山口県迷惑行為防止条例の一部改正(罰則の強化

山 口 県 迷 惑 行 為 防 止 条 例 の 一 部 改 正 (罰 則 の 強 化 )に 対 す る
県民意見の募集について
山口県では、山口県迷惑行為防止条例の一部改正(罰則の強化)に係る手
続 き を 進 め て い ま す 。こ れ ま で の 検 討 状 況 を 踏 ま え た 改 正 案 を 公 表 し ま す の で 、
皆さんのご意見をお寄せください。
お 寄 せ い た だ い た ご 意 見 は 十 分 に 検 討 し 、こ れ に 対 す る 県 の 考 え 方 と と も に 、
決定した計画の内容を公表します。
なお、個々のご意見に対して直接回答はしませんので、あらかじめご了承く
ださい。
1
公表する資料
○
山 口 県 迷 惑 行 為 防 止 条 例 の 一 部 改 正 (案 )の 概 要 に つ い て
○
現行条例
2
資料の閲覧方法
(1)
山 口 県 警 察 ホ ー ム ペ ー ジ( http://www.police.pref.yamaguchi.lg.jp/ )
(2)
文書回覧
県庁情報公開センター、各地方県民相談室、警察本部、各警察署
3
意見の募集期間
平成27年7月10日(金)から平成27年8月10日(月)まで
4
意見の提出方法、提出様式
(1)
提出方法(次のいずれかの方法でお願いします)
・
郵送
〒 753-8504
山口市滝町1-1
山口県警察本部生活安全部生活環境課
電話
(2)
083-933-0110
・
FAX
083-925-8050
・
電子メール
meiboukaisei@ police.pref.yamaguchi.lg.jp
提出様式等
様式は問いませんが、住所、氏名、電話番号を必ず記載してください。
お問い合わせ先
山口県警察本部生活安全部生活環境課
TEL : 083-933-0110( 内 線 3362)
山口県迷惑行為防止条例の一部改正(案)の概要について
改正の趣旨及び理由
山口県では、公共の場所又は乗物における痴漢や盗撮などの卑わいな行為、多数人
の影響力を利用してのいいがかりや金品の要求などの粗暴行為を規制するため、平成
12年に「山口県迷惑行為防止条例」が制定されました。
条例制定以降、スマートフォンの普及など犯罪に利用される盗撮機器が大幅に変化
し、盗撮画像のデータがインターネット上にアップロードされるなどの二次的被害の
おそれもあり、また、県内では、多数の女性客を集客可能な大型スーパーやコンビニ
エンスストアなどの商業施設が増加したほか、検挙件数も増加傾向にあります。
行為者については、初犯者だけでなく、再犯者による犯行も繰り返されており、中
には強制わいせつなどの悪質な刑法犯罪などに移行する者も認められます。
こうした社会情勢の変化に伴い、卑わいな行為等に関し、罰則を強化することで、
この種犯罪の抑止を図り、県民の日常生活の平穏の保持に寄与することを目的として
条例改正を行います。
罰則の改正案(罰則規定「第6条」関係)
☆
卑わいな行為等(痴漢、のぞき見、盗撮、透視行為)の禁止(第3条)
・違反行為
現行
→ 20万円以下の罰金又は科料
改正案 → 6月以下の懲役又は50万円以下の罰金
・常習行為
現行
→ 6月以下の懲役又は50万円以下の罰金
改正案 → 1年以下の懲役又は100万円以下の罰金
全国の同種条例に係る罰則規定
(最も多い罰則規定)
◇
卑わいな行為等の禁止
・違反行為
6月以下の懲役又は50万円以下の罰金(35道府県)
・常習行為
1年以下の懲役又は50万円~100万円以下の罰金(36道府県)
※
平成27年6月末現在
山口県迷惑行為防止条例
(平成12年12月19日
山口県条例第47号)
(目的)
第1条
この条例は、公共の場所又は公共の乗物において人に著しく迷惑を及ぼすような方法で行
われる行為を防止し、もって県民の日常生活の平穏の保持に寄与することを目的とする。
(定義)
第2条
この条例において「公共の場所」とは、道路、公園、広場、駅、興行場、飲食店その他の
不特定かつ多数の者の利用に供されている場所をいう。
2
この条例において「公共の乗物」とは、汽車、電車、乗合自動車その他の不特定かつ多数の者
の利用に供されている乗物をいう。
(卑わいな行為等の禁止)
第3条
しゅうち
けんお
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しく羞 恥させ、又は人に著しく嫌悪
の情を催させるような方法で、次の各号の一に該当する行為をしてはならない。
(1)みだりに他人の身体に接触する行為(衣服等の上から接触する行為を含む。)
(2)他人の身体又は下着(これらのうち現に衣服等で覆われている部分に限る。以下同じ。)を
見る目的で行う、手鏡を他人のスカートの下に差し出す行為、他人のスカートの下からのぞき
込む行為、他人のスカートをまくり上げる行為その他の周囲の状況からみて著しく異常な行為
(3)他人の身体又は下着を撮影し、又は録画する目的で行う、撮影機器を他人のスカートの下に
差し出す行為その他の周囲の状況からみて著しく異常な行為
(4)他人の身体又は下着を見る目的で行う、赤外線を利用して衣服等を透かして身体又は下着を
見ること(以下「透視すること」という。)ができる機器を透視することができる状態で使用
して、他人の身体又は下着の映像を当該機器の映像面に表示させ、又はこれらを撮影し、若し
くは録画するような行為
(粗暴行為の禁止)
第4条
何人も、公共の場所又は公共の乗物において、多数人でいることによる影響力を利用して、
人に著しく不安を覚えさせるような方法で、次の各号の一に該当する行為をしてはならない。
(1)他人に対し、いいがかりをつけ、かつ、その進路に立ちふさがり、その身辺に群がり、又は
その者につきまとう行為
(2)他人に対し、みだりに金品の贈与(実質的に贈与と認められる金品の貸付けを含む。)を要
求し、かつ、その進路に立ちふさがり、その身辺に群がり、又はその者につきまとう行為
(適用上の注意)
第5条
この条例の適用に当たっては、国民の権利を不当に侵害しないように留意しなければなら
ない。
(罰則)
第6条
2
第3条又は第4条の規定に違反した者は、20万円以下の罰金又は科料に処する。
常習として第3条又は第4条の規定に違反する行為をした者は、6月以下の懲役又は50万円
以下の罰金に処する。