事 業 報 告 - JAMA - 一般社団法人日本自動車工業会

平成23年度
事
業
報
告
一般社団法人 日本自動車工業会
事 業 報 告 目 次
1.平成23年度概況
1
2.平成23年度事業活動の概要
[Ⅰ]定時総会
2
[Ⅱ]臨時総会
[Ⅲ]理事会
2
3
[Ⅳ]常任委員会
[Ⅴ]一般委員会
[Ⅵ]車種別委員会
6
8
18
[Ⅶ]特別委員会
[Ⅷ]平成23年度中に開催された主要会議
20
21
[Ⅸ]国際交流関係
[Ⅹ]主要刊行物
22
23
3.一般社団法人日本自動車工業会
4.事業報告の附属明細書
組織
25
29
1.平成23年度概況
平成23年度は、東日本大震災による深刻な影響により、厳しい状況からの
スタートとなり、震災に伴う福島原発事故や、タイの大洪水と、度重なる未曽
有の災害が自動車産業にも甚大な被害をもたらした。
また、歴史的な円高の長期化や電力需給の逼迫など所謂「六重苦」により、
日本の自動車産業にとっては大変厳しいビジネス環境となった。
これらの課題に対し、被災したサプライヤーの復旧支援や、休日振替による
夏期ピーク電力量抑制策など、自動車業界が一丸となって対応を図った。
当年度の国内四輪車需要は、上半期は、東日本大震災の影響により前年を大き
く下回ったものの、下半期は、受注残の登録が進み、新型車投入やモデルチェン
ジ効果、エコカー減税に加え、エコカー補助金の効果もあり、年度全体では、
4,753千台(対前年度比103.3%)となった。
一方、四輪車輸出は、ロシアなどの新興国市場の需要拡大はあったものの、
歴史的な円高に加え、東日本大震災による影響や、下半期の欧州政府債務危機
による欧州市場の縮小などにより、4,622千台(対前年度比96.2%)と
なった。
こうしたことにより、四輪車国内生産は9,267千台(対前年度比103.0%)
となった。
また、国内二輪車需要は、若年人口の減少や消費志向の変化による長期的な
減少が続いていたが、当年度は消費者ニーズを捉えた商品の投入などにより、
446千台(対前年度比116.9%)となった。
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2.平成23年度事業活動の概要
平成23年度においては、2回の総会を開催したほか、理事会、常任委員会をはじ
め、各委員会において活発な活動を展開した。その概要は以下の通りである。
[Ⅰ]定時総会
第45回定時総会は、平成23年5月19日(木)10時15分より自工会
において開催。定款の定めにより志賀俊之会長が議長となり、事務局より会員
数、出席者数を報告後、議事録署名人選任を行い、以下の決議事項について審
議、決定した。
第1号議案:平成22年度事業報告、収支報告、決算報告および公益目的
支出計画実施報告の承認を求める件
(1)事業報告
(2)収支報告、決算報告、および公益目的支出計画実施報告
第2号議案:平成23年度事業計画、収支予算、会費の分担基準ならびに
その納入方法の承認を求める件
(1)事業計画
(2)収支予算
(3)会費の分担基準ならびにその納入方法
第3号議案:理事2名選任の件
第4号議案:常勤役員の退職慰労金に関する件
[Ⅱ]臨時総会
臨時総会は、平成23年7月22日(金)16時05分よりパレスホテル箱
根において開催。定款の定めにより志賀俊之会長が議長となり、事務局より会
員数、出席者数を報告後、議事録署名人選任を行い、以下の決議事項について
審議、決定した。
第1号議案:理事6名選任の件
第2号議案:常務理事の報酬に関する件
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[Ⅲ]理事会
平成23年度においては、7回の理事会を開催し、下記議案につき審議およ
び報告を行った。
○第394回理事会(平成23年5月19日)
1.審議事項
(1)第45回定時総会提出案件
①平成22年度事業報告(案)
②平成22年度収支報告(案)、決算報告(案)および
公益目的支出計画実施報告(案)
③平成23年度事業計画(案)
④平成23年度収支予算(案)
(2)人事案件
①理事候補者の推薦
②常勤役員の退職慰労金
○第395回理事会(平成23年5月19日)
1.審議事項
(1)人事案件
①常勤役員の退職慰労金
②委員会委員長の委嘱
(2)臨時総会案件
①臨時総会の招集
2.報告・討議事項
(1)国際関連
①日-EU EIAの動向
(2)税制関連
①税制改正に向けた活動案の見直し
(3)企画関連
①震災に関する政府への要望事項
②電力問題への対応
③風評問題への対応
(4)調達関連
①サプライヤー支援対策の状況
(5)モーターショー関連
①第42回東京モーターショー準備状況
○第396回理事会(平成23年7月22日)
1.審議事項
(1)臨時総会提出案件
①理事候補者の推薦
②常務理事の報酬
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○第397回理事会(平成23年7月22日)
1.審議事項
(1)人事案件
①常務理事および業務執行理事の選定
②常務理事の報酬
③常任委員会委員の選任
(2)税制案件
①平成24年度税制改正要望(案)
2.報告・討議事項
(1)税制関連
①税制を巡る今後の活動
(2)国際関連
①日-EU EIAの動向
(3)そ の 他
①平成24年(1月~12月)理事会・常任委員会開催日程
○第398回理事会(平成23年9月15日)
1.審議事項
(1)調査案件
①「2011年度国内需要見通し」の策定および
「2011暦年国内需要見通し」の見直し
2.報告・討議事項
(1)国際関連
①日-EU EIAへの対応
②米国における新燃費基準
(2)税制関連
①税制改正に向けた活動状況等
(3)技術関連
①ディーゼル重量車用ディフィートデバイス禁止に関する
設計ガイドライン(自工会自主取組み)
○第399回理事会(平成23年12月15日)
1.審議事項
(1)予算案件
①平成23年度上期収支報告
②収支予算の補正
・経常会計収支予算
・特別事業会計収支予算
2.報告・討議事項
(1)環境関連
①温暖化防止政策の動向
②2020年乗用車燃費基準
③次期カーエアコン用冷媒HFO‐1234yfの供給
量不足への対応
(2)国際関連
①TPPを巡る米国内の情勢と今後の対応
②日-EU EIAの動向
(3)税制関連
①平成24年度税制改正要望の結果
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(4)技術関連
①国際的な車両型式認証の相互承認制度(IWVTA)
(5)モーターショー関連
①第42回東京モーターショー結果概要
○第400回理事会(平成24年3月15日)
1.審議事項
(1)定時総会案件 ①第46回定時総会の招集
