Nakama 2016-12-04

プリンストン日本語学校
平成28年度 No.29
平成28年12月4日
文責 荒川雄之 [email protected]
学
学芸
芸・
・学
学習
習発
発表
表会
会か
から
ら
12月11日に幼稚部の学芸発表会、小学部、P 小学部。
JASL の児童生徒による学習発表会が予定されています。
限られた時間の中で練習に取り組む子どもたちが、多忙
な中で台本作り等に取り組んだ教員たちが、そして道具
作りや練習の支援に協力をいただいた保護者の皆さん
たちが、総力を挙げて準備を進めています。先週は、幼
稚部のリハーサルがありました。
本番さながらに演技する子ど
もたちと、これもまた、本番さな
がらに我が子の演技と成長を
見守る笑顔に囲まれたリハー
サルとなりました。当日は、さ
らに磨きのかかった演技となり
そうです。また、放課後には学習発表会担当の教員た
ちと係保護者の打ち合わせがありました。教員や保護者
の協力で作成した台本や音源・スライド等を一つひとつ
確認し、少しでもみんなの努力が実るように綿密な打ち
合わせが行われていました。最後のクラスとの打合せが
終わった後も係保護者の皆さんは機材の確認等を行い、
帰路につかれたのはすでに6時半を大幅に回っている
頃でした。会場係・音響係の皆さんには、心よりお礼申
し上げます。ありがとうございました。今年は児童生徒数
の大幅な増加があり、保護者の参観のための座席を少
しでも増やすためにと、会場を急遽 Yvonne Theater に
変更いたしました。そのため、発表の段取り等で担任・
係保護者に少なからぬ負担をかけています。うまくいか
ないことも生じることと思いますが、それぞれが精いっぱ
い取り組んだ結果となりますので、参観される皆様には
温かい見守りと、盛大な拍手をお願いいたします。なお、
会場変更に伴い、座席数は増加しましたが、保護者全
員分の確保はできません。お子さんの発表が終わりまし
たら、他の方に席を譲られるよう、お願いします。途中、
参観者の入れ替えが可能なように休憩時間も設定しまし
た。補習校・在外教育施設ならではの「お互い様」の精
神で、皆様にとっても実り多い日となりますようよろしくお
願いします。演目等の詳細は次週配信いたします。
お
お知
知ら
らせ
せ(
(講
講演
演会
会)
)
次の演題は、先日行われた表現学習発表会のものです。
小学校高学年・プリ小高の皆さん、君たちならばこの演題
からどのような話を紡ぎだしていきますか?一つでも、二
つでも選んで、おうちの方や友達と話し合ってみましょう。
これは上級生たちから君たちへのとても魅力にあふれた
贈り物ですね。
◆日本とアメリカの教え方 ◆マンガとアニメと僕
◆僕と空手 ◆なぜすべての人がチェスを指すべきか
◆アメリカと日本のSNS ◆読書の楽しみ
◆ハチの数の減少 ◆「ありがとう」という魔法
◆学校はいらない!? ◆私の亀
◆日本人 対 アメリカ人 ◆お茶室のマジック
◆人を愛するとは ◆書道の真髄
◆私の家に来た交換留学生
◆バレエをどう思いますか? ◆視点 ◆心の支え
◆心と音楽のつながり
◆もしもこの世界がゴミで溢れたら ◆未来の世界
◆テニスに決めた ◆日米の価値観の違い
◆アメリカの教育とテクノロジー ◆終わらない戦争
◆テロを防ぐには ◆コミュニティーについて
◆故郷、人をつなげる力 ◆友との再会
◆AI と人間の未来 ◆もう一つのふるさと
◆最大の恐怖 ◆ハーフとしての存在
◆落ちこぼれを考える ◆寿司を知らないアメリカ人
◆チームワーク ◆グローバル社会について
なお、受賞者の発表原稿は、本紙面にて紹介していき
ます。
今後の予定
本
日
学習発表会リハーサル
新入生コース希望表提出締め切り
12月11日 学芸・学習発表会(Yvonne Theater)
12月18日 冬休み前最終授業日
1月 8日 書初め①
1月15日 書初め② P コース、高等部入学説明会
冷泉彰彦氏講演会14:45~(301)
(※1月8日の予定から変更になりました。)
◆本日、映画監督の濱口竜介氏をお招きして、中高生
たちに向けた講演会が予定されています。また、プリ
ンストン大学での講演も予定されています。
◆表現学習発表会でも身近に起こったヘイトクライム
について語られていましたが、プリンストン日本人会
から「差別、ヘイトクライムについてのセミナー」のご どちらも大変意義深い講演会と思われ
案内をいただきました。講師のインザナ裕子さんは ますので、本紙面でもご紹介させてい
ただきます。詳細は2枚目にあります。
セラピストとして各現場でご活躍と伺っています。
プリンストン日本語学校
平成28年度 No.29
平成28年12月4日
文責 荒川雄之 [email protected]
