aaca 調研トーク 「パブリックプレイスとアート」 氏名 アーティスト選定要項及び選定基準 試案 2014年 7月22 日 肩書 肩書2 京橋創生館2階 AGC スタジオ 調 査 研 究 委 員会 で は 、 継 続 的 に パ ブ リ ック ア ー ト に 関 す る 研 究 を進 め 、 2009年 「 パ ブ リ ッ クア ー ト 再 考 」 を ま と め ま した が 、 以 降 ア ー ト を 取 り 巻く 状 況 も さ ら に 変 化 を 呈 し、 再 度 見 つ め な お す 必 要 があ る と 考 え ら れ ま し た。そ こ で「 パブ リ ッ ク プ レ イ ス」と い う「 場 」 の ポ テ ン シ ャル や 文 化 性 に も 注 目 し 、 議論 の 展 開 を 図 る も の と し まし た 。 現 在 は 調 査 研究 部 会 と 名 を 変 え 、 4 つ のテ ー マ ~ バ ラ ン ス 創 造 科学 と 人 の 心 の 科 学、エ コ ロ ジ ー と ア ー ト、 地 域 風 土 に 根差 し た 文 化 芸 術 活 動 、 評 価・ 政 策 シ ス テ ム ~ を 各 分 科会 に て 調 査 研 究 し て き ま した 。 そ の 中 で 今 回 、 評 価 ・政 策 シ ス テ ム 部 会 に て 「 アー テ ィ ス ト 選 定 要 項 及 び 選定 基 準 試 案 」 が 中 間 報 告と し て 成 果 を 見 ま し た の で、さ る7月 22日 A G C ス タ ジオ に て 講 演 及 び 報 告 の か たち で 公 表 さ せ て い た だ き まし た 。 進 行 は 、先 ず 工 藤 安 代 氏(NPO法 人 ア ー ト& ソ サ イ エ テ ィ 研 究 セ ンタ ー 理 事 ) に 「 パ ブ リ ッ ク/ コ ミ ュ ニ テ ィ / ア ー ト - ア ー ト と 場 の 文 化 性 と は? 」 を テ ー マ と し て 講 演 をい た だ き 、 パ ブ リ ッ ク ア ート の 成 り 立 ち か ら 時 代 に よる 変 遷 、 今 日 の 課 題 ま で 、豊 富 な 資 料 ・ 実例・海外事例を もとに、現在の状 況を概観しまし た。 特に公共空間のア メニティに対する 意識の向上によ り、パブリックア ートの選定・設置 から管理にかけ て、市民参加によ る自主的な「パブ リックプレイス」 の形成がなされつ つあるとの海外事 例の紹介には興味 深いものがありま す 。 特 に 作 品決 定 の 対 話 や 地 域の 調 講演テキスト抜粋 肩書3 査 が 行 わ れ 、従 来 の パ ブ リ ッ ク ア ー ト の立 ち 位 置 が 、 場 の 歴 史 、 場の 文 化 的 特 色 、 地 域 住 民 の特 色 、 地 域 の 問 題 / 課 題 を踏 ま え 、 イ ッ シ ュ ー ・ ス ペシ フ ィ ッ ク や オ ー デ ィ エ ンス / コ ミ ュ ニ テ ィ ・ ス ペ シフ ィ ッ ク ( ア ー ト ) へ と 展開 さ れ て い る こ と は 、 注 目に 値 す る と 思 います。 報 告 は 、 講 演に て 指 摘 さ れ た 市 民 の 参 加に よ る 「 パ ブ リ ッ ク プ レイ ス 」 形 成 に 必 要 と 思 わ れる 実 務 的 な プ ロ セ ス に 注 目し 、 パ ブ リ ッ ク ア ー ト が 市民 の 資 産 と し て 認 知 さ れ るた め に は 、 議 論 の 透 明 性 を確 保 す る こ と が 必 要 と 考 え、 ア ー ト 選 定 に 係 わ る 試 案を 提 案 し ま し た 。 内 容 は 会員 に 先 に 配 布 し た 「 ア ー ティ ス ト 選 定 要 項 及 び 選 定 基準 試 案 」 小 冊 子 を テ キ スト に 、 そ の 内 容 に 沿 っ て 行い ま し た 。 試 案 は パ ブ リッ ク プ レ イ ス 整 備 を 目 的 とす る パ ブ リ ッ ク ア ー ト 設置 に 至 る プ ロ セ ス を 検 証 し、 そ れ に 係 わ る 人 材 ~ 発 起人 、 支 援 者 、 ア ド ミ ニ ス トレ ー タ ー ( 管 理 者)、コ ー デ ィ ネ ー タ ー、ア ー テ ィ ス ト、ア ド バ イ ザ ー ~ の 役 割 を明 確 化 す る こ と か ら 始 ま り、 要 項 の 作 成 か ら 、 公 開 のコ ン ペ や プ ロ ポ ー ザ ル に よる 人 材 選 定 、 評 価 の 公 表 、そ の 後 の フ ォ ロ ー に 至 る プロ セ ス を 概 論 しました。 ト ー ク に おけ る 討 議 で は 、 建 築 家 か らは コ ー デ ィ ネ ー タ ー や ア ーテ ィ ス ト が プ ロ ジ ェ ク ト に参 加 す る タ イ ミ ン グ の 見 極め の 困 難 さ が 指 摘 さ れ る 一方 、 ア ー テ ィ ス ト の 立 場 から は プ ロ ジ ェ ク ト へ の 早 期の 参 画 を 望 む 意 見 が 出 さ れま し た 。 今 回 の 試 案 が 現 実性 を 帯 び る た め に は 実 践 的な 展 開 の 必 要 性 が 痛 感 さ れま す 。 a a c a は 建 築 ・ 美術 ・ 工 芸 な ど に 係 わ る 日 本唯 一 の 団 体 で す 。 環 境 整 備に 係 わ る ア ド バ イ ザ ー ( 評価 機 関 ) と し て活 動 の展 開 を図 ることも必 要 ではないかと思 います。 調 査 研 究 部 会で は ト ー ク の 継 続 を 予 定 して い ま す 。 ま た 、 先 に あげ た テ ー マ の 4 分 科 会 は 鋭意 研 究 活 動 中 で す 。 と も に研 究 に 参 画 し 、 議 論 を 展 開し て く だ さ る 方 々 を 募 っ てい ま す 。皆 様 の 参 加 を お 待ち し て い ま す 。
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