(2)第46回定時総会提出案件
①平成23年度事業報告(案)
②平成23年度収支決算見込
③平成24年度事業計画(案)
〔付、平成24年度自動車国内需要見通し〕
④平成24年度収支予算(案)
⑤平成24年度会費の分担基準ならびにその納入方法(案)
(3)予算案件
①平成24年度特別事業会計 総会承認前実施予算
②特別寄付金
③平成24年度寄付金の考え方
2.報告・討議事項
(1)調査関連 ①円高の動向
(2)国際関連 ①TPPおよびEIAに関する動向と自工会の対応
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[Ⅳ]常任委員会関係
常任委員会においては、理事会に上程する案件の事前審議をはじめ自動車全
般にわたる重要諸問題を審議、この他、企画、総務、広報、調査、法規、消費
者の各部会において、以下の対応を行った。
1. 東日本大震災からの復旧・復興と、福島原発事故による放射能風評問題およ
び電力需給の逼迫に対し、次の対応を行った。
・ 各委員会から出された復旧・復興支援等に関する要望事項を取りまと
めて経済産業省へ提出するとともに、その対応状況をフォローした。
・ 原発事故による放射能汚染風評問題の拡大を抑制するため、自主測定
を開始するとともに会長コメントを対外発信する等の施策を実施した。
・ 生産活動への影響を与えずに夏期ピーク電力を抑制するために、全国
規模での木曜日、金曜日への休日振替を実施した。
2. 円高をはじめとする「六重苦」と、それに伴う「国内空洞化」の課題に対し
て、様々な機会を通じて、その解消に向けた活動を促進した。
3. 日本自動車研究所の一般財団法人移行を支援するとともに、その経営の健全
化に向けた検討を行うため、関係委員会の代表を委員とする横断的な検討会
を設置し対応を図った。
4. 自動車ならびに自動車産業に対する更なる理解の促進と社会的な役割を果
たす一環として、広報の観点から次の事業を行った。
・インターネットホームページ「info DRIVE」(http://www.jama.or.jp)に
自動車業界の安全・環境に関する取り組み、生産、輸出等の各種統計デー
タ、税制、東京モーターショー等の業界の情報をタイムリーに発信した。
・ 安全、環境など一般消費者の利益の擁護等に関する自動車業界の対応
や取り組みなどを、広く国民へ周知するために、週刊誌表紙広告を実
施した。
・ 自動車業界の様々な活動、最新の情報を紹介するため、機関誌「自動
車工業/JAMAGAZINE」を発行した。
・ 広範な関連産業を持ち、我が国の基幹産業として位置づけられている
自動車産業の概要について、各種最新情報を総合的に取りまとめた冊
子「日本の自動車工業/THE MOTOR INDUSTRY OF JAPAN」を発行した。
5. 会長記者会見の開催やプレスリリースの発信等を通じて、自工会活動に関す
る情報発信に努めるとともに、報道関係者に対する取材協力など、自動車産
業への理解促進のための広報活動を実施した。
6. クルマやバイクの夢・楽しさを訴求する観点から、将来を担う子供たちにそ
の魅力を体験してもらえるよう、科学技術館に自動車展示コーナー「ワクエ
コ・モーターランド」を継続展示した。
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7. 暦年および年度の四輪車・二輪車国内需要の短期予測とその見直し、乗用車
および二輪車の市場動向調査を行った。
8. 内外の統計資料の収集・作成、各国自動車関係団体との統計資料の交換、官
公庁の統計調査に対する協力を行うとともに、OICA(国際自動車工業連
合会)統計委員会に対する協力を行った。
9. 自動車登録情報・軽自動車検査情報の管理徹底および情報授受の円滑化に関
し、官公庁、関係団体と連携を図った。併せて次期情報提供システムや回線
伝送システム更改への対応を行った。
10. 自動車業界に関係する重要法規動向について検討し、関係省庁へ具申した。
また、会社法、独禁法・経済法、PL事例、国際法規に関する情報収集およ
び研究を行った。
11. 業界団体における消費者問題への取り組みとして、消費者行政機関との情報
交換ならびに消費者に対する情報提供・啓発等を行った。
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[Ⅴ]一般委員会
1.技術管理委員会関係
技術管理委員会においては、自動車産業のグローバル化の進展を踏まえ、基準・
認証の国際調和活動への取り組みなど、以下の点に重点を置き、所要の検討・対策
を推進した。
(1) 自動車の装置および部品の国連相互承認制度を日本に導入する際の「UN基
準の国内基準への採用」に伴う諸問題について、関係省庁ならびに関係業界
と協調しながら、対応方策などについて検討を行った。さらに、IWVTA
(国際的な車両の相互承認制度)の概念及び58協定改訂について日本から
国連/ECE/WP29(自動車基準調和世界フォーラム)に提案し了承さ
れ、国連並びに日本国内において具体的検討を開始した。
(2) 国内認証制度について技術面からの検討を行った。特に、安全・排出ガス規
制強化に伴う認証業務の適正化、円滑化などについて検討し、効率化、改善
策などについて関係省庁に要望、その実現に努めた。
(3) 海外(輸出国、海外生産国など)の主要な自動車保有国の技術的課題、関係
法規、認証上の問題点などに関し情報収集を行い、対処した。
(4) 基準の国際調和活動として、国連/ECE/WP29、OICA、IMMA
(国際二輪車工業会)などの国際会議への積極的参加、および欧・米・アジ
ア各国の自工会との連携、JASIC(自動車基準認証国際化研究センター)
の場を通じての提言・協力など、積極的な取り組みを行った。
(5) 自動車技術会への規格策定委託事業(ISO、JIS、JASO)に対する
自工会としてのあり方、委託の規模等について検討を行い対応した。
(6) 日本自動車研究所への委託研究全般にわたる検討、委託ルールの整備、長期
運営方針に沿った支援、協力事項について対応を行った。
(7) 東日本大震災やタイの洪水で発生した認証に関する問題に対し、国内外の政
府や関係機関に対し適宜対応を実施した。
2.安全・環境技術委員会関係
安全・環境技術委員会においては、自動車の安全性向上、大気環境改善対策など、
以下の点に重点を置き、所要の検討・対策を推進した。
(1) WP29、OICA、JASIC等における自動車の各種技術基準の国際調
和活動を推進し貢献した。
(2) 国土交通省の交通政策審議会、安全基準検討会、飲酒運転根絶に対する検討
会等へ対応するとともに、JNCAP(自動車安全情報提供事業)の内容の
