速・果断な意思決定を実現するグループガバナンスが必要であると考え、
「コーポレートガバナンスに関する基本方針」を策定してお
ります。今後も、コーポレートガバナンスの継続的改善に取り組んでまいります。
さらに詳しい内容はWEBに掲載しています
http://www.dydo.co.jp/corporate/ir/governance/
(1)株主の権利・平等性の確保
2.コーポレート
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」のグループ理念に基づき、多様なステー
ガバナンス・コード 当社グループは、
クホルダーとの協働を確保することに努めております。
重要なステークホルダーである株主の権
の基本原則への
利が実質的に確保されるよう適切な対応を行うとともに、株主がその権利を適切に行使するこ
対応方針
とができる環境の整備を順次すすめてまいります。
(2)株主以外のステークホルダーとの適切な協働
1. コーポレート
ガバナンスに関する
基本的な考え方
当社グループは、
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。その実現のためにDyDo グループは、ダ
イナミックにチャレンジを続ける。」との「グループ理念」のもと、健全な企業活動とコンプライア
ンスを徹底し、経営の効率性と透明性を高め、お客様、従業員、取引先、地域社会、株主といっ
た、すべてのステークホルダーの皆様との共存共栄を図りながら、持続的な成長と中長期的な
企業価値向上に努めることをコーポレートガバナンスの基本的な考え方としております。
当社グループは、
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」のグループ理念のもと、当社グループの
持続的な成長と中長期的な企業価値の創出は、お客様、従業員、取引先、地域社会といった、当
社を巡るすべてのステークホルダーの皆様によるリソースの提供や貢献の結果であることを十
分に認識し、
皆様の声を経営に生かし、適切な協働に努めてまいります。
また当社取締役会・経営陣は、これらのステークホルダーの権利・立場や健全な事業活動倫理
を尊重する企業文化・風土の醸成に向けてリーダーシップの発揮に努めてまいります。
(3)適切な情報開示と透明性の確保
グループ理念
当社グループは、株主、投資家をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様へ、透明性、公平
性、継続性を基本に、会社の財政状態・経営成績等の財務情報や、経営戦略・経営課題、リスクや
人と、社会と、共に喜び、共に栄える。
その実現のためにDyDoグループは、ダイナミックにチャレンジを続ける。
ガバナンスに係る情報等の非財務情報について、法令に基づく開示を迅速かつ適切に行うとと
もに、当社への理解を深めていただくために有効と思われるその他の情報についても、可能な範
囲で、積極的かつ公平な情報開示に努めてまいります。
(4)取締役会等の責務
グループビジョン
当社の取締役会は、株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、会社の持続的成長と中長期
的な企業価値の向上を促し、
収益力・資本効率等の改善を図るべく、
DyDoはお客様と共に。
高い品質にいつもサプライズを添えて、
「オンリー DyDo」
のおいしさと健康をお客様にお届けします。
DyDoは社会と共に。
グループ全体で生み出す製品・企業活動
「オールDyDo」が、豊かで元気な社会づくりに貢献します。
(1)企業戦略等の大きな方向性を示すこと(2)経営陣幹部による適切なリスクテイクを支える
環境整備を行うこと(3)独立した客観的な立場から、経営陣・取締役に対する実効性の高い監
督を行うことをはじめとする役割・責務を適切に果たすよう努めてまいります。
(5)株主との対話
当社グループは、株主の皆様との建設的な対話を促進し、持続的な成長と中長期的な企業価値
DyDoは次代と共に。
国境も既存の枠組みも越えて、
次代に向けて
「DyDoスタンダード」
を創造します。
DyDoは人と共に。
飽くなき
「DyDoチャレンジ」
で、
DyDoグループに関わるすべての人の幸せを実現します。
の向上に資する積極的なIR活動に努めます。これにより当社グループへの理解を深めていただ
