募金趣意書 ∼大平正芳記念館再設置支援のお願い∼ 新大平正芳記念館がその2階に設置される予定の世界のコイン館 (香川県観音寺市有明町) 大平正芳記念館再設置支援募金発起人会 事 務 局:観音寺観光開発株式会社内 〒768-0062 香川県観音寺市有明町3−36 電話:0875 -24-2150 Fax : 0875-23-0404 E-mail:[email protected] ● 大平正芳記念館再設置支援募金 ∼その趣旨とご協力のお願い∼ 平成28年2月吉日 大平正芳記念館再設置支援募金 発起人会会長 田岡 敬造 皆様、すでにご案内の通り、わが故郷が生んだ哲人宰 相・大平正芳先生を顕彰する「大平正芳記念館」(観音寺 市坂本町)が、老朽化のため昨年3月末を以って閉館し ました。 (1)閉館を惜しむ市民の声 募金趣意書 施設を選んでいただいたこと。 ②大平財団側は、それに応え、その施設内の改装ならび に展示家具・パネルなどを含む展覧施設一式を自らの手 で手配して、そこで展示する旧記念館の遺品及び展示品 類一式とともに、市に一括寄付を行うこと。 ③新記念館の運営については、市が第三セクターの観音 寺観光開発に委嘱すること。 (3)発起人会発足の趣旨と募金へのご協力の お願い われわれ発起人一同は、その合意に心から感謝と敬意 を表します。あわせて、再開する記念館が、大平総理顕 彰の発信基地として、また、町おこしの文化センターと 寺市当局をも動かすこととなりました。 その結果、次のような合意が整いました。 ①市当局側からは、新記念館への移転先として、最終的 に同市琴弾公園内「世界のコイン館」の2階という最適 して、大いに発展することを祈念申し上げます。 しかし、そのためには、再設置を望むわれわれ市民の 幅広いサポートが必要であります。例えば、新記念館発 足後に顕彰会的な支援も考えられますが、現時点で力に なれることは、コイン館2階の「新装諸工事予算」への 支援活動です。 上述のように、記念館の発展的再開を望む声は、地元 市民だけでなく全国各地からも届いています。そのよう な皆様から「折角の機会だから記念館再開支援募金の場 が欲しい」 「名前を新記念館の一隅に残す形で再開の一 翼を担いたい」などの声も多く寄せられている。そのよ うな市民参画型の記念館再設置となれば、市当局にとっ ても末永い前向きの運営の良き支えになるのではない か。 そのような趣旨について各界の有識者に相談申しあげ たところ、大方の皆様のご賛同を得て、平成28年1月23 日(土)には、浜田恵造知事・白川晴司市長のご臨席のも と、各界の有識者約50名のご参集をたまわり「大平正芳 記念館再設置支援募金発起人会」を発足させて頂いた次 第です。なお、当日ご出席いただいた大平財団・大平裕 理事長からは「天上の父も、市民の皆様方一人ひとりの お力で記念館が再開されることを喜んでいると思いま 2 3 そのニュース以降は来館者が引きも切らず、特に閉館 日にはテレビ各社の取材もあり、多数の人々が駆けつけ ました。一民間財団としてはよくぞ30年間も地元の文化 財として公益に資して来た記念館だった─それだけに、 会場は在りし日の大平総理をあらためて偲ぶ思いととも に、閉館を惜しむ声に満ち溢れました。 その声は「大平記念館の光輝ある灯を消してはならな い」 「それがなくなること自体、郷土の名誉と信用にか かわる」 「文化都市を目指す市の町おこしのためにもリ ニューアルすべき」 「郷土が誇る偉人の業績と大志を知 るための青少年の学習の場にすべき」等々、枚挙にいと まなしでした。 (2)その声に呼応して前向きの再開へ 大平総理を慕い閉館を惜しむ地元市民のこのような声 を背景に、老若を問わず日毎に再開への期待・要望が澎 湃として起こって来たのであり、遂にはその情熱が観音 ● す。このような機会をつくっていただき心から感謝申し 上げます」との謝辞を戴きました。 私はこの会の会長という身に余る大役を仰せつかりま したが、大平財団との連携のもと、発起人会の皆様と緊 密に協力し、以下に掲げる募金目標の達成に向け全力を 尽す所存でございます。 皆様におかれましても、何卒この趣旨をご理解いただ き、格別のご支援とご協力を賜わりますよう、かさねて お願い申し上げます。 募金趣意書 展示企画構想と予算の概要 (1)展示企画の基本コンセプト 大平財団は、その展示基本方針素案(最終頁参照) をもとに、大平正芳研究の第一人者・獨協大学教 授福永文夫先生(『大平正芳∼「戦後保守」とは何か』 中公新書の著者/『大平正芳全著作集』全7巻・講談社 刊の監修者)に展示シナリオの執筆とレイアウト 構想の監修を委嘱しています。 (2)それに基づく関連工事関係 大平財団による発注先は以下の通りです。 ① 有限会社仁田デザイン事務所(高松市) 展示デザイン・パネル製作関係を委嘱。 ② 株式会社合田工務店(高松市) 新展示場内装工事、旧記念館和室の移築(大平 総理が選挙で寝泊まりされた防弾ガラス窓付き和室 の再現) 、陳列等の家具工事その他の関連工事を 委嘱。 (3)工事費・準備費 総予算額:1,500万円(税込) (4)工事完成・開館予定 平成28年秋期開催の「瀬戸内国際芸術祭」 (10月8 再設置発起人会で謝辞を述べる大平裕財団理事長 日∼11月6日)にあわせて11月初旬に開館を目指し ています。 新記念館に移設される旧記念館の大平総理の居室 4 5 ● 支援募金の概要 (1)募金の目的 展示基本方針に基づく内装・改装等の工事費(内装 工事・和室移転・展示家具・パネル等デザイン費・ 準備費等一式の総予算)への支援を目的と致します。 (2)募金の名称 「大平正芳記念館再設置支援募金」 募金趣意書 振込先名義: おおひらひろし 「公益財団法人大平正芳記念財団理事長大平裕 」 口座番号:普通預金 №0144625 振込先銀行:百十四銀行東京支店 ※なお、振込後、添付の「大平正芳記念館再設置支援 募金寄付申込書」に必要事項をご記入の上、郵送ま たはFAXにて大平財団事務局(住所は本頁下段)にお 送りください(寄付金額領収書等のご返送のために必要)。 (2)税法上の優遇措置 (3)募金目標額 総予算額 1,500万円 (4)募金の種類 ① 個人寄付 1口 5,000円×( )口 (寄付控除については次項の「税制上の優遇措置」を ご参照ください) ② 法人寄付 1口の金額は特に定めていません。 (詳細は同じく次項をご参照ください) (5)募金期間 平成28年2月∼8月 (6)寄付者銘板による顕彰 ご寄付をしていただいた方のお名前を新記念館の一 隅の銘板に刻し、末永く顕彰させていただきます。 募金の申込方法と税制上の優遇措置 (1)募金の申込方法 振込先は、発起人や発起人会宛てではなく、税制上 の優遇措置が受けられる「公益財団法人大平正芳記 念財団」宛てに直接お願い申し上げます。 ①郵便局振込 添付の郵便局「払込取扱票」 (口座番号:00100-3-514243 公益財団法人大平正芳記念財団)に必要事項をご記入の 上、郵便局窓口よりお振込みください(手数料無し)。 ②銀行振込 この場合は下記銀行口座にお振込み下さい(恐縮で 。 すが手数料は有料です) 6 ■ 寄付者が個人の場合 下記の①か②何れか有利な方を選択できます。 ① 所得控除 所得の40%を限度とする寄付金額について、2,000円 を除いた額が所得額から控除されます。 ② 税額控除 所得の40%を限度とする寄付金額について、2,000円 を除いた額の40%が所得税から控除されます。 ※なお、個人住民税については、東京都民の方は、寄付金額 から一定の額が翌年の所得税額から控除されます。 ■ 寄付者が法人の場合 通常の一般寄付金の損金算入限度額と同額以上を別 枠として、損金算入が認められます。 ※個人・法人それぞれの優遇措置の具体例による説明につい ては、添付の「税制上の寄付優遇措置∼補足説明の栞」をご参 照ください。 (3)優遇措置を受ける手続きについて 確定申告期間に、公益財団法人大平正芳記念財団が 発行した「寄付金額領収書」を添えて税務署に申告 して下さい。 なお、 「寄付金額領収書」は、寄付金の入金が確認 され次第、大平記念財団よりお送りします。 ※本項についてのご連絡・お問い合わせは、大平財団事務 局にお願い致します。 公益財団法人大平正芳記念財団事務局 〒102-0082 東京都千代田区一番町22−4 一番町館1階 電話:03-3230-2213 FAX:03-3230-2214 E-mail:[email protected] 7 ● 募金趣意書 展示構想テーマ素案(大平財団基本方針原案) (1)人と思想 ① 私の履歴書 ② 保守本流思想体現者 ( 「言葉の最良の意味での保守主義者」佐藤誠三郎) ③ 楕円の哲学 ④ 永遠の今 ⑤ 無教会主義キリスト教 ( 「知的かつ政治的指導者のための信仰」E.O.ライシャワー) (2)内 政 ① 池田内閣・高度経済成長政策の担い手 ② 財政硬直化問題・消費税問題へのイニシアティブ ③ 「戦後の総決算」の提唱 ④ 21世紀を見据えた9大政策の提言 (3)外 交 ① 日中国交正常化の実現 (+日韓請求権問題/大平・金メモ) ② 日米「同盟」関係の明確化・強化 ③ 「環太平洋連帯構想」の提唱 (世界自由貿易の実現と国際正義の確立) ④ 太平外交の道標=国際的役割分担による世界への 貢献 (4)地 域 ① 瀬戸大橋架橋(本四連絡橋問題) ② 香川用水 ③ その他 (備讃瀬戸航路浚渫・番ノ洲開発・塩業問題・三豊干拓等) (5)恩 師・恩 人 ① 池田勇人(政界の恩人) ② 津島寿一(政界の恩人) ③ 上田辰之助(東京商大・現一橋大の恩師) ④ 加藤藤太郎(旧制三豊中学・現観音寺一高、東京商大 先輩・恩人) ⑤ 中井虎雄(旧制三豊中学の恩師) ⑥ E.O.ライシャワー (駐日米国大使・日米関係強化のパートナー) (6)資 料 色紙、写真、卒論、葉書・手紙(家庭教師教え子へ) 8
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