平 成 17 年 11 月 25 日 東 京 電 力 株 式 会 社 福島第二原子力発電所 定期検査中の3号機における警報の発生について 当 所 3 号 機 は 定 期 検 査 中 で す が 、平 成 17 年 11 月 24 日 午 後 0 時 6 分 頃 お よ び 同 0 時 10 分 頃 、原 子 炉 建 屋 内 換 気 系 の 排 気 中 に 含 ま れ る 放 射 能 量 を 測 定 し ているモニタ(原子炉建屋換気系排気放射線モニタ)の指示値が増加したこ とを示す警報が発生しました。 (添付「原子炉建屋換気系排気放射線モニタ概略図」参照) 警報が発生した原因は、原子炉建屋4階に設置されている原子炉建屋換気 系排気放射線モニタ(A,B,C,D)のうち、モニタ(D)の指示値の増 加によるものですが、他のモニタ(A,B,C)については指示値に変動が なく、当該モニタが設置されている場所(原子炉建屋4階南東側)での作業 等は実施していないことから、当該モニタ(D)の誤動作と推定しました。 今後、当該モニタ(D)については、新品に交換するとともに誤動作した 原因について調査します。 なお、主排気筒放射線モニタ * の指示値の変動はなく、これによる外部へ の放射能の影響はないと判断しております。 以 上 *:主排気筒放射線モニタ 原子炉建屋内の空気や復水器を真空にしておくための排ガスが、環境へ放出される排 気中の放射線を測定する装置。 「当社原子力発電所における不適合事象の公表方法の見直しについて」 ( 平 成 15 年 11 月 10 日 お 知 ら せ 済 み )に お け る 、区 分 Ⅲ に 該 当 す る も の と してホームページに掲載したものです。 R 警報 主排気筒放射線モニタ モニタ A B 原子炉建屋 C 原子炉格納容器 D R (原子炉建屋内換気系の排気中に含まれる 放射能量を測定するモニタ) 中央制御室 原子炉 圧力容器 A 検出器 B C 主 排 気 筒 D 原子炉建屋換気空調系より 原子炉建屋換気系排気放射線モニタ概略図
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