社会福祉法人 福岡市城南区社会福祉協議会 平成26年度 事 業 報 告 書

平成26年度
事
業
報
告
書
社会福祉法人
福岡市城南区社会福祉協議会
平成26年度
事業報告
本会では、市民一人ひとりの参加と支え合いにより、誰もがその人らしく安心して暮ら
せる福祉のまちづくりの実現を目指して、校区社会福祉協議会を中心とした地域諸団体や
関係機関と連携し、様々な生活課題に対応する地域福祉活動に取り組んでまいりました。
重点項目である地域包括ケアシステムにおける社協の役割の確立においては、地域福祉
ソーシャルワーカーをモデル的に配置し、校区住民と共に高齢者等に関する課題を共有し、
地域における支え合いの仕組みづくりを推進しました。
また、住民参加による地域福祉活動として、住民が気軽に立ち寄り、交流できる場とし
ての「地域カフェ」の運営支援と開設の働きかけを行い、区内の「地域カフェ」は6校区
8ヶ所で開催されています。
さらに、城南区の「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」事業の一環として、
「在宅介護者のつどい」を実施し、在宅介護者の孤立を防ぎ、地域で支えるための契機と
なる取り組みとなりました。
行政サービスだけでは対応困難な個別ケースについては、職員が地域に出向き課題を把
握し解決を目指すアウトリーチを徹底し、各関係機関と連携を取りながら見守り機能を強
化し支援してまいりました。
平成26年度事業の実施状況は、次のとおりです。
【主な事業概要】
1.会務の運営及び組織の育成・充実強化
2.住民参加による地域福祉・在宅福祉活動の推進
3.ボランティアセンター事業の充実強化
4.シニア向け情報発信事業
5.子育て支援事業の推進
6.福祉情報の広報・啓発活動の充実
7.福祉サービス利用者援助事業等
8.自主財源の確保
9.その他の業務
-1-
1 会務の運営及び組織の育成・充実強化
(1)理事会の開催
開催回・日
第59回
5月29日
第60回
7月24日
第61回
3月30日
出席者(人)
審議(報告)事項
議案第1号
議案第2号
議案第3号
議案第4号
報告第1号
報告第2号
報告第3号
議案第1号
評議員の選任同意
顧問の選任同意
平成25年度事業報告
平成25年度一般会計収支決算報告
第67回評議員会の結果
常務理事の指名
会長の職務代理者の指名
評議員の選任同意
議案第1号
議案第2号
議案第3号
報
告
経理規程の一部改正案
平成27年度事業計画案
平成27年度一般会計資金収支予算案
平成26年度社会福祉法人等指導監査の結果
理事
監事
16
2
理事
14
理事
監事
15
2
(2) 評議員会の開催
開催回・日
第68回
5月29日
第69回
7月24日
第70回
3月30日
審議(報告)事項
出席者(人)
議案第1号
議案第2号
報告第1号
報告第2号
報告第3号
議案第1号
平成25年度事業報告
平成25年度一般会計収支決算報告
第67回評議員会の結果
常務理事の指名
会長の職務代理者の指名
理事の選任
評議員32
監事
1
議案第1号
議案第2号
報
告
平成27年度事業計画案
平成27年度一般会計資金収支予算案
平成26年度社会福祉法人等指導監査の結果
評議員38
監事
2
評議員27
(3)監事監査の実施
開催日
5月16日
審議(報告)事項
出席者(人)
事業報告及び収支決算監査
監事
3
(4)校区社協会長会の開催
開催回・日
第1回
7月31日
議
事
〈議題〉
・校区社協の必要性と役割
・地域包括ケアシステムについて
・福岡市地域福祉ソーシャルワーカー配置事業について
-2-
出席者(人)
11
議
開催回・日
事
出席者(人)
〈連絡事項〉
・平成26年度「歳末ふれあい事業」「歳末子どもすくすく事
業」について
・地域福祉ソーシャルワーカー・モデル事業活動事例集の配布
について
第1回
・城南区買い物支援ガイドブックの配布について
7月31日
〈情報交換〉
・民生委員への支援状況について
・正会費について
・高齢者支援組織「ふれあいサポート」について
・認知症になっても安心して暮らせるまちづくり事業について
