墜落事故でゴルフコースの管理会社を送検

福岡中央労働基準監督署発表
平 成26年10月15日
福岡中央労働基準監督署
電話
092(761)5607
墜落事故でゴルフコースの管理会社を送検
本日、福岡中央労働基準監督署は、平成26年4月16日にゴルフコース管理会社が管
理していたゴルフ場(福岡県内)で発生した墜落事故について、足場を組み立てる等の方
法により作業床を設けなかったとして、ゴルフコース管理会社と同法人の統括グリーンキ
ーパーを、労働安全衛生法違反の疑いで福岡地方検察庁に書類送検した。
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事件の概要
ゴルフコース管理会社は、業務を受託してゴルフコースの整備、維持管理等を行って
いたが、平成26年4月16日午後3時頃、ゴルフ場内にあるトラクター等の整備車両
を収納するために造作していた小屋の屋根部分の母屋の取り付け作業中の自社労働者
が屋根部分(地上から約3.4m)から墜落し負傷したものである。
事故当時、造作中の小屋の屋根部分は梁と母屋だけしかない骨組みだけの状態であっ
たので、足場を組み立てる等の方法により作業床を設け、労働者が墜落するおそれのあ
る場所に係る危険を防止するための措置を講じる必要があったにもかかわらず、同措置
を講じていなかった。
2 被疑者
(1)コルフコース管理会社
本店所在地 福岡市博多区
(2)統括グリーンキーパー
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送検法条文及び罰条
労働安全衛生法違反
労働安全衛生法第21条第2項
労働安全衛生規則第518条第1項
同法第119条第1号(6月以下の懲役又は50万円以下の罰金)
同法第122条(両罰規定)