寒川町教育委員会会議録 8 月 定 例 会

平成
24
年
寒川町教育委員会会議録
8 月 定 例 会
日
時:平成24年8月20日(月)
午後1時30分 ~ 午後2時38分
場
所:分庁舎会議室
出席者
<教育委員会委員>
1番
広
2番
鈴
3番
木
4番
寺
5番
三
部
木
立
本
澤
<事務局職員>
教育次長
教育総務課長
学校教育課長
生涯学習課長
スポーツ振興課長
公民館長
総合図書館長
書記
-1-
晴
宏
順
偕
芳
美
文
一
子
彦
鈴
米
三
田
吉
北
大
芹
木
山
木
中
川
村
川
澤
晴
典
達
弘
治
子
夫
文
弘
茂
博
るみ子
寒川町教育委員会定例会(8月)議事日程
1.開
会
2.前回会議録の承認
3.会議録署名委員の指名
木立委員 寺本委員
4.教育長報告
5.委員報告
6.議
7.協
事
議案第12号
議案第13号
寒川総合図書館条例の一部改正について
平成24年度寒川町一般会計補正予算(9月)について
議
①町内教育施設視察(第2回)について
8.閉
会
-2-
1.開
会
(広部委員長)
~あいさつ~
ただ今から、寒川町教育委員会8月定例会を開会いたします。
2.前回会議録の承認
前回の会議録に署名委員が署名をし、承認される。
3.会議録署名委員の指名
会議録署名委員に木立委員と寺本委員を指名。
4.教育長報告
教育委員会の事業等について報告を行った。
①夏休みの状況
夏休みも残りあと10日ほどになったが、特に大きな事故は起きていない。
この時期になると夏が終わってしまうような気持ちになるが、多くの小・中学
生は宿題の追い込みと2学期からの学校生活に向けての準備に入っていると
思う。
②町営プールの状況
先日視察していただいたが、町営プールのほうも順調に営業している。入場
者数は若干、昨年を下回る数であるが、今のところ大きな事故もなく営業でき
ている。
③7月23日 教育委員会第4回調査研究会
委員の方々にご出席いただいた調査研究会では、新採用教員との意見交換を
行っていただいた。毎年のことであるが、一様に意欲は感じられたと思う。今
後、寒川の地で教師としてしっかりと成長してくれればと思っている。
④8月4日 寒川子どもサイエンスフェスティバル
神奈川県の全面的なバックアップを受けて、サイエンスフェスティバルとい
う催しを町民センターで開催した。新たな公民館事業として展開したものだ
が、科学というものに子どもたちが関心を持つきっかけになったと思うし、ま
た、地域の方々と触れ合うという面でもとてもいい行事だったと思う。今後も
継続して開催できたらと思っている。
⑤学力向上の取り組みについて
小学校では、夏休みの前半に4校で補充学習が行われた。寒川小学校は夏休
み後半に実施する予定になっている。参加する人数はまちまちであるが、一様
に学力向上に向けた取り組みという形で個別の指導が展開された。
-3-
一之宮小学校ではテーマ別に、図形の面積を求めるコースなど、コースを分
けて希望するコースで学べるようにし、指導は全校の先生方が当たるという形
で行った。
旭小学校ではかなり多くの地域の先生を巻き込んで、人数的にも延べ380
人が参加したということであった。
小谷小学校は、課題を持つ子どもたちに先生のほうからピンポイントで声を
かけ、どちらかというと小ぢんまりと深く実行するという形をとったようだ。
南小学校は、今日の午前中に学校を訪問して、直接その状況を聞いたが、一
日平均150人程度、3分の1ぐらいの子どもたちが来たということであっ
た。午前中に1時間半ほど学習して、その後学校プール開放のほうに流れたと
いうことで、プールを利用した人数も大変多かったということだった。もしか
したら、町営プールの7月の入場者数が減少したのは、各小学校でプール開放
と補充学習とを時期的に合わせて行った影響なのかと思っている。
中学校のほうは前半と後半に分けて実施しているので、いよいよ後半が始ま
る。体育祭の練習等もあり、大変忙しい状況になると思うが、目標を考えて展
開しているようである。
もう1点は、今年度の全国学力・学習状況調査の結果が8月8日に戻ってき
た。今年度は抽出校が1校なので、詳しい報告はここではできないが、結果と
しては、大変うれしいことに、かなり改善が見られていた。先ほどお話しした
補習とか、さまざまな取り組みがこのような成果に結びついていくだろうとい