〈議題〉
・福岡市社会福祉協議会がめざす地域福祉の方向性と重点事業
について
・「地域のまち・絆づくり検討委員会」の経過報告について
第2回
・歳末ふれあい・子どもすくすく事業助成金の校区社協助成金
12月4日
への一元化について
〈連絡事項〉
・地域カフェについて
・校区における他団体への助成状況について
〈議題〉
・城南区校区社会福祉協議会会長会会長選出について
第3回
・平成27年度城南区社会福祉協議会事業計画(案)について
3月16日
〈報告〉
・校区社協会長アンケート結果について(中間集計)
9
11
2 住民参加による地域福祉・在宅福祉活動の推進
(1)ふれあいネットワーク事業(1,666,000円)
ひとり暮らしの高齢者や障がい者等を対象に、町内会単位で見守りなどを行う
「ふれあいネットワーク活動」に対し、助成や活動の支援を行いました。
校
区
開始時期
実施自治会数
自治会総数
鳥
飼
H9.3
19
21
4
65
62
別
府
H10.10
30
30
9
178
92
田
島
H9.2
16
20
16
250
121
長
尾
H9.7
11
11
11
422
194
堤
丘
H12.3
4
4
10
140
85
-3-
班数
対象世帯数
ボランティア数
校
区
開始時期
実施自治会数
自治会総数
班数
対象世帯数
ボランティア数
堤
H13.3
20
20
20
460
187
南片江
H15.1
9
9
14
61
23
片
江
H14.4
13
14
13
236
129
金
山
H10.2
7
7
10
214
133
七
隈
H8.2
11
11
11
253
215
城
南
H15.6
10
10
10
375
147
150
157
128
2,654
1,388
計
11校区
(2)校区広報紙発行事業(394,000円)
校区社協が発行する広報紙発行事業への支援・助成を行いました。
校
区
発行回数
鳥
飼
1
5,100
5,100
別
府
1
1,375
1,375
田
島
2
300・4,500
4,800
長
尾
1
10,000
10,000
堤
丘
1
3,000
3,000
堤
2
5,200
10,400
南片江
1
3,300
3,300
片
江
1
4,500
4,500
金
山
1
3,300
3,300
七
隈
2
4,160
8,320
城
南
1
6,400
6,400
計
1 回の発行部数
年間発行部数
11校区
60,495
(3)ふれあいサロン事業(1,926,000円)
家に閉じこもりがちな高齢者や障がい者等と地域ボランティアが、レクリエーシ
ョンや懇談によって交流を深める「ふれあいサロン事業」の支援・助成を行いました。
校
鳥 飼
(3)
別 府
(3)
校
利用者
区
ボランティア
サロン名
回数
(年)
開催日
鳥飼ふれあいサロン
12
第 3 金
公 民 館
275
148
ヘルスメイトサロン
12
第 3 月
公 民 館
98
70
おしゃべりサロン
11
第 1 木
そろばん塾
108
75
ことぶきサロン
12
毎月10日
自治会館
159
48
3
毎月10日
集 会 所
37
15
12
第 4 火
集 会 所
99
59
区
こ
ぶ
し
の
会
ふれあいサロントーワ
-4-
場
所
校
田 島
(5)
長 尾
(3)
堤 丘
(4)
校
利用者
区
ボランティア
サロン名
回数
(年)
開催日
さわやかサロン
12
第 2 土
公 民 館
108
82
田島ふれあいサロン
4
第 2 水
個 人 宅
35
23
区
場
所
す
み
れ
会
12
第 2 日
集 会 所
84
85
里
ヶ
浦
会
12
第 3 木
集 会 所
134
62
メ タ セ コ イ ア
12
月 1 回
個 人 宅
79
63
長尾マリーゴールド
24
月 2 回
集 会 所
498
181
四
会
12
第 3 木
自治会館
150
115
ツ
葉
た
の
し
み
会
12
第 3 日
集 会 所
192
61
遊
友
ク
ラ
ブ
12
第 4 金
集 会 所
193
165
にこにこサロン
12
第 3 土
集 会 所
323
141
