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一目でわかる世界と日本の死刑 - 「死刑に異議あり!」キャンペーン

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一目でわかる世界と日本の死刑
(2009 年 11 月 24 日更新)
世界
by「死刑に異議あり!」キャンペーン
日本には死刑制度があります。世界では7割の国が死刑を廃止しています
世界の約7割の国が法律上または事実上死刑を廃止しています。
あらゆる犯罪に対する死刑を廃止:95 カ国。戦時の犯罪等を除くすべての死刑を廃止:9 カ国
過去 10 年以上死刑の執行がない事実上の廃止国:35 カ国。計 139 カ国が死刑を廃止。
残り 58 カ国が死刑を存置しています。
データなし
95
すべての犯罪につ
いて廃止
9
通常犯罪につい
て廃止
35
事実上廃止
(10年間執行なし)
死刑存置国
58
世界の流れは死刑廃止へと向かっています。死刑を廃止した国の数も 1981 年末には 63 カ国でしたが、
1991 年末は 83 カ国、2000 年末は 118 カ国と年々、廃止国が増えています。いわゆる先進国の中で死刑
を存置しているのは、日本とアメリカだけです。
日本
ここ数年、死刑判決と死刑執行が急増しています
日本で死刑を科している罪は 17 種あり、実際に死刑判決が下されているのは、殺人罪、強盗致死罪、
強盗強姦致死罪などです。被害者が1人の場合でも死刑判決が出ることもあり、逆に被害者が複数人でも
有期・無期懲役判決の場合もあります。日本では、世界の動きとは逆に、ここ数年死刑判決が急増し、2006
年からは死刑執行も急増しています。
出典:『司法統計年報』より作成
年間の死刑判決数
一審判決
控訴審判決
上告審判決
確定
21
14
11
76
23
5
344
445 4 5
1
1
7 8
4 3
2
433
343 3244
1
77 7 8
5
444
16
18
18
1616
15
15
14 1314 13
1414
13
1011
17
13
10
6 6
3
45
4 3
2
0
23
2
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007
死刑確定者数と執行数
年末人員
出典:『検察統計年報』
死刑執行
94
46
0
51
0
56
0
56
57
54
51
51
52
50
53
55
57
7
2
6
6
4
6
5
3
2
2
56
1
66
2
107
100
77
1
4
9
15
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
「死刑確定者が増えたから、死刑執行を増やす」?
死刑判決の増加の背景には、市民の「犯罪不安」や厳罰意識の高まりと政府の厳罰化政策があると思わ
れます。また、死刑判決の増加にともなって拘置所に収容されている死刑確定者の数も増えています。
しかし、死刑判決が増え死刑確定者数が増えたら、執行を増やすのは仕方がないことなのでしょうか?
また、死刑判決の増加自体、自然なことなのでしょうか?
法務省刑事局や最近の法務大臣は「死刑確定者の数が 100 人を超えてこのまま増え続けると、死刑制
度は有名無実化していずれ維持できなくなる」と考えているふしがあります。しかし、これは「死刑制度
を維持するために死刑執行を増やす」という堂々めぐりのおかしな議論です。
死刑確定者の数の増加は、
「判決は出せても簡単には執行できない」という死刑制度のある種の行き詰ま
りを示しています。しかし、だからこそ「死刑廃止に向かうのか、死刑のための死刑を続けるのか」、今こ
そ真剣に考えるべきではないでしょうか?
根拠のない厳罰化、日本も死刑なしでやっていける
「凶悪犯罪が増えている」と政府の言明にもかかわらず、実際には、凶悪犯罪が増えている事実はあり
ません。犯罪による死亡者数(交通事故を除く)も一貫して減少しており、殺人罪の認知件数も 2006 年、
2007 年と戦後最低を記録しました。
日本はいまだに「世界で最も犯罪の少ない国」の一つです。その日本がどうして「死刑なしではやって
いけない」というのでしょうか?
犯罪による死亡者数と殺人罪認知件数
4000
3000
2000
1000
0
犯罪による死亡者数
殺人認知件数
出典:『犯罪白書』
死刑と裁判員制度
来年から始まる裁判員制度――あなたが 20 歳以上の有権者であれば、裁判官とともに刑事裁判に参加
し、被告の刑を決める場面に遭遇するかもしれません。その刑とは死刑とて例外ではないのです。全員の
意見が一致しないときは最低一人の裁判官を含む多数決で決められるので、たとえあなたが反対でも、被
告に死刑を言い渡す判決になることもありえます。
市民が裁判に参加する多くの国では死刑が廃止されています。日本のように市民が死刑の当否まで、し
かも多数決で判断することは世界的にも珍しいことです。この他にも、拙速裁判や感情に流された判決の
おそれなど、死刑制度を存置したままの裁判員制度の実施には、まだまだ多くの疑問があります。
アメリカ編
厳罰化政策を反省?
アメリカも死刑を大幅に減らしています
残り少ない死刑存置国の一つアメリカでは、35 の州が死刑を存置し、15 の州とコロンビア特別
区が死刑を廃止しています。
アメリカも一時の極端な厳罰化政策の反省したのか、死刑判決は 1994 年のピーク時から 3 分の
1 に減っており、死刑執行も 1999 年のピーク時から半減しています。その結果、死刑確定者数も
2000 年をピークに減少に転じています。
アメリカの死刑判決数
出典:アメリカ司法省司法統計局の資料
350
300
250
200
150
100
50
0
出典:アメリカ司法省司法統計局のホームページより
「死刑に異議あり!」キャンペーン
2008 年の歩み
2008/08/25 院内集会「アジアから見た日本の死刑」
2008/10/15~16 国際人権自由権規約委員会の日本審査
2008/10/19 反貧困世直しイッキ!大集会
マーク・アリソン氏が国会議員を前に講演
アムネスティとCPRもロビーイング
田辺凌鶴さんが新作講談「死刑と裁判員制度」を熱演
2008/11/6 10 月 28 日の死刑執行に抗議して国会前でアクション
2008/12/14 キャンペーン最初の集会「人の使い捨て、命の使い捨て~貧困から考える死刑~」
「死刑に異議あり!」キャンペーン
共同事務局: アムネスティ・インターナショナル日本 & 監獄人権センター
問い合わせ先: 電子メール: <[email protected]> FAX:03-3518-6778
Web サイト: http://www.abolish-dp.jca.apc.org/
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