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ミニ
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12 月 4 日に、映画監督の濱口竜介さんをお招きして、中
学生と高校生を対象としたミニ講演会を開催します。
濱口監督は将来を嘱望されている若手の映画監督で、
現在、文化庁の派遣でハーバード大学に一年間滞在さ
れています。
日本語学校のミニ講演会では、2011 年から 2013 年にか
けて、酒井耕との共同監督で製作した東日本大震災以
後の「東北記録映画三部作」(『なみのおと』『なみのこ
え』『うたうひと』)を中心に、映画作りのことなどの話をし
ていただく予定です。
また、翌日 5 日と 6 日には、プリンストン大学主催で濱口
竜介監督作品「ハッピーアワー」の上映会が行われます。
一般公開で入場は無料です。
http://eap.princeton.edu/events/happy-hour-film-scre
ening-and-qa
これは昨年のスイスのロカルノ国際映画祭で主演女優
賞と脚本の特別表彰を受けた作品です。ロカルノ映画
祭はカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭に次
ぐ映画祭とされ、若手監督の登竜門とも言われています。
受賞した田中幸恵、菊池葉月、三原麻衣子、川村りらは、
濱口監督が神戸で行った「即興演技ワークショップ」の
参加者で、いずれも演技経
験がありませんでした。いわ
ば素人の四人の女性が大き
な映画祭の主演女優賞を日
本人として初めて受賞したと
いうことで話題になり、ご記憶
の方もおられると思います。
5時間 17 分の大作で、離婚
や夫婦の不仲などに直面す
る4人の仲の良いアラフォー
女性の生活を通し「自分は
本当になりたかった自分なのか」を問い掛ける。生々し
い会話と身ぶりによって、彼女らの「生」をまるごと捉え、
濱口監督の方法論が高く評価された作品です。
その後もフランスのナント映画祭で準グランプリ、シンガ
ポール映画祭の監督賞、文化庁芸術選奨文部科学大
臣新人賞、その他数多くの賞を受賞しています。
予告編はこちら
http://hh.fictive.jp/ja/
5 時間以上の大作ですので、12 月 5 日には全編を大学
で、12 月 6 日は場所を The Garden Theater に移して、
終わりの部分 90 分ぐらいを上映し、そのあと監督と主演
女優の一人、菊池葉月さんの Q&A があります。「ハッピ
ーアワー」は MoMa(8 月)、イエール大学(9 月)をはじめ、
全米あちこちで上映会が行われています。
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差別
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インザナ裕子氏
・・・知っておいて便利な人権に関しての法律や、日常生活
で使えるプラクティカルな対処法、そして、子供にどのよう
な会話をすべきかなどを話し合いたいと思います。
◆アメリカの差別の歴史。(宗教の弾圧のためにヨーロッパ
から初めて移住してきた移民から、人種差別、女性に対す
る差別、そして、ゲイ、レズビアンなどのセクシュアル アイ
デンティティーへの差別など。平等を強調しているこそ、差
別の歴史がわからなければアメリカの歴史は語れません。)
◆ヘイトクライムとは何か?
◆現在、アメリカで法によって守られている人権。
◆ニュージャージー州の現地校での差別、いじめについて
の法、そして、学校との上手なコミュニケーションの取り方。
(現在、学校でいじめが発生すると現地校の責任となりま
す。)
◆仕事場で守られている人権。
◆自分でできる日頃からの差別の予防法。
◆実際に差別にあったらどのように対応すべきか?
◆ホリデーでの家族との団欒や道端で、差別的なコメントを
されたらどのように対応すべきか?
◆子供に差別についてどのような会話をするべきか?
日時:12月6日(火)午前10時半から11時半まで。
場所:PJA のコミュニティーハウス Kingston Presbyterian
Church 4565 NJ-27, Kingston, NJ 08528
料金:無料
今回のセミナーは、私、個人の活動で、PJA 主催ではありま
せん。そして、公平な目で見た差別に関する情報提供が目
的で、政治団体との関係は全くありません。
参加希望の方は、私の方に、メール
[email protected] か、(609)917-4011 まで直接ご連絡
ください。