Reflection 2011 R3 Service Pack 1 (SP1) Release Notes

Reflection 2011 R3 Service Pack 1 (SP1)
リリースノート:機能、修正、およびファイルのダウンロード
最終改訂日: 2013 年 8 月 1 日
適用対象
Reflection for IBM 2011 R3
Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 R3
Reflection Standard Suite 2011 R3
Reflection X 2011 R3
Reflection Suite for X 2011 R3
概要
Reflection 2011 R3 Service Pack 1 (SP1) は、Reflection 2011 R3 をインストール済みで
保守契約を締結しているお客様が使用できます。この技術ノートには、サービスパックの入手方
法と、サービスパックに含まれる機能と修正を記載します。
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Reflection 2011 R3 に含まれる機能については、技術ノート 2631 (英語)
を参照してください。
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セキュリティ更新および Reflection for IBM 2011、Reflection for UNIX and OpenVMS
2011、Reflection Standard Suite 2011 に関する重要な情報については、技術ノート
2502 (英語) を参照してください。
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セキュリティ更新および Reflection X Advantage (Reflection X 2011 と Reflection
Suite for X 2011 のコンポーネント) に関する重要な情報については、技術ノート
2505 (英語) を参照してください。Reflection X 14.1
のセキュリティ更新情報については、技術ノート 1708 (英語) を参照してください。
注意:本書は Reflection
サービスパックについて説明しています。サービスパックは、これらの製品の現行の保守プラン
に加入しており、ライセンスを保有している Attachmate 社のお客様を対象としています。
ダウンロードライブラリへのログインとアクセス方法の詳細については、技術ノート 0200
(英語) を参照してください。
サービスパックの入手と適用方法
現在製品の保守契約をされているお客様は、Attachmate ダウンロードライブラリの Web サイト
https://download.attachmate.com/Upgrades/
から最新の製品リリースをダウンロードできます。
ファイルを選択してダウンロードする前に、ログインしてソフトウェア使用許諾契約書に同意す
るための画面が表示されます。ダウンロードライブラリ Web
サイトの使用については、技術ノート 0200 (英語) を参照してください。
Reflection 2011 R3 Service Pack 1 は、次の製品の R3 に適用されます。
Reflection
Reflection
Reflection
Reflection
Reflection
for IBM 2011
for UNIX and OpenVMS 2011
Standard Suite 2011
X 2011
Suite for X 2011
注意:複数の Reflection 2011 製品がワークステーションにインストールされている
場合は、このサービスパックを適用すると、すべての Reflection 2011
製品が同時に更新されます(Windows ベースの複数のバージョンの Reflection 2011
製品を同じワークステーションで実行することはできません)。
サービスパックの適用については、技術ノート 2255 (英語) を参照してください。
対応プラットフォーム
Reflection for IBM 2011 R3、Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 R3、および Reflection
Standard Suite 2011 R3 の対応プラットフォームについては、技術ノート 2511 (英語)
を参照してください。
Reflection X 2011 R3 および Reflection Suite for X 2011 R3
の対応プラットフォームについては、技術ノート 2632 (英語) を参照してください。
Reflection 2011 R3 SP1 の新機能と修正
Reflection 2011 R3 Service Pack 1 には次の新機能と修正が含まれています。
ご使用の Reflection 製品に関連する機能と修正を表示するには、下記の該当する製品名まで
スクロールしてください。
Reflection for IBM 2011 R3 SP1 および Reflection for UNIX and
OpenVMS 2011 R3 SP1
Reflection for IBM 2011 R3 SP1 および Reflection for UNIX and OpenVMS R3 SP1
には、次の新機能と修正が適用されます。
新機能
Reflection 2011 Release 3 Service Pack 1 には、2 つの重要な新機能が含まれています。
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TouchUx により、タッチスクリーン式のユーザエクスペリエンス用に Reflection
を構成できます。AApple iOS、Android、または Windows 8
の「スキン」を選択できます (Reflection を iOS または Android
デバイス上で実行するには、デバイスにインストールされた Citrix Receiver
クライアントソフトウェアを使用し、Citrix XenAppサーバを介して Reflection
にアクセスする必要があります)。
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SmartUx
により、従来のホストアプリケーションを最新のアプリケーション機能で最新化できま
す。開発者は、新しい一連のプログラミングインタフェースを利用して、従来の IBM
ホストアプリケーションのフィールドを強調表示し、コントロール
(ドロップダウンリスト、ボタン、日付ピッカーなど)
を重ね合わせて、ユーザの生産性を向上させることができます。
TouchUx
TouchUx
機能により、タブレットなどのモバイルデバイスでの端末セッションの使い勝手を向上させるこ
とができます。
*
分割画面ウィンドウにより、リボンおよびブラウザインタフェースで
同じメニューコマンドにアクセスできます。
*
オンスクリーンキーボードにより、タブレットの標準オンスクリーン