くとともに、皆様の声を経営へフィードバックすることで企業価値の適正な評価を得られるよ
う、
信頼される企業をめざします。
コーポレートガバナンス体制の概要
(模式図)
選任・解任
株主総会
選任・解任
当社グループのコア事業である飲料販売部門は、清涼飲料という消費者の皆様の日常生活に密着
取締役会
選任・解任
監視
した製品を取り扱っており、部門売上高の約85%は地域社会に根差した自販機を通じた販売によ
監査
代表取締役社長
報告
内部統制担当取締役
ていることから、
「人と社会と共に喜び、共に栄える。」ことが会社としての責務であり、経営上の最
重要課題であると認識しております。そして、その実現のために、
「ダイナミックにチャレンジを続け
ていく」ための基盤として、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うための仕組みであるコーポ
レートガバナンスを継続的に改善していくことが、株主共同の利益に資するものと考えております。
会計監査人
このような当社独自のビジネスモデルは、ステークホルダーの皆様との信頼関係によって成り立っ
リスク管理委員会
顧問弁護士等
業者)により管理しております。
経営会議
連携
万台を保有する自動販売機は当社グループの従業員と共栄会(当社商品を取り扱う自販機運営事
助言・指導
経営により、当社は製品の企画・開発と自販機オペレーションに経営資源を集中し、全国に約28
報告
業務執行
選任・解任
るものです。また、自社工場を持たず、生産・物流を全国の協力業者にすべて委託するファブレス
連携
監査役会
人事総務部(法務グループ)
各事業部門
内部監査
監査部
連携
会計監査
39
40
コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンスの継続的改善に向けた取り組み
1. 持株会社体制への
移行
事業等のリスク
当社グループは、中期経営計画の達成をひとつの通過点として、次代に向けた企業価値創造
DyDoグループの経営成績及び財政状態などに重要な影響を及ぼす可能性があるリスクには、以下のようなものがあります。
へのチャレンジを続けていくことを目的として、グループ経営の基盤強化を図るため、2017年
なお、以下に記載している将来に関する事項は、2016年1月20日現在において当社グループが判断したものであり、事業等のリスクはこ
1月21日を目処に持株会社体制へ移行します。
れらに限られるものではありません。
現状
持株会社体制移行後
ダイドードリンコ
【国内飲料】 【海外飲料】
持株会社
ダイドーグループホールディングス
1. 国内経済情勢
8. 顧客情報
2. 飲料業界における市場競争
9. 食の安全・品質管理
たらみ
大同薬品工業
海外飲料管理会社
海外飲料子会社
︻海外飲料事業︼
ダイドードリンコ
︻国内飲料事業︼
たらみ
大同薬品工業
3. 販売の自販機チャネルへの集中及びコーヒー飲料への依存
10.有価証券の時価変動
4. 原材料・資材の調達
11. 人材の確保・育成
5. 生産体制
12. 海外における事業展開
6. 天候・自然災害
13. 企業買収及び事業・資本提携
7. 法的規制等
詳しくは http://www.dydo.co.jp/csr/risk.html
2. 取締役会の活性化・
機能強化
取締役における建設的な議論を活性化させるための環境整備に取り組んでいます。
●
定款に定める取締役の員数の削減 9名→7名
●
定款に定める取締役の任期の短縮 2年→1年
●
独立社外取締役の人数比率 3分の1に
(2016年4月15日現在)
●
経営陣への委任範囲の見直し
2016年1月12日より、
取締役会規程、経営会議規程、
職務権限規程等の関連諸規定を改正
●
取締役会の運営の見直し
・社外役員への情報提供の改善
内部統制
内部統制
システムに関する
基本的な考え方
当社グループは、
「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」というグループ理念に則り、ステーク
ホルダーの皆様の声を経営に生かし、豊かで元気な社会づくりに貢献するため、ダイナミックに
チャレンジを続けることをプロミスとして掲げています。
グループ理念を具体化し、企業としての社会的責任を果たすことを目的として、1.法令・定款等
