ケーススタディ│丸紅情報システムズ株式会社 ビジネスの安全を守る全社セキュリティ基盤に 「Kaspersky Business Space Security」を採用 スマートデバイス活用を促進し生産性向上を実現 旧・丸紅情報システムズと丸紅ソリューションの合併により、誕生した丸紅情 報システムズ。IT専門商社とSIerの融合によって生まれたことから、他社には ない強みを有している。その一つが、世界中の国々から先進的なプロダクトや ソリューションを発掘する「目利き力」だ。近年でも、災害時などに威力を発揮 する「長距離音響発生装置」や3次元CADデータを元に立体物の造形を行う 「3Dプリンター」など、数多くのユニークな製品を日本市場に展開している。 会社概要 丸紅グループとしての強みを活かし、IT システムのコンサルティングから企画・ 設計・構築、データセンタサービスに至 るまで、トータルなソリューションを提 供。また製造・流通・サービス業など 様々な業種・業態に向け、国内外の先進 的なIT 商材を販売している。SIer とIT 専門商社という2つの特長を活かすこと で、顧客企業の期待を超えた、新しい「価 値」の提供を行っている。 業種 情報サービス業 課題 ・新会社発足に伴うアンチウイルス基盤 の構築 ・大量のクライアント/サーバの効率的 な管理 ・スマートフォンのセキュアなビジネス 利用 環境 Windows Server 2008 Windows Vista/7 Android 2.x カスペルスキーのソリューション Kaspersky Business Space Security - Kaspersky Endpoint Security for Windows - Kaspersky Endpoint Security for Smartphone - Kaspersky Security Center Kaspersky Targeted Security - Kaspersky Anti-Virus for Proxy Server また、SIの分野においても、企画、設計・構築から本番稼働後の運用に至るま で、ワンストップで対応できる豊富なソリューション群を用意。顧客企業の 要望やニーズに合わせて最適なITインフラを提供している。 セキュリティ上の課題 グローバルに展開する同社のこのような事業活動を支えるのが、情報システ ム部だ。同部は、社内システムの構築や運用、アプリケーションの選定・検証 など様々なミッションがあるが、中でも情報セキュリティは、最重要テーマの 1つになっている。IT企業である以上、万が一、セキュリティに関する重大な インシデントが発生すれば、それだけで信頼を失いかねないからだ。 そのため、同社ではISMSやプライバシーマークなどの公的認証の取得にも積 極的に取り組む一方で、社内にもセキュリティ委員会を設置。安全・安心の 確保に努めてきた。 しかし2社が合併したことで、情報セキュリティに新たな課題が浮上してきた という。 「各社それぞれに異なるアンチウイルス製品を導入していたため、2種類の製 品の混在運用を余儀なくされていたのです。こうした状況は、セキュリティ ポリシーの統一が図れないばかりでなく、コスト面や運用面でも大きな負担 が掛かっていました」と同社で社内ネットワークの構築・運用や情報セキュ リティなどの業務を担当するネットワーク管理課 担当課長の吉井 克行氏は 話す。 ソリューション そこで同社では、新会社のビジネスを支える新たなセキュリティ基盤を確立 すべく、アンチウイルス製品の見直しに着手した。 これまで各社で採用していた製品のどちらかに片寄せする手もあったが、同 社ではあえてこの方法を取らず、ゼロベースでの再検討を実施。その結果新 たに採用されたのが、企業ネットワークをあらゆる脅威から包括的に保護す るカスペルスキーのセキュリティソリューション「Kaspersky Business Space Security」だった。 「ビジネスを守るための製品である以上、プロテクション能力の高さが非常に 重要なポイントになります。その点、カスペルスキーの製品は業界屈指の高 い検知・防御能力を誇る上に、従来導入していた製品と比較してパターンフ ァイルの更新頻度なども多く、それだけ最新の脅威への対応が早いと感じて いました」と吉井氏とともにネットワーク管理課 担当課長を務める川副 正裕 氏はその理由を説明する。 さらに、 「運用管理のしやすさ」も重要なポイントになったという。