TA・ RA 勤 務 マ ニ ュ ア ル 2008年度 鹿児島大学大学院理工学研究科 理工学研究科の基本理念 科学技術の高度化と多様化に対応して理工学系の学問と教育がますます専門 化していく一方,新しい境界領域と学際領域が開拓され,科学技術の総合化が進 んでいる。本研究科では,このような学問の高度化と多様化に幅広く柔軟に対応 し,次世代を開拓する技術者・研究者を養成する。また,自然科学の基礎分野の 教育研究を広い視野のもとで行い,人間生活を取り巻く自然について総合的な 知識を持ち,今日のさまざまな課題にも柔軟に対応できる人材の養成を目指し ている。 目 次 1.はじめに.............................................. 1 2.ティーチング・アシスタント(TA) 2.1.TA制度の目的................................. 1 2.2.TAの職務内容................................. 1 3. リサーチ・アシスタント(RA) 3.1.RA 制度の目的............................... 2 3.2.RA の職務内容............................... 2 4. TA・RA 活動報告書............................... 2 TA・RA 活動報告書 (様式) ....................... 4 付録1. 鹿児島大学ティーチング・アシスタント並びに リサーチ・アシスタントに関する取扱要領 .......... 5 1.はじめに 理工学研究科では,学部及び博士前期課程の授業(実験,実習および演習)の 補助を行って実務経験を積む「ティーチング・アシスタント(TA)」という 制度があり,また博士後期課程では,学部等が実施する研究プロジェクト等研究 活動の補助業務を行う「リサーチ・アシスタント(RA)」という制度があり ます。 TA・RAは学長が発令し,基本的に非常勤講師と同等の扱いを受ける公的な 職種です。TA・RAは履歴書の職歴にも記載でき,その活動は教育歴としても 評価されることもあります。高度な教育を受けながら研究活動をすることは大 学院生の本分ですが,TA・RAの活動を通してこれまでの「学ぶ」という「受 け身的な立場」から「教える」という「能動的な立場」を経験することは,新た な自己発見にも繋がる可能性があると共に,責任ある社会人としての立場を再 再認識する良い機会を与えてくれると思います。 2.ティーチング・アシスタント(TA) 2.1.TA 制度の目的 TA 制度の目的は「鹿児島大学大学院の優秀な学生に対し,教育的配慮の下に教 育補助業務を行わせ,これに対する手当支給により,大学院学生の処遇の改善に 資するとともに大学教育の充実及び指導者としてのトレーニングの機会提供を 図る」ことであります。 (付録1参照:鹿児島大学ティーチング・アシスタント 並びにリサーチ・アシスタントに関する取扱要領の(趣旨))。 2.2.TA の職務内容 TAは,当該研究科の主任指導教員の承諾を得て,学部及び大学院修士課程 (博士前期課程)の学生に対し,実験,実習及び演習等の教育補助業務を行うもの であります。 (付録1参照:鹿児島大学ティーチング・アシスタント並びにリサ ーチ・アシスタントに関する取扱要領の(職務内容))。 TAの業務にあたる大学院生は、TA制度の目的を正しく理解し,指導教員 の指導のもとに自己の研鑽に努めてください。また,指導教員の指示のもとに勤 務時間の報告など遺漏のない事務手続きを行ってください。TA業務の完了時 には,後述の「活動報告書」を提出してください。 −1− 3.リサーチ・アシスタント(RA) 3.1.RA 制度の目的 RA制度の目的は,「鹿児島大学における学術研究の一層の推進に資する研究 支援体制の充実及び若手研究者の養成,確保を推進するため,学部および学部附 属研究施設,大学院研究科,学内共同教育研究施設が実施する研究プロジェクト 等の研究活動の補助業務を行わせる」ことであります。 (付録1参照:鹿児島大 学ティーチング・アシスタント並びにリサーチ・アシスタントに関する取扱要 領の(趣旨))。 3.2.RAの職務内容 RAは,部局が行う研究プロジェクト等を効果的に推進するため,研究補助者 として従事し,当該研究活動に必要な補功業務を行う。(付録1参照:鹿児島大 学ティーチング・アシスタント並びにリサーチ・アシスタントに関する取扱要 領の(職務内容)) RAの業務にあたる大学院生は、RA制度の目的を正しく理解し,指導教員の 指導のもとに自己の研鑽に努めてください。また,指導教員の指示のもとに勤務 時間の報告など遺漏のない事務手続きを行ってください。RA業務の完了時に は,後述の「活動報告書」を提出してください。 4.TA・RA 活動報告書 TAまたはRAの大学院生は,TA採用願あるいはRA採用願を提出する際、 勤務日・時間帯・勤務内容等を記載する勤務計画表(あるいは勤務形態表)お よび日程表を,理学部あるいは工学部の総務係に提出することになっています。 