適切な不燃材料活用のお願い

適切な不燃材料活用のお願い
３M スコッチカル
TM
TM
フィルムシリーズは、コーポレートブランドや商品ブランドの特性や独自性
をメッセージとして発信するための看板・サイン用途として、或いは、商業施設での内装用途として、
様々な場所でご活用頂いております。こうした企業サインや広告媒体は繁華街に設置されることが多
いため、人々の安全を守るため法律で適切な不燃材料を活用することが求められています。
スリーエムでは、用途に応じたフィルム開発を行うと同時に不燃性能の高い製品や情報をご提供する
ことで、ブランドオーナーの方々が看板やサインの柔軟な展開を実現できるよう努めております。
サイン・ディスプレイの効果に加え、安全性にも配慮頂き、適切な不燃材料のご使用をお願い申し上げます。
不燃の基礎知識
法律上、不燃材料の使用が義務付けられている場所があります
不燃材料を使用すべき場所は、屋外・屋内それぞれに決められております。
＜屋外＞
①対象は防火地域です。
● 都市計画法によって指定されている
「防火地域」においては、不燃材料の使用が義務付けられております。
防火地域は主に商業地域や幹線道路沿いなど、火災危険率が高い市街地が対象となっています。
※防火地域の場所は、都市計画図等でご確認いただけます。
②屋上に設置する全ての看板と、高さ3mを超える看板が対象です。
屋上看板：不燃
袖･突出看板：不燃高さ3ｍ超
壁面看板：不燃高さ3ｍ超
ポール看板
（ロードサイン）
：不燃高さ3ｍ超
自立･小型看板：不燃高さ3ｍ超
＜屋内＞
①対象は、内装制限により規定されている場所です。
● 避難時間を確保する為に内装を燃えにくくするという目的から、
建築物によって防火材料の使用が義務付けられ
ています。これら対象建築物は「特殊建築物」として、建築基準法施行例にて規定されています。
②内装制限の適用対象は、壁面と天井です。
● フィルムの使用面積が、
屋内の壁・天井それぞれで1/10以上を占める場合、不燃材料を使う必要があります。
※建築物や施工状況により条件が異なる場合がありますので、不明な場合は建築主事にご確認ください。
「不燃認定材料」は施工条件によって異なります
弊社が不燃認定を受けた製品を建築物の壁面及び天井等に施工することによって不燃認定品と認められるには、
平成12年5月30日建設省告示第1400号「不燃材料を定める件」に記載されている建築材料および認定書の別添
に記載された下地材に施工した場合に限ります。
不燃認定となる下地材一覧（建設省告示第1400号 *1）より抜粋）
下地材
アルミ板
金属板 *2）
●
●
鉄鋼
金属板
●
●
●
金属板除く
厚さ（mm）
：0.5～20.0
質量（kg/m ）
：1.4～56.0
合金番号：以下の通り
●
●
2
●
1070, 1060, 1050, 1100, 1200, 2011, 2014, 2017
2024, 2117, 2219, 3003, 3004, 3105, 5005, 5050
5052, 5154, 5254, 5454, 5056, 5083, 5182, 5086
6061, 6N01, 6063, 7003, 7050, 7N01,
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
コンクリート *3）
れんが *3）
瓦 *3）
陶磁器質タイル *3）
繊維強化セメント板
厚さ3mm 以上のガラス繊維混入セメント板
厚さ5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシウム板
ガラス
モルタル *3）
しっくい *3）
石 *3）
厚さ12mm 以上の石膏ボード
ロックウール *3）
グラスウール *3）
*1）建設省告示第1401号（準不燃材料）、建設省告示第1402号（難燃材料）の建築材料及びその他準不燃材料、難燃材料へ施工しても不燃認定品になりません。
*2）次の材料を含みます。冷間圧延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、冷間圧延ステンレス鋼板