キーボードでは通常使用できない共通ホストキーにアクセスできます。
また、このキーボードは、言語、さまざまなレベルの透過性、およびその他のプロパテ
ィを構成できます。
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開いているセッションのギャラリにより、セッションを切り替え、
最近のセッションを素早く開くことができます。
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タブレット向けの他のアプリケーションと同じように、タッチジェスチャで
操作できます (iPad や Android タブレットでは、デバイスで使用できる
一部のジェスチャに対応していない場合があります)。
注意:このリリースの TouchUx 機能は、ターミナルサービスとリモートデスクトップサービス
には対応していません。
SmartUx (IBM 3270 および 5250 端末に使用可能)
SmartUx
機能により、ホストアプリケーションのユーザエクスペリエンスを使いやすく生産性の高いもの
に最新化できます。Reflection の VBA または .NET API により、次のことが可能になります。
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必要なフィールドを強調表示し、ツールチップをフィールドに追加して、
アプリケーションの使いにくい部分を使いやすいものにする。
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旧式の番号の付いたオプションリストを最新式のドロップダウン
選択リストに置き換える。
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手動の日付入力をグラフィカルなカレンダによる日付ピッカーに置き換える。
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ホストアプリケーションのインタフェースにボタンを追加し、
マクロの起動やその他の操作を実行できるようにボタンを設定する。
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画面上のフィールドに必要な情報がある場合は、分かりやすい指示を表示する。
既存の機能の強化
このサービスパックでは、Reflection 2011
API、ヘルプ、およびユーザインタフェースにもいくつかの改良が加えられています。
API とマクロの改良
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パフォーマンスの改善のため、マクロが実行されている場合に Reflection
の画面履歴および生産性機能がオフになります (後で復元できるようにステータスが
保存された後にオフになります)。これは Reflection 2011 R3 SP1 から導入された
新しい既定の設定です。マクロの実行時にそうした機能を使用する場合は、適切な行
(.DisableKeystrokeProductivity=FALSE と .DisableScreenHistory=FALSE) を
マクロファイルに挿入して、それらの機能を再度有効にできます。この機能は IBM
タイプのセッションにのみ適用されます。
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ホストセッションで、リボンをカスタマイズする方法とプロパティが
追加されました。リボンのカスタマイズ方法について詳しくは、VBA と .NET
のマニュアルを参照してください。
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VBA および .NET API インタフェースにより、ユーザはキーボードの割り当てを
プログラムから変更して、Reflection の新しいマクロと従来のマクロの両方を
実行できます。[操作の選択] ダイアログが変更され、KeyboardMapper、MouseMapper、
リボンボタンなどを使用している場合に、マクロのデータプロパティを設定してマクロ
を実行する操作を選択できるようになりました (キーボードの割り当てをプログラム
から変更しても、Reflection *.XKB のキー割り当てファイルが永久的に変更されるわけ
ではありません)。
ヘルプの改良
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ScreenPrinting と GetControlByInstanceId メソッドに関連する VBA
マニュアルが更新されました。
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VBA Attachmate.Reflection.Objects.Emulation.IbmHosts ライブラリと .NET
Attachmate.Reflection.Emulation.IbmHosts Assembly の多数の要素にコンテンツが
追加されました。
ユーザインタフェースの改良
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カスタマイズ可能なクイックリスト (コンテキストメニュー) が追加され、従来の
Reflection からホットリストを移行する際に役立ちます。クイックリストの
カスタマイズと制御の方法について詳しくは、ヘルプの「カスタムコンテキストメニュ
ーの作成」および VBA と .NET のマニュアルの ContextMenu
オブジェクトを参照してください。
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IBM タイプのセッションでコードページ 1026 (トルコ語、新) に対応しました。
解決された問題
API、自動化、マクロの問題
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端末ユーザコントロール (TUC) アプリケーションで使用される VBA の
.WaitForHostSettle メソッドで、特定のタイミングで発生する問題が解決されました。
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ホストデータのやり取りを要求する WaitForText1
などのマクロ機能の呼び出しのパフォーマンスが改善されました。
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非常に高速で応答性の高いホストシステムで、従来の WaitForDisplayString()
メソッドが文字列を待機できないことがある問題が修正されました。
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Reflection ホストシステムのプログラミングインタフェースと関連のない VBA
呼び出しの速度とパフォーマンスが向上しました。
