DIPL 通信(ホームページで配信中 http://dipl.jp) 平成 22 年 12 月 No.80 DIPL 通信 No.80 号をお届けします。 もうすぐ師走、受験生の目の色が変わってきました。この一年「受験」をきっかけにして精神的にどんどんたくまし くなっていく姿を見せていただくありがたさを感じます。上から目線ですみませんが、みなさんよりちょっと先輩なの でお許しください。 目標に向かってがむしゃらに頑張れる時間はあと2~3ヶ月と思うと、まだまだ自分を変えることが出来そうです。 冬期ゼミも自分が変わるきっかけとして、精一杯ご活用ください。 みなさんの「自分の受験」が自分にとって「大切な出来事」となることを願ってやみません。 読書講座担当 小島 良枝 立川校で「読書講座・わくわく文庫」を担当しています。みなさんにとっては馴染みがない講座かもしれませんが、心 の中に眠っている「国語の力」を引き出すお手伝いをしたいと願って取り組んでいます。自分の気持ちを言葉で、文字 で表せたらステキだろうなと思っています。自分の気持ちも、相手の気持ちも感じられたらもっとステキでしょ。 「ロビン・フッドのゆかいな冒険」では元気をもらい、「へんな怪獣」ではありえないことを感じ、「三国志」では日本の 歴史と比べ、「小さなコックさん」ではかわいそうだなと感じ、「気球にのった少年」と一緒に冒険をする。 心が感じて動くから「感動」というのだそうです。 本を読むといっぱい感動が味わえますよ。 時間の長さは自分が決める! 時間の経つのは早いです。(ここでうなずいている人は何年間生きた方でしょうか) こういん や 「光陰矢のごとし」って聞いたことありますか?時間は立ち止まらずに、今この時も過ぎているという意味です。過ぎて いく時間は止めることも、戻すこともできません。 みなさんは自分が大人になる姿を想像したことはありますか? 時間が経てば、今小学生のあなたも、中学生のあなたも、高校生のあなたも必ず大人になります。 もっと時間が経てば、おじいさんにも、おばあさんにもなります。 それだけの時間をあなたは持っています。そして、その時間の使い方はすべてあなたに任されています。 「一生懸命勉強しているあなたも」「勉強なんて何の役に立つの?と考えているあなたも」「深く考えるのがいやだと思 っているあなたも」平等に時間は過ぎていきます。 ――――おせっかいかもしれませんが、一緒に時間の使い方を考えてみましょうか。―――― 「時間を大切にする」 あなたにとって「10 分」は何が出来る時間でしょうか? 授業と授業の間の「10 分休憩」、「トイレタイム」、私が担当している読書講座ではその 10 分が「都道府県・県庁所在 地」を覚える時間です。 とら 時間は人によって長さが違います。実際の時刻が違うのではなく、捉え方の話です。「10 分」じゃ何もできないと思った ら、本当に何も出来ないって知っているでしょ。 でも、「10 分」で都道府県を少しずつ覚えていこうと思ったら、その積み重ねで覚えられるのです。 「10 分」は 6 回積み重なって「1 時間」になります。時間の長さだけではなく、「集中した 10 分」は「何もしない 10 分」と は全然違います。 「一生懸命やった 10 分」は積みあがるのです。しっかりとした「形」になります。 コツコツって何? 「コツコツやりましょう」とDIPLの先生たちはよく言っています。 先生たちは自分の経験と、今まで長い間みなさんと同じ年代の子供たちを何人も教えていて、「コツコツやること」の 持つ力をよく知っているからです。 「コツコツやりましょう」は「時間を大切にする気持ちを育てましょう」ということです。 「時間を大切にする気持ち」を育てるのは、あなた自身です。 あなたはその気持ちを育て、大きくしていくことができます。 自分で自分を育てる! ――――「時間を大切にする気持ちを育てる」ってどうやったらできるのでしょうか?―――― らく 「時間を大切にする気持ち」を育てるには、「なまける、楽をしたい、面倒くさい気持ち」との戦いから始まります。「なま らく ける、楽をしたい、面倒くさい気持ち」はすぐに出てくるでしょ。 その気持ちが出た時に戦うのです。 たとえば、「遊んでから宿題をやろう」、「テレビを見たあとで宿題をやろう」、「塾の宿題は行く前の日にやろう」、「休み たい」、「疲れた」、「苦手だからやりたくない」という気持ちが出た時が戦いの合図です。 『あとでやろう』は、『今からやろう』に切り替えます。 『休みたい・疲れた』は、『休みたいけど、疲れたけどあと 1 問頑張ろう』と自分を励まします。 『苦手だからやりたくない』は、『苦手だけど、少しずつやってみよう』と苦手を受け入れてみてください。 初めは、慣れないからちょっと大変ですが、大丈夫!あなたならきっと出来ます。 少しずつでもOKです。自分を励ましながら、歩み続けましょう。 あなたの戦いの味方は自分で思っているよりたくさん周りにいます、DIPLの先生たちもその一人です。いつも応援し ています。 この戦いの積み重ねは、きっとあなたを変えていきます。 きた この戦いは、少しずつ自分を鍛える歩みでもあります。 きた 自分を鍛える積み重ねは、今の自分では想像もつかない「未来の自分」に出会えることを、DIPLの先生たちは保証し ます。 あなたも、挑戦してみませんか? やってみようと思えば、いつからだって始められます。今からだってね! キミもできる!
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