営業と経営変革へ向けた QlikView による動的レポート

QlikView | Case study | キャンベルスープ
食品製造-米国-キャンベルスープ
キャンベルスープ(NYSE:CPB)は高品質の゗ンス
タント食品、スープ、スナック、野菜ジュース、チ
ョコレートなどを製造する世界的企業である。
1869 年の設立以来、キャンベルはもとより、ペパ
我々は、はじめ QlikView によってここまでの
効率改善を期待していなかった。これによって
サプライチェーンのデータ管理に変革を起こ
し、継続的に新たなデータの統合化と視点を提
供することが可能になった。QlikView で以前
よりもはるかに優れた環境を実現できた。
リッジフゔーム、ゕーノッツ、V8、ゴデゖバなど
の有名ブランドブランドをもっている。
過去数年間に渡り、キャンベルは製品開発と顧客に
フォーカスを当てた新しい戦略を実施してきた。北
Michael Mastroianni, Vice President, North
American Planning, Reliability and
Operations
Campbell Soup Company
米の製造グループは現在、約 850 種の 500 製品ユ
ニット(SKUs)を生産している。
営業と経営変革へ向けた QlikView による動的レポート
課題
需要予測とサプライチェーン計画を整合するダイナミックなビジネスモデルの確立
数年前キャンベルのもついくつかのブランドの伸びが停滞した時期があった。そこでキャンベルは、製品のラ゗ン
ゕップを拡大し、迅速に市場へロールゕウトする方針を採択した。
北米における、計画・信頼性・経営部門の副社長である、マ゗ケル・マストロ゗ゕーニ氏は次のようにいうー「経
営サ゗ドからいえば、この方針は製品数と SKUs の大きな増加を意味する」
北米の製造グループで需要供給計画と全体の運営に責任をもつマストロ゗ゕーニ氏は、既存の報告システムや処理
は、新しいビジネスモデルに対して不十分であることを認識していた。そこで会社として、新たに予測と在庫管理
に比重を置いた営業オペレーション(S&OP)を導入するべく゗ニシゕチブを提起した。
対策
QlikView による在庫管理の分析レポート
マストロ゗ゕーニ氏は、既存のシステムにサプラ゗チェーンと顧客動態に関する極めて価値の高い情報が存在する
ことに気づいていたが、問題はそれがその中だけに終わっていることだった。
QlikView はその情報へゕクセスして分析する手段を提供し、在庫と発生コストの管理を改善できるだけではなく、
QlikView の使いやすさ、迅速な導入、比較的低い費用はビジネスに大きなメリットをもたらした。
「管理システムのデータを QlikView で分析することによって、サプラ゗チェーンに関わる財務的な選択肢とその影
響がわかるようになった」とマストロ゗ゕーニ氏は説明する。
会社の需要計画システムからのデータを QlikView で分析することで、日々の需要傾向のサ゗ンを見逃さず把握でき
る。
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効果
期待したレベル以上の効果
そしてキャンベルは QlikView によって、在庫製品の組み合わせ、コストの管理、在庫の量、さらにデマンド・ドリ
ブン(需要主導型)の供給ネットワークについて、最新鋭のツールを導入運用することとなった。サプラ゗チェー
ン全体にまで効果をもたらす経営効率性を得たのである。
「QlikView は、ほとんど無制限といえる照会機能、某大なデータに対する瞬時の分析、そして、解釈の容易な表現
方法を備えている。それはキャンベルの生産性と財務予測、さらにはサプラ゗チェーンの管理の改善につながった」
とマストロ゗ゕーニ氏はいう。
キャンベルでは、プロジェクト発足当時から他の分析についても QlikView を適用してきた。売上予測分析の更新頻
度を上げて形式を標準化した。これは営業経営会議の資料となり、ブランド会議では予測誤差の分析に用いている。
在庫管理レポートによって、今月の予測と先月の予測を比較できる。以前、差分レポートはデータを Excel による
手作業で作成していたため大変時間がかかっていた。
スケジュール管理レポートはプラントの生産スケジュールを確認するものだが、新たなレポートの導入によって生
産効率が高まった事実がある。
倉庫配送レポートは、売上予測とロジステゖックスの整合を確認するものだ。倉庫内在庫と移動中在庫の期日・場
所・入庫・出庫などを随時確認することによって、会社全体として配送費用と倉庫人員数の適正化が図れるように
なった。
「季節要因による需要ピークを考慮しながら、年間を通じて人員と配送の計画を立てることができるようになった」
とマストロ゗ゕーニ氏はいう。
また QlikView は、プラントにおける労働争議や自然災害を想定したシナリオに基づいて、長期的な生産計画のリス
ク管理の目的にも使われている。
生産計画システムからのレポートはたくさんのデータの前処理を要し、使い勝手の良いものではない。QlikView に
よって構築されたメニュー形式で視覚的なゕプリケーションは、仮説モデルにおける状況において複数のシナリオ
を比較し、計画責任者が有意味な結論を迅速に導き出せるよう支援する。
QlikView はユーザーが戦略的に考える時間を生み出す
現在、QlikView は、需要予測プランナー、プラント生産スケジュール責任者、財務ロジステゖック責任者などの 20
数人がニュージャージーの Camden の本社で使っている。
マストロ゗ゕーニ氏によって率いられたキャンベルの計画経営チームは、需要主導型のサプラ゗チェーンへと、会
社全体の戦略を支援する立場にある。この中で、QlikView はそれまでのたくさんあった単純作業を付加価値が高く
効率的な方法に置き換えていった。
需要計画部門の取締役であるシー・ハンソン氏は、
「QlikView による予測作業の改善効果は、長たらしく付加価値が
低い作業からの開放されたところに結実している」また、「QlikView はユーザーに戦略的な思考をする時間を与え、
仕事の満足度を上げた」という。
需要予測プランナーは、以前データを Excel のピボットテーブルに落とし込むために何日も掛けていたが、今はす
でに QlikView に用意されている。定例の経営会議は、以前より迅速に作成され解釈が容易な標準レポートをもとに
議論されるようになった。また QlikView の機動性は 90%もの圧縮をおこなったデータによって、移動中でも自宅
からでも作業ができる環境を実現した。
マストロ゗ゕーニ氏は次のように結んだ。
「我々は、はじめ QlikView によってここまでの効率改善を期待していなかった。これによってサプライチェーンの
データ管理に変革を起こし、継続的に新たなデータの統合化と視点を提供することが可能になった。QlikView で以
前よりもはるかに優れた環境を実現できた。」
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