さ
12
第 2 火
集 会 所
206
162
ふれあいサロン「ホット」 12
第 2 火
いこいの家
264
171
公 民 館
186
91
自治会館
140
96
く
ら
の
会
第1月・
第3木
第2金・
第4水
7ちゃんサロン
24
ふれあいサロンあざみ
24
きらーくサロン
12
第 2 水
自治会館
174
87
健
操
24
第1・3月
自治会館
540
120
東油山サロン“椿”
12
第 1 月
公 民 館
273
61
東油山5丁目サロン
12
第 3 水
自治会館
125
45
東油山6丁目サロン
12
第 4 金
自治会館
164
85
笑
会
12
第 3 土
集 会 所
260
57
南片江
(2)
なごやかサロン
12
第 1 月
公 民 館
320
144
楽楽サロン元気
12
月 1 回
集 会 所
109
47
片 江
(2)
ひ ま わ り 片 江
12
第 4 金
公 民 館
226
161
さんさんサロン
12
第 3 木
自治会館
254
118
ほ お ず き の 会
12
第 1 水
公 民 館
59
71
つ
山
12
第 3 月
集 会 所
75
177
フ レ ン ド 友 丘
24
第1・3月
自治会館
320
188
す
れ
12
第 3 水
公 民 館
134
60
松1BANサロン
24
第1木・
第3金
いこいの家
295
180
金山団地サロン
12
第 2 金
公 民 館
121
161
堤
(8)
金 山
(6)
康
体
和
ど
の
い
み
松
-5-
校
回数
(年)
開催日
葉
24
第1・3水
いこいの家
サ ロ ン 梅 の 会
12
第 1 火
寺
サ
林
24
第2・4木
ぶ
32
サ ロ ン み ど り
ほしぐまさつき会
サロン名
区
サ
七 隈
(7)
わ
サ
ロ
ン
ロ
ン
く
ロ
万
梅
ら
ン
西
町
場
校
利用者
所
区
ボランティア
534
292
84
90
中 学 校
270
209
第1・3月
集 会 所
357
193
12
第 4 日
施
設
93
48
13
第 3 木
集 会 所
136
132
6
第 2 火
公 民 館
162
114
城 南
(2)
なごやかサロン城南
11
第 3 水
公 民 館
273
66
ふれあいサロンひまわり
24
第1・3火
自治会館
206
135
計
45カ所
8,932 4,954
(4)校区社協事業助成金
地域の福祉活動の推進役である校区社協がより充実した活動を進められるよう、
共同募金配分金を活用し、校区社協の運営費や「学び合う活動」
「ふれあう活動」等
の福祉事業に対し助成を行いました。
区
分
共同募金校区社協助成金
共同募金地区福祉事業費助成金
対象校区数
11校区
11校区
金
額
1,881,900円
2,815,942円
※当該校区の「共同募金地区福祉事業費助成金」は、前年度実績額の 30%を助成。
「共同募金地区福祉事業費助成金」を財源に校区社協で実施された主な活動は、次の
とおりです。
校
区
開催日
毎月第2・4火曜日
鳥
別
田
長
飼
府
島
尾
6月7日
参加数(人)
内
容
437 子育てサロン事業(おしゃべり広場)
87 高齢者・障がい者給食会
2月14日
230 高齢者・障がい者配食会
5月14日
11月15日
116
高齢者配食事業
160
11月1日
300 地域交流事業(音楽祭)
毎月第1・3月曜日
6月16日
10月20日
2月16日
11月6日
11月11日
444 子育てひろば
54
53 福祉講座(ネットワーク交流会)
48
46
高齢者会食会(もみじのつどい)
63
9月28日
130 ふれあいコンサート
11月2日
300 三世代交流事業
12月7日
700 ふれあい餅つき大会
-6-
校
区
長
尾
堤
丘
堤
南片江
片
金
七
城
江
山
隈
南
開催日
内
参加数(人)
3月29日
容
65 シルバー会食会
8月20日
108 三世代交流(水鉄砲作り・大根弓矢作り)
11月14日
2月19日
170
高齢者配食事業
165
H26.9上旬
10月30日
120 古希を迎える高齢者のお祝い
