INFO@ANCRE

INFO@ANCRE vol.8
今回は、ブレーンと協力した事例を紹介します。
アンクリでは、ブレーンと協力することも多くあります。お互いの得
意とする分野で協力することが、お客様の希望をより良いものに
できるからです。
今回の事例では、お客様へデザインを提案していくうちに、外壁サ
インへイラストを使いたいと希望されました。外壁面へのグラ
フィックサインは、表示面積が広く、企業(店舗)のイメージを大き
く表現できるキャンバスです。プロのイラストレーターによる画を
使用することで企業(店舗)イメージを表現することになりました。
イラストレーターと協力した仕事の流れを紹介します。
イラストレーターを決定する。
1
まず、納期、金額、希望する絵のタッチ、などお客様の希望を明確
にします。条件をクリアするイラストレーター数人の過去作品をお
客様に見ていただき、
イメージに近いイラストレーターを選びます。
イラストの内容を決定する。
2
絵のコンセプトをはっきりさせます。今回は、店舗の特徴を反映さ
せる絵、ということでした。そこから連想されるイメージやキーワー
ドをお客様から引き出し、イラストの内容を決定します。
場面、人数、服装、絵のタッチ、こだわりなど、ポイントになるキー
ワードや資料を集め、ラフスケッチを発注します。
ラフスケッチ(線画)
3
イラストレーターからラフが届きます。人物や楽器の配置、ポーズ、
服装など確認します。ラフ画を写真の壁面へ落とし込み、絵とサイ
ンとのバランスを確認します。
カラーラフ
4
イラストレーターから、
ラフスケッチに色(ベタ)
を付けられたカラー
ラフが届きます。色のバランスを確認します。本制作に入ると修正
が難しくなりますので、最終的な確認をお客様とします。
納品
5
イラストが納品されます。
納品されたイラストを意匠図に配置して、
サイン図面を制作します。
写真へのシミュレーションを行い、決定した図面を入稿、施工し、
完成になります。
ブレーンと協力するとき・・・
大切なのは、普段の仕事でもそうですが、意図を明確にわかりや
すく伝えることです。お互いに疑問を残さないよう連絡し合い、仕
事を進めること、相手へどのように伝えたら良いか気を配ることが
大切です。そうすると自然と、より良いものができ、お客様へ喜ん
でいただけると思います。
ANCRE@BOYAKKEY ー編集後記ー
今回、いつものデザイナーとしての立場ではなく、ディレクション的な位置に
COMMUNICATION
CONSULTING
TEL 052(321)3711 FAX 052(321)8590
自分を置きました。お客様、営業、イラストレーター、工事と広い視野で見
て仕事をおさめます。
スムーズに仕事を進めるには、密に連絡を取り合い、ちょっとしたことでも
疑問がないようにすることです。ほうれんそう(報告・連絡・相談)が大事な
のです。基本が一番大事と改めて思いました。 S.Y
INFO@ANCRE_Vol.08_2009.11.30