はじめに岩手県では環境に配慮した持続的農業を推進するため、持続性の高い農業生産方式を導入する農業者を知事が認定します。認定を受けた農業者には、金融・税制上の特例措置が受けられます。持続性の高い農業生産方式とは？持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律（持続農業法）に基づき、たい肥等にたい肥等施用技術よる土づくりと化学肥料・農薬の低減を一体的に行う農業生産方式です。化学肥料低減技術化学農薬低減技術持続性の高い農業生産方式の導入に関する指針とは？持続農業法に基づき、農業者の認定を行う基準として、作物ごとの具体的な技術内容を定めた「岩手県持続性の高い農業生産方式の導入に関する指針（導入指針）」を策定しました。作物ごとの導入すべき持続性の高い農業生産方式一覧区分持続性の高い農業生産方式の内容作物名たい肥等施用技術Ａたい肥等有機質資材施用技術緑肥作物施用技術化学肥料低減技術Ｂ化学農薬低減技術Ｃ局所施肥技術肥効調節型肥料施用技術有機質肥料施用技術機械除草技術除草用動物利用技術 ○ ○ ○ ○ ○ 水稲 ○ 小麦 ○ ○ ○ ○ ○ 大豆 ○ ○ ○ ○ ○ 類 ○ ○ ○ ○ ○ り ○ ○ ト ○ ○ ○ 生物農薬利用技術対抗植物利用技術被覆栽培技術フェロモン剤利用技術マルチ栽培技術 ○ ○ 普通作物雑き穀ゅト果菜類野菜葉菜類うマ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ピーマン ○ ○ ○ えだまめ ○ ○ ○ ○ スイートコーン ○ ○ ○ ○ キツ ○ ○ ほうれんそう ○ ○ ○ レス ○ ○ ○ ぎ ○ ○ な ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ャベタねなば ○ ○ ○ ○ 根菜類だいこん ○ 花きりんどう ○ ○ 果樹 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ んご ○ ○ ○ ぶどう ○ ○ ○ ○ ○ ○ り ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 導入計画の認定を受けるには？農業者は、前項の作物ごとの導入すべき持続性の高い農業生産方式一覧から、導入しようとする作物に該当する技術をＡ、Ｂ、Ｃから１つ以上選択し、持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画（導入計画）を作成し、その計画の認定を知事に申請します。知事は導入計画が導入指針等に照らして適切と認める場合にその導入計画を認定します。導入計画の認定の申請先は？導入計画の認定事務は、各地方振興局農政（林）部で行っています。作成した導入計画は、居住地を管轄する地方振興局農政（林）部へ提出してください。また、居住地を管轄する農業改良普及センターでは、導入計画の作成に協力します。導入計画の認定を受けた農業者に与えられる特例措置は？（１）農業改良資金の貸付に関する特例１）貸付最高額の増額：通常２０万円／１０ａ２）償還期間の延長：１０年（うち据置期間３年） → → ３２万円／１０ａ１２年（同３年）（２）農業者が取得した農業機械についての課税の特例持続性の高い農業生産方式とは？初年度３０％の特別償却または初年度７％の税額控除が受けられます。なお、課税の特例の対象となるのは、下記の機械を購入又はリースした場合です１）自走式マニュアスプレッダー２）自走式トレンチャー３）側条施肥田植機３）自走式畝立マルチ施肥機５）紙マルチ田植機お問い合わせは？導入計画の認定等について、もっと詳しく知りたい場合は、お近くの地方振興局農政（林）部、農業改良普及センターまたは県庁農業普及技術課（℡ 019-629-5658）までお問い合わせ下さい。