この勤務計画表および日程表に基づいてTA・RAの補助業務を終了した後 は,以下の7つの項目を書いてまとめた「活動報告書」(4 ページに掲載)を A4用紙1枚にワープロで書いて提出してください。提出先は,TA・RA採用 願の提出先と同じです。 (1) (2) (3) (4) 所属、年次 職名(TAあるいはRA) 氏名(自筆) 主指導教員の氏名(自筆)または押印(RAの場合) 授業担当教員の氏名(自筆)または押印(TAの場合) −2− (5) 活動内容 (授業科目名,活動期間,時間および補助内容など) * 補助内容については,単に「実験の補助」,「実習の補助」,「演習の 補助」,「研究の補助」ではなく,もう少し具体的に書いてください。 例:「○○実験の補助」,「○○プロジェクト研究の補助」など。 (6) TA/RA活動を体験して身に付いたこと (7) その他,感想等 *(6) , (7)については、将来TA・RA活動を希望する学生の参考のた めに,「TA・RA勤務マニュアル(改訂版)」に(匿名で)いくつか掲 載したいと思いますので,できるだけ丁寧に書いて下さい。 −3− 平成 年度 TA/RA活動報告書 提出日 理工学研究科 職 年 月 日 博士前期/後期課程 専攻 年 TA/RA 名 氏 名 事前指導実施日 事後指導実施日 年 年 主指導教員 月 月 日 日 印 (自筆の場合は押印不要) 授業担当教員 印 (自筆の場合は押印不要) 1.活動内容 (授業科目名,活動期間,時間および補助内容など) 2.TA/RA活動を体験して身に付いたこと 3.その他,感想等 註:前期/後期,TA/RAのところは,片方のみ書いて下さい。 −4− 付録1 国立大学法人鹿児島大学ティーチング・アシスタント並びにリサーチ・アシスタントに関 する取扱要項 平成19年11月 7日 学長裁定 (趣旨) 第1 この要項は,国立大学法人鹿児島大学(以下「本学」という。)において雇用する ティーチング・アシスタント(以下「TA」という。)並びにリサーチ・アシスタント (以 下「RA」という。)について,必要な事項を定める。 (職務内容) 第2 TA及びRAの職務内容は,次のとおりとする 区 分 TA 職 務 内 容 学部及び大学院修士課程(博士前期課程)の学生に対し,実験,実 習及び演習等の教育補助業務を行う。 RA 学部,大学院研究科,学内共同教育研究施設(以下「部局等」とい う。)が実施する研究プロジェクト等を効果的に推進するため,当該 研究活動に必要な補助業務を行う。 (身分) 第3 TA及びRAは,非常勤職員とする。 (雇用対象者) 第4 TA及びRAの雇用対象者は,次のとおりとする。 区 分 任 用 対 象 者 TA 当該研究科に在籍する優秀な学生 RA 将来,研究者となる意欲と優れた能力を有する大学院博士後期課程 に在籍する学生 (選考) 第5 TA及びRAの選考は,次のとおりとする。 区 分 選 考 TA 雇用する学生が在籍する研究科において行う。 RA 大学院博士後期課程が所属する研究科と連携の上,当該研究プロジ ェクト等を実施する部局等の長が行う。 2 前項に規定するもののほか,TA及びRAの選考に関し必要な事項については,TA については当該研究科,RAについては当該部局等において定める。 (勤務時間等) 第6 TA及びRAの勤務時間等は,次のとおりとする。 区 分 TA 勤 務 時 間 等 1日につき8時間以内,1週間につき30時間以内 (学生の受ける研究指導及び授業等に支障が生じないよう配慮する。) RA (1) 1日につき8時間以内,1週間につき20時間以内 (2) 通算200時間程度以上を標準 (学生の受ける研究指導及び授業等に支障が生じないよう配慮する。) 2 TA及びRAの勤務状況の把握は,部局等において適宜勤務実績簿を作成し,保管す る。 (採用手続等) 第7 TA及びRAの採用手続等については,別に定める国立大学法人鹿児島大学非常勤 職員就業規則(平成16年規則第60号)によるものとする。 (給与) 第8 TA及びRAの給与は,次のとおり時間給のみを支給し,他の給与は支給しない。 なお,時間単価については予算の範囲内において,抑制することができる。 区 分 TA 時 間 単 価 (1) 修士課程在籍学生 1,100円 (2) 博士(後期)課程在籍学生 1,300円 RA 1,300円 (山口大学大学院連合獣医学研究科に係る準用) 第9 山口大学大学院連合獣医学研究科の博士課程に在籍し,本学に配置された学生をT A又はRAに雇用する場合は,この要項を準用する。ただし,第5第2項の規定は,本 学 農学部獣医学科とする。 (雑則) 第10 この要項に定めるもののほか,TA及びRAに関し必要な事項は,当該研究科の 研究科委員会において別に定める。 附 則 1 この要項は,平成20年4月1日から実施する。 2 次に掲げる実施要領は,廃止する。 (1) 鹿児島大学ティーチング・アシスタント実施要領(平成4年12月1日学長裁定) (2) 鹿児島大学リサーチ・アシスタント実施要領(平成8年8月21日学長裁定)
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