充実・適正化について検討を行い提言するなど、技術面から安全対策活動を
推進した。
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(3) 大気環境改善、騒音環境改善への技術的検討・対応を行うとともに、国内・
諸外国の基準策定等への提言活動を推進した。
(4) 国内燃費基準および欧州CO2基準への技術的検討・対応を行った。
(5) ACEA(欧州自動車工業会)、AAM(米国自動車工業会)などと共同で、
燃料・潤滑油の国際標準化活動等を進めるとともに、ASEAN諸国の燃料
性状改善活動および、中国における燃料品質改善を目指したCAAM(中国
汽車工業協会)との燃料WG活動、国内の燃料品質問題(特にバイオマス燃
料)への対応、JATOP(Japan Auto-Oil Program)事業への参加・貢献
などを行った。
(6) 電動車両(電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池自動車)に係る技術
的検討および保安基準等の改定・整備に協力するとともに、国際標準に関す
る取り組みを実施した。
(7) ITS(高度道路交通システム)自動車分野の標準化、政策提言、各種の研
究調査活動などを推進した他、政府の各種事業に協力した。
(8) エレクトロニクス部品による環境対策、安全性向上への技術的検討・対策を
推進した。
(9) 国内における二輪車の安全・環境対策などの技術的検討・対応を推進するとと
もに、IMMA、FAMI(アジア二輪車産業連盟)などを通じて国際的立
場で協力・貢献を行った。
3.環境委員会関係
環境委員会においては、自動車に係る環境問題全般にわたる検討を行い、以下の
点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 地球温暖化防止対策に関し、道路交通部門からのCO2排出削減方策に関す
る調査・検討を行い、政府に提言した。
(2) 自動車生産に関わるCO2削減、廃棄物削減、揮発性有機化合物等の化学物
質削減の推進を図るとともに、日本経済団体連合会が実施する自主取り組み
に参加・協力した。
(3) 自動車の将来エネルギーに関する調査・研究を実施した。
(4) 大気環境改善や排出ガスと健康に関する研究に関し、内外の研究者とのネッ
トワークの構築を進めるとともに、研究成果の公表等により関係者への理解
促進活動を推進した。
(5) 自動車リサイクル法について、フロン類、エアバッグ類、ASR(自動車シュ
レッダーダスト)のリサイクル・適正処理の状況をフォローするとともに、
電子情報委員会とも連携して、自動車リサイクル促進センターによるシステ
ム運用体制をサポートした。また、産業構造審議会・中央環境審議会の合同
審議会において、自動車リサイクル法施行後の自動車メーカーの取り組み状
況を報告するとともに、今後の自動車リサイクルのあり方について提言した。
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(6) 自動車リサイクルに関連し、商用車架装物のリサイクルや環境負荷物質全
廃・削減に関する自主取り組みを推進した。
4.交通委員会関係
交通委員会においては、交通安全に関する諸問題の対応、道路・都市交通施策、
高速道路料金問題への対応、ITS普及促進ならびに車両盗難対策への検討を行い、
以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 政府の交通事故死者数の削減目標に貢献するため、全国交通安全運動と連動
して秋の交通安全キャンペーンを、後席シートベルトの着用、ヘルメットの
正しい着用、高齢者対策等を訴求テーマとして、様々なメディアを活用して
実施した。これらの活動により交通事故死者数は、2011年は4,611
人と11年連続で減少となった。発生件数・負傷者数共に7年連続の減少、
発生件数は19年ぶりに70万件を下回った。
(2) 参加体験型安全運転実技講習会として、JAF(日本自動車連盟)、全日本交
通安全協会との3者共催で「シニアドライバーズスクール」「セーフティト
レーニング」を全国67会場で開催し、900名以上の参加者があった。特
に「ASV体験コース」並びに「ESC体験コース」等の最新の安全デバイ
ス体感や「いきいき運転講座」活用による高齢者の安全運転支援等の実施拡
大に努めた。
(3) 高齢運転者向けの交通安全教育プログラム「いきいき運転講座」を警察庁、
各都道府県警察、自治体の交通安全指導員等を通じ、周知促進等の普及活動
を実施した。また、更なる普及に役立てるため、代表的活用先のノウハウを
収集した好事例集を作成し希望する自治体に展開した。
(4) 若者世代の交通安全教育の重要性に鑑み、高等学校の教育現場で学校が独自
に免許取得前教育を実施できることを目的に作成した交通安全教育プログラ
ム「セーフティアクション21」の普及促進を図ると共に、活用実態アンケー
トを実施し、より実態に即した活用の見直しを行った。
(5) 政府の道路交通政策に対して、災害に強い道路ネットワークをはじめ、交通
事故の予防対策や環境負荷の小さい道路交通の実現および道路の予防保全・
長寿命化の推進等の要望や持続可能な高速道路運営スキームについての提言
を行った。
(6) 政府の自転車の活用促進を目的とした自転車走行空間整備に関する検討に対
して、乗用車・自転車・歩行者の安全な共存に向けた具体的政策を提言した。
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(7) 関係省庁に対して、通信インフラの整備など予防安全システムの普及促進を
はじめ、ITSを活用した防災情報の集約やグリーンITSの実現および官
民が連携した自動車走行情報の活用推進等を働き掛けた。また、2013年
に東京で開催されるITS世界会議を念頭に、交通社会の幅広い分野におけ
るITSの活用・普及のあり方を関係先に働き掛けた。
(8) 社会問題化した自動車盗難に対して、警察庁・財務省・経済産業省・国土交
通省の四省庁と日本損害保険協会・日本自動車販売協会連合会等と自工会か
らなる自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチームにて、自動
車盗難防止キャンペーンを実施し、盗難防止対策のポイントを理解してもら
うなど、ユーザー啓発活動を展開した。また、イモビライザー等盗難防止装
置の普及促進に努めた。
5.流通委員会関係
流通委員会においては、自動車流通に係る諸問題について自工会内関係委員会、
関係省庁、および日本自動車販売協会連合会、自動車公正取引協議会、日本自動車
整備振興会連合会等の関係団体と連携して、以下の点に重点を置き、所要の対策を
