(Lyxor Asset Management S.A.S.)

計算期間 自
(第11期) 至
平成 25 年 2 月 1日
平成 26 年 1 月 31日
管理会社 リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ・エス
(Lyxor Asset Management S.A.S.)
代行協会員 SMBC日興証券株式会社
管理会社:リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ・エス
弊社運用ファンドの投資対象債券の変更に関するお知らせ
受益者の皆様にご投資いただいております「クリエイティブ・トラスト ヘッジファンド連動型ファンド
(米ドル建て)」および、「クリエイティブ・トラスト ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)」
(以下、「当該2ファンド」)の主たる投資対象である債券は各々、2013 年11月27 日に満期を迎え、当
該2ファンドは新しい債券(「新債券」)に再投資されました。この債券は(SGA ソシエテ ジェネラル・
アクセプタンス N.V.の代わりに)SG イシュアーが発行するもので、満期を迎えた債券と同様の性質を有
します。SG イシュアーはソシエテ ジェネラルの子会社で、SG イシュアー発行の債券にはソシエテ ジェ
ネラルによる保証が付されています。
以下は、新債券の詳細です。
ヘッジファンド連動型ファンド
ヘッジファンド連動型ファンド
(米ドル建て)
(ユーロ建て)
ISIN コード
XS0977843027
XS0977843290
発行体
SG イシュアー(SGIS)
SG イシュアー(SGIS)
満期日
2016 年 11 月 27 日
2016 年 11 月 27 日
新債券への投資により、当該2ファンドのパフォーマンスは引き続き連動先ファンド(ヘッジファンド連動
型ファンド(米ドル建て)についてはLST 米ドル・フィーダーIII ファンド、ヘッジファンド連動型ファ
ンド(ユーロ建て)についてはLST ユーロ・フィーダーIII ファンド)のパフォーマンスに追随すること
となります。
この情報は、管理会社であるリクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ・エスの作成した英文レターの参考訳として提出する
ものです。英文レターと本書に何らかの齟齬が存在する場合は前者の内容が常に優先します。
目
次
頁
1. ファンドの投資に関する報告 ···································································1
2. 運
用
状
況 ···········································································3
3. 純 資 産 額 計 算 書 ···········································································10
4. ファンドの経理状況 ···········································································11
(注1) アメリカ合衆国ドル(以下「米ドル」という。
)およびユーロの円換算は、平成 26 年5月 30 日現在の株式会社三菱東京 UFJ 銀行の対顧
客電信売買相場の仲値(1米ドル=101.66 円および1ユーロ=138.33 円)による。以下、別段の記載がない限り同じ。
(注2) クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)およびヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
(以下、
個別にまたは総称して「ファンド」という。
)は、ケイマン諸島の法律に基づいて設立されているが、ファンドの受益証券(以下「ファ
ンド証券」または「受益証券」という。
)は米ドル建てまたはユーロ建てのため、以下の金額表示は別段の記載がない限り米ドル貨また
はユーロ貨をもって行う。
(注3) 本書の中で金額および比率を表示する場合、四捨五入してまたは切り捨てて記載してある。したがって、合計の数字が一致しない場合
がある。また、円貨への換算は、本書の中でそれに対応する数字につき所定の換算率で単純計算のうえ、必要な場合四捨五入してある。
したがって、本書の中の同一情報につき異なった円貨表示がなされている場合もある。
(注4) 本書の中で計算期間(以下「会計年度」ということがある。
)とは、毎年 2 月 1 日に始まり翌年の1月 31 日に終了する1年を指す。
(ただし、第1会計年度は平成 15 年 11 月 28 日に始まり平成 16 年1月 30 日に終了した期間、第2会計年度は平成 16 年1月 31 日に始
まり平成 17 年1月 31 日に終了した期間、第6会計年度は平成 20 年2月1日に始まり平成 21 年1月 30 日に終了した期間、第7会計年
度は平成 21 年1月 31 日に始まり平成 22 年1月 29 日に終了した期間、第8会計年度は平成 22 年1月 30 日に始まり平成 23 年1月 31
日に終了した期間を指す。
)
(注5) リクソー・アセット・マネジメント・エス・エイ・エスは、平成 25 年 10 月 16 日付で商号をリクソー・アセット・マネジメント・エ
ス・エイから変更した。以下同じ。
<お知らせ>
受益証券のお申込み時に交付いたしました目論見書には、受益証券の買戻
時における「条件付後払申込手数料」につきまして、(注8)において、
「販売取扱会社であるシティバンク銀行株式会社を通じて当該受益証券を
購入し保有する投資者に相続が生じた場合には、受益証券のまま相続でき
ないため、相続人により買い戻すこととする。」旨記載されております
が、かかる取扱いは、平成 25 年7月 30 日以降、行われておりません。
1.ファンドの投資に関する報告
受益者の皆様へ
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
ファンドは、平成15年11月28日、受益証券1口当たり当初募集価格10米ドルで運用を開始しました。純資産
価格は、平成26年1月31日現在受益証券1口当たり11.08米ドルで、前会計年度末の10.04米ドルに対し10.36%
上昇しました。
ファンドの投資方針に記載されているとおり、ファンドが投資しているEMTN(ユーロ・ミディアム・ターム・
ノート)は、該当するクーポンを差引いたLST 米ドル・フィーダーIII ファンド(以下「連動先ファンド」と
いいます。)のパフォーマンスに連動します。連動先ファンドの当期リターンは9.06%となり、EMTNのパフォ
ーマンスに概ねそのまま反映されています。
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
ファンドは、平成15年11月28日、受益証券1口当たり当初募集価格10ユーロで運用を開始しました。純資産
価格は、平成26年1月31日現在受益証券1口当たり10.24ユーロで、前会計年度末の9.30ユーロに対し10.11%
上昇しました。
ファンドの投資方針に記載されているとおり、ファンドが投資しているEMTN(ユーロ・ミディアム・ターム・
ノート)は、該当するクーポンを差引いたLST ユーロ・フィーダーIII ファンド(以下「連動先ファンド」と
いいます。)のパフォーマンスに連動します。連動先ファンドの当期リターンは8.81%となり、EMTNのパフォ
ーマンスに概ねそのまま反映されています。
- 1 -
平成25年2月1日から平成26年1月31日までの市場概況
期初、欧州での政局不安を背景としたユーロ危機の再燃懸念、控え目の経済指標が重しとなり欧米株式市場
が低迷を続ける中、日本の株式市場はアベノミクス効果で好調を続けるなど、世界の株式市場はまちまちの動
きとなりました。その後、米国の雇用統計の改善、良好な米国経済指標の発表、欧州中央銀行(ECB)の利下
げを初めとする世界的な金融緩和策継続への期待感から株式市場は堅調に推移しました。特に日本においては、
市場予想を超える追加金融緩和の決定により円が急落し、株式市場は大幅に上昇しました。その後、FRB(米
連邦準備制度理事会)の量的緩和縮小を示唆する発言などから、世界の株式市場は一時的に調整しましたが、
米国における量的金融緩和策の継続が決定されたことや、ユーロ圏・中国景気指標の良好な結果などから経済
成長持続への信頼が高まり、世界の株式市場は概ね堅調に推移しました。平成32年夏季五輪の東京開催が決定
されたことも、日本の株式市場にとっては好材料となりました。
主要株式市場は、その指数に反映されたように、概ね上昇して終了しました。日経平均株価は、平成26年1
月31日現在14,914.53 円の水準をつけ、当該期間中、約34%の上昇となりました。同期間中、DJユーロ・スト
ックス50指数はおおよそ12%上昇、S&P500種指数は約19%上昇、一方香港ハンセン指数は約7%下落しました。
当該期間中、外国為替市場については、米ドルは円に対して上昇、ユーロに対しても上昇しました。豪ドル
は円に対して下落しました。平成26年1月31日現在、ユーロ対米ドルの為替レートは1ユーロ=1.3486 米ド
ル、また米ドル対円の為替レートは1米ドル=102.04円、豪ドル対円の為替レートは1豪ドル=89.33 円でし
た。
当該期間中、フェデラル・ファンド・レートは変わらず、ECB政策金利は大幅に低下しました。また、米国長
期金利は一時低下しましたが当該期間末には上昇しました。一方、ユーロ長期金利は上下に変動しましたが、
当該期間末には若干の低下となりました。円金利については、長期金利は一時上昇しましたが、当該期間末に
は低下しました。一方、円の短期金利は一時低下しましたが、上昇して当該期間末を終えました。
今後の運用方針
(ファンド)
今後も引き続き資産のほぼ100%をEMTNに投資していきます。
(各連動先ファンド)
各連動先ファンドは、今後もその資産のほぼ全額をパーマルLSTF(パーマル・ロング
ショート・トレーデ
ィング・ファンド(米ドル建て))に投資することを目的とします。パーマルLSTFは、トレーディング・アドバ
イザーの指図に基づく広範な取引機会への投資を通じて、資産の増大を追求するとともに、様々な市場、戦略
