■Door of Adventure in SHOWA 2013 レポ 10 月 12 日から二日間、福島県昭和村を基点に奥会津の深森とダート駆けるイベ ント 「Door of Adventure in SHOWA 2013」にSさん、Hさん、Sさんと計4名で参加してき ました。 本来ならば幹事役のため、皆様と帯同することが必須なのですが、昨年同様、前日は諸 会議の打ち合わせなど仕事の都合にて、当日早朝現地到着となりました。 10/12(土)、仮眠を経て、午前3時(もちろん、10 月 12 日出発当日)に菅生 SA を出発。 途中、スマホをハンドル部のフォルダから落下させ、爆損状態となり一切電話連絡等の 通信手段を失うトラブルが発生し、先行きに不安が漂う状態に...。 すでにSさん、Hさん、Sさんは前日の 10/11(金)より現地入りされているとのことで、 連絡通信手段が全くない状態。 とはいえ、イベントの受付開始が午前6時(ラリーイベントの朝は早いらしい)からと いうこともあり、ひたすら現地を目指します。 幸い、出発時点の天候は小雨がぱらつく程度...。とはいえ、天気予報では昭和村の天候は 終日雨。 東北道を南下し、磐越道を西へ。磐梯山 SA にて給油休憩した頃には昨年同様、夜が開け てきた。会津若松 IC を出て、一路、会津高田町から昭和村を目指す。雨は上がったようで、 宿場町の風情ただよう街道筋の朝靄の中を一路、昭和村を目指す。昨年は、会津坂下 IC か ら峠越えのルートを走らされ、現地到着が開会式の 1 時間前だったことから、今年は用意 周到にルートを確認。 とはいえ、会津高田から昭和村に向かう R400 も、トンネル経由の山越えルートのため、 走れども走れども なかなか、山を越えられないものの、会場現地到着は午前6時過。ちょ うど、キャンプサイトから出ていたHさんとお会いし、キャンプ道具等に荷物一式をおろ す(昨年とは異なり、からむし織工芸館の南側、国道側の芝生スペースもキャンプサイト に解放されており、ちょうど先発のお三方はこちらに陣取られておりました)。 昨年のカート持参での荷物搬送の手間もかからず、あっという間にテント設営まで完了。 その後、受付を済ませ二日分のコマ図とステッカーキット類を受け取る。急いで初日の コマ図を切り貼りし、マップケース(Sエンジニアリング製?)にセット。初日のマップ は巻けたものの、二日目のマップが長いため...手間取りそうな気配)。車検(方向指示器、 ライト、クラクション等を確認)をクリアし、AM08:00 の開会式まで余裕で準備完了。 昨年同様、開会式とブリーフィングが始まる。昭和村の村を上げたバックアップ体制が 敷かれているため、今年もスムーズな運営に感心することひとしきり。 なお、ブリーフィングでは、例年がけ落ちする車両がでるため、くれぐれも自重するよ う注意があった...?(昨年は M 体調とテネレを沢落ちから救ったことを思い出す。実は今 年も KTM990ADV が一台がけ落ちしたとのこと...) 。 開催要項によると同イベントは、拠点となるキャンプ場をスタートして初年約 150km 弱 の距離、2日目は約 230km 弱の距離を 2 日間にわたってコマ図を使ってライダー自身のナ ビゲーション能力でルートを見つけて走る「ラリーツーリング」(ラリーツーリングとは、 配布されたマップをもとにルートを見つけ て走るツーリングのことで、タイムやスピード を競うものではない) 。 開会式が終了すると、スタートに向けた車両の招集整列が始まる。私は No44 なのでスタ ート開始8時 30 分から 20 分過ぎの8時 50 分頃にスタート予定。 Sさんが No.68、Hさんが No.69 のため、出発後に落ち合う約束を交わす。出走は一分 毎に 2台ずつがスタートする形式。と、昨年もご一緒したモンゴルラリーにも参加された HP2エンデューロ乗りの A さんとご挨拶(http://blog.livedoor.jp/ahema/)。今年はモンゴ ルを走った KTMEXC530 で出場とのこと。 そして、いよいよスタート…。以下、初日のコマ図ルート概要は次の通り。 ■初日:約 150km のコマ図ツーリング <ルート概要> 昭和村「からむし工芸博物館」をスタートし、国道 400 号を田島方面へ、舟鼻峠から大 窪林道を抜け、玉川林道を南下し、国道 289 号を西へ、CP1を目指すルート。結果として 前半は昨年と似たルート?。国道 401 号を南下し、国道 352 号から木賊温泉方面へ、途中 から平沢林道(チャレンジルート)を経由し、国道 352 号を左折南下。その後、田代山林 道を福島方面へ北上。途中田代山峠にて休憩後、国道 352 号を右折し、七ヶ岳林道を北 上し、再び昭和村「からむし工芸博物館」へと向かう約 150km のルート。 林道は、昨年同様、砕石が砂に浮いていてふかふか状態の急勾配の場所(登り下りとも に)が続く、BIGOFF には緊張感満点の気の抜けないルートばかり。 その一方、適度にしまったロングダートもあって豪快な走りも楽しみつつ、ここは通れ るのか?というブッシュをひたすら走るなど、昨年同様、メリハリの付いたコース設定に ドキドキわくわく。ただし、小雨模様だった天候も午後には本降り状態となり、気温低下 とカッパ着用が必須な状態に!!。 途中、今年も初日に設けられたチャレンジルート(エスケープルート有り)は、路面崩 壊や崖崩れのガレ場アタックなど、昨年よりもパワーアップ。 特に R1200GS Adv では足下が黙視できないような箇所もあり、ほぼ獣道&ガレ場の連続 状態の路面が続く中、Sさんの豪快な走りには感服しました。