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シリーズ特集
Vol.1
▲左側の家は1階部分がつぶれています。右側の家は完全に崩れています。
町では今年度を第六次総合計画の実行の年と位置づけています。そこで、町を挙げて取り組む主要事業に町民の
皆さんの意見を反映させながら、町民の皆さんと協働で行っていくために、新しい情報をシリーズとして掲載して
いきます。
第1回目となる今月は「防災対策」と「非核平和都市宣言」です。
1 防災対策
4月に発生した熊本地震のような大規模災害が発生した場合、重
要になるのが「自助」
「共助」
「公助」といわれています。
「自助」
は自分自身の命や身の安全を守ること、
「共助」は地域コミュニティ
での相互の助け合い、
「公助」は自治体(町)が行う被災者の支援
です。ここでは、
「公助」としての町の取り組みについてお知らせ
します。
【熊本地震視察】
▲ブロック塀が粉々に崩れています。
町では地域防災計画の見直し、避難所開設マニュアルの見直しな
どを進めているところですが、そのために熊本地震の被災地の現地
視察をして、勉強してきました。
訪れたのは、熊本県益城町です。住宅の被災状況、避難所の状況、
役場や公共施設の被災状況の視察を行いました。
【防災訓練】
このたびの視察を踏まえ、今年10月23日に中小学校区にて行
う町総合防災訓練に避難所開設訓練も取り入れるように、検討して
いきます。
【相互応援協定】
▲避難所のプライベートスペース
町は今年度、揖斐郡3町で広域避難に関する協定を結びました。また、
「5日で5000枚の約束。プロジェクト
実行委員会」と災害時における畳の提供に関する協定も結びました。
友好都市である北海道北見市やフラワー都市交流連絡協議会加盟の8都市、嚶鳴フォーラムの13自治体とも相
互応援協定を結んでおり、いざというときには連絡を取り合い必要な支援を行います。
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広報おおの 2016.9
【備蓄品】
非常品チェックリスト
町では、水や食料やプ
準備できたものをチェックしよう!
ライベートルーム等の備
いざという時のために備えましょう!
蓄品を保管しています。
避難する時は、命最優先です。身の危険を感じたら、家の
中に大切なものがあっても迅速に避難しましょう。
平成30年開駅予定の
道の駅には、4万リット
項 目
ルの飲料水兼用耐震性貯
完了後は、1人1日3リッ
▲食料と避難所用プライベート
ルーム
非常食
水槽を整備予定で、設置
チェック欄
ビスケット類、缶詰、チョコレートなど
飲料水(1人1日3リットル)
粉ミルク(栄養価が高いので、あると便利)
の水が確保できます。
しかし、町だけで人口
しく、町民の皆さんもそ
れぞれのご家庭で「自助」
▲水と食料
ます。
常備薬(消毒薬、解熱剤、風邪薬など)
綿棒、カミソリ、安全ピン
現金(小銭も必要)
預金通帳や有価証券の写し、印鑑 健康保険証や運転免許証など身分を証明するものの写し
衣類
としての備蓄もお願いし
ばんそうこう、ガーゼ、包帯、三角巾
体温計 貴重品
分全てを保管するのは難
救急用品
トルで3日間で4千人分
下着、上着
防災ずきんや帽子、ヘルメット
運動ぐつ、軍手、スリッパ
1日あたりの必要数量(人数)は、846人を想定していま
洗面道具(歯ブラシセット、石けんなど)、タオル
日用品
大野町備蓄品の品目と数量
す。これは、H25. 2南海トラフの巨大地震等被害想定調査
です。
主な備蓄品
備 考
9,700
㍑
1人1日3リットルが必要とさ
れています
食料(乾パン等) 14,580
食
毛布
800
枚
72
個
120
本
15
袋
16
袋
懐中電灯
電池
紙おむつ(大人用)
紙おむつ(子ども用)
トイレットペーパー
障がいに関する手帳 福祉医療費受給者証 補聴器 ナイフ、缶切り
その他
単位
水
保有数
大きなゴミ袋
筆記用具、新聞紙
高齢者 障がい者
定して防災計画が策定されています。主な備蓄品は次のとおり
生理用品、紙おむつ、ほ乳びん
ティッシュ、ウェットティッシュ、トイレットペーパー
報告書による想定避難者数によるものです。南海トラフ巨大地
震が、発生する可能性が最も高いと予想されており、これを想
マスク
携帯ラジオ、懐中電灯、乾電池
マッチ、ライター、非常用ローソク
笛(家屋の下敷きになった場合など、居場所を知らせるため)
家の合いカギ
上記に限らず、必要となるもの
300 ロール
大野町非核平和都市宣言
世界の恒久平和は人類共通の願いです。
2 非核平和都市宣言
世界で唯一の被爆国である我が国は、核兵
オバマ大統領の広島市訪問を
器の廃絶と世界の恒久平和を実現できるよう、
契機として、改めて平和の尊さ
世界に向けて強く訴え続けていかなければな
を確認し、平和への希求を後世
に伝え続けていくため、8月1
りません。
日に非核平和都市を宣言しまし
私たち大野町民は、先人たちが守り育てて
た。
くれたこの水と緑に恵まれた自然豊かな町を
この宣言により私たちは、核
愛し、郷土を創造し発展させ、次代へ継承し
兵器の廃絶と世界の恒久平和の
て行く責務があります。
実現に取り組むとともに、子ど
この想いと人類の平和と幸せを願い、ここ
もたちにこの自然豊かな町を継
承していきましょう。
▲除幕式のようす
に大野町は「非核平和都市」を宣言します。
広報おおの 2016.9
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