推進した。
(1) 東日本大震災に際し、流通関係要望事項をとりまとめ国土交通省等に要望を
行った。また、消費者部会、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会
連合会と連携し、「震災など緊急時のトラブル対処法」について一般紙およ
びスポーツ紙を活用し啓発を行った。
(2) 放射線影響に係る整備上の対応を明確化すべく、国土交通省に要望を行った。
(3) 点検整備実施率向上に向け9、10月を強化月間として重点的に啓発、また、
不正改造防止などの整備関係諸課題について検討・対応を行った。
(4) 次期カーエアコン用冷媒HFO‐1234yf搭載車の国内市場投入のため、
高圧ガス保安法等の規制緩和活動を行った。
(5) スキャンツールの扱いも含めた教育、大型車用スキャンツールの検討に係る
国土交通省「自動車整備技術の高度化検討会」に参画し検討・対応を行った。
(6) エコカー減税やASV(先進安全自動車)及びバリアフリー減税、エコカー補
助金について、制度の円滑な運用に向け、経済産業省・国土交通省及び自工
会関係会議体との連携の下、必要な対応を図った。
(7) 国土交通省の「ナンバープレートあり方懇談会」に参画し検討・対応を行った。
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(8) 物流関係の対応として、業界としての荷主物流に係るCO2排出量を車体工
業会と連携して日本経済団体連合会に報告。また、経済産業省・国土交通省
合同モーダルシフト推進官民協議会に参画し、検討・対応を行った。
(9) 広告・宣伝における新旧燃費モード表示に際し、マークの作成により、何れ
のモード値であるかの明確化を図った。
(10) 福祉車両の普及に向けた環境整備として、モーターショーでのシンポジウム
開催、および小冊子を作成し理解促進に努めるとともに、福祉車両もエコカー
減税・エコカー補助金に対象となったことからその対応を行った。
6.税制委員会関係
税制委員会においては、自動車関係諸税の簡素化・負担軽減、税制改正等直面す
る諸問題など、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 平成24年度税制改正要望書を作成し、関係省庁に提出するとともに、ヒア
リングで意見を陳述した。
(2) 自動車関係諸税の簡素化・負担軽減への対応
・ 今回の税制改正では、平成23年度税制改正大綱において「車体課税につ
いてはエコカー減税の期限到来時(平成23年度末)までに簡素化、グリー
ン化、負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討する」と明記された
こと、および歴史的な円高をはじめとする「六重苦」により危機的状況に
直面していたことから、自動車税制改革フォーラム・自動車総連との連携の
下、「国内空洞化回避のためには車体課税の抜本見直しを断行し国内市場活性化
を図ることが不可欠」との主張を繰り返し行い、政府・与党ならびに野党関係者
の理解を求めた。
・ 自動車関係諸税の簡素化・負担軽減の実現を求める国民の声を政府・与党に
届けるべく、自動車税制改革フォーラム・自動車総連とともに署名活動を行
い、約2カ月間で436万人の署名を集めた。
・ 署名活動で得られた成果は、11月7日に開催したJAF、自工会、日本
自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、全日本トラック協会、
自動車総連トップの出席による共同記者会見で公表するとともに、政府・
与党ならびに野党幹部へ提出し要望実現を訴えた。
・ 日本自動車販売協会連合会・自動車総連と連携して関係する県知事に対す
る理解活動を実施した。これにより、7県知事連名による「円高・空洞化
対策としての自動車取得税と自動車重量税の廃止を求める緊急声明」の発
表に繋がった。
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・ 野党関係では、自民党「税制改正についての基本的考え方」に、車体課税
は抜本的に見直すべきことが明記され、また、公明党「税制改正に関する
基本的考え方」に、取得時課税である自動車取得税は消費税を含む税制の
抜本改革と併せ廃止するとの文言が盛り込まれた。
・ こうした活動の結果、平成24年度税制改正大綱に、「自動車重量税の一部
軽減」「エコカー減税の拡充および3年間延長」「グリーン税制(自動車税)
の延長」措置が講じられ、さらには平成23年度第4次補正予算において
「エコカー補助金」が導入されることとなった。
(3) 企業税制では、経済団体等と連携して、法人実効税率引下げについて要望し
た結果、復興特別法人税課税期間終了後に法人実効税率5%引下げが実現す
ることとなった。
(4) エコカー減税の円滑な執行のため、関係省庁や関係団体と連携し、「自動車重
量税・自動車取得税の減免措置の対象車一覧追加分」を発行するとともに、
対象販売台数の最新データを毎月更新し、自工会ホームページにて公表する
などの協力を行った。また、エコカー減税が3年間延長されたことに伴い、
対象車両一覧表を作成するとともに広報・周知活動の実施等、必要な対応を
図った。
(5) 平成23年度第4次補正予算において、エコカー補助金制度の導入が決定さ
れたことから、制度の円滑な執行に協力すべく、関係省庁や関係団体と連携
し、補助金対象車両データの整備や広報・周知活動の実施等、必要な対応を
図った。
(6) 東日本大震災において、所有している自動車が被災した場合の自動車重量税
の還付や、買い換え車両に対する非課税、免税等の特例措置が講じられるこ
とになり、関係省庁と連携し、会員各社を通じて販売会社等へ措置内容の周
知を図った。
(7) 自動車取得税の徴・納税事務の円滑化に資するため、総務省監修の下に「自動
車取得税の課税標準基準額および税額一覧表」(新・中古車版)・「トラックの
表示価格一覧表」を作成した。
7.調達委員会関係
調達委員会においては、国内外の自動車部品および資材の調達に係る諸問題の検
討を行い、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 東日本大震災等への対応として、各社が把握している被災サプライヤーに関
する情報を会員間及び経済産業省自動車課と共有し、必要に応じ、クリティ
カルサプライヤーへの共同支援を実施した。
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(2) 欧州、米国との協力関係の維持・相互理解を図るべく、海外関係団体との意
見交換を実施した。(2011年12月、東京開催)
