ルシオ名声も富も、神に栄光を帰すというブラジル人ルシオの人生の目的をそらすことは出来なかった。サッカー界ではルシオの愛称で知られている元ブラジル代表キャプテンのルシマール・ダ・シウヴァ・フェレイラは、日韓ワールドカップでのブラジルの優勝を回想する時、サッカーに熱狂する国ブラジルが、スポーツ界で最も切望するタイトルを獲得した時の気持ちを思い出す。それは同時に、彼の人生の最も重要な部分について考えさせる。「ブラジルでは誰もがワールドカップを獲得することを夢見ます。」と彼は言う。「私はこの偉大な夢に加わることができました。我々は偉大なチームだったし、それは私の人生の中でも、また私の家族の人生の中でも、非常に重要な瞬間でした。全世界が注目する中で、改めて我々は神に感謝する機会が与えられました。それは間違いなく、タイトルよりも重要なことでした。」スポーツミニストリーの働きは、ルシオのような選手をサポートし、スポーツの世界で彼らが信仰を持って生き、輝き、証することを助けている。優勝時、彼らはユニフォームを脱ぎ、キリストと神の愛についての短い文が書かれたアンダーシャツを見せて、神への情熱を示した。こちらをクリックしてビデオをご覧ください。短い会話の中でも、ルシオの口から生活の様々な場面における神への感謝の言葉を聞くことは珍しくない。生活のためにサッカーができること、良き妻や子どもをもつこと、生活の些細なことにも彼は神に感謝する。彼はブラジル代表として1 0 0 試合以上の国際試合に出場してきた。2009年6月に南アフリカで開催されたコンフェデレーションズカップの決勝戦で、ブラジルは3対2でアメリカに逆転勝ちしたが、彼はその決勝ゴールを決めた。彼はこう回想する。「コンフェデレーションズカップの間、私たちが持っていた自信は非常に重要だったと思います。しかし何よりも、私たちの中に働いた神の力を感じました。」昔も今も、彼の目はいつも神に向けられている。恵みの神がどんなに彼を祝福してくださったかを覚え、また一見すると彼はすべてを持っているにもかかわらず、どれだけ神を必要としているかを忘れない。「偉大なクラブでプレーし、代表チームに選ばれ、献身的な妻や家族を持っているという事実から、私はさらに神を必要としています。」とルシオは語る。「間違いなく、自分で想像もしていなかったことを、神が私の人生に行ってくださったと言うことができます。プロ選手として、偉大なクラブでプレーし、タイトルを獲得し、健全かつ共にイエスに従う道を歩む妻と子どもを持ち、神が私たちのために何をしたかを理解する時、神は毎日私たちに愛を示し、罪人であり弱さを持つ私たちに憐みを示してくださっていることが解ります。私たちが失敗した時こそ、神は本当の愛を示してくださり、常に変わらず私たちを支えてくださいます。だから、私たちは日々、神に近づくことが出来るのです。 2 Federico Lopez Claro/STR/Getty Images 3