の遵守、2.財務報告の信頼性、3.資産の保全、4.業務の有効性・効率性を実現するための内部
・事前の資料配布の実施
統制システムを整備することを基本的な考え方としています。
3. 業績連動型
インセンティブ制度
の導入
当社グループ業績との連動性が高く、かつ透明性・客観性が高い業績連動型インセンティブ制
度を導入することにより、取締役及び執行役員の業績向上と企業価値の増大への貢献意識を高
めてまいります。
●
運用開始時期
2017年1月21日∼
●
対象者
ダイドーグループホールディングス株式会社、ダイドードリンコ株式会社、大同薬品工業株式会社、
株式会社たらみ、海外飲料管理会社の取締役及び執行役員
※社外取締役及び取締役会長を含まない
内部統制
システムの概要
社内各部門の業務を監査する社長直轄の監査部が業務部門から独立した公正な立場で内部
監査を行い、その結果を社長に報告し評価、
指導を行うとともに、監査役会、
会計監査人とも連
携し、
効果的・効率的な監査の実施に努めています。
さらに、上記の監査体制とともに、内部統制全般とコンプライアンス(法令及び社会的倫理規
範の遵守)を所管する内部統制担当取締役を選任し、内部統制システムの円滑な運営とコンプ
ライアンスの徹底を図っています。
コンプライアンスにつきましては、全役職員に具体的な行動規範を示した「コンプライアンス
行動指針」を配布し、継続的な意識の高揚に努めています。また、コンプライアンスに関する基
本事項を盛り込んだ「リスク管理基本規程」に基づき、社内の各業務部門がリスク管理の状況
を自主点検し、その結果への対策を社長を委員長とする「リスク管理委員会」にて協議検討し
●
KPIの達成度に応じて当社株式を給付
ています。
①毎事業年度の連結売上高目標に対する達成率
そのほか、法令違反等への抑止効果の強化を目的とする、
「内部通報制度規程」に基づく内部
②毎事業年度の連結営業利益目標に対する達成率
通報制度「ダイドー・コンプラホットライン」の設置、個人情報の厳正な取扱いを期すための
③中期経営計画最終年度の連結売上高目標の達成率
④中期経営計画最終年度の営業利益率の達成度
「個人情報保護規程」の制定を行っています。
なお、当社は取締役会において、内部統制システム構築に関する基本方針を決議しております。
※KPIを達成できなかった場合、インセンティブの付与はなし
詳しくは http://www.dydo.co.jp/csr/internal_control.html
●
本制度対象者への当社株式給付時期
原則として、対象者が当社の取締役会等を退任し、受益者要件を満たした場合
41
42
財務報告
業績の概況
連結財務諸表
−2015年度−
連結貸借対照表
持続的成長の実現に向けた取り組みを積極的に展開しました。
科目
当連結会計年度の
売上高は、1,498億56百万円(前連結会計年度比0.2%増)、
(単位:百万円)
2014年度
2015年度
資産の部
49 億88百万円(前連結会計年度比3.6%減)、
経常利益 42億62百万円(前連結会計年度比4.7%減)、
当期純利益 23億47百万円(前連結会計年度比1.1%増)となりました。
営業利益
2015年度におけるわが国経済は、一部に弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いております。雇用環境・所得環境の着実な
改善を背景に、個人消費は総じてみれば底堅い動きとなっておりますが、中国をはじめとする新興国経済の減速や地政学的リスクの
高まりの影響が懸念されるなど、
今後の動向は依然として不透明な状況が続いております。
飲料業界におきましては、今後さらに進展する少子高齢化の影響により、日本国内の飲料市場は大きな成長が見込めない状況の中
で、業界各社のシェア確保に向けた販売競争・価格競争が激化しており、販売費の大幅な上昇に加えて円安による輸入原材料コスト
2014年度
2015年度
(2015年1月20日現在)
(2016年1月20日現在)
負債の部
流動資産
81,907
101,797
流動負債
41,240
43,032
現金及び預金
47,800
60,294
支払手形及び買掛金
16,286
17,664
受取手形及び売掛金
13,707
14,580
1年内返済予定の長期借入金
6,434
7,997
有価証券
10,316
16,494