何度となく R1200GSAdv を 真横にスライドさせてはリカバリする姿には感動しました。 今年も、場所によってはコンパスを利用してルートを選択しなければならないなど、適 度にスピード超過を押さえるその演出に脱帽です。 ■今年も酒宴と爆睡…。 宿泊地となった昭和村「からむし工芸博物館」。地元自治体や近隣住民の方の全面バック アップもあり、今年もともて清潔なキャンプサイトが演出されました。 下手なキャンプ場よりもアメニティが充実していて好印象は今年もかわらず、近くに温 泉もあり、ゆっくりくつろげます。 ゴールの出発地&宿泊地の昭和村「からむし工芸博物館」に戻ったのは 15 時過ぎちょっ と前と想定されたタイム通りに到着。 ほどなく、レイドツアーに参加されていたSさんも到着。話によればコマ図ラリー組と 同一ルートをアテンド付きで回られたとのこと。 ノーマルタイヤでの走行だったため、実はコマ図組以上に DOA をハラハラどきどき、存 分に楽しまれた?とのこと...。 とはいえ外は、天然シャワーの土砂降り状態。テントにて着替えを済ませるも、温泉に いく気力・体力もなく、夕食まで全員が仮眠。 18 時頃から翌日のブリーフィングに続き食事タイムへ突入。夕食と朝食では地元食材で 作った料理を堪能。 地元福島県在住のアーティストによるジャズライブ演奏が流れるなど、参加者一同が和 気藹々とした雰囲気。 その後、テントに戻り、2 次会へ...。気温がぐっと下がる中、Soto MUKA ストーブ 2 台 で暖をとりつつ、ホットウィスキーをちびちび飲みつつ、三々五々、就寝。 ■2日目:約 250km のコマ図ツーリング <ルート概要> R401 号を会津若松方面へ北進、途中、大内宿を通過し、湯野上温泉から R118 号を芦ノ 牧温泉まで北進、途中から●林道を経由し、天栄村の R118 へ。その後、羽鳥湖からグラン ディーリゾート羽鳥スキー場のゲレンデをかすめ、ルート最強のダート(玉石の河原状態 の林道)を R289(甲子道路)へ抜ける。途中、下郷町の南西部にある猿楽台地(さるがくだ いち)(約 40 ヘクタールの蕎麦畑)を抜け、会津田島から R400 号を昭和村へ戻るルート。 スタートは初日とは逆順で、AM08:00 から順次スタート。なお、Sさんはご友人と岩手 一関で再びキャンプで合流というハードスケジュール。 3台のスタートを見送っていただき、その後、一路岩手へ(その後、大丈夫でしたでし ょうか?)。 それにしても、参加したものだけが味わえる、酷道?を複数通過しつつ、南会津のダイ ナミックな自然・観光地を巡るルートはまさにアドベンチャー…。そこをそうそうたる雰 囲気を匂わせるビッグオフが走るのは、圧巻です。 天候も秋晴れの晴天に恵まれ、二日目も無事、16 時過ぎにはゴールの出発地&宿泊地の 昭和村 「からむし工芸博物館」に無事到着。 閉会式&表彰式は 19 時過ぎからというアナウンスがあり、早々に近場(宿泊地から約5 km ほど)の昭和温泉「しらかば荘」(http://www.showa- karamushi.com /shirakaba/index.html)にて二日間の汗を流す。源泉掛け流しの熱めのお 湯で体を芯から温め直す。 キャンプサイトに向かう途中、昭和村内でお酒とつまみ等を調達。あっとホームな雰囲 気ではじまった表彰式にはビール片手で参加。 残念ながら入賞は逃すものの?和気藹々、参加者一同が走りきった達成感で包まれ、ほ ろ酔い加減のなかでイベントが終了。 その後、キャンプサイトに戻り、ストーブの火にあたりながら、お酒を片手に二日間の 出来事を振り返り、イベントの余韻に浸りながら就寝。 ■3日目:撤収と帰路...。 翌日は撤収準備の中、Sシェフによるパスタ朝食(絶品です)をいただき、素早く撤収 準備を済ませて帰路に...の予定でしたが? Hさんの G650X Contory の積載方法を巡り、3 人で試行錯誤?結果、イージーライダー 風の斬新な積載方法(HD も真っ青な)にたどり着き(笑)、一路仙台を目指す。帰路は、 R400 を会津金山方面へ西進し、会津坂下 IC から磐越道→東北道で帰ることとなった。 当初想定した林道を巡るルートは、DOA2013 の二日間のルート走破で体力を使い果たし たため、また次回ということとなりました。 なお、3名ともに無事、16 時過ぎには O2 さんに到着。三々五々に解散となりました。 ■初心者も OK、家族連れにもおすすめのイベント!! 以後、昨年もコメントいたしましたが、DOA はラリーイベントということで、常連の猛 者がひしめき合うかと思いきや、犬連れのスタッフやトランポでの参加も多数いらっしゃ ったほか、ご家族連れ(新婚の方も)やキャンプ初心者の方も多く、「コールマン・スペシ ャルサイト」という大型テントや タープ、テーブルセットなどをまとめて設置済みのサイ トも今年も設置されるなど、アットホームな雰囲気は今年も好印象でした。 その他、BMW、KTM などの協賛もあり、最新の試乗車(F800GS、G650GS セルタオ、 R1200GS LC や KTM250EXC、R1190RADV や CRF、NC700X 等)にも乗れるなど、競 技オンリーではないおすすめのイベントでした。 来年も是非、どろんこくらぶの皆さんならびに O2 のスタッフの皆さんと一緒に参加したい ですね…。是非、ご一緒しましょう…。 重ね重ね散文&長文失礼しました。
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