光ケ−ブル式情報コンセント - 昭和電線ホールディングス

昭 和 電 線 レ ビ ュ ー
新
製
品
紹
Vol. 51, No. 1 (2001)
117
介
光ケ−ブル式情報コンセント
Optical Fiber Cable Type Outdoor Information-outlet
政府は情報インフラの整備として主要な国道や河川沿い
に光ファイバケ−ブルの布設を進めている。
光ファイバケ−ブルを利用する事で遠く離れた被災地か
ら鮮明な画像などのデータを収集したり配信することが出
来るようになった。
情報コンセントは光版の情報伝送用接続口で「光コンセ
ント」とも呼ばれ,電源コンセントの様に情報コンセント
口に光のコネクタをにつなぎ込めば撮影した映像・音声デ
ータなどが光ファイバケ−ブルを伝わり事務所や出張所に
伝送できる。機動的な映像の収集・配信ができる,情報コ
ンセントは防災システムに役立つと期待される。
情報コンセントは設置場所に合わせて,いろいろな種類
があり,都市部向けには景観を重視したモニュメント型。
道路・河川沿い向けにはキロポスト型とよばれる距離表示
柱タイプがある。その他に壁や柱に取付ける箱型やハンド
ホール内に取付けるタイプもある。右の写真の様にワイン
河川距離表示用コンセント
(再生カレット材)
ガラスの廃材(カレット材)を再生利用したエコロジータ
道路距離表示用コンセント
(キロポスト改造)
図 2 コンセント例
イプもある。
情報コンセントシステムは,通信方式がアナログ伝送方
式からデジタル伝送方式に移行する際に,インターネット
問合せ先:〒 229-1133
プロトコル(IP)技術を採用,遠く離れた場所から鮮明な
昭和電線電
画像データを送ったりデータを共有する大きなネットワー
通信エンジニアリング室
クに成長すると期待される。
電話(042)774-8205
キロポスト型
コンセント
ネットワーク網
神奈川県相模原市南橋本 4 − 1 − 1
ñ 情報通信システム事業部
ビデオカメラ
地方整備局
エコタイプコンセント
(廃ガラス再生)
工事事務所
1 000 m
電話機
光コンセント
光ケーブルリール
MAX 500 m
クロージャ
出張所
分岐光ファイバケーブル
光ファイバネットワーク
図 1 情報コンセントシステム構成図
光ファイバケーブル(幹線)
FAX
(042)773-5143