*3）これらの建築材料へ施工した場合、十分な接着力が得られずに剥離等の不具合が生じる場合がありますのでご注意ください。
つまり、どの下地材で不燃認定を取得しているかをご確認頂くことは大変重要です。例えば、金属板上でのみ不燃材
料として認定を受けているフィルムの場合、それ以外の下地に貼りつける際には不燃材料としてご活用頂けません。
フィルム
下地材
建設省告示第1400号での対象
不燃認定
金属板
対象
認定
金属板上で不燃認定
されているフィルム
石膏ボード
対象
金属板上で不燃認定
されているフィルム
アクリル板
対象外
金属板上で不燃認定
されているフィルム　事故があった場合、御社も調査対象になる可能性があります
建築物の事故等に対する調査体制の強化を図るべく建築基準法の一部が改正されました。平成27年6月以降、以下2点
が強化されております。
●
●
建築物においてエレベーター事故や災害等が発生した場合に、国が自ら、必要な調査を行えることとする。
国及び特定行政庁において、建築設備等の製造者等に対する調査を実施できるよう調査権限を充実する。
この改正により、例えばこれまで事故・災害が発生した際、型式部材等製造者認証を受けた者、及び指定確認検査機関
に限定されていた調査対象が、建築物等の所有者、管理者等、建築主、施工者など大きく拡大されております。関係者の
誰もが高い安全意識を持つことが求められています。
出所：国土交通省住宅局建築指導課資料よりスリーエムジャパン作成
報告徴収対象者
改正前
改正後
型式部材等製造者認証を受けた者（法第68条の21）
○
○
指定確認検査機関（法第77条の31、国指定のみ）
○
○
建築物等の所有者、管理者等
対象外
○
建築主
対象外
○
設計者
対象外
○
建築材料等を製造した者※
対象外
○
工事監理者
対象外
○
工事施工者
対象外
○
建築物に関する調査をした者
対象外
○
型式適合認定を受けた者
対象外
○
構造方法等の認定を受けた者
対象外
○
特殊構造方法等認定を受けた者
対象外
○
指定確認検査機関（法第77条の31、国指定のみ）
対象外
○
指定構造計算適合性判定機関（法第77条の35の17、国指定のみ）
対象外
○
適切な材料のご使用をお願い致します
国土交通大臣認定不燃材料／認定番号　（2015年6月現在）
建築基準法第2条の9及び同法施行令第108条の2
（不燃材料）
の規定に適合して国土交通大臣の不燃材料の認定を受け
ている製品に関する情報です。
※下地材は平成12年5月30日建設省告示第1400号不燃材料を定める件に記載されている建築材料に限ります。建設省告示第1401号（準不燃材料）、建設省告示第
1402号（難燃材料）の建築材料及びその他準不燃材料、難燃材料へ施工しても不燃認定品になりません。
※各製品の仕様については、一般的な特徴を記載しています。詳しくは、弊社ウェブサイトで製品説明書をご確認ください。
※耐候性年数は代表値であって、保証するものではありません。
アルミ複合板製品
A: 三菱樹脂社製　アルポリック ® ／ fr AD
B: 藤田産業社製　不燃ソレイタ fr（FSA-313fr）
C: 積水樹脂プラメタル社製　プラメタル
（FR305-SIGN）
■３M スコッチカルフィルムシリーズ
TM
TM
主要特性
ベースフィルム
下地材
色
耐候性
特徴
粘着剤システム
JS1000 XL
JS6000 XL
不透過
約8年
フッ素コーティング
パーマネント
JS1000 SCL
JS6000 SCL
不透過
約8年
セルフクリーニング
パーマネント
JS1000 Aシリーズ※
不透過
約5年
コーティング無し
パーマネント
TP/TL XLシリーズ
透過
約8年
フッ素コーティング
金属板
（アルミ板を除く）
不透過/透過
約3～5年
優れたカッティング性能
パーマネント
3470M ※
白
約2年
易施工
再剥離
ER010※
白
約3年
易施工
再剥離弱粘着、易施工
JS2010XL
白
約5年
高耐候性･高隠ぺい性
パーマネント
STR1002