う手応えは感じている。
⑥学校安全対策について
緊急合同安全点検を7月30日に行った。各小学校で一番課題となる通学路
を1カ所抽出し、警察、教育委員会、学校、道路の管理主管課等が合同で安全
点検をした。結果等については、今、教育次長を中心に関係各課と調整をして
いるところで、できるだけ実際の改善に結びつくような形で進めていきたいと
思っている。
⑦8月7日 教育委員会第5回調査研究会
行政組織等の見直しについて調査研究会を開催し、委員の皆さまからご意見
等をいただいたのだが、町全体のスケジュールの変更があった。詳細は改めて
教育次長から報告させるが、調査研究会でいただいたご意見は検討会議の中で
しっかりと伝えた。今後の動きについては若干の変更があるので、ご承知おき
いただきたい。
⑧学校訪問
例年行っているものだが、今日から夏休み中にすべての学校を私と学校教育
課長で訪問する。2学期直前ということで、校長・教頭先生と1時間ほど話を
して各校の状況を聞き、2学期の各校の重点をもう1回再確認するとともに、
頑張っていただくようお願いしている。
⑨福島の子どもたちの寒川訪問
放射能の問題でなかなか屋外で思い切り遊べない状況にある福島県の子ど
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もたちを神奈川県に招こうと、藤沢と寒川の方が中心となって実行委員会を組
織し、募金等の活動をされてきた。今日から、福島県の施設の子どもたちが3
泊4日で神奈川県を訪れることになり、愛川ふれあいの村でキャンプをした
り、藤沢の学校で泊まる予定になっている。教育委員会としてもできるだけ協
力をするということで、今日の午後に寒川神社参集殿に到着し、歓迎会が開催
されるので、私がそこで歓迎のごあいさつをすることになっている。
5.委員報告
教育委員会を代表して出席している各委員会等の会議報告を行う。
(木立委員)
私が代表して出席しているまちづくり推進会議の第1回会議が、8月9日1
3時30分から開催された。前回は公募の委員が集まらなかったため、正式に
は今回が第1回の開催となった。
会議に先立って町長より委嘱状が交付された。委員の構成は、一般公募6名、
議会議員2名、教育委員の私と、農業委員、自治会、工業協会、商店連合会、
湘南地域連合、PTA連絡協議会、民生委員、婦人会、青年会議所、学識経験
者の合計20名からなっている。
その後の自己紹介で、1人ずつ、まちづくりに対しての思いや、現在活動さ
れていることなどを話した。役員の選出では、会長は互選により学識経験者で
ある菊地さんという方に決まり、副会長は太田議員に決まった。また、幹事と
して私を含む6名が決定した。
会議の内容としては、前回、宿題として出されていたものだが、今年度の活
動について、各自意見を出し合った。
次回については、まず幹事会を開こうということになり、明後日の8月22
日水曜日の午後3時から開催することとなった。その場で、今年度の活動内容
について決める予定になっている。
それから、開催予定になるが、明日、8月21日の13時30分から第3次
さむかわ男女共同参画プラン推進協議会会議が開催される。内容は、平成23
年度の事業実績の評価についてで、前回出されたメンバー一人ひとりの意見を
まとめる予定になっている。
6.議
事
議案第12号「寒川総合図書館条例の一部改正について」
議案第13号「平成24年度寒川町一般会計補正予算(9月)について」
(広部委員長)
これより議事に入ります。本日の議事は、議案第12号「寒川総合図書館条
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例の一部改正について」、議案第13号「平成24年度寒川町一般会計補正予
算(9月)について」でございます。
それでは、議案第12号「寒川総合図書館条例の一部改正について」を審議
します。事務局より議案の説明をお願いします。
(総合図書館長)
それでは、説明に入る前に改正に伴う経過を説明させていただきます。
町の図書館は、平成18年11月に町民待望の寒川総合図書館として「町民
に本のぬくもりを伝えたい」をコンセプトに、滞在型図書館としてオープンす
ることができました。総合図書館と地域の図書室とのネットワーク化は、全町