128 高齢者会食事業(秋のふれあい会食)
2月24日
129 高齢者会食事業(春のふれあい会食)
10月10日
80 アイマスク体験(障がいの疑似体験)
11月11日
25 高齢者配食事業
毎週木曜日
毎月第2土曜日
11月30日
3月1日
480 こどもさろん
700 そらまめくらぶ
125
高齢者配食事業
148
2月22日
58 三世代ニュースポーツ交流会
10月8日
45 招待給食(地域・高齢者・小学生交流 )
11月22日
110 三世代交流(グラウンドゴルフ)
年6回
591 カフェたまり場
5月31日
11月16日
合計255 ふれあい会食会
12月19日
42 育児サロンクリスマス会
12月14日
287 ふれあい餅つき大会
11月15日
2月28日
123
高齢者配食事業・福祉相談
123
11月22日
32 三世代交流グラウンドゴルフ
(5)歳末たすけあい運動募金配分事業
校区社協が年末年始に実施する交流を目的とした活動に対し、その経費の一部を
助成しました。
校
区
開催日
鳥
飼
1月25日
別
府
長
尾
堤
丘
堤
12月21日
1月6日
12月7日
12月22日
12月7・14日
12月15日
12月6日
参加者(人)
事
業
390 三世代餅つき大会
440 餅つき大会
105 楽しいおはなしの会・読書会
847 ふれあい餅つき大会
107 クリスマス会
776 三世代餅つき大会
78 クリスマス会
109 年忘れお楽しみ交流会
-7-
名
校
開催日
区
参加者(人)
事
業
南片江
12月14日
480 三世代交流餅つき大会
片
江
12月13日
439 三世代餅つき大会
七
隈
12月14日
287 餅つき大会
城
南
1月16日
名
31 冬野菜を使った料理
12月23日
50 しめ縄作り
(6)校区社協リーダー研修会
地域福祉活動の中心となる校区社協がより円滑に生活課題に取り組むための組織
のあり方や活動の進め方を学ぶことを目的とした研修会を開催しました。
開催日
場
11月17日
所
参加者(人)
城南保健所講堂
28
内
容
1.事例発表
「七隈ふれあいサポートについて」
2.事例に基づき意見交換
(7)ふれあいネットワーク研修会
ふれあいネットワーク活動者を対象に、活動の充実を図ることを目的とした研修
会を校区で開催しました。
校区
田
島
堤
丘
城
南
開催日
場
所
6月16日
10月20日 田島公民館
2月16日
9月12日
堤丘公民館
9月27日
10月18日 城南公民館
11月29日
参加者(人)
内
容
54
51
48
【1回目】
・講演「社協って何だろう?」
・グループでのフリートーク
【2回目】
・講演「自宅で暮らす、施設で暮らすから、
地域で暮らすへ」
・フリートーク、事例発表
【3回目】
グループワーク「ふれあいネットワークにつ
いて
62
講演「七隈校区のふれあいネットワーク活動
について」
65
58
63
【1回目】
講演「校区社会福祉協議会とふれあいネット
ワーク活動について」
【2回目】
・事例発表「茶山団地」「茶山6丁目」
・グループでのフリートーク
【3回目】
・グループワーク
-8-
校区
片
開催日
江
別
府
堤
場
3月5日
所
片江公民館
7月8日
8月8日
10月30日 別府公民館
1月23日
3月6日
7月12日
2月14日
堤公民館
参加者(人)
50
50
61
60
63
55
53
40
内
容
講話「校区社協とふれあいネットワークにつ
いて」
【1回目】
・地域包括ケアシステムについて
・各班の活動報告
・いきいきセンターより事例報告
・グループワーク「見守りの現状・課題の確
認」
【2回目】
・見守りマップ作成について
【3回目】
・見守りマップ作成の振り返り
・見守りマップの活用について
【4回目】
・認知症について学ぶ
【5回目】
・見守りマップ作成後の各班の活動報告
・いきいきセンターより事例報告
・DVD「孤立死」視聴
・今後の展開について(組長にも協力を得る
体制づくり)
【1回目】
・ふれあいネットワーク活動趣旨説明
・見守りマップの作成
【2回目】
・ふれあいネットワーク活動趣旨説明
・見守りマップの見直しについて