および投資商品に分散化された広範なヘッジファンド戦略ポートフォリオへのアクセスを投資者に提供する
ことを投資目的とします。
- 2 -
2.運用状況
(1)
投資状況
資産別および地域別の投資状況
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
資産の種類
(平成26年5月末日現在)
時価合計
投資比率
(米ドル)
(%)
国名
ユーロ・ミディアム・
ルクセンブルグ
ターム・ノート
現金・その他資産(負債控除後)
合計(純資産総額)
15,277,686.52
100.38
-58,457.01
15,219,229.51
(約1,547 百万円)
-0.38
100.00
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
資産の種類
(平成26年5月末日現在)
時価合計
投資比率
(ユーロ)
(%)
国名
ユーロ・ミディアム・
ルクセンブルグ
ターム・ノート
現金・その他資産(負債控除後)
合計(純資産総額)
2,522,554.92
100.49
-12,260.71
2,510,294.21
(約347 百万円)
-0.49
100.00
(注)投資比率とは、ファンドの純資産総額に対する当該資産の時価比率をいう。以下同じ。
(2)
投資資産
①
投資有価証券の主要銘柄
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
(平成26年5月末日現在)
順
位
銘
柄
1 SG Issuer EMTN
発行地
種
類
ユーロ・ミデ
ルクセンブルグ ィアム・ター
ム・ノート
利率
(%)
償還日
額面金額
(米ドル)
簿
価
(米ドル)
時
価
(米ドル)
投資
比率
(%)
1.10
2016/11/27
14,132,920.00
15,277,686.52
15,277,686.52
100.38
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
(平成26年5月末日現在)
順
位
銘
柄
1 SG Issuer EMTN
発行地
種
類
ユーロ・ミデ
ルクセンブルグ ィアム・ター
ム・ノート
利率
(%)
償還日
額面金額
(ユーロ)
簿
価
(ユーロ)
時
価
(ユーロ)
投資
比率
(%)
1.10
2016/11/27
2,525,080.00
2,522,554.92
2,522,554.92
100.49
②
投資不動産物件
該当事項なし(平成26年5月末日現在)。
③
その他投資資産の主要なもの
該当事項なし(平成26年5月末日現在)。
- 3 -
(3)
運用実績
①
純資産の推移
直近10会計年度末および平成25年2月1日から平成26年5月末日までの期間における各月の最終の
評価日の純資産の推移は次のとおりである。
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
純資産総額
米ドル
第2会計年度末
(平成17年1月31日)
第3会計年度末
(平成18年1月31日)
第4会計年度末
(平成19年1月31日)
第5会計年度末
(平成20年1月31日)
第6会計年度末
(平成21年1月30日)
第7会計年度末
(平成22年1月29日)
第8会計年度末
(平成23年1月31日)
第9会計年度末
(平成24年1月31日)
第10会計年度末
(平成25年1月31日)
第11会計年度末
(平成26年1月31日)
平成25年2月26日
3月27日
4月23日
5月29日
6月25日
7月30日
8月27日
9月26日
10月29日
11月27日
12月27日
平成26年1月31日
2月25日
3月26日
4月24日
5月27日
円
1口当たりの純資産価格
米ドル
円
216,519,160.93
22,011,337,900
10.24
1,041
180,716,209.27
18,371,609,834
11.27
1,146
119,105,710.33
12,108,286,512
11.83
1,203
92,934,725.99
9,447,744,244
11.89
1,209
47,544,963.57
4,833,420,997
9.28
943
41,003,041.07
4,168,369,155
10.42
1,059
27,989,056.55
2,845,367,489
10.78
1,096
21,290,019.08
2,164,343,340
9.66
982
20,828,307.62
2,117,405,753
10.04
1,021
17,242,945.53
21,296,725.72
20,826,955.28
20,005,641.46
20,222,329.20
19,344,163.93
19,021,659.54
18,471,970.16
18,468,678.41
18,184,408.64
17,977,227.86
17,399,920.98
17,242,945.53
16,952,225.80
16,512,426.45
15,436,548.56
15,219,229.51
1,752,917,843
2,165,025,137
2,117,268,274
2,033,773,511
2,055,801,986
1,966,527,705
1,933,741,909
1,877,860,486
1,877,525,847
1,848,626,982
1,827,564,984
1,768,875,967
1,752,917,843
1,723,363,275
1,678,653,273
1,569,279,527
1,547,186,872
11.08
10.34
10.35
10.31
10.69
10.56
10.65
10.57
10.69
10.79
10.81
10.76
11.08
10.97
11.15
10.84
10.76
1,126
1,051
1,052
1,048
1,087
1,074
1,083
1,075
1,087
1,097
1,099
1,094
1,126
1,115
1,134
1,102
1,094
- 4 -
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
純資産総額
ユーロ
第2会計年度末
(平成17年1月31日)
第3会計年度末
(平成18年1月31日)
第4会計年度末
(平成19年1月31日)
第5会計年度末
(平成20年1月31日)
第6会計年度末
(平成21年1月30日)
第7会計年度末
(平成22年1月29日)
第8会計年度末
(平成23年1月31日)
第9会計年度末
(平成24年1月31日)
第10会計年度末
(平成25年1月31日)
第11会計年度末
(平成26年1月31日)
平成25年2月26日
3月27日
4月23日
5月29日
6月25日
7月30日
8月27日
9月26日
10月29日
11月27日
12月27日
平成26年1月31日
2月25日
3月26日
4月24日
5月27日
②
円
1口当たりの純資産価格
ユーロ
円
29,681,322.71
4,105,817,370
10.27
1,421
24,640,137.33
3,408,470,197
11.15
1,542
17,055,060.59
2,359,226,531
11.41
1,578
13,689,589.78
1,893,680,954
11.30
1,563
6,691,531.12
925,639,500
8.76
1,212
5,457,972.65
755,001,357
9.82
1,358
4,191,646.17
579,830,415
10.07
1,393
3,383,671.01
468,063,211
9.03
1,249
3,326,709.37
460,183,707
9.30
1,286
2,749,104.79
3,423,966.01
3,427,989.86
3,417,935.30
3,294,298.06
3,221,631.12
3,233,502.69
3,058,802.74
3,081,419.89
3,072,717.84
3,058,262.92
3,013,367.77
2,749,104.79
2,701,460.37
2,676,388.66
2,548,691.27
2,510,294.21
380,283,666
473,637,218
474,193,837
472,802,990
455,700,251
445,648,233
447,290,427
423,124,183
426,252,813
425,049,059
423,049,510
416,839,164
380,283,666
373,693,013
370,224,843
352,560,463
347,248,998
10.24
9.58
9.59
9.56
9.90
9.78
9.85
9.78
9.87
9.97
9.99
9.94
10.24
10.13
10.29
10.01
9.94
1,416
1,325
1,327
1,322
1,369
1,353
1,363
1,353
1,365
1,379
1,382
1,375
1,416
1,401
1,423
1,385
1,375
分配
(イ) 分配の方針
管理会社は、ファンドの分配宣言を行うことができる。ただし、当面、ファンドの分配宣言は行わ
れない予定である。ファンドの収益は、費用の支払に充当され、余資はファンドに再投資され、受益
証券の価額に反映される。
(ロ) 分配の推移
該当事項なし。
- 5 -
③
収益率の推移
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
期
間
第2会計年度
(平成16年1月31日~平成17年1月31日)
第3会計年度
(平成17年2月1日~平成18年1月31日)
第4会計年度
(平成18年2月1日~平成19年1月31日)
第5会計年度
(平成19年2月1日~平成20年1月31日)
第6会計年度
(平成20年2月1日~平成21年1月30日)
第7会計年度
(平成21年1月31日~平成22年1月29日)
第8会計年度
(平成22年1月30日~平成23年1月31日)
第9会計年度
(平成23年2月1日~平成24年1月31日)
第10会計年度
(平成24年2月1日~平成25年1月31日)
第11会計年度
(平成25年2月1日~平成26年1月31日)