民にいつでもどこからでも利用できる図書館として、より地域に根差した図書
館サービスが可能となることから、長い間求められていました。
今回、コンピューターシステムの機器のリース替えに合わせて、おのおのの
図書室とのサテライト化の実施に取り組むものでございます。総合図書館と北
部・南部図書室を電話回線を利用したネットワークを構築し、北部・南部分室
のすべての本、あるいは総合図書館の本等において、総合図書館、北部・南部
分室に置いてあるコンピューターやインターネットで検索することができる
ような仕組みとなります。また、1枚の利用券で総合図書館、北部・南部分室
の本が借りられるようになります。3館の本は取り寄せて、自分が利用したい
館で借りることができるようになります。
それでは、議案第12号をご覧ください。朗読をもって提案とさせていただ
きます。
議案第12号「寒川総合図書館条例の一部改正について」。
寒川総合図書館条例(平成18年寒川町条例第9号)の一部改正について別
紙のとおり意見を申し出る。
平成24年8月20日提出。
寒川町教育委員会 教育長 三澤芳彦。
提案理由、寒川総合図書館条例について、議会の議決を得るべき案件が生じ
たので、寒川町教育委員会教育長事務委任等に関する規則第2条第1項第9号
の規定に基づき提案する。
続きまして、次のページをご覧ください。こちらは町長への提出文でござい
ます。本日、議決をいただきましたら送付いたします案文でございます。こち
らも朗読をさせていただきます。
平成24年8月20日。
寒川町長様。
寒川町教育委員会委員長 広部晴美。
寒川総合図書館条例の一部を改正する条例について。
寒川総合図書館条例(平成18年寒川町条例第9号)について、別紙のとお
り一部改正されるよう申し出ます。
ここで言います別紙につきましては次のページになりますが、これは条例の
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一部改正の内容の文書でございます。1枚めくっていただき、新旧対照表と合
わせてご覧ください。
第2条に次の1項を加える。
第2項として、「図書館に分室を置き、その名称及び位置は次のとおりとす
る。」ものでございます。
名称として、「寒川総合図書館北部分室」、位置は「寒川町宮山2820番
地の1」。同じく、「寒川総合図書館南部分室」「寒川町一之宮八丁目5番2
0号」。以上の表を加えるものでございます。
附則といたしまして、施行期日を平成24年10月1日からとするものでご
ざいます。
以上で、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
(広部委員長)
説明が終わりました。何か、ご意見、ご質問がございましたら、お願いいた
します。
(鈴木委員)
サテライト化が実際に行動に移せるというか、サービスを実行できるのは、
開始が10月1日ということでいいのでしょうか。
(総合図書館長)
10月1日が月曜日で休館日になりますので、本来は10月1日なのです
が、実際の開始は10月2日からという形になります。
(鈴木委員)
はい、わかりました。10月2日から実行可能ということで、10月1日付
で変えていくという提案ですね。了解しました。
私は提案どおりで賛成です。
(広部委員長)
質問ですけれども、この分室の位置ですが、この住所というのは、それぞれ
北部公民館、南部公民館の住所そのもののわけです。同じ住所になるわけです
が、「北部公民館内」というように書く必要はないわけですか。
(総合図書館長)
公の施設ということで、その土地に併設しているということでありますけれ
ども、「内」という表記は必要ありません。
(広部委員長)
わかりました。
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ほかに、ご意見はございませんか。
ご意見等がないようでしたら、議案第12号「寒川総合図書館条例の一部改
正について」は原案のとおりでよろしいでしょうか。
<異議なしの声>
(広部委員長)
それでは、本議案は原案のとおり決します。
次に、議案第13号「平成24年度寒川町一般会計補正予算(9月)につい
て」の審議を行います。
この議案は教育委員会として審議し、議決した後、可決されたものにつきま
しては、補正をされるよう町長に申し出をしてまいります。