(8)ふれあいサロン研修会
①区社協実施分
ふれあいサロンボランティアを対象に、活動の充実強化を目的とした研修会を開
催しました。
開催日
3月3日
場
所
城南保健所
講堂
参加者(人)
88
内
容
講演:「サロンでの円滑なコミュニケーションに
ついて」
講師:日本ソーシャルコーチ協会
冨岡 郁雄 氏
-9-
②地域実施分
校区
開催日
場
所
内
参加者(人)
容
堤
丘
1月29日
堤丘公民館
25
グループワーク
「私のふれあいサロンのよいところ」等
別
府
10月21日
別府公民館
14
各サロン代表による情報交換
6月26日
堤公民館
22
・7ちゃんサロン事例紹介
・各サロンの活動状況報告
堤
(9)校区福祉座談会
校区の地域福祉活動の取り組みの現状や地域の課題等の解決に向けて、校区社協
をはじめ、地域の関係団体とともに話し合い、住民主体のまちづくりを進めました。
校区
開催日
6月16日
田 島
10月20日
(再掲)
2月16日
場
所
田島公民館
参加者(人)
54
51
48
内
容
【1回目】
・講演「社協って何だろう?」
・グループでのフリートーク
【2回目】
・講演「自宅で暮らす、施設で暮らすから、
地域で暮らすへ」
・フリートーク、事例発表
【3回目】
グループワーク「ふれあいネットワークにつ
いて
(10)「安心情報キット」及び「緊急時連絡カード」の配布
ひとり暮らしの高齢者や障がい者世帯等、地域で見守りが必要な人に、校区社
協、民生委員児童委員等関係機関の協力を得て配布しました。
○「安心情報キット」
305個
○「緊急時連絡カード」
635枚
- 10 -
(11)職員による個別支援
①相談者種別
種
別
②相談内容
件数(人) 割合(%)
高 齢 者
障がい者
児
童
複合ケース
そ の 他
12
4
0
0
2
67
22
0
0
11
計
18
100
相談内容
生活支援
福
祉
生
計
権利擁護
住
居
医
療
介護保険
そ の 他
計
件数(人) 割合(%)
4
2
1
0
2
2
1
6
22
11
6
0
11
11
6
33
18
100
③対応手段
対応手段
件数(人) 割合(%)
職
員
ボ ラ ン テ ィ ア
ネ ッ ト ワ ー ク
サ
ロ
ン
貸
付
事
業
日常生活自立支援事業
ずーっとあんしん安らか事業
法 人 後 見 事 業
地域(民生委員含む)
地域包括支援センター
医
療
機
関
障がい者相談支援センター
行
政
そ
の
他
情 報 提 供 の み
保
留
計
6
0
0
1
0
0
0
0
1
0
0
1
1
6
1
1
33
0
0
6
0
0
0
0
6
0
0
6
6
33
6
6
18
100
〈事例1〉~障がいのある男性の就職を支援した事例~
対象者:右半身マヒの50代の男性。軽い失語症。
相談のきっかけ:本人の家族
支援内容:
「病気のため仕事を退職、その後はリハビリ中心の生活を送ってきた。
病後9年が経ち、本人に就職への意欲が出てきたが、仕事ができるところはない
か。」との相談。
本人は、会話がスムーズにできないことと、フルタイムでの勤務は体力的に厳
しく、無理の無い職場への就職支援が必要と判断し、障がい者の就職支援につい
- 11 -
て情報収集を行った。
その結果、ハローワークの障がい者コーナーが相談窓口であることがわかり、
本人が一人で相談に行くことに不安を感じていたため、区社協職員も同行した。
本人がうまく言葉が出ないため、ハローワークでは、登録手続きのためのヒア
リングの補佐を行った。登録後にパソコンで検索した結果、希望する会社が数社
見つかり、その日のうちに面談日の調整まで行うことができ、後日、無事に就職
先が決定した。
〈事例2〉~ふれあいネットワーク班会議から生活支援につながった事例~
対象者:80代の女性
相談のきっかけ:ふれあいネットワーク班会議
支援内容:ふれあいネットワーク班会議でゴミ屋敷の世帯について情報提供が
あり、民生委員、近隣住民とともに本人宅を訪問した。
室内はゴミの山だったので、近所の人が片付けを勧めるも本人は「自分でする」
とのこと。その後、いきいきセンターとも連携し、一緒に訪問するも拒否傾向で
