教育原理

電気通信大学 平成21年度シラバス
授業科目名
教育原理
英文授業科目名
Principles of Education
開講年度
2009年度
開講年次
1年次
開講学期
後学期
開講コース・課程
昼間・夜間主コース
授業の方法
講義
単位数
2
科目区分
教職科目-教育の基礎理論に関する科目-
開講学科・専攻
情報通信工学科
情報工学科
電子工学科
量子・物質工学科
知能機械工学科
システム工学科
人間コミュニケーション学科
担当教官名
佐々木 啓子
居室
東1-513
公開E-Mail
授業関連Webページ
[email protected]
【主題および達成目標】
今日、私たちが教育としてとらえているもののルーツを、主に西洋の教育思想の変遷を辿ることによって
明らかにし、教育という私的な営みが、近代国家の成立とともに公教育として制度化するプロセスを理解
する。また、日本の近代化が教育の普及とどのように関連していたかを社会経済的変化のなかでとらえる
とともに、変動する今日、教育はいかなる役割を担うべきかを検討する。
【前もって履修しておくべき科目】
特になし
【前もって履修しておくことが望ましい科目】
特になし
【教科書等】
資料を配付します。
適宜、参考書を指定。
広岡義之編著『教育の制度と歴史』ミネルヴァ書房,2009年(初版2007年)
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【授業内容とその進め方】
【授業内容】
・古代の教育思想:古代ギリシャ・ローマ、孔子・孟子
・中世の教育:コレージュの教育、徒弟制度、自由都市における実学教育、大学の起源
・中世から近代へ:「子ども期」の発見、「教育」の誕生、ルター、コメニウス
・啓蒙主義の教育思想:ロック、ルソー、カント
・近代教育思想:ペスタロッチ、コンドルセ、ヘルバルト、
・国民国家の形成と教育:フランス第三共和制下の教育改革、プロイセン・ドイツの教育
・公教育の制度化
・アメリカ民主主義と学校教育:J.デューイ
・日本の近代化と教育
・戦後日本の教育改革と教育の拡大
・教育改革の世界的動向
【授業の進め方】
・講義形式で行います。課題の提出を求めることがあります。
【授業時間外の学習(予習・復習等)】
授業で取り上げる教育思想家の著書をできるだけ読んでください。
【成績評価方法及び評価基準(最低達成基準を含む)】
期末試験:60%、課題の提出:20%、出席状況など20%
単位認定には最低3分の2の出席が必要。
【オフィスアワー:授業相談】
5分以内の相談であれば随時、受け付けます。それ以上の相談は事前にアポイントメントをとって下さい。
【学生へのメッセージ】
教職科目として最も基礎的な科目です。教員免許状取得のための必修科目ではありますが、近年の教育
学、社会学、思想史、社会史などの知見を取り入れ、教職教養として必要な内容を盛り込んだ講義にした
いと思っています。
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【その他】
特になし
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