(3) 経済産業省からの要請により、韓国にて商談会を開催した。(2011年11
月、韓国・ソウル開催)
(4) 「日本のものづくりの維持・強化」について、日本自動車部品工業会との連
携を強化し、自動車産業全体の競争力向上に資する検討を行うとともに、中
小部品メーカーのための技術展示商談会を実施した。
(5) 自動車産業における適正取引の推進に向け、望ましい取引のあり方の周知徹
底活動を実施した。
(6) 部品や資材の安定調達に向け、レアアース・レアメタル等に関する情報収集
とその共有化を図った。
8.国際委員会関係
国際委員会においては、米国・欧州・アジアをはじめとする海外市場における通
商問題対策および海外渉外活動など、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 日本政府によるEPA/FTAの推進に協力。交渉開始ならびに協定合意に向
け、政府間協議への支援などを行った。なかでも日-EU EIAやTPP(ア
ジア太平洋経済連携協定)については、業界にとって意義のある締結に向け、
各国関係者との意見交換等を通じ、JAMAポジションの理解促進を図るとと
もに日本政府の活動を支援した。
(2) 米国、欧州、アジアにおける対日理解促進のための渉外活動を行うとともに、
貢献パンフレット、News from JAMA(Web 版)などのPRツールを作成した。
また、海外事務所を通じ、政府・メディア・業界等関係者に対し日本の自動
車産業の理解促進を図った。特に米国AAPCにより日本市場の閉鎖性が主
張された際には、日本の自動車市場に関する正しい情報の理解促進を図るべ
く関連資料をとりまとめ、現地メディア等への対応を行った。
(3) 中国政府との直接対話を通じ、協力関係を強化し、ルールメイキングへの建
設的な関与を図った。また中国語版 Web サイトを通じた情報発信を行ない、
中国における自工会及びメンバー各社の認知度向上に努めた。
(4) 来日した各国政府/業界関係者との懇談や各種訪日調査団の受け入れ、各国
自工会(ACEA、SIAM)との定期協議、米国ETI(機械器具工業会)
との技術セミナーを実施した。
(5) 日本政府によるSJAHI(サウジアラビア自動車技術高等研修所)への支
援活動において、経済産業省、日本国際協力センターと連携しSJAHIイ
ンストラクターの日本受入研修等について側面支援を行なった。
- 14 -
9.電子情報委員会
電子情報委員会においては、電子情報に係る諸課題についての検討、ビジネスシ
ステム分野およびデジタルエンジニアリング分野における標準化の推進を図るな
ど、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 自動車業界における電子情報の標準化基本方針について、関連業界団体と協
調して、情報の共有と意見の交換、施策の検討、および国内標準の既存ガイ
ドラインを改訂するとともに、引き続き標準の普及啓発活動を行った。
(2) 日米欧の自動車業界における電子情報標準化推進団体と協調した自動車業界
におけるグローバル標準の策定を推進した。
① EDI(電子商取引)データ交換の標準化について、国連EDI標準規格
に基づく国際標準化の推進、既存ガイドラインの改訂を継続実施および、
XML(コンピュータ言語の一種)をベースとした国内版標準ガイドライ
ンの作成を行った。
② CAD(デジタルエンジニアリング分野)の標準化活動として、既存各種
ガイドラインの改訂、3次元図面の活用と長期保管に係わる標準化、次世
代スーパーコンピュータ(京コンピュータ)での大規模高速解析の実施可
否検討を行った。
(3) 自動車業界共通システム課題について、他委員会と連携して以下の取り組み
を行った。
・ 環境委員会と連携した自動車リサイクルシステムに対するIT領域の支援
・ 流通委員会と連携したワンストップサービスに関わるメーカーシステム
対応
(4) 自動車業界の共通基盤について、以下の取り組みを行った。
・ 日本自動車研究所/JNXセンターにおけるJNX(自動車業界共通ネッ
トワーク)運営、維持/改善活動への参画
・ CAI(アプリケーション共通基盤)への新機能追加
・ 多端末現象解消のための通信手順の標準化検討
(5) 電子情報委員会の策定した各種標準の普及促進および、電子情報委員会活動
への理解促進を目的として、広く部品メーカー、ITベンダーおよび会員企
業を対象とした“JAMA電子情報フォーラム2O12”を開催した。
10.労務委員会関係
労務委員会においては、自動車製造業における人事労務、安全衛生、技能振興全
般にわたる検討を行い、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 厚生労働行政に関して、厚生労働省、日本経済団体連合会、中央労働災害防
止協会、中央職業能力開発協会等との定期的な意見交換、懇談の場を持ち、
業界意見の表明等を積極的に行った。
- 15 -
(2) 賃金、賞与、初任給、採用、労働時間、福利厚生、社会保障制度、労働災害
等の情報を迅速かつ的確に収集し、適宜、情報提供を行った。
(3) 健全かつ安定した労使関係の維持・向上を目指し、自動車総連をはじめとす
る労働諸団体との情報交換を行った。
(4) 海外勤務者の労働条件や主要国の労働事情について、調査ならびに情報収集、
情報交換を行った。
(5) 厚生労働行政において、企業活動の円滑化ならびに労働環境改善のための規
制緩和要望を適切に行った。
(6) 自動車産業安全衛生大会を開催し、安全衛生に関する研究の充実と労働災害
防止対策の強化や、メンタルヘルス対応策の検討を行った。
(7) 安全衛生技術試験協会より要請のあった、安全衛生管理の自己研鑽を目的と
した「認定安全士制度」の創設について、安全衛生部会より委員を選任、制
度の骨格検討や試験問題作成に協力した。
(8) 労働災害防止を目的に労働安全衛生マネジメントシステムの普及および定着
活動を行った。
(9) 「ものづくり」の重要性を踏まえ、技能検定委員派遣や技能者表彰に係る活
動を行った。
(10) 日本自動車車体工業会、日本自動車部品工業会と連携し、3工業会の共同事
業として、労務担当役員会議および労政、安全衛生の合同会議、勉強会等を
開催し、情報交換・相互交流を行った。
11.知的財産委員会関係
知的財産委員会においては、偽造/模倣対策、特許審査の効率化・迅速化、知的
財産制度の国際調和、自動車産業の国際競争力の維持・向上、各社の実務課題の対
応について検討を行い、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 意匠制度に関する各社認識の共有を図ると共に、特許庁との課題共有を図った。
