デュポンの材料を使った部品に 3 つの自動車部門賞

(ニュースリリース)
2011 年 11 月 14 日
デュポンの
デュポンの材料を
材料を使った部品
った部品に
部品に 3 つの自動車部門賞
つの自動車部門賞
再生可能資源をベースとする材料が「受賞」および「最終選考」に寄与
米国デュポン社(本社:デラウエア州ウィルミントン、会長兼最高経営責任者:エレン・J・
クルマン)は、2011 年 11 月 10 日(現地時間)、前日の夜に開催されたプラスチック技術者協
会主催の「最も革新的なプラスチック用途」(Most Innovative Use of Plastics Awards)表
彰式において、デュポンの再生可能資源をベースとする材料を使用した部品によりフォード社、
フィアット社、トヨタ自動車株式会社(以下:トヨタ)の 3 社が、受賞および最終選考にノミ
ネートされたと発表しました。受賞製品には、デュポン™ ザイテル®RS ナイロン樹脂、デュポン™
ソロナ®EP ポリマー、およびハイトレル®TPC-ET が使用されています。
フィアットのディーゼルおよびバイオディーゼル車向けに特別に開発されたザイテル®RS グレ
ードが、フィアット、イタリアリヴォリ市のハッチンソン社、そしてデュポンの 3 社が環境部
門賞の栄誉を受けることに寄与しました。
トヨタ車のインパネ部のエアコン吹き出し口部品向け材料として使用された
ソロナ®EP により、トヨタ、小島プレス工業株式会社、豊和化成株式会社およびデュポンの 4
社は材料部門革新賞の最終選考まで進みました。
「再生可能資源を材料とする幅広い製品群は、自動車産業から常に注目を集めてきましたが、
最近では、採用されるまでの期間が短くなってきています」とデュポンパフォーマンスポリマ
ー事業部北アメリカ担当自動車開発ディレクターのマイク・デイは語っています。「そうした
変化の要因は、優れた性能がベースになっていることも確かですが、同時にこれらの製品の実
用的価値が認められてきているからです」
重量比 60%以上が再生可能な資源から作られているザイテル®RS は、高耐熱性と長期耐久性
を持つことから、ナイロン 12 に代わるものとして選ばれました。フィアット社では、フィアッ
ト 500 に始まり、パンダ、プント、ランチア・デルタ、アルファロメオ MiTo およびジュリエッ
タといった車種まで採用が広がっています。
重量比 20~37%が植物の糖を原料とする再生可能素材から作られているソロナ®EP は、イン
パネ部エアコン吹き出し口部品の材料として、設計上の幅を広げると共に、性能上のニーズに
応えています。
フォード、ブローズ、カモプラスト、ミツバおよびデュポンはフォード・フォーカスのパワ
ーウィンドウシステムでスチールの代替品を開発し、シャーシ/ハードウェア部門での受賞を
果たしました。新設計では主にハイトレル®TPC-ET が持つ制動特性を利用し、主にノイズの軽減
を果たすことに加え、軽量化を実現しています。
「自動車産業では動力技術から内装デザインに至るまで、劇的な変化が生じていることを誰
もが認識しています。わたしたちは、消費者が求めるコスト効率に優れた製品を開発する上で、
これまで以上に顧客の皆様と提携し協力してゆく必要があると考えています」
プラスチック技術者協会はこれまで 40 年以上にわたり、自動車および陸上輸送の分野におけ
る「最も革新的なプラスチック用途」に対し表彰を行ってきました。この催しは、この種のコ
ンテストでは世界最大であり、自動車およびプラスチック産業では最も歴史がありかつ知名度
の高いイベントとなっています。
デュポンは世界中の自動車産業向けに 100 種類以上に及ぶ製品群を提供しています。デュポ
ンオートモーティブでは、世界規模の用途開発ネットワークを通じ、化石燃料への依存を減ら
し、人々の安全と環境の保全に役立つ新たな製品、材料、部品およびシステムの開発に向け、
バリューチェーンを通じ顧客との連携に注力していきます。詳細につきましては当社サイト、
automotive.dupont.com をご覧ください。
デュポンは1802年の創業以来、世界最高水準の科学技術を基盤に、革新的な製品や素材、
サービスを提案しています。お客様や政府、NGO、オピニオンリーダーとの連携を通じ、世界中
の人々に十分に安全な食糧を提供すること、化石燃料依存からの脱却、人と環境の保護など、
世界的な課題へのソリューションを見出すご提案が出来ると信じています。デュポンの取り組
みに関する詳細は、http://www.dupont.co.jp(米国サイト:http://www.dupont.com)をご覧
ください。
*ソロナ®EP、ザイテル®RS、ハイトレル®は米国デュポン社および関連会社の登録商標です。