それでは、事務局より説明をお願いいたします。
(教育総務課長)
それでは、議案第13号をご覧ください。朗読をもって提案させていただき
ます。
議案第13号「平成24年度寒川町一般会計補正予算(9月)について」。
平成24年度寒川町一般会計補正予算(9月)のうち、教育に関する部分に
ついて、別紙のとおり意見を申し出る。
平成24年8月20日提出。
寒川町教育委員会 教育長 三澤芳彦。
提案理由、教育関係費の予算について、議会の議決を得るべき案件が生じま
したので、寒川町教育委員会教育長事務委任等に関する規則第2条第1項第9
号の規定に基づき提案する。
続きまして、次のページをご覧ください。こちらは町長への提出文でござい
ます。本日、議決いただきましたら送付いたします案文でございます。こちら
も朗読させていただきます。
平成24年8月20日。
寒川町長様。
寒川町教育委員会委員長 広部晴美。
平成24年度寒川町一般会計予算の補正について。
平成24年度寒川町一般会計予算(9月補正予算)のうち教育に関する部分
について、別紙のとおり補正されるよう申し出ます。
ここで言います別紙につきましては、次のページになります。
補正予算の詳細となってございます。今回の補正は、歳出のみになります。
10款教育費、4項社会教育費、4目公民館費に2,755万3,000円を
追加するものです。この経費は、旧寒川町公民館建物解体に伴う経費です。
11節需用費2万2,000円は、感光紙、設計図書印刷代です。
15節工事請負費2,753万1,000円は旧公民館建物解体費です。
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旧公民館は昭和35年2月に開館し、築後50年たち、老朽化により耐震性
等の問題から平成22年3月休館となり、機能の一部を寒川小学校の余裕教室
に移転しました。休館後2年経過し、防災・防犯上の問題から取り壊しするも
のです。
以上、簡単ですが、説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたし
ます。
(広部委員長)
説明が終わりました。何か、ご意見、ご質問がございましたら、お願いいた
します。
(寺本委員)
これは解体をした後、更地にされるわけですね。その後の使用の計画等につ
いては、今のところの段階では、どのような案というか、どうなっていくので
しょうか。
(公民館長)
基本的には解体して更地にします。学校の用地などが考えられると思います。
(寺本委員)
更地を寒川小学校の教育活動で使用するということでしょうか。
(教育次長)
ただ今、北村公民館長が回答いたしましたが、現段階で具体的な計画はでき
ておりません。先ほど米山教育総務課長からご説明させていただきましたとお
り、防災・防犯上の観点から、なるべく早く取り壊すということでございまし
て、その後の利用については、町内部で検討していくということになっており
ます。公民館長の回答にあった学校用地も、その中の選択肢の1つということ
でご理解をいただければと思います。
(鈴木委員)
金額がそれなりに大きいですけれども、これはもう工事請負業者も決まって
いるのですか。それとも、これから選択ということになるのでしょうか。その
辺がどのように進められていくのかというところだけ、お話しいただければと
思うのですが。
(教育次長)
今回、これを、補正予算の申し出をいたしまして、9月の町議会のほうでご
審議をいただき、可決された後、この予算の執行となります。その後、入札業
者の選定などをやっていきますので、今後、業者等は決まっていくという形に
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なります。今年度中に取り壊すという形で、補正予算は上げていく形になりま
すのでよろしくお願いいたします。
(鈴木委員)
はい、わかりました。
これから入札ということで、この金額ではなくて、一応予算ですから、これ
より下回るだろうという予測のもとに進めていくという理解でいいわけです
ね。では、しっかり入札をしていただいて、なるべく安くあげていただければ
と思います。
(広部委員長)
工事は今年度中になりますか。
(教育次長)
工事につきましては、9月の補正予算で議決がされた場合には、一般的には