(2) 審査の迅速化・効率化、知的財産制度の国際調和に向けて、特許庁の審査・
審判当局との意見交換会を行った。
(3) 自動車産業の国際競争力の維持・向上に向けた研究として、職務発明制度等
に対する課題と対応方針について関係機関と意見交換を行った。
(4) 中国における偽造品対策として、違法看板の摘発に向けて部品市場調査を行
うと共に一般消費者を対象としたパンフレットの配布、VTRの映写等の対
策を実施した。
(5) CAAMと共催にて日中自動車知的財産権シンポジウム及び日中自動車企業
知的財産リーダー会合を中国で開催し情報共有を図った。
(6) 環境技術移転に際しての強制実施権の問題について検討を行い、関係者と対
応を協議した。
- 16 -
(7) 模倣品拡散防止対策において、政府への情報提供、関係機関との情報共有・
共同活動等を通じた連携・協力を行なった。
- 17 -
[Ⅵ]車種別委員会
1.軽自動車特別委員会
軽自動車特別委員会においては、軽自動車に係る諸問題について検討を行い、以
下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 軽自動車の理解啓発を目的として、全国軽自動車協会連合会と共同で理解促進
キャンペーンを実施した。
(2) 軽乗用車の燃費分析を行い、現状の実態を把握するとともに、今後の燃費技
術の方向性等について考察した。
(3) 軽自動車の検査届出、保管場所届出等の実績値を確認し、流通実態の把握と
諸課題に関する検討を行った。
(4) 軽自動車ユーザーの実態、使用状況ならびに地域的な特色等を把握するため、
使用実態調査を実施した。
2.二輪車特別委員会
二輪車特別委員会においては、二輪車に係る諸問題について検討を行い、以下の
点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 二輪車の国際基準調和の実現に向けた活動を推進した。
(2) 交通安全に対する関心が国際的に高まる中、自工会はIMMAの交通安全タ
スクフォースの議長として、将来的な交通安全活動の在り方に係る検討を推
進した。
(3) FAMIのメンバーとして、交通安全、統計情報収集、広報、二輪車関連政
策動向把握、知財権啓発、国際基準調和等の活動を推進した。
(4) 中国における交通安全等の課題についてCAAMの活動に協力した。
(5) 二輪車の利用環境改善活動として、駐車場整備促進、免許取得負担軽減、走
行空間確保、高速道路料金設定等について継続的に事業を展開した。
(6) 二輪車の理解促進活動として、モーターサイクルインフォメーションの定期刊行、
二輪4社合同記者会見、
「バイクの日」活動等の実施を通じ広報発信を図った。
(7) 高等学校における交通安全教育の充実を図るため、日本交通安全教育普及協
会とともに研修会を継続的に開催した。
3.大型車特別委員会
大型車特別委員会においては、大型車に係る全般的な諸問題について検討を行い、
以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1) 大型車車輪脱落事故防止のため、ラジオスポット、スポーツ紙にて、適切な
点検整備の必要性と併せて、大型トラック・バスのISO方式ホイールの取
扱いに関する周知啓発活動を実施した。
- 18 -
(2) 自動車関係諸税の簡素化・軽減に向け、税制委員会と連携して諸対応を行った。
また、エコカー減税並びにASV(先進安全自動車)、バリアフリー車両に対
する特例措置、エコカー補助金制度の円滑な運用に向け、経済産業省・国土交
通省および自工会関係会議体と連携し、必要な対応を図った。
(3) 日本(自工会)、欧州(ACEA:欧州自動車工業会)、米国(EMA:米国
トラック・エンジン工業会)の大型車メーカーのCEOで構成される大型車
グローバルミーティングの第9回会議が日本・東京で開催され、燃費および
温室効果ガス排出、ハイブリッド車試験法、WHDC(重量車排出ガス試験
法)、世界燃料規格等について意見交換を行った。
(4) 公共交通としてのバス事業の活性化を図る為、日本バス協会と共同でバス事
業研究会を設置し、バスに係る政策動向を踏まえ、今後の活性化策を検討した。
(5) 大型車を取り巻く課題について関係団体と連携して対応した。
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[Ⅶ]特別委員会
1.モーターショー特別委員会
モーターショー特別委員会においては、東京モーターショー開催に係る諸課題に
ついて検討を行い、以下の点に重点を置き、所要の対策を推進した。
(1)第42回東京モーターショー2011の開催準備と運営
第42回東京モーターショー2011は、24年振りに会場を東京に移し、
東京ビッグサイトにて、“新生東京モーターショー”として、乗用車、商用車、
二輪車、カロッツェリア、車体、部品・機械器具関連製品、自動車関連サービ
スを含む総合ショーとして開催した。
総来場者数は、前回(2009年)の61万4,400人に比べ、会期を3
日間短縮したものの、37%増の84万2,600人となり、目標の80万人
を上回り、成功裏に終了することができた。
モーターショーの特徴は以下の通りである。
① 情報発信力の向上・・・自工会会員全社、海外からは21社・25ブラン
ドが出展し、世界初の発表が53台登場。
② 東京への会場移転、平日の開場時間延長(午後8時まで)、ナイター割引入
場券の導入
③ 主催者テーマ事業「SMART MOBILITY CITY 2011」の実施
④ 地元の臨海副都心まちづくり協議会との協力・連携による盛り上げ活動
⑤ CEATEC JAPAN との連携を通じて、両イベントのPRを実施
⑥ 「プロの運転による乗用車同乗試乗会」など、充実した参加体験型の来場
者向けイベントの実施
(2)自動車ガイドブック(Vol.58)の編集企画の検討及び発行
収益事業においては、自動車ガイドブックVol.58を2011年11月
30日に発行し、第42回東京モーターショー2011の会場並びに全国の
主要書店等で発売した。
- 20 -
[Ⅷ]平成23年度中に開催された主要会議
定時総会 第45回定時総会
臨時総会
理事会 第394回~第400回
監事会
常任委員会 第517回~第527回
[一般委員会]
技術管理委員会
安全・環境技術委員会
環境委員会
交通委員会
流通委員会
税制委員会
国際委員会
調達委員会
電子情報委員会
労務委員会
知的財産委員会
1回
1回
7回
2回
11回
6回
6回
11回
6回
1回
3回
4回
12回
4回
6回
6回
[車種別委員会]
軽自動車特別委員会
二輪車特別委員会
大型車特別委員会
3回
6回
3回
[特別委員会]