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記録済みのマクロで、ホスト画面の正しいカーソル位置がキャプチャ されない
ことがある問題が修正されました。
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API 経由で CursorShape のプロパティを変更すると必ず表示される「custom version
of the current built-in file already exists」 (現在のビルトインファイルの
カスタムバージョンはすでに存在します) というダイアログが削除されました。
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プログラムから変更された VBA マクロのキー割り当てを保存できるようになりました。
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高速ログオン機能 (ELF) マクロは、ホストセッションとの接続を解除しなくても 2
回目の実行が可能になりました。
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Reflection 内で Web セッションを提供するのに使われる COM ベースのインターネット
Web ブラウザコントロールが表示され、ブラウザのすべてのフレームのすべての
ドキュメントにアクセスできます。
ファイル転送の問題
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IBM ホストセッションのファイル転送ダイアログで、割り当て済みの
ネットワークドライブの展開が遅い問題が解決されました。
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特定の SSL 接続を経由する FTP アップロード後に発生していたホストセッションの
停止やクラッシュが修正されました。
ユーザインタフェースの問題
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Reflection の [ドキュメントの新規作成] ダイアログボックスでホストのコードページ
を変更した後に、[外観]、[フォント] のフォントリストに日本語のフォントが
表示されるようになりました。
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ホストのコードページが「日本語ラテン拡張 (1027)」に設定されている場合に
フォントを MS 明朝から変更した場合にも、日本語の文字が正しく表示される
ようになりました。
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3270 セッションのフォントを変更した後も、[Unicode ゼロ文字の設定] オプションを
利用できます。
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従来の *.EDP ファイルから作成されたショートカットを *.RD3X
セッションファイルに変換しても、ホスト画面の画像は表示されなくなりました。
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Windows 7 で Windows クラシックのテーマを使用している場合に、[ALT] + [TAB]
キーのシーケンスで Reflection
クラシックモードのウィンドウを切り替えても、カーソルの正しい操作と表示が維持さ
れます。
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[Support double-byte character set] (ダブルバイト文字の設定に対応する)
が有効で、複数行にまたがって折り返されるフィールドで [Delete] キーを押しても、
3270 画面データは正しい形式になります。
VT の問題
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EXTRA! *.EDP ファイルの VT セッションの ISOColors= 設定で、ネイティブ
Reflection *.RDOX ファイルを保存した場合に正しく変換されるようになりました。
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新しく作成された既定の VT セッションファイルを保存した場合に、
変更されていないテーマファイルが保存されることはなくなりました。
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従来の Reflection VT セッションからのカスタムツールバーがクラシックモードで
移行および保存されるようになりました。
その他の問題
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SSL サーバリンクが遅い場合にクライアント認証のタイムアウトが原因で発生する
SSL/TLS 接続エラーが解決されました。
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行 24 ~ 1 で特定のテキストが折り返される場合に発生する 3270 セッションの
[A write to display memory was out of bounds...] (表示メモリへの
境界外書き込みです) エラーが修正されました。
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PC を最初に起動または再起動した後に複数のホストセッションを読み込んだり
実行したりした場合に、AttachmateEmulationFrame.exe
で発生する可能性のあるランダムな 未処理の例外エラーが修正されました。
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IBM タイプのセッションで生産性機能が選択されておらず、*.ACCESS
ファイルによっていずれかの生産性機能が制限されている場合に発生する未処理の例外
を回避するため、制限ステータスの確認が追加されました。
Reflection X 2011 R3 SP1
Reflection X Advantage 4.2 Hotfix 5 と Reflection X 14.1 SP3 (両方とも
Reflection X 2011 と Reflection Suite for X 2011 のコンポーネント) には、
新しい機能と修正があります。
Reflection X Advantage 4.2 Hotfix 5
修正と機能を Reflection X Advantage に適用する際に使用するファイルは、
使用しているオペレーティングシステムによって異なります。
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Windows プラットフォームで Reflection X Advantage を実行している場合は、