収益率(注)
0.79%
10.06%
4.97%
0.51%
-21.95%
12.28%
3.45%
-10.39%
3.93%
10.36%
- 6 -
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
期
間
第2会計年度
(平成16年1月31日~平成17年1月31日)
第3会計年度
(平成17年2月1日~平成18年1月31日)
第4会計年度
(平成18年2月1日~平成19年1月31日)
第5会計年度
(平成19年2月1日~平成20年1月31日)
第6会計年度
(平成20年2月1日~平成21年1月30日)
第7会計年度
(平成21年1月31日~平成22年1月29日)
第8会計年度
(平成22年1月30日~平成23年1月31日)
第9会計年度
(平成23年2月1日~平成24年1月31日)
第10会計年度
(平成24年2月1日~平成25年1月31日)
第11会計年度
(平成25年2月1日~平成26年1月31日)
収益率(注)
0.98%
8.57%
2.33%
-0.96%
-22.48%
12.10%
2.55%
-10.33%
2.99%
10.11%
(注)収益率(%)=100×(a-b) / b
a=会計年度末の1口当たり純資産価格(当該会計年度の分配金の合計額を加えた額)
b=当該会計年度の直前の会計年度末の1口当たり純資産価格(分配落の額)
- 7 -
(4)
販売及び買戻しの実績
直近10会計年度の各会計年度における受益証券の販売および買戻しの実績ならびに当該会計年度末現
在の受益証券の発行済口数は次のとおりである。
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
販売口数
第2会計年度
(平成16年1月31日~平成17年1月31日)
15,046,191.391
(15,046,191.391)
0
第3会計年度
(平成17年2月1日~平成18年1月31日)
(0)
0
第4会計年度
(平成18年2月1日~平成19年1月31日)
(0)
第5会計年度
(平成19年2月1日~平成20年1月31日)
第6会計年度
(平成20年2月1日~平成21年1月30日)
第7会計年度
(平成21年1月31日~平成22年1月29日)
買戻し口数
648,376.171
発行済口数
21,128,516.789
(648,376.171) (21,128,516.789)
5,095,581.836
16,032,934.953
(5,095,581.836) (16,032,934.953)
5,968,327.837
10,064,607.116
(5,968,327.837) (10,064,607.116)
0
2,251,968.522
7,812,638.594
(0)
(2,251,968.522)
(7,812,638.594)
0
2,693,383.002
5,119,255.592
(0)
(2,693,383.002)
(5,119,255.592)
0
1,187,670.209
3,931,585.383
(0)
(1,187,670.209)
(3,931,585.383)
第8会計年度
(平成22年1月30日~平成23年1月31日)
0
1,335,406.441
2,596,178.942
(0)
(1,335,406.441)
(2,596,178.942)
第9会計年度
(平成23年2月1日~平成24年1月31日)
0
392,628.181
2,203,550.761
(0)
(392,628.181)
(2,203,550.761)
0
129,360.226
2,074,190.535
(0)
(129,360.226)
(2,074,190.535)
0
518,402.060
1,555,788.475
(0)
(518,402.060)
(1,555,788.475)
第10会計年度
(平成24年2月1日~平成25年1月31日)
第11会計年度
(平成25年2月1日~平成26年1月31日)
- 8 -
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
販売口数
第2会計年度
(平成16年1月31日~平成17年1月31日)
発行済口数
2,175,355.003
111,024.942
2,888,066.593
(2,175,355.003)
(111,024.942)
(2,888,066.593)
0
678,415.574
2,209,651.019
(0)
(678,415.574)
(2,209,651.019)
0
715,290.888
1,494,360.131
(0)
(715,290.888)
(1,494,360.131)
0
283,320.362
1,211,039.769
(0)
(283,320.362)
(1,211,039.769)
0
447,682.277
763,357.492
(0)
(447,682.277)
(763,357.492)
0
207,996.110
555,361.382
(0)
(207,996.110)
(555,361.382)
0
139,496.858
415,864.524
(0)
(139,496.858)
(415,864.524)
0
41,556.784
374,307.740
(0)
(41,556.784)
(374,307.740)
0
16,970.088
357,337.652
(0)
(16,970.088)
(357,337.652)
0
89,026.607
268,311.045
(0)
(89,026.607)
(268,311.045)
第3会計年度
(平成17年2月1日~平成18年1月31日)
第4会計年度
(平成18年2月1日~平成19年1月31日)
第5会計年度
(平成19年2月1日~平成20年1月31日)
第6会計年度
(平成20年2月1日~平成21年1月30日)
第7会計年度
(平成21年1月31日~平成22年1月29日)
第8会計年度
(平成22年1月30日~平成23年1月31日)
第9会計年度
(平成23年2月1日~平成24年1月31日)
第10会計年度
(平成24年2月1日~平成25年1月31日)
第11会計年度
(平成25年2月1日~平成26年1月31日)
(注)(
買戻し口数
)の数は本邦内における販売・買戻しおよび発行済口数である。
- 9 -
3.純資産額計算書
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
(平成26年1月末日現在)
米ドル(IVを除く)
I
千円(IVおよびVを除く)
資産総額
17,274,389.18
1,756,114
II 負債総額
31,443.65
3,197
17,242,945.53
1,752,918
III純資産総額(I-II)
IV 発行済口数
V
1,555,788.475口
1口当たり純資産価格(III/IV)
11.08
1,126 円
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
(平成26年1月末日現在)
ユーロ(IVを除く)
I
千円(IVおよびVを除く)
資産総額
2,754,888.53
381,084
II 負債総額
5,783.74
800
2,749,104.79
380,284
III純資産総額(I-II)
IV 発行済口数
V
268,311.045口
1口当たり純資産価格(III/IV)
10.24
- 10 -
1,416 円
4.ファンドの経理状況
(i)ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
a.ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)(以下、本「(ⅰ)ヘッジファンド連動型ファンド(米ド
ル建て)」において「ファンド」という。)の直近会計年度の日本文の財務書類は、スイスにおける諸法
令および一般に認められた会計原則に準拠して作成された原文(英語)の財務書類を翻訳したものである
(ただし、円換算部分を除く。)。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府令」に基づき、
「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」第131条第5項ただし書の規定の適用によるもの
である。
b.ファンドの原文(英語)の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和23年法律第103号)第1条
の3第7項に規定する外国監査法人等をいう。)であるプライスウォーターハウスクーパース ケイマン
諸島から監査証明に相当すると認められる証明を受けており、当該監査証明に相当すると認められる証明
に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が当該財務書類に添付されている。
c.ファンドの原文(英語)の財務書類は、米ドルで表示されている。日本文の財務書類には、主要な金額に
ついて円貨換算が併記されている。日本円への換算には、平成26年5月30日現在における株式会社三菱東
京UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1米ドル=101.66円)が使用されている。なお、千円未満の金
額は四捨五入されている。
- 11 -
(1)
貸借対照表
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
財政状態計算書
2014年1月31日現在
資産
現金および現金等価物
損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
資産合計
注記
2014年1月31日
米ドル
千円
2013年1月31日
米ドル
千円
2(h)
20,700.26
2,104
28,106.75
2,857
17,253,688.92
17,274,389.18
1,754,010
1,756,114
20,845,589.40
20,873,696.15
2,119,163
2,122,020
24,927,573.43
(7,684,627.90)
17,242,945.53
2,534,137
(781,219)
1,752,918
30,396,133.18