今年度中ということになりまして、もし来年度にかかるような場合には、今度
は継続費とか、そういった予算の組み方になります。この取り壊しについては、
今年度中に終わるだろうという、今、見込みを立てておりますので、今年度中
の取り壊しの予定をしております。
(木立委員)
この解体工事を行っていく際に、一応、補正予算のその先になりますけれど
も、学校の児童たちが通学時にあそこを通るので、その辺の動きの度合いとか、
時間帯とか、時期とか、その辺も含めて進めていっていただければと思います。
(教育次長)
工事の発注業者が決まりました段階では、そういった部分、特に登下校中に
危険な工事が伴わないよう、安全面には十分注意していく予定でおりますので、
よろしくお願いいたします。
(広部委員長)
ほかにございませんか。
寒川町公民館は、寒川小学校の児童の通学路、児童が通る場所で、もともと
非常に狭い場所でありますので、くれぐれも児童の登下校の安全にはよろしく
お願いしたいと思います。
ほかにご意見がないようでしたら、議案第13号「平成24年度寒川町一般
会計補正予算(9月)について」は、原案のとおりでよろしいでしょうか。
<異議なしの声>
- 10 -
(広部委員長)
それでは、本議案は原案のとおり決します。
7.協
議
①町内教育施設視察(第2回)について
7月23日に町営プールを視察したので、施設の状況等について、気付いた点
や改善すべき点などの意見を各委員から出してもらう。
(木立委員)
施設の傷みが、昨年よりも更に悪化しているようであった。特に、プールの
中の補修箇所がだいぶ増えており、擦り傷を負ってしまうことがあるという話
も耳にしている。やはり小規模な修繕で何とかやってはいるが、もう難しくな
ってきているという感じがする。
それから、建物の屋根の付近など、ベニヤで応急処置されている箇所がだい
ぶあり、それでも穴が開いていたり、腐っていたりといった部分が至る所にあ
って結構目についた。財政的に厳しい中ではあるが、ある程度思い切って直す
ことも必要ではないかと思った。
今回視察した際に、入れ墨の方、それがワンポイントどころではなく、結構
大きな入れ墨をされた方が利用していた。確かに民間と公共の違いもあると思
うが、一般の人から見ると、そういう違いで見るわけではないので、特に教育
委員会のテントが張られているような施設で、このままでよいのかと思う。今
は肌の露出を少なくするための上着もあるし、男性用もあるので、そういった
ものの着用を義務づけるとか、文書なりでお願いしていくようなことも考えて
いかないといけないのではないか。それでなくても、教育委員会を見る目とい
うのは全国的に厳しくなっていると思うので、そういった姿勢も見られていく
と思うし、今のうちからしっかり考えて対策していくことは、やはり必要では
ないかということを強く感じた。これについては教育委員会だけではなく、や
はり町全体で一度話し合ったほうがいいとも思う。
子どもが大勢来る場なので、そういった教育環境というか、施設の環境とい
うのを、やはり自由、人権と言っても、大事な部分というのはあるので、その
辺もしっかり言えるということも、姿勢も見せなければいけないと思った。そ
の辺も含めて、張り紙なり、表示なり、広報に文書を載せるとか、そのぐらい
はしても常識的にはおかしくないのではないかと私は思っているが。その辺
も、いろいろな人の意見も聞きながら、前向きに、議論は当然していかなけれ
ばいけないことだと思うので、やはりもうそういう段階に来ていると思った。
それから、一般のお母さん方の何人かからも「やはり今年も入れ墨している
人がいたね」という話が耳に入ってきている。そういった面でも、やはり姿勢
は見せなければいけないと私は思っている。
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(寺本委員)
老朽化してはいるが安全に配慮した開放ができており、そちらのほうは、特
に心配はしなくても、事故防止という面ではきちんとした視点での運営ができ
ていると思った。
今の木立委員の意見にあったけれども、やはりタトゥーの問題は、いろいろ
な関係で腰が引けたり、あまり積極的でないというような町の考え方というも
のが、はっきりしない面があるが、これは、特に教育関係のこういう施設等で、
