一時的な移動の方法

地震被災者の内陸部一時的な移動について(Q&A)
(3 月 24 日現在)暫定版
【基本的事項】
1 目的は何ですか
沿岸各地の避難所等に避難し、インフラ等が整備されていない生活環境下にいる被災者
の生活改善のために行います。
2 対象者は誰ですか
災害時に、県内沿岸の市町村に居住しており、現在、県内沿岸地域の避難所に避難されて
いる方です。
それ以外で、自宅が残っているが、危険地域にある方や、既に、内陸部の民間の施設や親
せき宅に自力で避難している等についても、一時的な移動の対象となります。
3 一時的な移動先はどこですか
主に内陸部の宿泊施設(公共施設、ホテル・旅館・民宿等)を予定しています。
避難先は、受入体制が整った施設から順次、県及び市町村で調整します。
(行きたいホテ
ル等を選ぶことはできません。)
4 一時的な移動はいつまでですか。
応急仮設住宅、公営住宅や民間アパートに入る等、生活環境がある程度整うまでの期間に
なります。概ね、2∼3カ月程度を予定しています。
5 必ず一時的な移動をしなければなりませんか。
一時的な移動は、希望する方だけです。強制的に移動するものではありません。
【一時的な移動の方法】
6 一時的な移動を希望する場合は、どうしたら良いですか。
沿岸各地の避難所を、県及び市町村の職員が希望を聞き取りに伺います。3月24日(木)
から順次、避難所を巡回していますのでご相談ください。
なお、担当職員がいない時は、避難所にいる市町村職員等にご相談ください。
(現在、沿岸地域の避難所以外にいる方は、15 をご覧ください。)
7 沿岸からの移動手段は何ですか。
県及び市町村で用意するバス等で移動していただきます。沿岸地域から自家用車で移動す
ることもできます。ただし、ガソリンはご自分で準備いただくこととなります。
自家用車での移動を希望する場合等は、移動希望を相談する際にお話しください。(県及び
市町村で用意するバスと、同日に移動できるかどうかについてもお話しください。)
【一時避難先での生活】
8 一時的な移動先での生活(食事、生活用品等)はどうなりますか。
食事(1 日 3 食)は、宿泊先から提供されます。最低限の生活必需品(寝具・着替え等)
は、準備ができ次第になりますが、県及び市町村が現物で用意します。一時的な移動先へ、
少ない量ですが私物を持ち込むことも可能です。
なお、生活費の支給はありませんが、各種貸付金や災害弔慰金制度等がありますので、一
時的な移動先でご相談ください。
一時的な移動先での生活について、定期的に相談を受け付けます。
9 一時的な移動先での医療体制はどうなっていますか。
ホテルや旅館等に移動先では、市町村職員などが健康相談等に応じております。ただし、
医療機関を受診される場合は、原則、自己負担で近隣の医療機関で受診いただくこととなり
ます。
なお、医療費の支払いについては、ご加入の医療保険制度保険者や市町村、受診する医療
機関にご相談ください。
近隣の医療機関への送迎は、移動先の宿泊施設と協議中です。
10 一時的な移動先での金銭支援はありますか。
被災者生活再建支援制度等、各種制度があります。詳しくは、一時的な移動先の市町村又
は県庁保健福祉部地域福祉課(電話:019-629-5421)までご相談ください。
11 一時的な移動先から地元に一時帰宅する場合はどうすれば良いですか。
原則、自己負担で、公共交通機関等を利用してご自分で戻ることになります。
ただし、旅館・ホテル等から最寄りの駅やバス停までの交通手段等は、一時的な移動先の
旅館・ホテル等へご相談ください。
12 一時的な移動先の宿泊費、食費の自己負担はありますか。
自己負担はありません。宿泊費・食費は県及び市町村で負担します。避難所で用意する
食料等以外の追加のサービス(売店利用等)を利用した場合は、自己負担です。
13 移動先で応急仮設住宅等の情報などは、きちんと教えてもらえますか。
各市町村の情報は、移動先施設にきちんと掲示するなど、情報提供はしっかり行います。
今回の移動が、応急仮設住宅等の入居に際して、不利になることはありません。
14 移動先での教育環境についてはどうですか。
一時移動先の教育委員会が、手続き等を含めて責任をもって対応します。まずは、避難所
の市町村職員や教育委員会にご相談ください。
15 一時避難先にペットは連れて行けますか。
現在、ペットを連れていける旅館・ホテル等が確保できておりません。
可能な限り、一世帯一部屋となるようプライバシーに配慮しますが、やむを得ず、複数世
16
部屋割りはどうなりますか。
帯が一部屋となったり、一世帯が複数の部屋となることもあります。
【その他】
17 県及び市町村等で用意する避難所以外の場所(ホテル・親せき宅等)に自力で避難し
ている場合で、新たな内陸部の避難所に移動したい場合にはどうすればよいですか。
県及び市町村で準備する避難所に移動したい場合には、避難先の市町村又は県庁保健福祉
部地域福祉課(電話:019-629-5421)までご相談ください。
なお、それまでかかった宿泊費は、自己負担になります。
県内陸部のホテル・旅館等では、避難の受付は行っていませんので、必ず、市町村又は県
に問い合わせてください。
18 生活再建はどうすれば良いですか。
【住まいの確保】
○応急仮設住宅への入居
住家が全壊、全焼又は流出し、居住する住家がない方で、自ら住宅等を得ることができな
い方は、応急仮設住宅へ入居ができます。
応急仮設住宅の申込受付は、市町村で行います。
○公営住宅への一時入居等
県又は市町村で整備する公営住宅に入居することができます。
県営住宅については、現在、住宅の修繕を実施しており、一部団地については、準備がで
き次第募集を予定しています。(その他については検討中)
市町村営住宅については、各市町村にお問い合わせください。
詳しくは、県庁県土整備部建築住宅課(電話:019-629-5931)までご相談ください。
【当面の生活資金】
○被災者生活再建支援制度
災害により住宅が全壊するなど、生活基盤に著しい被害を受けた世帯に対して、支援金が
支給されます。
支給額は、住宅の被害の程度により異なります。
その他、各種貸付金や弔慰金の制度があります。一時的な移動先の市町村にご相談くださ
い。