公設浄化槽とは ○ 公設浄化槽は、特定地域内の住宅（アパート・別荘などは除く）における単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への入れ替えや新築・増築の際による合併処理浄化槽の設置について、公設浄化槽設置申請をいただくことで市の公共工事として設置した合併処理浄化槽をいいます。設置した浄化槽は市の財産となり、個人の土地に設置しますが、土地の賃借料は無償としています。 ○ 使用者の責任で修繕・移設・撤去する場合の費用は、使用者の負担となります。 ○ 合併処理浄化槽を個人で設置するよりも、少ない費用負担で設置することができます。 ○ 市の工事では、合併浄化槽本体を設置するための工事を標準工事とし、標準工事費には①浄化槽本体費用、②浄化槽本体設置工事に係る費用、③浄化槽に接続する管（１ｍ以内）の設置費用、④ブロワ（送風機）本体および設置に係る工事費用が当てはまります。 ○ 浄化槽を使用するには、宅内排水設備（配管等）を浄化槽とつなぐ必要があります。宅内排水設備の工事費は申請者の負担です。・・・申請者様実施工事＜公設浄化槽の設置イメージ＞・・・御殿場市実施工事 ①住宅（述べ床面積の１／２以上が居住の用途である建物を含む。）であること。（借家、アパートなどの賃貸物件は対象外） ②実際に住み、生活の中心となっている建物であること。（別荘、セカンドハウスは対象外） ※御殿場市公設浄化槽の整備に関する条例等により対象とならない場合があります。標準工事１０人槽以下宅内排水設備工事側溝・河川等 ○ 公設浄化槽の使用世帯には、毎月使用料を納付していただき、この使用料で市が浄化槽の維持管理を行います。 ○ 国の交付金を財源の一部としているため、原則１０年間は設置した公設浄化槽の撤去ができません。建替え等の計画がある方はご注意ください。 ○ 標準工事は市の公共工事のため、入札により施工業者を決定します。入札は限られた回数で行われ、申請状況に応じて申請から工事までには相当の期間を要しますので、あらかじめご了承ください。公設浄化槽の設置費用について ◇ 公設浄化槽の本体工事の約束金として、工事の前に浄化槽の処理人槽（以下、処理人槽）によって決められた分担金を申請者にご負担いただきます。 ◇ 浄化槽本体工事費（標準工事費）は、処理人槽によって上限が決められており、上限を超えた分や市の定める標準工事以外の工事を行う場合の費用（増嵩経費）は申請者の負担となります。なお、増嵩経費の金額は工事が終わった後に確定し、通知します。標準工事以外の工事の例・・・浄化槽を設置するために支障となるものの撤去など ◇ 合併浄化槽への宅内排水設備工事（配管等）は個人負担となります。＜市負担分・申請者負担分一覧＞市負担申請者負担処理人槽標準工事費（上限）分担金の額８３７，０００円８５，０００円５人槽増嵩経費宅内排水設備工事＋・標準工事費の上限を超えた工事費６～７人槽１，０４３，０００円＋（配管等）１００，０００円・市の定める標準工事以外を行う場合の費用８～10 人槽１，３７５，０００円１３７，０００円 ◇ 増嵩経費および宅内排水設備工事費の一部について、現在、単独処理浄化槽を使用していて合併処理浄化槽へ入れ替えをする場合は、居住地区の公設浄化槽整備推進協議会から助成金が出ます。（建築確認を必要とする新築・増築は対象外） ◇ 公設浄化槽を設置した家の方は、浄化槽の処理人槽によって定められた浄化槽の使用料を御殿場市に毎月納付していただきます。＜使用料（月額）＞処理人槽使用料の額５人槽３，６００円６～７人槽４，３８０円８～10 人槽５，６００円備考＋消費税相当額 ○個人で浄化槽の点検・清掃を行う場合とほぼ同額です。 ○公設浄化槽を使用した月から発生します。 ○使用日数が１５日以内の場合は、月額の半額が使用料となります。工事可能時期市の入札で工事業者を決定するため、年度内に工事の開始から完了まで行う必要があります。また、国の交付金を財源の一部としているため、国への交付金の内示が確定してから工事の発注を開始しています。そのため、年度末から年度当初（３月～５月）は、公設浄化槽本体設置工事を行うことができませんので、ご注意ください。特に、新築など浄化槽の使用開始日が決まっている方は、お早めに相談いただけますようお願いします。当該年度工事開始の不可４月５月６月７月８月９月 × × ○ ○ ○ ○ 次年度１０月１１月１２月 ○ ○ ○ １月２月３月４月 △ △ × × ○・・・工事可能 △・・・２月上旬ごろまでに工事完了出来れば可能 ×・・・工事不可 ※工事開始可能時期にかかわらず、新築などで引き渡し日が決まっている場合は、早めにご相談ください。公設浄化槽の工期が引き渡し日に間に合わない場合は、公設浄化槽として設置できない場合があります。