サービスパック (reflect-2011-r3-sp1-w32.exe または reflect-2011-r3-sp1-w64.exe)
を適用するときにアップデートされます(この技術ノートの「サービスパックの入手と適
用方法」を参照)。
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Windows 以外のプラットフォームで Reflection X Advantage を実行する場合は、
使用するオペレーティングシステムに適したファイルをダウンロードして適用してくだ
さい。
Reflection X Advantage では Java 7 update 13 がインストールされます。
新機能
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リモートセッションサービスのパスワードが保存されます。
Reflection X Manager セッションを設定してリモートセッションサービスを使用する
場合に、オプションでユーザのパスワードを含めることができます。保存されたパスワ
ードを含むセッションへのショートカットを作成すると、ユーザのパスワードを要求せ
ずにセッションが接続されます。
解決された問題
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パスワードの変更が必要な場合に、OpenVMS ホストへの Secure Shell
接続にパスワード変更ダイアログボックスが表示されるようになりました。
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Reflection X Advantage の評価版の有効期限が延長されました。
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マウスのスクロールホイールが上下の入力に対応します。
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X Window の WM_HINTS プロパティで指定されたアイコンの色が正しく表示されるように
なりました。
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一部のクライアントアプリケーションで、非常駐ウィンドウでの移動中に
カーソルグリフが正しく変更されるようになりました。
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[AltGr] キーの使用が必要な記号が正しく生成されるようになりました。
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一部の X クライアントアプリケーションで、フィールドの周囲に予期しない線が
描画される表示の問題が解決されました。この修正は PolySegment 要求に影響します。
この要求は、使用中の GC に Solid ではなくフルスタイルが含まれる場合に PolyLine
の委譲を使用して実装されます。
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Cadence IC6 アプリケーションで「IO Error 11 (Resource temporarily unavailable)
on Display "localhost:nn.n". Aborting due to fatal X IO error.>".」
(ディスプレイ "localhost:nn.n" の IO エラー 11 (一時的にリソースが
使用できません)。致命的な X IO エラーによる停止)
というメッセージが表示されなくなりました。このエラーは、ソースの描画可能な有効
スペース外にあるソース矩形での CopyArea 要求が原因で発生します。Reflection
はこの範囲外の要求に対応可能になりました。
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バージョン 4.2 で削除された Java Web Start への対応がこのリリースで
再開されました。Java Web Start の設定手順は「Deployment Guide」に
掲載されています。このガイドは
http://support.attachmate.com/manuals/rx_rsx_2011.html から入手できます。
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Java Web Start デプロイメントを使用しても、「Unable to enter FIPS mode because
the JRE is not configured for unlimited strength cryptography」 (JRE
が無制限の強度の暗号化を設定されていないため、FIPS モードに入れません)
というエラーは生成されなくなりました。
Reflection X 14.1 SP3
バージョン 14.1 SP3 以降は、LBX (Low Bandwidth X) に対応しなくなりました。
解決された問題
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GLX/OpenGL への対応に関して複数の問題が修正され、複数の機能が強化されました。
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一部のグラフィックスが表示されない (消失した画像の領域にマウスカーソルを
移動すると表示される) という問題が解決されました。
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日本語版の Windows システムで動作するSAS X クライアントのタイトルバーに
表示される文字に関する問題が解決されました。
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AltGr を使用した特殊文字の入力が正常に動作するようになりました。
マニュアル
Reflection for IBM 2011 R3 SP1 と Reflection for UNIX and OpenVMS 2011 R3 SP1
の製品マニュアルは、http://support.attachmate.com/manuals/reflection2011.html
で参照できます。
Reflection X 2011 R3 と Reflection Suite for X 2011 R3 (R3 SP1 にも適用される)
の製品マニュアルは、http://support.attachmate.com/manuals/rx_rsx_2011.html
で参照できます。
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注意:この文書の英語版 (http://support.attachmate.com/techdocs/2668.html) に、
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