あった。後日、近所の人が中心となって部屋を片付けることになり、区社協職員
も協力した。
数回の訪問を通じて徐々に警戒心が解け、本人から生活状況を確認することが
できたので、いきいきセンターと区社協で分担して支援することになった。区社
協は粗大ゴミの処分手続きと公共料金の引落手続き等を行うこととしたが、粗大
ゴミについては、校区社協役員会で話題になったことをきっかけに、会長に解体
の協力をしてもらった。
その後、本人がいきいきセンターに通うようになり、介護保険など必要なサー
ビスにつなぐことができた。
(12)地域カフェの推進
住民が気軽に立ち寄り、交流できる場としての「地域カフェ」の運営支援と開
設の働きかけを行いました。
校区
名
称
開
堤
つつみカフェ
南片江
ふれあいカフェ
た
金
ま
り
場
山
き
ず
な
催
日
月1回
(最終週のいずれかの日)
10:00~16:00
月1回(第3火曜)
13:00~15:00
年6回(不定期)
10:00~14:00
場
堤
公
民
所
館
介護付有料老人ホーム
生活倶楽部ウィズ南片江
金 山 公 民 館
月1回(第3木曜)
小規模多機能施設きずな
13:00~15:00
- 12 -
校区
七
名称
開催日
き く ち カ フ ェ
年6回程度(第2日曜)
12:00~16:00
隈
七 隈 カ フ ェ
城
南
カフェ七隈の里
長
尾
ふれあいカフェ
な が お
場
所
老人いこいの家
月1回
奇数月:第3火曜
偶数月:第3日曜
14:30~15:30
月1回(第2水曜)
13:30~15:30
月1回(第3日曜)
10:00~12:00
グループホームたのしい家七隈
小規模多機能施設七隈の里
セフィーロデイサービスセンター
(13)在宅介護者の交流事業
在宅介護者の孤立防止のため「家族介護者のつどい事業」をモデル的に実施し
ました。同行された要介護者のための「認知症カフェ」を同時に開設し、要介護
者同士の交流も行いました。
校区
七
開催日
隈
場
所
内
参加者(人)
容
【介護者のつどい】
在宅介護者
・意見交換
11
・介護相談
要介護者
【認知症カフェ】
2
・キーボード演奏による歌唱やゲーム等
2月25日 七隈公民館
(14)「買物支援ガイドブック」の配布
食料品や日用品等を配達する店舗情報を掲載した「買物支援ガイドブック」を、
校区社協、民生委員児童委員等関係機関の協力を得て作成し、買物に不便を抱え
る高齢者やその支援者等に配付しました。
○配布数
300部
3 ボランティアセンター事業の充実強化
(1)ボランティアセンターの運営
① ボランティアコーディネーション
ボランティア活動を希望する人に活動先などの紹介、また、ボランティアの援
助を求めている人への対応・調整(コーディネーション)を行ないました。
ア 個人登録数(人)
イ 相談・対応件数
②
区
分
人
数
男
女
性
性
5
13
合
計
18
区
相
対
分
談
応
件
数
167
144
ボランティアグループへの支援
活動を支援するためにボランティアルーム、印刷機、ロッカー等を貸し出しま
- 13 -
した。
ア ボランティアルーム
イ 印
刷
機
195件
9件
(2)ボランティア入門講座
ボランティア活動を始めたい人を対象にした入門講座を実施しました。
開催日
場
所
参加者(人)
内
容
7月18日
福岡大学
9
学生向けボランティア講話
10月16日
福岡大学
14
学生向けボランティア講話
(3)地域ボランティア養成講座
校区社協と共催し、地域のボランティアを発掘・育成するための講座を実施し
ました。
開催日
校
区
参加者(人)
11月10日
田
島
8
2月20日
3月28日
七
40
45
隈
内
容
講話「ボランティアの基本」
「ふれあいサポートボランティア講座」
・ボランティア講話
・「Be-すけっと・あおば」(東区青葉校
区)とのパネルディスカッション
(4)出前ボランティア講座
ボランティア活動に対する理解と関心を深めることを目的に、小・中学校など
に出向き、ボランティアや福祉に関する講話等を行いました。
開催日
場
所
参加者(人)