(9,567,825.56)
20,828,307.62
3,090,071
(972,665)
2,117,406
1, 2(d),14
資本
払込資本
利益剰余金
資本合計
負債
未払費用
負債合計
2(i)
資本および負債合計
31,443.65
31,443.65
3,197
3,197
45,388.53
45,388.53
4,614
4,614
17,274,389.18
1,756,114
20,873,696.15
2,122,020
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
ロイヤル・バンク・オブ・カナダ・トラスト・カンパニー
(ケイマン)リミテッド
(クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型
ファンド(米ドル建て)の受託会社として)
- 12 -
リクソー・アセット・マネジメント
(2)
損益計算書
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
包括利益計算書
2014年1月31日終了年度
注記
収益
投資有価証券にかかる実現利益
投資有価証券にかかる未実現損益の純変動
損益を通じて公正価値で測定する金融資産
にかかる純利益
純利益合計
費用
管理報酬およびその他の報酬
運用費用合計
2(d)
3
2014年1月31日
米ドル
千円
2013年1月31日
米ドル
千円
1,330,005.07
751,546.12
135,208
76,402
188,023.35
855,409.60
19,114
86,961
2,081,551.19
2,081,551.19
211,610
211,610
1,043,432.95
1,043,432.95
106,075
106,075
(198,353.53)
(198,353.53)
(20,165)
(20,165)
(236,144.20)
(236,144.20)
(24,006)
(24,006)
当期利益
1,883,197.66
191,446
807,288.75
82,069
包括利益合計
1,883,197.66
191,446
807,288.75
82,069
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
- 13 -
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
資本変動計算書
2014年1月31日終了年度
注記
2012年1月31日現在
当期包括利益合計
払込資本
米ドル
千円
利益剰余金
米ドル
千円
合計
米ドル
千円
31,665,133.39
3,219,077
(10,375,114.31)
(1,054,734)
21,290,019.08
2,164,343
-
-
807,288.75
82,069
807,288.75
82,069
受益証券発行
6
-
-
-
-
-
-
受益証券買戻し
6
(1,269,000.21)
(129,007)
-
-
(1,269,000.21)
(129,007)
2013年1月31日現在
7
30,396,133.18
3,090,071
(9,567,825.56)
(972,665)
20,828,307.62
2,117,406
-
-
1,883,197.66
191,446
1,883,197.66
191,446
当期包括利益合計
受益証券発行
6
-
-
-
-
-
-
受益証券買戻し
6
(5,468,559.75)
(555,934)
-
-
(5,468,559.75)
(555,934)
2014年1月31日現在
7
24,927,573.43
2,534,137
(7,684,627.90)
(781,219)
17,242,945.53
1,752,918
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
- 14 -
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
キャッシュ・フロー計算書
2014年1月31日終了年度
2014年1月31日
米ドル
千円
2013年1月31日
米ドル
千円
運用活動からのキャッシュ・フロー
金融資産購入
金融資産売却手取額(実現利益を含む)
金融資産からの受取額
支払運用費用
運用活動に使用された現金純額
(17,459,182.47)
22,949,566.89
183,067.25
(212,298.41)
5,461,153.26
(1,774,900)
2,333,053
18,611
(21,582)
555,181
0.00
1,275,303.39
230,868.66
(236,090.19)
1,270,081.86
0
129,647
23,470
(24,001)
129,117
資金調達活動からのキャッシュ・フロー
買戻可能参加受益証券買戻し
資金調達活動からの現金純額
(5,468,559.75)
(5,468,559.75)
(555,934)
(555,934)
(1,269,000.21)
(1,269,000.21)
(129,007)
(129,007)
現金および現金等価物の増減純額
(7,406.49)
(753)
期首現在現金および現金等価物
期末現在現金および現金等価物
28,106.75
20,700.26
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
- 15 -
2,857
2,104
1,081.65
110
27,025.10
28,106.75
2,747
2,857
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)
財務書類に対する注記
定
義
以下の財務書類注記に使用されている条件および定義は、関連するファンド説明書の中でそれらに付与されて
いる意味を表示している。
「営業日」とは、東京およびパリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜日を除く。)をいう。
「取引日」とは、毎木曜日、または当該木曜日が営業日でない場合には直前の営業日をいう。
「評価日」とは、各取引日に関し当該取引日の8営業日目、または満期日から最終買戻日までの期間中の毎営
業日をいう。
1.ファンドの主要な活動
クリエイティブ・トラスト(以下「トラスト」という。)は、2002年5月6日付の信託証書により設定され、
2002年5月15日付でケイマン諸島の信託法に基づき免除トラストとして登録された。トラストは、2002年5月
16日付でケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づきミューチュアル・ファンドとして登録された。
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)(以下「ファンド」という。)は、
トラストのサブ・ファンドであり、2003年10月27日付の追補証書により設定された。ファンドは、トラストの
サブ・ファンドであり、従ってケイマン諸島法のもとでは、トラストのアンブレラ型登録に該当するためミュ
ーチュアル・ファンドとしての別個の登録を要求されないが、ファンドの募集書類はミューチュアル・ファン
ド法に基づき提出された。ファンドは、2003年11月に運用を開始した。
ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において、連動先ファンドであるLST 米ドル・フィーダーⅢフ
ァンド(1988年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)法に基づく「コレクティブ・イン
ベストメント・ファンド」として設定および規制されるアンブレラ型ユニット・トラストであるリクソー・マ
スター・ファンドのファンド)の報酬および費用を控除した運用実績を反映したリターンを達成することであ
る。
各連動先ファンドの投資目的は、その資産のほぼ全額を、EMTN発行日またはそれ以前にリクソー・マスター・
ファンドの一ファンドとして設定されたパーマル・ロング ショート・トレーディング・ファンド(以下「パ
ーマルLSTF」という。)の受益証券に投資することである。パーマルLSTFの投資目的は、トレーディング・ア
ドバイザーの指図に基づく広範な取引機会への投資を通じて資産の増大を追求するとともに、様々な市場、戦
略および投資商品に分散化された広範なヘッジファンド戦略ポートフォリオへのアクセスを投資家に提供す
ることである。
ファンドは、(i)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、(ⅱ)他の投資信託(株式に投資する契約
型投資信託の受益証券および会社型投資信託の株式を含む。)に投資できないものとする。
満期日前に買い戻される受益証券には、以下に記述されるとおり、受益証券1口当たりの純資産価格または当
初購入価格のいずれか低い方を参照して算出される条件付後払申込手数料が課せられる。これは受益者が受益
証券を保有していた期間(以下「購入後経過期間」という。)に対応して変わり、当該期間は、買付けおよび
買戻しの両方の決済日を基準に決定される。疑義を避けるために付言すると、期間の計算は取引日を基準にす
るものではない。
- 16 -
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
受益証券の買戻しを請求する投資者は、各受益証券について、1口当たりの純資産価格(関連するファンド説
明書の「最終償還価額の計算」に記載される、EMTN1券面当たりの最終償還価額を反映する。)を受領する。
ファンドは、EMTN(「ユーロ・ミディアム・ターム・ノート」)発行日(2003年4月15日)に、そのリターン
が連動先ファンドの運用実績に連動するEMTNにファンドの資産のほぼ全額を投資した。ファンドは、費用およ
び経費を賄うのに十分な現金を留保している。ソシエテ ジェネラルの子会社であるSGA ソシエテ ジェネラ
ル・アクセプタンス N.V.により発行されるEMTNは、満期日(2016年11月27日)に償還される。満期日におい
て、クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)は、同一条件で、米ドル建て