そういう風潮を暗黙のうちに、結果的に認めているということになると思う。
それはやはりいけないということで、禁止の形で出していく。これは「やめて
ください」ということをはっきり言って、服を着て見えないようにすればとい
う、それを個人個人に言うのではなくて、やはりこれはだめなものはだめで、
「ご遠慮願います」ということをまず書いて、そして周知するべき。それは、
きちんと町としてそういう方向を受けとめて、ほかの周辺の市町村云々という
のではなくて、寒川町ではこういうことはやめてもらいたいとすべきだと思
う。
このことについては、一昨年も同じような話が出て、意見は述べたと思うが、
私もきちんと受けて、やはり姿勢を出して対応していかなくてはいけないと思
う。このことについては、あまりひるんで逡巡することでもないし、これは普
通、世間一般の考え方からすると好ましくないということですから、ここのと
ころはきちんとらえて対応をぜひお願いしたい。基本的には、私もそういう対
応をしていくしかあり得ないと思う。
(木立委員)
一般の人たちからすると、教育委員会が見に来ているのはわかっているの
で、「状況を目にしているでしょう」というように絶対思うのではないか。
(寺本委員)
本当に、実際見てみると、あのような状況は教育上好ましくないと私も思っ
た。
(鈴木委員)
当日は都合により欠席したが、この入れ墨の問題は、一昨年も議論して、な
かなか法的なところでどうかという意見と、しっかりやるべきだという2つの
意見があったと思う。私も、法的に規制することが難しいからそのままでいい
というわけには、もういかないような気がする。だから「お断り」というのが
一番いいのかもしれないが、これはなかなか町としてどうかというポイントも
あると思うので、まずは対症療法ならばできるのではないか。例えば、「上着
を着てください」ではなくて、来場者には上着を貸し出してでも必ず着用して
もらう。そういうことをやはり事前に広報して、自分でお持ちいただくか、も
しくは備えつけの上着を着用して入場してくださいとか、そういうことを言う
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ことによって気を付けてもらえることにもなるのではないかと思う。
やはり一歩踏み込んで、何らかの対応を進める時期にきていると私も思うの
で、町部局との議論も必要かもしれないが、教育委員会としては強い姿勢で、
町に要請するという方向が私はいいのではないかと思う。
(広部委員長)
私も、施設の整備については、危ないところは補修してあるが、老朽化がか
なり進んでいるので、次から次と最低限の修理をして何とかしのいでいるよう
に感じた。
それから、タトゥーの話だが、やはり町営プールに来るのは大半が子どもた
ちなので、教育的配慮というのを考えていただきたい。子どもたちが見ると、
タトゥーはかなり怖い感じがすると思う。ですから、上着を着るなどして最低
限見せないようにしてもらうような配慮を、ぜひ、していただきたいと強く思
った。
今回のオリンピックを見ていても、陸上競技の選手など、タトゥーを入れて
いる人が今までより多かったような気がする。また、夏になって、外出してみ
ると、だいぶ増えてきている気がする。近年は、ファッションという形でタト
ゥーが広まっている傾向のようだが、ぜひ、寒川町としてはタトゥーに対して
は、入場禁止まではしないまでも、最低限見せない形でお願いしたいと思う。
(三澤教育長)
教育委員会委員の皆さんのご意見として、このような意見が出されたという
ことについては、しっかりと受けとめて、町部局のほうとも調整していきたい
と思う。一方で、今、広部委員長が話されていたように、オリンピック等を見
ていても、今までの日本の常識だけで判断することがかなり難しい状況になっ
てきているのかとも思う。オリンピック選手といえば各国の代表であり、青少
年のあこがれの的であるわけだが、本当にタトゥーが増えた。世界的にかなり
増えており、かつての入れ墨、タトゥーという意味合いから、自己表現の1つ
の手段へとだいぶ変わってきていて、そういう事実というのも、やはり受け止
める必要があるのではないかと思う。
ただ、旧来の入れ墨というと、やはり裏社会であるとか、威圧的というイメ
ージがあるので、あのような青少年の教育の場にふさわしくないというのは事