7月17日
茶山団地集会所
50
10月17日
田 島 小 学 校
78
田 島 公 民 館
32
37
34
41
24
23
10月24日
11月15日
12月22日
1月19日
2月2日
3月2日
- 14 -
内
容
「認知症についての講演会」
・認知症についての講話と接し方など
「障がい者疑似体験」
・車いす・アイマスク・点字体験
【1回目】
講話「ボランティアについて」
【2回目】
講話「安心のための老い支度講座」
【3回目】
講話「老いる身体を学ぶ その1
~食べる・歩く~」
【4回目】
講話「老いる身体を学ぶ その2
~入浴・排泄~」
【5回目】
グループワーク「地域とつながろう」
【6回目】
グループワーク「ことほぐいのち」
開催日
場
所
内
参加者(人)
容
南片江小学校
70
70
70
【1回目】
・点字体験学習
【2回目】
・視覚障がい当事者による講話
【3回目】
「障がい者疑似体験」
・車いす・アイマスク体験
6月25日
堤 公 民 館
33
「障がい者疑似体験」
・車いす・アイマスク体験
10月16日
長尾小学校
91
「障がい者疑似体験」
・車いす・アイマスク体験
9月26日
9月30日
10月10日
(5)シニア地域サポートボランティア講座
シニア世代が永年培ってきた経験などを活かし、高齢者の見守り等の地域福祉
活動に参加してもらい、地域における支え合いや助け合いのあるまちづくりを推
進することを目的とした研修会を開催しました。その結果、11名が新たにふれ
あいサロンやふれあいネットワーク等の地域ボランティア活動を始めることにな
りました。
開催日
6月23日
6月30日
7月7日
場
所
城南保健所
会議室
内
参加者(人)
30
容
①はじめてのボランティア~入門講座~
講師:福岡市ボランティアセンター
副所長 木原 宏三氏
②ボランティア活動とコミュニケーション
講師:日本ソーシャルコーチ協会
理事長 冨岡 郁雄氏
③ご近所でのボランティア活動について
ご近所ボランティアデビュー交流会
講師:鳥飼校区地域活動者2名
進行:城南区社協職員
(6)福祉体験ひろば
障がいのある人の立場を理解し、また福祉意識の高揚とボランティア活動の振
興を目的として、地域のイベント等で車いす・アイマスク等の福祉体験ひろばを
開催しました。
開催日
10月7日
場
所
城南保健所
参加者(人)
178
- 15 -
内
容
「さわやか健康フェア」
・車いす、アイマスク、点字体験
・「じょうなんキルト」作品展示
シニア向け情報発信事業 (※城南区役所からの受託事業)
シニア世代の地域活動参加による生きがいづくりと地域活性化を目的として、講座、
イベントや地域活動情報等を収集し、ホームページにてシニア向け情報提供事業を行
いました。
(1)収集した情報
①認知症サポーター講座、つつみカフェなど、認知症支援に関する情報
②シニア世代が参加できる地域活動やボランティア団体に関すること
③人的支援を必要としている地域活動に関すること など
(2)ホームページの運営・管理
①アクセス数
ア 総アクセス数
660,100件(一日平均:1,808件)
イ アクセス人数
53,576人(一日平均:147人)
②ホームページ更新件数
4
内
容
件
数
トピックス(ブログ更新)
登録ボランティア活動報告
205
18
5
子育て支援事業の推進
会員同士が、子どもを預けたり預かったりする「ファミリー・サポート・センター」
事業を運営し、子育て支援を行いました。
(1)会員登録状況
○依頼会員…子育てを応援してほしい人
○提供会員…子育てを応援したい人
○両方会員…子育てを応援してほしいし、応援もしたい人
依頼会員(人) 提供会員(人) 両方会員(人)
510
96
計(人)
88
694
(2)援助活動実績
件
数/回
数
987/1,213
延べ時間
1,913時間33分
(3)交流会等開催状況
開催日
6月25日
10月1日
場
所
参加者(人)
内
容
「あずかりっこ」
・子どもを預けたことがない依頼会員と
預かったことがない提供会員のお試し
預け体験
27
「城南支部交流会」
城南保健所
大 人19