の新規発行EMTNにその資産のほぼ全額を投資する。このように本EMTNは、更新された各EMTNの満期日毎に新規
発行EMTNに更新される。
2014年1月31日現在、ソシエテ ジェネラルは、スタンダード・アンド・プアーズからA格(2013年1月31日:
A格)の信用格付を取得していた。EMTNは、発行体の直接的かつ非劣後の無担保債であり、2004年11月27日か
ら2016年11月27日(両日を含む。)までの間毎年11月27日に年率1.1%のクーポン・レートが支払われる恒久
大券と交換可能な仮大券の形式で発行されているが、ファンドは、クーポンを受領し、これをファンドに直接
付随する報酬を支払うために充当する。そのため受益者はクーポンを受領する権利を有していない。EMTNは、
投資家に対し、連動先ファンドのプラスの運用実績に連動したリターンを受領する可能性を提供し、満期日に
おける元本確保はなされない。
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)については、当初募集価格(すなわち1口当たり10米ドル)の
保証は適用されない。
2.重要な会計方針の概要
当財務書類の作成に採用されている重要な会計方針は、以下に記載される。
(a) 作成の基礎
当財務書類は、損益を通じて公正価値で測定する金融資産および負債の再評価を除き、取得原価主義に基づき、
また国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)に従って作成されている。国際財務報告基準に準拠した財務
書類を作成するために、経営陣は、財務書類の日付現在の資産および負債の報告額ならびに偶発資産および負
債の開示、報告期間中の収益および費用の報告額に影響を与える見積りおよび仮定を行うことを要求される。
実際の結果は、財務書類に記載される見積りとは異なることがある。
2014年1月31日終了会計年度に発効しており、ファンドの運用に関連する基準、修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月31日に終了するファンドの会計期間について、適用が義務付けられており、フ
ァンドの運用に関連する。
・ IFRS第7号「金融商品:開示」に対する修正基準-金融資産と金融負債の相殺(2013年1月1日から発効)
・
IFRS第13号「公正価値測定」(2013年1月1日から発効)
- 17 -
2014年1月31日終了会計年度に発効しているが、ファンドの運用に関連しない基準、修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月31日に終了するファンドの会計期間について、適用が義務付けられているが、
ファンドの運用に関連しない。
・
IFRS第10号「連結財務諸表」(2013年1月1日から発効)
・
IFRS第12号「他の企業に対する持分の開示」(2013年1月1日から発効)
まだ発効しておらず、ファンドの運用に関連しない基準、既存の基準に対する修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月1日以降に開始するファンドの会計期間以降、適用が義務付けられているが、
ファンドの運用とは関連しない。
・
IFRS第10号、IFRS第12号およびIAS第27号「投資企業」に対する修正基準-連結の例外(2014年1月1日
から発効)
・ IAS第39号「金融商品:認識および測定」に対する修正基準、デリバティブおよびヘッジ会計の更改(2014
年1月1日から発効)
・ IFRIC第21号「賦課金」-IAS第37号「引当金、偶発債務および偶発資産」に対する解釈指針(2014年1月
1日から発効)
まだ発効していないが、ファンドの運用に関連する基準、既存の基準に対する修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月1日以降に開始するファンドの会計期間以降、適用が義務付けられており、以
下の日付現在の財務書類においてファンドの運用に関連する。
-2015年1月31日:IAS第32号「金融商品:表示」に対する修正基準、金融資産と金融負債の相殺(2014年
1月1日から発効)
-2019年1月31日:IFRS第9号「金融商品」(2018年1月1日から発効)
まだ発効していないが、ファンドに重大な影響を及ぼすと予想されるその他の基準、解釈指針または既存の基
準に対する修正基準はない。
別途記載されない限り、本書中の純資産に関するすべての言及は、買戻可能参加受益証券保有者に帰属する純
資産を指すものとする。
(b) セグメント別報告
事業セグメントは、製品またはサービスを提供する資産と事業のグループで、他の事業セグメントとは異なる
リスクとリターンを有する。地域別セグメントは、特定の経済的環境内で製品またはサービスを提供し、他の
経済的環境で事業を行うセグメントとは異なるリスクとリターンを有する。
ファンドはEMTNのみに投資し、現金および現金等価物は常にほぼゼロになるよう管理されている。したがって、
セグメント別分析を進めるにあたっては関係しない。
(c) 機能通貨および表示通貨
ファンドの財務書類に含まれている項目は、ファンドが運用を行う主たる経済環境における通貨を使用して測
定される(以下「機能通貨」という。)。ここでは米ドルであり、米国の資産に投資するというファンドの主
要な活動および受益証券が米ドルで発行されているという事実を反映している。
表示通貨は、機能通貨と同じである。
(d) 損益を通じて公正価値で測定する金融資産および負債
分類
金融資産および負債は、設立時に経営陣により損益を通じて公正価値で測定すると指定された。
- 18 -
認識および認識の中止
通常の投資有価証券の売買は、取引日-ファンドが資産の購入または売却を約定した日-に認識される。有価
証券からのキャッシュ・フローを受領する権利が失効または移転され、ファンドが実質的に、所有によるすべ
てのリスクおよび利益を移転した場合、金融資産および負債の認識が中止される。
測定
投資有価証券は、当初は公正価値で認識され、損益を通じて公正価値で計上されるすべての金融資産および金
融負債についての取引費用は、発生時に費用計上される。
損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動から生じる損益は、発生した期間の包括利益計算
書に含まれる。
投資有価証券は、ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)で構成される。
公正価値見積り
公正価値は、測定日に市場参加者間の適正な取引により、資産を売却することで受領する価格または負債を振
り替えることで支払う価格である。活発な市場で取引される金融資産の公正価値は、報告日現在の相場価格の
仲値に基づいている。
ファンドは、2013年2月1日から、IFRS第13号「公正価値測定」を採用した。IFRS第13号の目的は、すべての
IFRS基準に対する公正価値の詳細な定義および公正価値測定の単一のソースを提供することにより、一貫性を
改善し複雑さを軽減することにある。
活発な市場とは、資産または負債の取引が、継続的に価格情報を提供するに十分な頻度と取引量で行われる市
場である。
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)は、取引相手方が時間的価値、本質的価値、金利および配当等
の観察可能な市場データと、ボラティリティ等観察不可能な市場データを考慮する価格算定方法を用いて誠実
に決定した公正な時価で評価される。
ファンドの金融資産および金融負債は、売買目的で保有されているか、または、1年以内の実現が予想されて
いる。
管理会社は、独立した価格算定ツール(市場参加者によっても広く使用されている)で一連のパラメーター(金
利等観察可能な従来型の市場データ、ボラティリティや相関関係等観察不可能な間接的データ)の計算をする
独自の書面による価格算定方法を用いて、EMTNの価格を決定することができる。
価格算定は、専任のチームが行う。使用される一般的方法は、モンテカルロ・アプローチで、パス数は1万で
ある。株価、配当、金利、スワップ・レート、ヒストリカル・ボラティリティ等の市場データは、ブルームバ
ーグを通じて収集する。ボラティリティ・マトリックスはTOTEMを通じて収集する。
リスクを最小にするため、評価について疑義がある場合、管理会社は、EMTNの価値のレビューを独立した者に
依頼して値付価格の公正性を確保する。
この結果生じる投資証券に係わる未実現損益は、包括利益計算書で認識される。
ファンドは、2009年1月1日に発効するIFRS第7号の修正を採用した。これは、測定を行う際に使用されるイ
ンプットの重要性を反映する公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値測定を分類することをファンドに要
求している。公正価値ヒエラルキーは、以下のレベルを有している。
- 19 -
・レベル1-同一の規制されていない資産または負債に対する、測定日において入手可能な活発な市場における
未調整の相場価格。通常この区分に含まれている投資有価証券の種類には、とりわけ、最も流動性の高い証券
取引所に上場されている株式およびデリバティブならびに主要国の国債が含まれる。
・レベル2-活発とは判断されない市場における相場価格、またはすべての重要なインプットが直接または間接
的に観察可能な金融商品(活発な市場における類似の投資有価証券に係る相場価格、金利およびイールド・カ
ーブ、信用リスクなどを含む。)。通常この区分に含まれている投資有価証券の種類には、とりわけ、債務証
書および一部の店頭取引デリバティブが含まれる。
・レベル3-公正価値測定にとって重要で観察不可能なインプットを要する価格または評価額。通常この区分に
含まれている投資有価証券の種類には、とりわけ、非上場証券、非流通市場の上場証券、低格付債券、民間企
業体が発行する私募債または債務証券が含まれる。
証券の評価に使用されるインプットまたは技法は、必ずしも当該証券への投資に関連するリスクの表示ではな
い。
金融商品の相殺
ファンドが現在、認識額を相殺する法的強制力のある権利を有しており、純額ベースで決済するか資産の現金
化と負債の決済を同時に行う意図がある場合、金融資産および負債は相殺され、財政状態計算書に純額が計上
される。
