事例紹介 | Gun Fu Stickman 2 AdMob アプリ内課金向け広告によるハイブリッド収益化モデルで成功を収めた Dobsoft 概要 Dobsoft は、ユーザーエクスペリエンスを重視するオーストラリアのモバイルゲーム会社です。同社の Will Dobson 氏と Rowan Edmondson 氏は 2011 年以来、ユーザーを捉えて離さない魅力的なゲームの開発に取り組んできました。代表作のひとつである Gun Fu: Stickman 2 は、ダウンロード 100 万回以上を記録しています。ファン層を重視する姿勢によって成長してきた同社ですが、アプリビジネスとしての持続可能性という点で、次の一手を考える必要がありました。会社概要ハイブリッド収益化モデルの採用 • www.dobsoftstudios.com 収益性の高いアプリビジネスの確立に向けて Dobsoft がまず導入したのは、アプリ内課金（IAP）モデルでした。ゲーム内で料金を払うことで、新しい武器を購入したり、別のモードでゲームをプレイしたりすることができるシステムです。結果、いくらか収益を上げることはできましたが、会社として十分なパフォーマンスを確保するには至りませんでした。他社の人気アプリでは、アプリ内広告によって収益を確保しているケースもありましたが、広告を表示することでユーザーエクスペリエンスに悪影響があるのではという懸念から、Dobsoft では導入を躊躇していました。 • Dobsoft Studios は、オーストラリアのブリスベンを拠点とするメンバー 2 名のゲーム開発チームです。ユーザーを捉えて離さない魅力的なゲームを幅広いジャンルに送り出しており、特にモバイルゲーム「Gun Fu」シリーズで知られています。目標 • ユーザーエクスペリエンスを重視した魅力的なモバイルゲームアプリを製作する • アプリの収益で会社の成長と提供商品の拡充を図る手法 • アプリ内課金（IAP）のみの収益化戦略から、アプリ内課金とアプリ内広告を組み合わせたハイブリッド収益化モデルへと切り替えアプリ内課金による収益化を完全に諦めたくはないものの、全面的に広告に頼るのは避けたいという観点から、Dobsoft はハイブリッド収益化モデルを採用することにしました。「私たちの収益化戦略には何かが足りないのだと気づきました。それが広告だったんです。」 Will Dobson 氏 Dobsoft Studios オーナー • AdMob IAP 自社広告を導入し、価値の高いユーザーにアプローチ成果 • 収益の半分以上をアプリ内広告によって獲得 • 収益が 2 か月で 6 倍成長 • ユーザーあたりの平均収益が 20% 向上収益化モデルに広告を加えてから同社の収益は増加し、現在では総収益の半分以上を広告が占めています。「ハイブリッド収益化モデルの導入は当社にとって大きな転換点でした。アプリ内課金だけでは不足していた収益が、広告とアプリ内課金との併用によって安定し、駆け出しのソフトスタジオだった当社も成長を続けることができました。おかげで現在もこうしてアプリビジネスを続けられています。」実際に戦略に組み込んでみてわかったのが、広告はゲームのエクスペリエンスを損ねるものではないということです。アプリの機能に沿った自然なタイミングで広告を表示すれば、ユーザーに意味のある情報を提示しながら収益を増やすことができます。Dobsoft はインタースティシャル広告を数ラウンドに 1 回だけ表示し、動画広告はときどき混在させる程度に抑えました。「余計な要素をそぎ落とすことが最大限の効果を生む、というのが、ユーザーエクスペリエンス向上のための当社のモットーです」と Dobson 氏は話します。この配慮と方針のおかげで、アプリ内広告についての苦情はまだ 1 件も寄せられていません。事例紹介 | Gun Fu Stickman 2 アプリ内課金の収益を高める AdMob IAP 自社広告 AdMob について世界有数のモバイル広告配信サービスである AdMob は、世界中で 65 万件を超えるアプリに導入されています。2006 年より、さまざまな広告フォーマット、広告メディエーション、業界トップの広告掲載率を実現し、アプリ開発ビジネスの成功を支援。AdMob に組み込まれた Google アナリティクスでアプリのパフォーマンス測定とユーザーの分類を行うことで、データに基づく効果的な収益化が可能。 2015 年 5 月に Dobsoft は「Gun Fu: Stickman 2」をリリースしました。簡単に言うと、武器や装備を獲得して敵を倒し、ランキング向上を目指すゲームです。それまでにリリースしたアプリでのハイブリッド収益化モデルの成功を踏まえ、Dobsoft は AdMob の IAP 自社広告によってアプリ内課金の収益を最大化することにしました。IAP 自社広告では、Google 独自のデータやモデルによって購入の可能性が最も高いユーザーを割り出し、アプリ内課金（IAP）商品を宣伝することができます。アプリ内課金向け広告の表示は購入の見込みが強いユーザーに絞り、他のユーザーには通常の広告を表示できる点も特徴です。詳細: http://www.google.co.jp/ads/admob IAP 自社広告と AdMob 広告の導入以来、同社の収益は 2 か月で 6 倍というペースで伸び、ユーザーあたりの平均収益も 20% 向上しています。詳細なユーザー分析に基づき、理想的なユーザー層を知ることができるこの広告フォーマットは、Dobsoft に大きな成果をもたらしました。IAP 自社広告と AdMob 広告の導入以来、同社の収益は 2 か月で 6 倍というペースで伸び、ユーザーあたりの平均収益も 20% 向上しています。勢いに乗る Dobsoft は、その後もハイブリッド収益化モデルを活用しています。アプリ内課金と広告の組み合わせは、今や同社にとって勝利を約束するコンビネーションです。Gun Fu: Stickman 2 の大成功を踏まえ、同社は AdMob との有益な関係を今後も継続していく予定です。「AdMob は収益化の手段として非常に優れています」と Dobson 氏は話します。「実装は常に簡単で、ドキュメント類も十分に整備されています。また、支払いも非常にしっかりしています。他の収益化サービスでは必ずしもそうではないので、ありがたい点です。」 © 2015 Google Inc. All rights reserved. Google および Google ロゴは Google Inc. の商標です。その他すべての社名および製品名は、それぞれ該当する企業の商標である可能性があります。