STR6002
白
短期
高隠ぺい性
再剥離弱粘着
金属板以外
アルミ複合板
(A)(B) NM-2713
(C) NM-3366
－
NM-3477
パーマネント
Jシリーズ
アルミ板
NM-3476
NM-3475
（プライマー無し）（プライマー無し）
プライマー
（ DP-900N3
）
(A)(B) NM-2713
(C) NM-3366
もしくは
（プライマー無し） (A)(B) NM-2714
(C) NM-3366
－
※原反のまま使用した場合に限ります。
3M パフォーマンスギャランティーインクジェットプリンタ対応表に記載されたインクジェットシステム
■３M スコッチカルグラフィックフィルムシリーズ（及びインクが認定対象となります。
）
TM
TM
主要特性
オーバー
ベースフィルムラミネート
フィルム
IJ180Cv3-10
IJ180-10
IJ5331
IJ5331Cv3
RG5332R
IJ4114V
IJ4115
IJ4116N
IJ4117N
RG5333R
IJ5341F
IJ5346F
IJ1220NF
IJ1220CF
耐候性
色
下地材
金属板
( アルミ板を除く )
粘着剤システム
３M コントロールタック
３M コンプライ Ver3
TM
白
約6年
白
約6年３M コントロールタック
白
約5年パーマネント
白
約5年３M コンプライ Ver3
TM
アルミ板
金属板以外
－
－
－
－
－
－
TM
TM
TM
TM
NM-3395
（プライマー無し）
アルミ複合板
（A）
（B)
NM-3401
IJ4117N との
（IJ4116N,
）
組み合わせに限る
－
－
透過
約5年パーマネント
－
－
－
透明
約5年パーマネント
－
－
－
白
約4年再剥離弱粘着
白
約4年パーマネント
NM-2398
（C)
NM-3366
白
約3年再剥離強粘着
IJ4131
IJ4132
IJ4136
IJ4137
IJ4131
IJ4132
IJ4136
IJ4137
IJ4156
IJ4157
TM
白
約3年
TM
３M コンプライ
再剥離強粘着
TM
NM-2400
（
NM-2415
プライマー
プライマー
（ EC1368NT
）（ EC1368NT
）
もしくは
もしくは
（プライマー無し）（プライマー無し）
TM
）
プライマー
DP900N3
EC1368NT
もしくは
（プライマー無し）
－
■３M スコッチカルペイントフィルムシリーズ
TM
ベースフィルム
PF050
TM
オーバー
ラミネート
フィルム
主要特性
PF950AP
PF951AP
PF953AP
PF051
PF052
PF100AP
PF150AP
製品番号
粘着剤システム
白
約3年
パーマネント
白
約1年
再剥離
白
( カッティングタイプ )
黒
( カッティングタイプ )
■３M パナグラフィックス
TM
耐候性
透明
－
TM
下地材
色
約1年
パーマネント
約5年
パーマネント
約5年
金属板、アルミ板、石膏ボードを除く
NM-3872
（プライマー DP900N3、EC1368NT）
もしくは（プライマー無し）
NM-3873
（プライマー DP900N3、EC1368NT）
もしくは（プライマー無し）
パーマネント
フレキシブルサブストレート
製品特徴
加工方法
750NF
高い耐候性と防火性能を備えたプレミアム･グレード製品。目線に近い小型サイ
３M スコッチカルフィルム貼り
ンに使用してもスクリムが目立たない特性があります。
DIS-07
高度な防火性能を備え、ダイレクト印刷と防汚ラミネートフィルムの構造で不燃弊社印刷加工（ラミネート有）
材料の認定を受けています。防火地域での内照グラフィックスを実現します。弊社印刷加工（ラミネート無）
TM
※750NF単体使用、または、３MTM スコッチカル TM フィルムXLシリーズ透過タイプ (TP&TL シリーズ ) に限る
TM
認定番号
NM-3182※
NM-2863
NM-2864

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