報告日現在、ファンドの金融資産および負債にこのようなケースはない。
(e) 投資収益および費用
すべての費用は、発生基準で計上される。
(f) 買戻可能参加受益証券
ファンドは満期日を除きいつでも(当初募集期間終了後1年間の経過の後)、受益証券保有者の選択により買
い戻すことができる買戻可能受益証券を発行する。かかる買戻可能受益証券は、IAS第32号に従って資本に分
類される。
買戻可能受益証券の契約条件が変更され、IAS第32号に含まれる厳格な要件に適合しなくなった場合、買戻可
能受益証券は、当該要件に適合しなくなった日から金融負債に再分類される。金融負債は、再分類された日の
公正価値で測定される。資本性金融商品の簿価と負債の再分類日における公正価値との差額は、資本として認
識される。
買戻可能受益証券は、受益証券保有者の選択により、発行時または買戻時におけるファンドの1口当たり純資
産価格に基づく価格で発行され、買い戻される。ファンドの1口当たり純資産価格は、買戻可能受益証券保有
者に帰属する純資産額を買戻可能受益証券の発行済み口数合計で除して計算される。
(g) 受益証券発行手取額および買戻支払額
ファンドの純資産価額は毎週計算される。
発行価格および買戻価格は、評価日の直前日における最新の入手可能な連動先の価格に基づく(通常、連動先
の終値)。
ファンドの受益証券は、2003年11月16日から2003年11月26日までの期間(以下「当初募集期間」という。)に
おいて、1口当たり10米ドルの発行価格で投資家に対して募集された。ファンドにより課せられる当初販売手
数料はなかった。受益証券は、設定日(2003年11月28日)までに決済資金による申込金と共に管理会社が受領
した申込みに関して、当初募集期間終了後の評価日に発行された。
- 20 -
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)は設定日後、各取引日において受益証券1口当たり純資産価格
により発行される。
受益証券は、該当する評価日または、受益証券が満期日に自動的に買い戻される場合には、最終買戻日におけ
るファンド証券の1口当たり純資産価格を参照して計算された価格で買い戻される。受益証券が満期日前に買
い戻される場合、注記1に記述される条件付後払申込手数料が課せられる。
ファンドの存続期間中における受益証券発行および買戻しによる手取金および支払金は、資本変動計算書にお
いてその変動が記録される。
(h) 現金および現金等価物
キャッシュ・フロー計算書上、現金および現金等価物は、当座借越を除いた口座残高で構成される。
(i) 未払費用およびその他の未払金
未払費用およびその他の未払金は、当初は公正価値で認識され、その後は実効金利法を用いて償却原価で表示
される。
(j) 重要な会計上の見積りおよび判断
経営陣は、将来に関する見積りおよび仮定を行う。その定義からして、行われた会計上の見積りが、関連する
実際の結果と等しくなることは少ない。次会計年度において、資産および負債の帳簿価額の重要な調整につな
がる相当なリスクがある見積りおよび仮定について、以下に概略を記載する。
EMTNの公正価値
ファンドは、活発な市場で値付けされない金融商品を保有する。かかる商品の公正価値は、評価技法を用いて
決定される。公正価値決定に評価技法が使用される場合、かかる技法は、管理会社の経験を積んだ人員によっ
て検証されており、定期的に精査される。
3.報酬
管理報酬、販売報酬および代行協会員報酬
管理会社は、ファンドから、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均発
行済受益証券口数を乗じた金額に対する上限年率0.60%の管理報酬を、毎年後払いで受領する権利を有する。
管理報酬は、保管報酬、受託報酬および監査報酬をカバーする。
管理会社はまた、満期日より前に買い戻される受益証券の買戻価格の4.00%を上限とするスライド制の条件付
後払申込手数料を請求する(詳細は注記2を参照のこと。)。
日本における販売会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均発行
済受益証券口数を乗じた金額の上限年率0.45%の報酬を、毎月後払いで受領する権利を有する。販売取扱会社
は、かかる販売会社を通じて支払われる報酬の一部を受領する権利を有する。
日本における代行協会員は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均発
行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率0.05%の報酬を、毎月後払いで受領する権利を有する。
管理会社は、受領した報酬をファンドの募集を行った販売会社または代行協会員と配分することができる。管
理会社および管理会社のグループ内のその他の会社は、受託会社の同意を得て、当事者および代理人として、
ファンドと取引を行うことができ、また、信託証書および以下の規定に従い、かかる取引の結果受領する一切
の利益を留保することができる。
- 21 -
受託報酬
受託会社は、各評価日に発生し下記の通り計算される受託報酬を受領する権利を有する。
受託報酬の年額は、以下の要素の合計とする。
-平均額面価額(下記に定義される。)の2億米ドルまでの部分について年率0.015%
-平均額面価額(下記に定義される。)の2億米ドルを超え3億5,000万米ドルまでの部分について年率0.005%
(適用ある場合)
各年について、平均額面価額とは、各受益証券の当初募集価格と当該年度中の発行済受益証券口数の平均との
積を意味する。
受託報酬は、最低年額を4,000米ドルとし、これについてはEMTN発行日およびその後1年毎に、毎年前払いで
支払われる。固定最低年額を超える部分(もしあれば)の受託報酬は、毎年後払いで支払われる。受託報酬は、
管理報酬によりカバーされる。
4.税金
ケイマン諸島法に基づき、ファンドには所得税、源泉税およびキャピタル・ゲイン税が課せられない。
5.銀行借入金、当座借越およびその他の借入金
2014年1月31日現在、銀行借入金、当座借越およびその他の借入金はなかった。
6.発行済買戻可能参加受益証券
2014年1月31日
2013年1月31日
終了年度
終了年度
期首現在発行済受益証券
2,074,190.535 口
2,203,550.761 口
発行受益証券
0.000 口
0.000 口
買戻受益証券
(518,402.060) 口
(129,360.226) 口
1,555,788.475 口
2,074,190.535 口
期末現在発行済受益証券
7.受益証券1口当たり純資産価格
2014年1月31日現在
買戻可能参加受益証券保有者に帰属する
純資産
発行済受益証券口数
2013年1月31日現在
17,242,945.53 米ドル
20,828,307.62 米ドル
1,555,788.475 口
2,074,190.535 口
受益証券1口当たり純資産価格
11.08 米ドル
10.04 米ドル
8.株式貸付契約
株式貸付契約はない。
9.契約債務
契約債務はない。
10.資産の譲渡性
ファンドの資産は、法律上または契約上の要件による制限を受けず、したがって、すべての資産について譲渡
可能である。
11.偶発債務
偶発債務はない。
- 22 -
12.後発事象
後発事象はない。
13.金融リスクの開示
(a) リスクの集中
2014年1月31日現在、ファンドの純資産価額の100%がEMTNに投資されている(2013年1月31日:100%)。フ
ァンドの投資構造を考察すると、そのパフォーマンスは、注記1に記載されたようにゼロ・クーポン債とオプ
ションを通じて連動先ファンドのパフォーマンスに連動する追加リターンからもたらされる。
そのためファンドは、市場リスク(通貨リスク、公正価値金利リスク、キャッシュ・フロー金利リスクおよび
価格リスクを含む)、信用リスク、取引相手方リスク、流動性リスク等、様々な金融リスクに晒される。
ファンドのリスク管理プログラム全体では、金融市場の予測不可能性に重点をおき、ファンドの財務パフォー
マンスに及ぶ可能性のある悪影響の最小化を目指す。
(b) 市場リスク
ファンドは、相場変動の影響を受け、すべての投資に内在するリスクを負う。受益証券の買戻価格およびそこ
から生じる収益は、上がることもあれば下がることもある。
管理会社は毎週、ファンドの純資産価額のコヒーレンス・コントロールを含む一連の一次統制を行い、取引相
手方から提供される価格をチェックする。
リスク管理部門の監視の下で、管理会社は、これらのリスクの全体的な測定を行う。かかる分析は、通常の市
況下における、ファンドの純資産価額の週次最大減少幅を明らかにするために行われる修正バリュー・アッ
ト・リスク(以下「MVaR」という。)方式によって行われる。元のVaR方式の標準偏差が適切ではないため、
管理会社は、新興市場の株式、流動性の低い株式、ヘッジファンドまたは未公開株式を適切に比較するために
修正されたVaRを利用している。かかる資産収益率は正規分布ではないため、MVaRは一定の信頼水準における
標準偏差、歪度および尖度を説明する、より適切な測定方法である。管理会社は、過去のデータ(下限を40日
とし、40日より少ない場合、計算は関連性がないとみなされる。)を利用して、独自のITシステムによりMVaR
分析を行う。MVaRは、ファンド設立以降の過去の純資産価額を基に計算され、計算時の信頼水準は99%に設定
されている。かかる分析の主な限界は、将来リターンをシミュレートする際に、過去のデータに依拠している
点と考えられる。
MVaR方式は、時価リスク、金利リスクおよび為替リスクの測定に対応している。
2014年1月31日現在、通常の市況下におけるクリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(米
ドル建て)の純資産価額の週次最大減少幅は、99%の信頼水準で3.28%(2013年1月31日:3.35%)以下であ
る。
時価リスク
連動先ファンドのパフォーマンス(報酬および費用控除後)に相当するリターンを提供するというファンドの
目的を達成するため、ファンドは店頭取引商品のみに投資する。したがって金融商品による最大のリスクは、
EMTNの公正価値によって決定される。
注記2(d)に記載されているとおり、EMTNは、取引相手方が観察可能な市場データおよび観察不可能な市場デ
ータを考慮する価格算定方法を用いて誠実に決定する公正な時価によって評価される。ファンドの管理会社に