モーターショー特別委員会
4回
小
計
103回
上記委員会の部会・分科会等の開催数
総
計
2,090回
2,193回
- 21 -
[Ⅸ]国際交流関係
1.各国自動車関係団体との交流を以下の通り実施した。
(1)JAMA/ACEA事務局間会合(平成23年
5月、10月)
(2)JAMA/SIAM事務局間会合(平成23年12月)
(3)JAMA/ETI技術セミナー
(平成23年12月)
2.主要国際会議等への参加
平成23年度における主要国際会議等への参加は以下の通り。
(1)OICA China Forum
平成23年4月に中国(上海)にて開催。
(2)IMMA総会
平成23年5月にマレーシア(ペナン)にて開催。
(3)Enhancing Economic Cooperation Between ASEAN and Japan in Automotive Sector
平成23年7月にマレーシア(クアラルンプール)にて開催。
(4)Indonesia International Automotive Conference
平成23年7月にインドネシア(ジャカルタ)にて開催。
(5)APEC自動車ダイアログへの参加・協力
平成23年9月にアメリカ(サンフランシスコ)にて開催。
(6)OICA総会
平成23年10月にルーマニア(ブカレスト)にて開催。
(7)中国汽車産業サミットフォーラム
平成23年10月に中国(上海)にて開催。
(8)大型車グローバルミーティング
平成23年11月に日本(東京)で開催。
(9)SIAM Auto Trade Dialogue
平成24年1月にインド(ニューデリー)にて開催。
(10)乗用車グローバルCEOディナー
平成24年1月に米国(デトロイト)にて開催。
- 22 -
[Ⅹ]平成23年度における主要刊行物
1.定期刊行物
* 「JAMAGAZINE(自動車工業)」VOL・45 の 4 月号~46 の 3 月号
* 「日本の自動車工業」2011 年版
* 「THE MOTOR INDUSTRY OF JAPAN 2011」
* 「世界自動車統計年報」VOL.11 2012
* 「自動車統計月報」 VOL.45 No.1~12(Web)
* 2011 年度乗用車市場動向調査
* 2011 年度二輪車市場動向調査
* 軽自動車の使用実態調査報告書/隔年刊
* MOTOR VEHICLE STATISTICS OF JAPAN 2011(Web)
* News from JAMA (年 3 回 Web)
* News from JAMA Asia(年 4 回 Web)
* Japan Automobile Manufacturers in America:
Improving Our Quality of Life(年 1 回)
* Common Challenges, Common Future-Japanese Auto Manufacturers Contribute
to the Competitiveness of Europe’
s Motor Industry(年 1 回)
* Driving Growth Towards The Future 2011-Hand in Hand between ASEAN and
Japan(年 1 回)
* 車台番号一覧表
* セーフティカーライフ 2011-2012「すてきなカーライフのすごし方」
* モーターサイクルインフォメーション(2011 年 5 月号~2012 年 3 月号)
* 自動車ガイドブック(和英併記) Vol.58 Japanese Motor Vehicles Guidebook
* 環境レポート 2011
* CO2 削減に取り組む自動車産業
* 自動車の役割と安全・環境への取り組み
* ともに道をひらく~福祉車両早わかりガイドブック~(福祉車両)
2.不定期刊行物
* 小学生のためのよくわかる自動車百科(改訂版)
* 自動車重量税・自動車取得税の減免措置対象車一覧表
* PM2.5 微小粒子状物質
* いきいき運転講座 活動好事例
* 交通社会の革新と ITS の役割
* 今後の道路交通政策に対する要望と提言
* 世界の道路交通セクターにおける CO2 削減取り組みの提言(日英)
* 新・ISO 方式ホイール取扱いガイド
* JAMA/JAPIA 内示・確定情報(Sync Planning Schedule)XML 導入ガイドライン
* JAMA/JAPIA 納入指示(Sync Shipment Schedule)XML 導入ガイドライン
* JAMA/JAPIA 出荷情報(Sync Shipment)XML 導入ガイドライン
* JAMA/JAPIA 受領情報(Sync Receive Derivery)XML 導入ガイドライン
* JAMA/JAPIA 買掛金明細情報(Process Invoice)XML 導入ガイドライン
- 23 -
*
*
*
*
*
*
*
*
SASIG CAD Functionality Requirements CAD ベンダー回答レポート 2010
JAMA 3D 図面長期保管ガイドライン(概要編)
2011 年度 PDQ 準備展開状況 第 8 回調査結果 (JAMA 各社の状況)
JAMA/JAPIA CAD 機能要求ガイドライン for 3D Annotated Model V1.2
SASIG CAD Functionality Requirements CAD ベンダー回答レポート 2010 V1.01
2011 年度 Viewer 活用状況調査レポート(JAMA 各社の状況)
JAMA/JAPIA DEV ガイドライン別冊 -Viewer の紹介- V1.3
普通二輪(小型限定)実験講習プロジェクト報告書
3.自動車図書館・ビデオライブラリー
◇自動車図書館では、自動車に関する国内外の図書や文献の閲覧を通じ、自動車
ならびに自動車産業のPRと業界活動への理解促進を図った。
平成23年度入館者数は約7,500人となっている。
◇ビデオライブラリーでは、自動車ならびに自動車産業に関する分野の映像資料
(作品)を収集し、一般利用者への貸し出しサービスを通じた広報・理解活動
を推進した。
- 24 -
3.一般社団法人 日本自動車工業会
組織
(平成24年3月31日現在)
1.会
い
川
ス
ダ
ト
日
日
員
す ゞ 自 動 車 株 式 会
崎 重 工 業 株 式 会
ズ キ 株 式 会
イ ハ ツ 工 業 株 式 会
ヨ タ 自 動 車 株 式 会
産 自 動 車 株 式 会
野 自 動 車 株 式 会
2.役 員 等
会 長
志 賀 俊 之
副会長
豊 田 章 男
〃
伊 東 孝 紳
〃
益 子
修
〃
山 内
孝
〃
名 尾 良 泰
常務理事
内 藤 政 彦
理 事
細 井
行
〃
