図書だより7月号を掲載しました。

細川先生(英語)
2016年7月14日発行 光高校図書委員会
A1 分からなかった。受験勉強で忙しかった。でも、今はとても大切だと思う。物事を広く考えることができるから。
A3 『英語ひとすじの道』東後勝明/著。大学時代、当時NHKラジオ「英語会話」で有名だった東後先生の本
を読み、英語の道に進みたいと思った。
いよいよ夏の厳しい暑さがやって来ます。夏休みは暑さに負けず、勉強や読書に励みましょう。この機会に図書室
にも来て、たくさんの本を手にとって読んでください。
1年 1 組 図書委員(K・K)
田中与子先生(理科)
第2弾
A1 思っていた。いろいろな本を読むと、国語力が身につく、感性が豊かになる。
A4 福岡伸一さんの本は、生物に興味のある人にお薦めです。「生物とは何か」という根本的なことを考える
きっかけになります。
新着任の先生方に、次の各質問に答えていただきました!
Q1 高校時代に、読書は大切だと思っていましたか。
Q2 高校時代に読んだ本で、感銘を受けた本は?
Q3 高校卒業後から現在までで、感銘を受けた本、心に残っている本は?
Q4 光高生にお薦めの本は?
酒井先生(理科)
A1 思っていた。自分が経験したことのない事やさまざまな作家の思いに触れて、共感したり知らないことを
多く学んだりできるから。
A2 有名な作家の本を、ひたすら読んでいました。国語の教科書に出てきて、続きが気になったものなど。芥
川龍之介、太宰治、村上春樹など。
河村先生(英語)
A1
A2
A3
A4
思っていました。でも、読むことが楽しいから読書をしたのであって、大切だから読んだというわけではない。
谷崎潤一郎 『春琴抄』など。
米原万里のエッセイ集。どれも皆おもしろい。辻 邦生の『背教者ユリアヌス』も。
『ご冗談でしょう、ファインマンさん』上、下 R.P.ファインマン/著 大貫昌子/訳
『夜と霧』 V・E・フランクル/著。(新版が 2002 年に出版されている。)
岡村先生(英語)
A1 高校時代は読書が大切かどうか、考えたことはありませんでした。ただ本を読むのは好きで、本を読んでいる時間
は私にとってとても大切な時間でした。本を読むことで自分とは違う生き方や考え方を知り、自分が全く知らなかった
世界を体験することができました。漢字や言葉を覚えることもできました。皆さんも読書を楽しんでほしいと思います。
A2 エミリー・ブロンテ『嵐が丘』 堀辰雄『風立ちぬ』
A3 司馬遼太郎『街道をゆく』シリーズ 。特に、アイルランド紀行、モンゴル紀行、先島への道、オホーツク街道。
高田 郁『みをつくし料理帖』、宮尾登美子『きのね』
中村亮先生(音楽)
A1 思っていなかった。本を読むのが嫌いだったから。今は後悔していま
す、「やっときゃ(読んどきゃ)良かった」と。結婚して、相手の両親と話を
した時、自分の教養のなさが露呈して笑われましたし……。
A3 芥川也寸志/著『音楽の基礎』。也寸志氏は芥川龍之介の子ども
で、作曲家です。
A4 最近読んでないので……、でも、阿川さんの本、『聞く力』『叱られる
力 聞く力 2』はおもしろかった。
弘中先生(事務)
A1 思っていた。本を読むと楽しいだけでなく、知識をつけることもできるから。
A4 西尾維新さんの本はとてもおもしろいです。おすすめです。
門井先生(保体)
A1
A2
A3
A4
思っていた。知識が増えるから。
『イチロー 262 のメッセージ』
『心を整える。』 長谷部 誠/著
『嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え』
☆2 回にわたって新着任の先生方の読書体験を掲載しましたが、先生方の「読書」への思いがよく
分かりました。ここに紹介していただいた本の多くが図書室にあります。是非、読んでみてください。
今月は、夏にじっくりと読んでほしい本がそろいました!!