「合併に伴 ケーススタディ│丸紅情報システムズ株式会社 結果 ・高い検知・防御力により、安全な業務環 境を整備 ・多彩なレポート機能と運用管理機能で セキュリティ管理の負荷を軽減 ・スマートデバイスを利用した新たなワー クスタイルを確立 い、業務用・開発用含めて大量のクライアントが稼働することになるため、運 用管理負荷の増大が懸念されていました。その点、カスペルスキーが提供す る管理ツール『Kaspersky Security Center』は、各種の管理作業が一元的に行 えるだけでなく、充実したレポート機能のおかげで知りたい情報も容易に確 認できると判断しました」 (川副氏)。 加えて、同社では、以前からカスペルスキー製品の販売を行っており、自社内 での検証用にパイロット導入も行っていた。そこでの評価が非常に高かった ことも、従来製品に代えて採用する決め手の一つとなったという。 結論:セキュリティの新基準 Kaspersky Business Space Securityの導入によって、同社では、様々な脅威 に対抗できる強固なセキュリティ基盤を実現している。中でも注目したいの が、スマートデバイスのセキュリティ保護のためにも活用されている点だ。 現 在、約1400台 の ク ラ イ ア ン ト と 約60台 の サ ー バ に 加 え て、約600台 の Androidスマートフォンの安全を守るツールとして活用している。 「これまで会社から支給していた携帯電話をスマートフォンへリプレースする ことになったため、スマートフォン環境のセキュリティをどう守るかが課題 と な り ま し た。そ の 点、Kaspersky Business Space Securityは、Windows、 Linux、Mac OSだけでなくAndroidにも対応していますので、こうした新たな 課題にもスムーズに対応することができました」と吉井氏は説明する。 丸紅情報システムズ株式会社 情報システム部 ネットワーク管理課 担当課長 吉井 克行 氏 これによりメールやWebアクセスはもちろん、様々な業務システムなどもス マートフォンからセキュアに利用することが可能になり、ビジネスの生産性 向上やワークスタイル改革を推進する上で大きな威力を発揮している。 「ビジネスにおいては環境変化への対応が重要な課題になりますが、そこでセ キュリティが足かせになってしまうようでは意味がありません。その点、今 回のように柔軟な対応が取れれば、現場の業務ニーズへ迅速に応えていくこ とができます」と川副氏は語る。また、一つのライセンスをPCやサーバ、ス マートデバイスなど複数の機器で利用できるため、IT投資の効率化という面 でも大きな成果が上がっているという。 もちろん、同社がセキュリティを強化しているのはエンドポイントばかりで はない。外部ネットワークとの接続に関するセキュリティについても力を入 れている。具体的には、 「Kaspersky Anti-Virus for Proxy Server」とデジ タルアーツ社のフィルタリングソフト「i-FILTER」を融合させた「i-FILTER powered by Kaspersky」を独自に開発。自社内のゲートウェイセキュリティ 強化に活用すると同時に、セキュリティ製品として外販も行っている。 丸紅情報システムズ株式会社 情報システム部 ネットワーク管理課 担当課長 川副 正裕 氏 社内インフラから顧客向けのソリューションに至るまで、幅広い領域でカス ペルスキー製品を活用する同社。「今後もしっかりとビジネスの安全・安心を 支えつつ、利便性にも配慮したセキュリティ基盤の強化に努めていきたい」と 最後に吉井氏は力強く語った。 ネットワーク構成図 本社 アップデートサーバー + クライアント セグメント 〒101-0021 東京都千代田区外神田3-12-8 住友不動産秋葉原ビル7F http://www.kaspersky.co.jp http://www.viruslistjp.com [email protected] インターネット 株式会社カスペルスキー サーバー セグメント <お問い合わせ先> データセンター KSN i-Filter powered by Kaspersky Kaspersky Security Center 支店 専用線 Kaspersky Business Space Securityは、Kaspersky Lab ZAO の登録商標です。その他記載された会社名または製品名などは、各社の商標もしくは登録商標です。 記載された内容は、改良のため予告なく変更される場合があります。© 2012 Kaspersky Labs Japan
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