よる独立した評価が行われる。
- 23 -
金利リスク
ファンドの主要な投資対象はEMTNであるため、ファンドの金融資産および負債については利息が発生する。し
たがってファンドは、市場の実勢金利の変動による重大なリスクを負う。余剰現金および現金等価物は、短期
市場金利で投資される。
以下の表は、ファンドの金利リスクに対するエクスポージャーの概要を示しており、公正価値によるファンド
の資産および取引負債が含まれている。
2014年1月31日(米ドル)
0~3か月
3か月~1年
1~5年
5年超
無利子
合計
資産:
損益を通じて公正価値で測定する
-
17,253,688.92
-
-
-
17,253,688.92
現金および現金等価物
-
-
-
-
20,700.26
20,700.26
資産合計
-
17,253,688.92
-
-
20,700.26
17,274,389.18
未払費用
-
-
-
-
31,443.65
31,443.65
負債合計
-
-
-
-
31,443.65
31,443.65
金融資産
負債:
2013年1月31日(米ドル)
0~3か月
3か月~1年
1~5年
5年超
無利子
合計
資産:
損益を通じて公正価値で測定する
-
20,845,589.40
-
-
-
20,845,589.40
現金および現金等価物
-
-
-
-
28,106.75
28,106.75
資産合計
-
20,845,589.40
-
-
28,106.75
20,873,696.15
未払費用
-
-
-
-
45,388.53
45,388.53
負債合計
-
-
-
-
45,388.53
45,388.53
金融資産
負債:
通貨リスク
2014年1月31日現在、ファンドは米ドル建てEMTNに投資している。その他の資産および負債も米ドル建てであ
る。したがってファンドは、通貨リスクに直接晒されていない。EMTNに関する支払は、連動先ファンドのそれ
ぞれの原通貨建てのパフォーマンスに連動している。
ファンドへの投資に伴うその他のリスク
投資家は、ファンドへの投資が透過的に見ればEMTNを通じた投資であること、そのため、満期日に応じた長期
投資であり、受益者は満期日より前に受益証券を処分することが可能であるにしても、満期日以前においては、
受益証券の価額の増減が対応する連動先ファンドの価額の増減を完全に反映していない場合があるため、当該
- 24 -
受益証券の買戻価格が連動先ファンドのパフォーマンスを完全に反映しない可能性があることに留意しなけ
ればならない。これはEMTNの価額が、連動先ファンドの価額に加えて、金利、ボラティリティ、満期日までの
期間等のその他の複数の要因の影響を受けるためである。
ファンドの投資対象は、通常の相場変動および、証券への投資に内在するその他のリスクの影響を受け、価値
が上昇するという保証はない。
(c) 流動性リスク
流動性リスクは、ファンドの負債が満期を迎えた際、その全額を清算するために十分な現金資源を拠出できな
い、または著しく不利な条件でしか清算ができなくなるリスクである。
ファンドは、毎週買戻可能受益証券の現金買戻しが予定されている。当期末日において、買戻可能受益証券の
総額は、17,242,945.53米ドルであり、2013年1月31日現在(20,828,307.62米ドル)と比較して17.21%減少
した。
管理会社は、関連するファンドの純資産価額の算出が停止されている期間中、受益証券の清算を停止し、また
は清算代金の支払を延期することができる。
また、店頭取引EMTNは非流動的である。したがってファンドは、換金請求に応じるため、当該商品への投資を
公正価値に近似した価格で速やかに換金できない可能性がある。満期日前の買戻請求に応えるため、取引相手
方は、EMTNを部分的に換金し値付けしなくてはならない。価格は、市場の流動性の状況および取引規模を反映
する。
以下の表は、財政状態計算書の日付から契約上の満期日までの残存期間に基づき、ファンドの非デリバティブ
金融負債を関連する満期日のグループに分類したものである。
定まった
2014年1月31日(米ドル)
3か月未満
3~12か月
12か月超
満期日なし
合計
負債:
未払費用
31,443.65
-
-
-
31,443.65
負債合計
31,443.65
-
-
-
31,443.65
定まった
2013年1月31日(米ドル)
3か月未満
3~12か月
12か月超
満期日なし
合計
負債:
未払費用
45,388.53
-
-
-
45,388.53
負債合計
45,388.53
-
-
-
45,388.53
2014年1月31日現在、金融デリバティブ負債はなかった。
ファンドの方針に従い、管理会社は、ファンドの流動性ポジションを週次で監視する。
- 25 -
(d) 公正価値測定リスク
以下の表は、注記2(d)で記載されているように、公正価値で測定されたファンドの金融資産および負債を、
公正価値ヒエラルキーに基づいて分析したものである。
2014年1月31日(米ドル)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
損益を通じて公正価値で測定する金融資産
EMTN
-
-
17,253,688.92
17,253,688.92
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
17,253,688.92
17,253,688.92
損益を通じて公正価値で測定する金融負債
-
-
-
-
公正価値で測定する金融負債合計
-
-
-
-
負債
2013年1月31日(米ドル)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
損益を通じて公正価値で測定する金融資産
EMTN
-
-
20,845,589.40
20,845,589.40
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
20,845,589.40
20,845,589.40
損益を通じて公正価値で測定する金融負債
-
-
-
-
公正価値で測定する金融負債合計
-
-
-
-
負債
- 26 -
以下の表は、公正価値で測定されたファンドの金融資産および負債(クラス別)を、公正価値ヒエラルキーに
基づいて分析したものである。
2014年1月31日(米ドル)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
トレーディング目的で保有する金融資産:
EMTN
-
-
17,253,688.92
17,253,688.92
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
17,253,688.92
17,253,688.92
2013年1月31日(米ドル)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
トレーディング目的で保有する金融資産:
EMTN
-
-
20,845,589.40
20,845,589.40
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
20,845,589.40
20,845,589.40
公正価値見積りの項目に記載されているとおり、レベル3の金融商品(EMTN)の公正価値測定は、観察不可能
なインプットを含んでいる。これらの観察不可能なインプットの変動に対する公正価値測定の感応度は、ファ
ンドのEMTNの値付が取引相手方から提供される価格に基づいているため、開示されていない。
取引相手方の公正価値と内部価格との差異は、異なるパラメータの流動性レベルに係る不確実性を許容する閾
値と比較される。この閾値は、観察不可能なデータ(レポ・レート、分配金、ボラティリティーおよび相関)
に対する商品感応度を用いて算定される。従って、感応度および閾値は、商品の残存期間中に変化する。2014
年1月31日現在、当該閾値は1.97%であった。
IFRS第7号の修正は、レベル間の移動の開示を要求している。
2014年1月31日および2013年1月31日終了年度において、レベル1とレベル2との間での移動はなかった。
以下の表は、2014年1月31日終了年度のレベル3金融商品の変動を、金融商品のクラス別に表示したものであ
る。
資産
EMTN
金融資産合計
期首残高
20,845,589.40
20,845,589.40
購入
17,459,182.47
17,459,182.47
売却
(23,132,634.14)
(23,132,634.14)
2,081,551.19
2,081,551.19
17,253,688.92
17,253,688.92
679,773.11
679,773.11
損益に認識された利益および損失
期末残高
期末現在の保有資産に係る包括利益計算書
に含まれている当期の利益または損失合計
- 27 -
以下の表は、2013年1月31日終了年度のレベル3金融商品の変動を、金融商品のクラス別に表示したものであ
る。
資産
EMTN
金融資産合計
期首残高
21,308,328.50
21,308,328.50
売却
(1,506,172.05)
(1,506,172.05)
1,043,432.95
1,043,432.95
20,845,589.40
20,845,589.40
788,994.43
788,994.43
損益に認識された利益および損失
期末残高
期末現在の保有資産に係る包括利益計算書
に含まれている当期の利益または損失合計
(e) 信用リスク
信用リスクは、取引相手方が期日になっても満額を支払うことができないリスクである。
財政状態計算書に発生した損失について(もしあれば)、減損引当金が計上される。
管理会社は、様々な上限を設定して取引相手方の信用リスクを監視する。かかる上限には、ファンド資産レベ
ルでの、単一発行体または取引相手方との資産総額に関する上限などがある。ファンドは、自身のデリバティ
ブ商品に関して、分散化の一般原則に従う。これらの上限は、ファンドの取引相手方が管理会社の関連会社で
ある場合も適用される。
投資家は、ソシエテ ジェネラルが、ファンド資産の保管銀行およびEMTNの保証銀行として行為する点に留意
するべきである。また、リクソー・アセット・マネジメントはソシエテ ジェネラルの100%子会社である。し
たがってファンドは、各支払日および満期日において、取引相手方と合意したEMTNプログラムに関するソシエ