実であるが、オリンピック選手をはじめ急激に広まっているこの勢いは、タト
ゥーを入れることについて、随分ととらえ方が変わってきているのではないか
という気はしている。
今のご意見を、どこまで具体的な形で実行できるかということになるが、例
えば、体育館のサウナの利用については何か配慮がされているのか。
(スポーツ振興課長)
体育館の状況については、今、正確な資料が手元にないが、以前、体育館の
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担当者から聞いた話では、サウナについてはだいぶクレームが入っているとい
うことだった。そのため、体育館の担当では、入場の制限をせざるを得ないの
ではという形で話を進めていると聞いている。いつからになるか、時期はまだ
はっきり決まっていない。
(鈴木委員)
確か、一昨年も、近隣の市町村はどうしているのかという話が出ていたと思
うが、その調査結果が出ているか。
(スポーツ振興課長)
少し古い内容になるが、施設の管理協議会という団体があり、これは民間の
大磯ロングビーチなどと、私どものような市町村の公立の施設の関係者からな
るもので、そこでの調査では、公の施設では、藤沢市では入れ墨については上
着を着ていただくように受付での指導をしているということであった。
(鈴木委員)
上着を持ってきていなかった場合は、貸し出しているのか。
(スポーツ振興課長)
販売ではなくて、貸し出しをしているということであった。安価なTシャツ
を用意して、貸し出して、「上だけでも着てください」という話はしていると
いうことだった。
以前にも話したが、ロングビーチ等の民間については完全排除で、入り口で
タトゥー、それは入れている場所、大きさ云々あるが、タトゥーがわかれば出
ていっていただくということになっている。私が確認している民間の施設で
は、そういう対応しているということであった。
(寺本委員)
このことについては、オリンピックの選手が増えているから、勢いがとまら
ないからということではないと思う。やはり教育的な問題があるので、日本社
会ではどちらでもよいという、そういうとらえではない気が私はする。オリン
ピックでの状況は報道もされているのでその状況は受けつつも、やはり考え方
をきちんと整理して、日本社会の、特に教育の場ではこれは好ましくない。や
はりそれから受ける印象というものがある。民間施設ではなぜシャットアウト
という対応をしているのかということを、そこは原点をきちんと受けとめて、
ぜひ考えていただきたいと思う。
(鈴木委員)
私も、オリンピックの選手がやっているから、増えているから仕方がないと
いう考え方はあまり適してないと思う。やはり、日本人の文化としても、ずっ
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と普通の人が入れるという状況にはなかったし、実際に入れ墨を入れたけれど
も、やめようとしてもなかなかうまく消せなくて困っている人も多数いる。や
はり教育委員会としての考え方を打ち出し、寒川町としての方向性を決めてい
けばよいと思う。そしてその方向でやれないかどうかということを粛々と検討
してやっていく、それが一番いいと思う。
(広部委員長)
皆さんからいろいろな意見が出されたが、町営プールに来場するタトゥーを
している方への対応については、この近辺の施設ではどのような対応をしてい
るのか、どのように考えているのか、ぜひ事務局で調べていただきたいと思う。
また、対応の方向については、教育委員の意見としては、教育的配慮をぜひ
していただきたいということなので、よろしくお願いしたい。
8.閉
会
(広部委員長)
以上で、本日の案件はすべて終了いたしました。
次回の定例会の期日を決めたいと思います。9月20日木曜日午後1時30
分から、場所は分庁舎1階会議室において開催ということでいかがでしょう
か。
<異議なしの声>
(広部委員長)
それでは、次回の定例会は9月20日木曜日午後1時30分から、場所は分
庁舎1階会議室において開催いたします。
これをもちまして、寒川町教育委員会8月定例会を閉会いたします。大変お
疲れさまでした。
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