只 木 可 弘
〃
鈴 木
修
〃
原 山 保 人
〃
奥 村 勝 彦
〃
伊 奈 功 一
〃
内山田 竹志
〃
布 野 幸 利
〃
古 橋
衞
〃
山 下 光 彦
〃
川 口
均
〃
平 井 敏 文
〃
岡 本 一 雄
〃
白 井 芳 夫
〃
森
郁 夫
〃
吉 永 泰 之
〃
近 藤 広 一
〃
浜 田 昭 雄
〃
大 山 龍 寛
社
社
社
社
社
社
社
富 士 重 工 業 株 式 会 社
本 田 技 研 工 業 株 式 会 社
マ ツ ダ 株 式 会 社
三 菱 自 動 車 工 業 株 式 会 社
三 菱 ふ そ う トラック・バス株 式 会 社
ヤ マ ハ 発 動 機 株 式 会 社
U D ト ラ ッ ク ス 株 式 会 社
(50音順)
日産自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社
本田技研工業株式会社
三菱自動車工業株式会社
マ ツ ダ 株 式 会 社
代表取締役 最高執行責任者
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役社長
代表取締役会長兼社長
専務理事
いすゞ自動車株式会社
〃
ス ズ キ 株 式 会 社
〃
ダイハツ工業株式会社
〃
トヨタ自動車株式会社
〃
〃
日産自動車株式会社
〃
〃
日野自動車株式会社
〃
富士重工業株式会社
〃
本田技研工業株式会社
〃
〃
代表取締役社長
代表取締役副社長
代表取締役会長兼社長
代表取締役副社長
代表取締役会長
代表取締役社長
代表取締役副社長
代表取締役副社長
取締役・専務役員
取締役 副社長
常務執行役員
執行役員
代表取締役会長
代表取締役社長
代表取締役会長
代表取締役社長
代表取締役副社長
代表取締役副社長執行役員
取締役専務執行役員
- 25 -
理
事
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
監
事
〃
〃
金 井 誠 太
小 飼 雅 道
西 岡
喬
上 杉 雅 勇
鈴 木 孝 男
末 廣 明 夫
柳
弘 之
木 村 隆 昭
竹 内
覚
坂 上 優 介
岩 武 俊 広
青 木 征 彦
一丸 陽一郎
杉 山 雅 洋
マ ツ ダ 株 式 会 社
〃
三菱自動車工業株式会社
〃
三菱ふそうトラック・バス株式会社
〃
ヤマハ発動機株式会社
〃
UDトラックス株式会社
〃
日産自動車株式会社
トヨタ自動車株式会社
早
稲
田
大
学
代表取締役副社長執行役員
取締役専務執行役員
代表取締役会長
代表取締役副社長
取締役会長
取締役副社長
代表取締役社長
代表取締役専務執行役員
代表取締役副会長
代表取締役社長
事務局長
常勤監査役
常勤監査役
名誉教授
3.会員の異動
無し
4.役員の異動
(1)就任
理 事
金 井 誠 太
〃
上 杉 雅 勇
※平成23年5月19日
マ ツ ダ 株 式 会 社
三菱自動車工業株式会社
第45回定時総会にて就任
取締役副社長執行役員
代表取締役副社長
ス ズ キ 株 式 会 社
ダイハツ工業株式会社
日野自動車株式会社
富士重工業株式会社
三菱ふそうトラック・バス株式会社
代表取締役副社長
代表取締役会長
代表取締役会長
代表取締役社長
取締役副社長
原 山 保 人
〃
奥 村 勝 彦
〃
岡 本 一 雄
〃
吉 永 泰 之
〃
末 廣 明 夫
〃
内 藤 政 彦
※平成23年7月22日
臨時総会にて就任
常務理事
内 藤 政 彦
業務執行理事
※平成23年7月22日
第397回理事会にて就任
(2)辞任
理 事
山 木 勝 治
〃
前 田 眞 人
※平成23年5月19日
マ ツ ダ 株 式 会 社
三菱自動車工業株式会社
第45回定時総会にて辞任
代表取締役
取締役
ス ズ キ 株 式 会 社
ダイハツ工業株式会社
元・代表取締役専務取締役
相談役・技監
理
事
理
事
〃
廣 澤 孝 夫
白 水 宏 典
- 26 -
理
事
近 藤 詔 治
〃
奥 原 一 成
〃
谷 山 義 隆
※平成23年7月22日
日野自動車株式会社
富士重工業株式会社
三菱ふそうトラック・バス株式会社
臨時総会にて辞任
相談役
元・代表取締役副社長
元・代表取締役副社長
5.委員会委員長の異動
(1)就任
環境委員会委員長 奥平総一郎 トヨタ自動車株式会社
流通委員会委員長 太田 誠一 三菱自動車工業株式会社
調達委員会委員長 山下 雅也 本田技研工業株式会社
国際委員会委員長 永田
理 トヨタ自動車株式会社
大型車特別委員会委員長 竹内
覚 UD トラックス株式会社
モーターショー特別委員会委員長
西沢 正昭 日 産 自 動 車 株 式 会 社
※平成23年5月19日 第395回理事会にて就任
(2)辞任
環境委員会委員長 小吹 信三 トヨタ自動車株式会社
流通委員会委員長 相川 哲郎 三菱自動車工業株式会社
調達委員会委員長 八郷 隆弘 本田技研工業株式会社
国際委員会委員長 早川
茂 トヨタ自動車株式会社
大型車特別委員会委員長 白井 芳夫 日 野 自 動 車 株 式 会 社
モーターショー特別委員会委員長
片桐 隆夫 日 産 自 動 車 株 式 会 社
※平成23年5月19日 第395回理事会にて辞任
- 27 -
常務役員
常務取締役
取締役常務執行役員
常務役員
代表取締役社長
常務執行役員
専務取締役
常務取締役
執行役員
常務役員
代表取締役社長
副社長執行役員
6.組 織 図
一般委員会
技術管理委員会
安全・環境技術委員会
理事会
常任委員会
環境委員会
企画部会
総務部会
広報部会
調査部会
法規部会
消費者部会
交通委員会
流通委員会
税制委員会
国際委員会
調達委員会
電子情報委員会
技術企画部会
技術管理部会
海外技術管理部会
研究管理部会
安全部会
排出ガス・燃費部会
騒音部会
燃料・潤滑油部会
エレクトロニクス部会
電動車両技術部会
ITS技術部会
大型車部会
工場環境部会
製品化学物質管理部会
地域環境部会
リサイクル・廃棄物部会
交通安全部会
交通環境部会
ITS企画部会
流通企画部会
サービス部会
部品流通部会
流通輸送部会
福祉車両部会
税制部会
国際企画部会
米欧一般地域部会
中国部会
アジア部会
海外物流部会
部品部会
材料部会
電子情報企画部会
ビジネスシステム部会
デジタルエンジニアリング部会
労務委員会
労政部会
安全衛生部会
知的財産委員会
知的財産企画部会
知的財産専門部会
車種別委員会
軽自動車特別委員会
軽自動車企画部会
二輪車企画部会
二輪車技術部会
二輪車安全環境部会
二輪車海外部会
二輪車特別委員会
大型車特別委員会
大型車企画部会
大型バス部会
特別委員会
モーターショー特別委員会
(平成24年3月31日 現在)
- 28 -
4.事業報告の附属明細書
附属明細書に記載すべき事項は特になし。
- 29 -