・ヨガでリフレッシュ
講堂
・おしゃべり広場(情報交換)
子ども 8
15
城南保健所
大 人 9
会議室
子ども 6
- 16 -
開催日
1月22日
場
所
内
参加者(人)
7
城南保健所
大 人
講堂
子ども
容
「提供・両方会員交流会」
・ファミサポクイズ
6
・指編みシュシュ作り
1
・おしゃべり広場(情報交換)
6 福祉情報の広報・啓発活動の充実
(1)広報紙「ゆとり」の発行
本会及び校区社協の事業紹介やボランティア情報等の提供を目的に「ゆとり」
を発行し、関係者・機関に配布しました。
№
発行月
発行部数
第70号
第71号
第72号
7
11
3
5,600
5,600
5,600
(2)広報紙の音訳・点訳事業
視覚障がい者へ広報紙「ゆとり」の音訳版や点訳版を配布しました。
事
業
音訳版
点訳版
協力ボランティアグループ
グ ル ー
点訳の会
プ 9 9
あいあい
利用者数(人)
5
2
利用料
無
無
料
料
7 福祉サービス利用援助事業等
(1)日常生活自立支援事業
判断能力が不十分で日常生活を営むことが困難でも、少しの手助けがあれば、
地域で自立して生活ができる高齢者や障がい者などを対象に、福祉サービスの利
用援助や日常的な金銭管理の援助を市社協と連携して行いました。
①利用者
②支援内容
区分
人数(人) 割合(%)
サービス内容
延実施回数
認知症高齢者
知的障がい者
精神障がい者
そ
の
他
21
6
9
0
58
25
17
0
日 常 金 銭 管 理
日 常 生 活 支 援
福祉サービス利用援助
書 類 預 か り
500
302
190
0
計
36
100
その他(会議出席等)
116
計
1,106
(2)福岡市高齢者賃貸住宅入居支援事業
高齢者が民間賃貸住宅に入居する際に物件情報を提供し、契約後は見守りや住
宅退去時の支援を行うサービスを市社協と連携して行いました。
※「ずーっとあんしん安らか事業」の開始にともない、平成22年度末をもって、
- 17 -
で新規契約の受け付けは終了しました。
契約件数 14件(12世帯)
(3)ずーっとあんしん安らか事業
死後の葬儀や家財処分を頼める人がいないなど、高齢者の生活の不安を和らげ、
安心した生活を送れるよう、事前に預託金を預かり、葬儀や家財処分等のサービ
スを市社協と連携して実施しました。
契約件数
4件
(4)法人後見事業
親族や専門職による後見人等を得られにくい人に対して、福岡市社協が後見人
等に就任し、市民参加型後見人バンクに登録した市民を後見事業の実務担当者と
して後見業務を行いました。
受任件数
3件
(5)生活保護世帯等一時貸付
生活保護受給世帯及び低所得者世帯の緊急不時の出費に際し、必要な資金の貸
し付けを行いました。
対
8
象
貸付件数
金
額(円)
生 活 保 護 世 帯
低 所 得 世 帯
183
0
2,550,000
0
計
183
2,550,000
自主財源の確保
種
1
会
費
類
収
内
入
訳
①正 会 費
個人(延125人)
団体(9団体)
寄 附 金 収 入
①寄 附 金
7 件
②物
品(車いす2台) 2 件
事業収入(広告料等)
2 件
雑
収
入
受 取 利 息
②賛助会費
2
3
4
5
計
収入額(円)
141,800
171,000
90,000
523,087
52,060
187,800
25,200
2,143
1,193,090
9 その他の業務
(1)福祉バスの受付
85件
老人クラブ
障がい者団体
ふれあいサロン
高齢者教室
児童福祉施設
- 18 -
60件
13件
6件
5件
1件
(2)ボランティア保険の受付
①ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 保 険
②ボランティア行事用保険
③福 祉 サ ー ビ ス 総 合 補 償
(3)車いすの貸し出し
(4)介護支援ボランティア事業の受付
123件(1,549人)
27件
1件
86件
78件
※内訳 ①ボランティア登録
②ポ イ ン ト 交 換
③ポ イ ン ト 寄 付
(5)福岡県共同募金会福岡市支会の支援・協力
- 19 -
31件
38件
9件