リース債務
2,438
1,937
たな卸資産
7,323
6,976
未払金
11,052
9,852
その他
2,758
3,450
未払法人税等
1,237
1,031
固定資産
65,986
61,900
未払費用
1,901
1,754
有形固定資産
34,655
33,737
賞与引当金
1,013
1,032
工具、
器具及び備品
(純額)
20,171
20,570
その他
877
1,762
5,044
4,135
固定負債
21,919
35,483
社債 の上昇などもあり、
収益確保に向けた経営環境はさらに厳しさを増しております。
リース資産
このような状況の中、当社グループでは、経営環境の大きな変化に対応すべく、さらなる企業価値向上をめざして、新たなグループ理
その他
(純額)
9,440
9,030
―
15,000
念・グループビジョンのもと、中期経営計画「Challenge the Next Stage」の2年目として、将来の持続的成長に向けた取り組みを
無形固定資産
11,072
10,838
長期借入金
14,076
13,661
積極的に展開いたしました。
投資その他の資産
20,257
17,324
リース債務
2,550
2,167
投資有価証券
14,589
12,215
その他
5,292
4,654
5,668
5,109
負債合計
63,160
78,516
147,894
163,697
株主資本
81,184
82,460
資本金
1,924
1,924
飲料販売部門
売上高
セグメント利益
設備投資額
減価償却費
通期見通し
(単位:百万円)
飲料受託製造部門
124,192
3,745
9,788
10,657
食品製造販売部門
9,126
979
298
459
計
17,155
259
595
587
調整額
150,474
4,985
10,681
11,704
連結財務諸表計上額
△618
2
−
−
149,856
4,988
10,681
11,704
その他
資産合計
2014年4月の消費税増税以降、飲料業界の市場動向は大きく変化しており、収益確保に向けた経営環境は極
めて厳しいものとなっております。
152,800
2.0%
経常利益
5,000
0.2%
4,800
12.6%
2,900
23.6%
連結損益計算書
175.05
−
科目
2015年度
売上原価
67,553
68,859
2015年度の配当金につきましては、安定配当維持継続という当社の従来からの基本的考え方に沿って、1株に
売上総利益
81,972
80,996
つき30円の期末配当を実施することといたしました。これにより、中間配当金(1株につき30円)と合わせた
販売費及び一般管理費
76,798
76,008
2015年度の年間配当金は1株につき60円となります。
営業利益
5,174
4,988
2016年度につきましては、消費者の低価格志向の高まりなどにより飲料業界を取り巻く収益環境はさらに厳
営業外収益
710
430
しさを増すことが想定されますが、安定配当維持継続の観点から、1株につき中間配当30円、期末配当30円、
営業外費用
1,414
1,156
年間配当金60円を予定しております。
経常利益
4,470
4,262
―
421
税金等調整前当期純利益
4,470
3,841
法人税等
2,027
1,422
120
71
2,322
2,347
今後とも、
収益性をさらに高め、
持続的利益成長を実現することにより、
中期的な増配基調をめざしてまいります。
(単位:円)
年間配当金
2014年度
2015年度
2016年度(予想)
30
30
30
配当金総額(連結)
(百万円)
合計
30
30
30
60
60
60
994
994
−
配当性向
(連結)
42.8%
42.3%
34.3%
純資産配当率
(連結)
1.2%
1.2%
−
売上高
2014年度
(2014年1月21日から (2015年1月21日から
2015年1月20日まで) 2016年1月20日まで)
149,856
期末
△4
740
1,901
1,979
84,734
85,181
147,894
163,697
連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
149,526
第2四半期末
△4
1,647
