光ファイバケーブル布設の参考資料(PDF形式 157KB)

光ファイバケーブル
ユニット形 光ファイバケーブル
オプション
ノンメタリック
難燃(垂直トレイ)
自己支持形
色帯・防食層
エコ
(傾斜難燃)
がい装シース
幹線(縦)
幹線(横)
■ ご注文品名例と型式
SM
対応ファイバ
GI50
GI62.5
U − 2 4 G5035 / 16 − LAP
注文例
□□
型式
U − □□ ******** − LAP ※
構造概略図
オプションシース(P.21)
識別テープ色
LAP=LAPシース
E=ポリエチレンシース
ファイバ型式名(P.20)
アルミラミネートテープ
押え巻きテープ
心数(1∼48心)
引き裂き紐
テンションメンバ
光ファイバ心線
GI50(10G)
シース
6心ユニット
緩衝層
押え巻きテープ
黒
青
テンションメンバ
白
黄
紫
緑
茶
ユニット形
黄
緑
白
赤
識別テープ
(青、黄、緑、赤、紫 他)
6心ユニット
青
紫
シース仕様
赤
N=メタリックテンションメンバタイプ
NU=ノンメタリックテンションメンバタイプ
EM−=エコ
NH−=難燃(垂直トレイ)
M−=難燃
ケーブル(6心ユニット×6) ケーブル(6心ユニット×8)
[仕様・施工条件:メタリックテンションメンバタイプ]
代表心数
24心(1∼36心)
36心(1∼36心)
6
6
8
18
18
20
6心ユニット数
標準外径 [mm]
48心(37∼48心)
概算質量 [kg/km]
260
265
360
瞬時最大許容張力
[N]
2720
2720
4800
最小許容曲げ半径
[mm]
敷設時:360 固定時:180
敷設時:360 固定時:180
敷設時:400 固定時:200
メタリックテンションメンバ・LAPシース標準。
光ファイバケーブル布設の参考資料
(1)光ファイバケーブルの取り扱い
●光ファイバケーブルの切断
ケーブル内でファイバの伸び・圧縮・変形等が発生する
のを避けるため、以下に注意して切断してください。
・バンドソーや鋸は、絶対に使用しないでください。
・光ファイバケーブルの切断には、鋼線の切断を許容され
によって、光ファイバが断線したり光学特性が劣化するこ
とがあります。また、
ケーブルの寿命に悪影響が出る恐れ
がありますので、注意ください。
・最大許容張力で牽引する場合、1回で布設出来ないこと
があります。その場合は、次の8の字取りにより両端を振り
分けて布設してください。
たケーブルカッターを使用してください。
(銅線ケーブル用のカッターでは、刃こぼれします。)
・ケーブルカッターで介在物・テープが切れ残った場合は、
光
フ
ァ
イ
バ
ケ
ー
ブ
ル
(8の字取り)
①ケーブルを「8の字取り」によりタバに取る。
ケーブルドラム
ハサミやニッパー等で丁寧に切除ください。
3回目
2回目
1回目
●許容張力
・各仕様書に記載されている許容張力を守ってください。
ケーブル端末
・布設の際には、必ずケーブルのテンションメンバを引っ張
1ヵ所に積み重ねる
ってください。
・光ファイバケーブルのシースのみに張力を加えたり許容
張力以上の取扱いを行ったりした場合は、機械的ストレス
②「8の字取り」タバを裏返す。
(この際、
ケーブルに捻りが入らないように注意する。)
27
光ファイバケーブル
③「8の字取り」から
(a)又は
(b)のように布設する。
●曲線管路の場合
(a)
(b)は、
ドラムを布設経路の真ん中に置けるか、
A点、B点を直線で近似すると、B点での張力T'Bは次に
端に置けるかで変わります。
示されます。
※この他、同期を取った数台の中間けん引機を使用
T'B=TA+μW
する場合もあります。
また、
交角θで曲げられたことによる張力TBは次に示されます。
TB=T'Beμθ
(a)振り分け布設
8の字取り
K=eμθとした場合、
μ=0.5とした交角に対するKを下に
ケーブルドラム
表記します。
屈曲角度とK
(b)繰り返し布設
TB
8の字取り
0°
1.00
15°
1.14
30°
1.30
45°
1.48
60°
1.69
75°
1.93
90°
2.19
105°
2.50
120°
2.85
135°
3.25
150°
3.70
B点
方向
8の字取り
K=eμθ
布設
ケーブルドラム
交角度θ
第1回布設
第2回布設
第3回布設
A点
ケーブル引き上げ ケーブル引き上げ
マンホール
マンホール
θ
TA
(2)ケーブル布設張力の計算方法について
管路等にケーブルを布設する場合、計算により予め布設
張力を推定し、ケーブルの許容張力内で布設する方法を
採用します。ケーブル布設張力の推定計算方法を以下に
(3)ケーブルの許容曲げ半径
ケーブルは、内部構造又はシース構造に対して一定の限
示します。
界を越えた曲げを加えると、
その特性を劣化させる場合が
●ケーブル布設時に要する張力
あります。
直線部の場合:T1=μW
以下に曲げの限界に対する基準を示します。
屈曲部の場合:T2=T0eμθ
なお、許容曲げ半径は以下のとおりとします。
ここに、
○接続及び支持する場合の曲げ半径:ケーブルを固定
μ:摩擦係数
して長時間にわたって特性が保証できる曲げ半径
管路とケーブル 0.5
○布設中の曲げ半径:布設許容できる曲げ半径
管路とワイヤ 0.3
引通し工具とケーブル及びワイヤ 0.16
ケーブルの分類
PE可とう管とケーブル 0.5
接続及び支持する
場合の曲げ半径
布設中の曲げ半径
PE可とう管とワイヤ 0.3
テンションメンバが
鋼線の場合
W:ケーブル質量(kg/m)
10D以上
20D以上
:布設長(m)
テンションメンバが
FRPの場合
T0:屈曲部直前の布設張力(kgf)
T1:直線部の布設張力(kgf)
※D=ケーブルの外径
T2:屈曲部通過後の布設張力(kgf)
θ
:交角(rad)
e:自然対数の底 2.718…
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仕様書規定の
曲げ半径とする。
仕様書規定の
曲げ半径とする。
光
フ
ァ
イ
バ
ケ
ー
ブ
ル