リクエストにより入れた本
『機動破壊』 田尻賢誉/著
1年生野球部の生徒からのリクエストで購入しました。
『戦争論 中、下』 クラウゼヴィッツ/著 篠田英雄/訳
「戦争は政治の手段にほかならないとの観点から近代戦を精密に分析し、
戦争の原型と本性を見極めた」本書。上巻に続き、中、下巻も1年生男子の
リクエストにより購入しました。
『魔法科高校の劣等生』16~19 巻 佐島 勤/著
寄贈本
『毛利秀元拾遺譚─元就の再来─』 田中陽一/著
『強く、しなやかに──回想・渡辺和子』 山陽新聞社、渡辺和子/編著
『機動破壊』の著者・田尻氏の本は
他に、『高校野球 弱者の心得』
『高校野球 弱者の戦法』『高校野
球 弱者の教訓』を図書室に入れ
ています。いずれも「強豪校に勝
つために」というサブタイトルがつ
いており、どちらかというと、指導者
のための本です。『機動破壊』もそ
うですが、甲子園出場校が育んだ
『タスキメシ』 額賀 澪/著
駅伝×料理男子! 陸上の名門高校を舞台に、陸上を離れ料理に
没頭する兄と駅伝出場を決めた弟の熱い思いが交錯する青春スポ
ーツ小説の金字塔。
「技」を分析する本です。
『機動破壊』をリクエストしてくれた
野球部の生徒は今、朝読でこの本
を読んでいます。とても頼もしく思
その他の本
この夏、1、2 年生は読書感想文か読書ノートの宿題があります。特に、2000 字の感想文を書
くのは大変ですが、良書に出合えたらその感想を誰かに伝えたくなる、溢れる思いを言葉で表
現したくなるもの。次の 3 冊は、第 62 回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書です。
どれも良書ですから、読んでみてください。感想文を書くのに最適の本です。
います。
(司書教諭)
『暗幕のゲルニカ』 原田マハ/著
本の雑誌「ダ・ヴィンチ」が「今月の絶対はずさない! プラチナ本」として薦める話題の
「国際謀略サスペンスと
本です。「ピカソの名画をめぐる陰謀と希望──圧巻の国際謀略アートサスペンス」(本の
して一級のエンターテイ
帯より)
メントでありつつ、絵画と
『ポーラースター ゲバラ覚醒』 海堂 尊/著
いう芸術の持つ力を、小
「没後 50 年(2017 年)、生誕 90 年(2018 年)にゲバラを、キューバ革命を、そして
説という芸術によって描
ラテンアメリカを書き尽くす」、海堂 尊の 4 部作の第 1 弾。
き出した圧倒的な作品。
『狼の群れと暮らした男』 ショーン・エリス+ペニー・ジューノ/著
読めば絵画を見る目が変
ロッキー山脈の森の中に野生狼の群れとの接触を求め、決死的な探検に出かけた英
わるはず」(「ダ・ヴィンチ」
国人が、飢餓、恐怖、孤独感を乗り越え、ついには現代人としてはじめて野生狼の群れ
編集部寸評より)
に受け入れられ、共棲を成し遂げた希有な記録を本人が綴る。(本書より)
『ハーバードでいちばん人気の国・日本 なぜ世界最高の知性はこの国に魅了されるのか』 佐藤智恵/著
ハーバード大学は世界最高峰の学び舎です。そのハーバード大学でいちばん人気のある国が日本です。なぜ日
本がいちばん人気のある国なのか、さまざまな観点で日本の姿をとらえていきます。我々が気づかない日本の魅
力を知ることができる本です。ぜひ、読んでみてください。
『司馬遼太郎が描かなかった幕末──松陰・龍馬・晋作の実像』 一坂太郎/著
著者が描かなかった幕末とは何か。また、なぜ描かなかったのか。司馬の名著を手がかりに、幕末・維新の英雄に迫る。
【岩波ジュニア新書】
『自分の顔が好きですか? 「顔」の心理学』 山口真美/著
コミュニケーション手段としての顔、魅力的な顔とは? 目鼻立ちの美しさではありません。では、いい顔とはどのよ
うなものでしょう。顔は心の窓。魅力的な顔をしていると、よりよい人間関係が築けます。では、自分の顔はどうなの
か。この本を読めば、顔にまつわる疑問を心理学で解き明かしてくれます。
『クマゼミから温暖化を考える』 沼田英治/著
『英語に好かれるとっておきの方法 4技能を身につける』 横山カズ/著
課題図書は 3 冊どれも読ん
で損はないと思います。特
に、『シンドラーに救われた
少年』はお薦めします。差別
と暴力への恐怖心が、人とし
『シンドラーに救われた少年』 レオン・レイソン/著 古草秀子/訳
多くのユダヤ人を虐殺から救ったシンドラー。ごく普通の人間だった
彼の勇気の理由とは何だったのか? 彼に命を助けられた最年少
の少年の証言。
ての尊厳を奪ってしまう、他
者に寛容になれなくなる、互
いに助け合えなくなる、こう
いった人間の脆さを痛感さ
せられます。それにしても、
『ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯』
ヴォーンダ・ミショー・ネルソン/著
R・グレゴリー・クリスティ/イラスト 原田 勝/訳
権力、差別に屈することなく、NY・ハーレムに全米一の黒人専門書店
をつくりあげた男の生涯を描く。表現の自由とは? 民族の誇りとは?
シンドラーはなぜユダヤ人
を助けようと思ったのか…
…、杉原千畝と引き比べて
考えてみるとよいのでは。
(以上 全国SLA、毎日新聞社より)
~夏休みの図書室利用~
◇開館日時:7/21(木)~8/26(金) いずれも 8:30~16:30
◇閉館日:土曜日、日曜日 、8/15(お盆休み)
、8/23(学校説明会)
◇図書の貸出:1 人5冊まで
*返却期限は 8/26(金)
【利用上の注意点】
・飲食は厳禁!
静粛に過ごし、図書やその他の設備は丁寧に扱いましょう。
・エアコンの操作はスイッチ ON、OFF のみ行ってよい。設定温度は変えてはいけない。
・図書の貸出・返却は各自で行ってよい。
(カウンター上のパソコンでの処理、または貸出簿に記入。
)
・不明な点等は、司書教諭(井宮先生)に尋ねる。または職員室で尋ねる。