(単位:百万円)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期純利益(円)
当期純利益
※2016年度より連結対象となる海外飲料事業子会社5社(マレーシア1社、
トルコ共和国4社)
の事業計画およびPMI
(Post Merger Integration)
に
かかる諸費用等は織り込んでおりません。
配当金に
ついて
79,076
負債及び純資産合計
る2016年度を、最重要年度と位置づけ、改革への取り組みを加速させることにより、将来にわたる持続的成長
2016年度業績予想
前期比増減率
1,464
77,800
純資産合計
2018年度を最終年度とする中期経営計画「Challenge the Next Stage」の達成に向け、折り返し地点とな
営業利益
1,464
利益剰余金
少数株主持分
ンジをしていくべきであると考えております。
売上高
資本剰余金
その他の包括利益累計額
け、グループ全体の競争力を高めていくためには、既存の枠組みを越えて、次代に向けたダイナミックなチャレ
の実現と中長期的な企業価値向上をめざしてまいります。
純資産の部
自己株式
このような経営環境の激変に対応し、コア事業である自販機ビジネスにおいて業界をリードする存在であり続
43
科目
(2015年1月20日現在)
(2016年1月20日現在)
特別損失
少数株主利益
当期純利益
科目
(単位:百万円)
2014年度
2015年度
(2014年1月21日から (2015年1月21日から
2015年1月20日まで) 2016年1月20日まで)
営業活動による
キャッシュ・フロー
13,959
14,603
投資活動による
キャッシュ・フロー
3,734
△8,090
財務活動による
キャッシュ・フロー
△2,561
12,412
11
△46
現金及び現金同等物の
増減額
(△は減少)
15,145
18,878
現金及び現金同等物の期首残高
26,874
42,020
現金及び現金同等物の期末残高
42,020
60,898
現金及び現金同等物に係る
換算差額
44
財務報告
連結ハイライト
会社概要
ダイドードリンコ株式会社
連結子会社
ダイドービバレッジサービス株式会社
営業利益
当期純利益
設立
1975年1月27日
ダイドービジネスサービス株式会社
(百万円)
200,000
(百万円)
10,000
(百万円)
5,000
本社所在地
大阪市北区中之島二丁目2番7号(〒530-0005)
大同薬品工業株式会社
150,000
7,500
売上高
100,000
代表者
代表取締役社長 髙松 富也
株式会社たらみ
4,000
資本金
1,924,325,000円
株式会社ダイドービバレッジ静岡
3,000
発行済株式総数
16,568,500株
株式会社ダイドードリンコサービス関東
2,000
株主数
24,980名
(2016年1月20日現在)
株式会社旬の季
1,000
上場証券取引所
東京証券取引所 市場第一部
上海大徳多林克商貿有限公司
従業員数
連結:2,887名 単体:684名(2016年1月20日現在)
DyDo DRINCO RUS, LLC
事業年度
毎年1月21日から翌年1月20日まで
DyDo Mamee Distribution Sdn.Bhd.
主要取引銀行
りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、
みずほコーポレート銀行
Della Gıda Sanayi ve Ticaret A.Ş.
会計監査人
有限責任あずさ監査法人
Bahar Su Sanayi ve Ticaret A.Ş.
株主名簿管理人
三井住友信託銀行株式会社
5,000
50,000
2,500
0
0
2011
2012
2013
純資産・自己資本比率
2014
純資産
2015(年度)
(%)
60
75,000
45
50,000
30
25,000
15
2011
2012
2013
2014
2011
2012
2013
2014
0
2015(年度)
自己資本比率
(百万円)
100,000
0
0
2015(年度)
2011
2012
2013
2014
2015(年度)
食品製造販売部門
171億15百万円
(11.4%)
DyDo DRINCO TURKEY çecek Satış ve
Pazarlama A.Ş.
85億48百万円
(5.7%)
連結売上高
1,498億56百万円
ダイドードリンコ株式会社
■ 飲料販売部門
■ 飲料受託製造部門
■ 食品製造販売部門
飲料販売部門
本社
決算期
2011年度
2012年度
2013年度
2014年度
2015年度
147,404
148,902
154,828
149,526
149,856
67,284
67,976
70,553
67,553
68,859
売上原価率(%)
45.6
45.7
45.6
45.2
46.0
売上総利益率
(%)
54.4
54.3
54.4
54.8
54.0
売上高販管費比率
(%)
49.5
49.0
50.6
51.4
50.7
7,295
7,934
6,004
5,174
4,988
4.9
5.3
3.9
3.5
3.3
6,687
7,725
5,962
4,470
4,262
4.5
5.2
3.9
3.0
2.8
2,351
4,410
3,712
2,322
2,347
1.6
3.0
2.4
1.6
1.6
売上原価
営業利益
売上高営業利益率
(%)
経常利益
売上高経常利益率
(%)
当期純利益
売上高当期純利益率
(%)
1株当たり当期純利益(円)
141.91
266.22
224.08
140.16
141.68
営業活動によるキャッシュ・フロー
17,540
16,491
14,764
13,959
14,603
投資活動によるキャッシュ・フロー
△8,274
△6,704
△16,580
3,734
△8,090
財務活動によるキャッシュ・フロー
△11,016
△219
△469
△2,561
12,412
19,424
29,051
26,874
42,020
60,898
総資産
128,550
140,487
146,479
147,894
163,697
純資産
74,788
79,097
82,554
84,734
85,181
現金及び現金同等物の期末残高
自己資本比率(%)
1株当たり純資産(円)
期末発行済株式総数
(千株)
従業員数
(人)
従業員1人当たり売上高
56.9
55.1
55.1
56.0
50.8
4,416.66
4,670.18
4,872.53
4,999.88
5,022.16
16,568
16,568
16,568
16,568
16,568
2,936
2,916
2,770
2,767
2,887
50.20
〒530-0005 大阪市北区中之島二丁目2番7号
中之島セントラルタワー18階 TEL
(06)6222-2611(代)
東京オフィス
〒108-0023 東京都港区芝浦4-2-8
住友不動産三田ツインビル東館4F
東北第一営業部
〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡5-1-35 三共仙台東ビル802 TEL(022)292-3271
中部第二営業部
〒421-0304 静岡県榛原郡吉田町神戸1283
TEL
(0548)
32-8845
東北第二営業部
〒030-0113 青森県青森市第2問屋町2-7-19
TEL(017)729-2307
中京第一営業部
〒461-0022 愛知県名古屋市東区東大曽根町2-6
TEL
(052)935-0871
首都圏第一営業部
〒233-0013 神奈川県横浜市港南区丸山台3-40-1
TEL(045)
846-2100
中京第二営業部
〒510-0304 三重県津市河芸町上野705
TEL
(059)245-5031
首都圏第二営業部
〒331-0812 埼玉県さいたま市北区宮原町1-311-2
TEL
(048)665-7100
西日本第一営業部
〒547-0013 大阪府大阪市平野区長吉長原東3-1-55
TEL
(06)6709-6101
東京営業部
〒162-0845 東京都新宿区市谷本村町1-1
市ヶ谷ビル10階 TEL(03)6361-9171
西日本第二営業部
〒813-0032 福岡県福岡市東区土井1-14-30
TEL
(092)663-2171
中部第一営業部
〒406-0035 山梨県笛吹市石和町広瀬198-1
TEL(055)261-5220
直轄営業部
〒530-0005 大阪市北区中之島二丁目2番7号
TEL
(06)6222-2633
※セグメント別売上高は
外部顧客への売上高
(単位:百万円)
売上高
lk Mevsim Meyve Suları Pazarlama A.Ş.
飲料受託製造部門
1,241億92百万円
(82.9%)
51.06
55.89
54.04
51.91
45
商号
減価償却費
12,350
11,202
12,080
12,343
11,704
設備投資額
6,839
16,833
14,376
12,261
10,681
営業拠点
お問い合わせ先
お客様相談室
TEL
(0120)559-552
ダイドードリンコ通販お客様センター
TEL
(0120)606-909
〈国内主要連結子会社〉
ダイドービバレッジサービス株式会社
大同薬品工業株式会社
〒530-0005 大阪市北区中之島二丁目2番7号
〒639-2121 奈良県 城市新村214番地1
TEL
(0745)62-5031
ダイドービジネスサービス株式会社
〒530-0005 大阪市北区中之島二丁目2番7号
株式会社たらみ
〒851-0198 長崎市中里町2178番地
TEL
(095)839-1111
46