テ ジェネラルの義務の不履行による信用リスクを負う。
かかるリスクは、ソシエテ ジェネラルがデリバティブ取引において確固たる実績があり、一流の市場評価を
得ているという事実により最小化されている。ソシエテ ジェネラルは、この種の複雑なデリバティブの価格
算定およびヘッジに必要なリスク管理技術の提供者として適任である。
2014年1月31日現在、スタンダード・アンド・プアーズによるソシエテ ジェネラルの信用格付は、A格(2013
年1月31日:A格)であった。
ファンドの方針に従い、管理会社は、ファンドのクレジット・ポジションを週次で監視する。
(f) 取引相手方リスク
取引相手方リスクとは、ファンドと取引を行う相手方が支払義務を履行できない、または正式な形で取引を清
算することができないリスクである。
取引相手方リスクは、ソシエテ ジェネラル内でファンド資産の選択、監視、および保管業務について異なる
部署が責任を持つことにより軽減されている。ソシエテ ジェネラルの法令遵守手続は、同社内の関連する部
署間で業務および責任を実質的に分離するよう定めており、各部署はチャイニーズ・ウォール(部署間隔壁)
で分離され、異なる管理チームによって運営されている個別の運営単位として業務を行う。
- 28 -
(g) クロス・ファンド・ライアビリティー・リスク
信託証書に基づき、ファンドの資産および負債は、クリエイティブ・トラストの他のファンドの資産および負
債とは分離されている。
(h) 連動先ファンドに関するリスク
ファンドへの投資によるリスクはまた、EMTNが連動している連動先ファンドへの投資によるリスクを反映する。
連動先ファンドに関するリスク要因は、関連するファンド説明書に詳述されている。
(トレーディング・アドバイザー)
受益証券の購入予定者およびより一般的に連動先ファンドまたは連動先ファンドの純資産価額のパフォーマ
ンスに利害関係を有するかまたはこれに依拠するすべての者は、連動先ファンドのパフォーマンスが相当程度、
その資産の全てを投資したパーマルLSTF(リクソー・マスター・ファンドのファンドであるパーマル・ロング
ショート・トレーディング・ファンドをいう。)のパフォーマンス、ひいてはパーマルLSTFのトレーディング・
アドバイザーのパフォーマンスに依存することを認識する必要がある。リクソー・マスター・ファンドの副管
理会社としてのリクソー・アセット・マネジメントおよびリクソー・マスター・ファンドの受託会社としての
SGハンブロス・トラスト・カンパニー(ジャージー)リミテッドは、上記のトレーディング・アドバイザー側
の詐欺または不正表示のリスクに対する防御を行うことができない。
(複数のトレーディング・アドバイザー)
パーマルLSTFについて、現実の資産配分は、当初配分から変化する可能性があり、連動先ファンドからパーマ
ルLSTFに配分された資産は、パーマルLSTFの純資産総額の100%とならない可能性がある。さらに、一定の状
況下において、リクソー・アセット・マネジメントは、トレーディング・アドバイザーを解任し、交代させ、
または追加することができる。かかる措置の結果、パーマルLSTFの全体的なパフォーマンスが、一定の期間、
悪影響を被る場合がある。
(独立のトレーディング・アドバイザー)
パーマルLSTFのトレーディング・アドバイザーは、互いに独立して取引を行い、時には、経済効果の面で互い
に相殺し合うポジションを保有する場合がある。トレーディング・アドバイザーがこのようなポジションを現
実に保有する場合、パーマルLSTFは、全体としていかなる利益も損失もなく、ただ報酬および費用を潜在的に
負担することとなる。
(大きく価値が変動する投資対象への投資)
パーマルLSTFは、デリバティブ商品のような大きく価値の変動する商品に投資することがある。それらの商品
は、空売りまたは売りオプションとして利用されることがあり、当初の申込証拠金や受取プレミアムよりも多
額の損失を被る場合がある。さらに、デリバティブや借入れの利用を通じて、純資産価額の変動をさらに増大
させるレバレッジ戦略がとられることもある。
(新興市場に対する投資)
パーマルLSTFの投資対象には、新興の経済または証券市場を有する国の発行体の証券が含まれることがある。
このような国々の多くでは、政治・経済構造が大きな進化と急速な発展の過程にあり、このような国々は、よ
り発展した国々の特徴である社会的・政治的・経済的安定性を欠いている場合がある。このような国々の一部
は、過去に、私的財産権を認識せず、時に私企業の資産を国有化し、または収用している。したがって、この
ような国々への投資によるリスク(国有化、資産の収用または通貨の転換に対する制限のリスクを含む。)は、
増大することがある。
さらに、予期しない政治的または社会的動向がパーマルLSTFの投資対象の価値に影響を及ぼすことがある。
- 29 -
(オープン・エンド型ファンドに対する投資)
パーマルLSTFは、流動性に関して一定の制限を有する他の投資スキームに投資することができる。また、パー
マルLSTFは、かかる投資スキームに対する監督者による監督がほとんど行われていない法域において設立され
た投資スキームに対しても投資することがある。リクソー・マスター・ファンド受託会社は、実務上可能な限
り、かかるスキームに関してパーマルLSTFへの投資家の利益を保護するための他の保護手段を確保するように
試みるが、かかる保護は、監督者による監督が行われる場合に比べて効果が小さいことがある。さらに、オー
プン・エンド型のファンドへの投資は、パーマルLSTFによる直接投資の場合に比べ透明性が低い。
(為替リスク)
パーマルLSTFの資産の相当部分は、パーマルLSTFの純資産価額の表示通貨である基準通貨以外の一または複数
の通貨建てとなることがある。さらに、外国為替市場などの一部の市場は、市場に直接的または間接的に影響
を及ぼす政府の介入を受ける場合が多い。
(買付または償還の影響)
多額の買付または償還は、資産の早急な処分または資産の一時的な希薄化を引き起こし、パーマルLSTFの純資
産価格に影響を及ぼすことがある。償還はまた、パーマルLSTFの固定費がより少数の投資家により分担される
結果を導くため、残存投資家の負担する費用を増大させる。
(流動性の低い商品)
パーマルLSTFは、投資方針の一環として、その特有の性質上、他の商品より相当程度流動性の低い商品に投資
することがある。その結果、パーマルLSTFは、それらの資産の価値が大きく変動している最中に、それらの資
産を換金しようとしても、大幅に遅延することがある。
(運用者一名のトレーディング・アドバイザー)
パーマルLSTFによって利用されるトレーディング・アドバイザーには、運用者が一名のみのものがある。当該
個人が死亡し、または無能力となった場合、パーマルLSTFは、該当するポジションの清算前に、または清算中
に、損失を被ることがある。
(相手方リスク)
パーマルLSTFは、相手方による履行または相手方の信用リスクの影響を受けるスワップ、レポ、貸付けその他
の取引を行うことがある。
(倒産または債務不履行)
パーマルLSTFのための取引の執行に利用されるプライム・ブローカーまたはその他のブローカーが破産した場
合、パーマルLSTFは、その資金を回収できない可能性があり、たとえ当該ファンドがその他の面では非常に良
好な利益を計上している場合でも、投資家は、多額の損失を被る可能性がある。
(規制上の変更)
将来の規制上の変更は、リクソー・マスター・ファンドまたはそのファンドの一部に大きな不利益をもたらす
可能性がある。
連動先ファンドに関連するリスクは、連動先ファンドの副管理会社(リクソー・アセット・マネジメント)に
より監視されている。
- 30 -
14.関係会社取引
投資有価証券
ファンドは、ソシエテ ジェネラルまたはその子会社が発行する以下のスキームに投資していた。
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)
投資の公正価値純額
保有持分
2014年1月31日
2014年1月31日
(米ドル)
(%)
17,253,688.92
100.00
2013年1月31日
2013年1月31日
(米ドル)
(%)
20,845,589.40
100.00
EMTNはSGAソシエテ ジェネラル・アクセプタンスN.V.により発行され、ソシエテ ジェネラルによって保証さ
れている。その運用実績は管理会社により管理される連動先ファンドに連動している。
管理会社であるリクソー・アセット・マネジメントも、ソシエテ ジェネラルの全額出資子会社である。
15.財務書類の承認
当財務書類は、2014年7月17日付で受託会社および管理会社によって承認された。
(3)
投資有価証券明細表等
「(1)貸借対照表」ならびに注記1、2(d)、13(a)および14の項目を参照のこと。
- 31 -
(ii)ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
a.ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)(以下、本「(ⅱ)ヘッジファンド連動型ファンド
(ユーロ建て)」において「ファンド」という。)の直近会計年度の日本文の財務書類は、スイスにお
ける諸法令および一般に認められた会計原則に準拠して作成された原文(英語)の財務書類を翻訳した
ものである(ただし、円換算部分を除く。)。これは「特定有価証券の内容等の開示に関する内閣府
令」に基づき、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」第 131 条第5項ただし書の規定
の適用によるものである。
b.ファンドの原文(英語)の財務書類は、外国監査法人等(公認会計士法(昭和 23 年法律第 103 号)第1
条の3第7項に規定する外国監査法人等をいう。)であるプライスウォーターハウスクーパース ケイマ
ン諸島から監査証明に相当すると認められる証明を受けており、当該監査証明に相当すると認められる
証明に係る監査報告書に相当するもの(訳文を含む。)が当該財務書類に添付されている。
c.ファンドの原文(英語)の財務書類は、ユーロで表示されている。日本文の財務書類には、主要な金額
について円貨換算が併記されている。日本円への換算には、平成 26 年5月 30 日現在における株式会社
三菱東京 UFJ 銀行の対顧客電信売買相場の仲値(1ユーロ=138.33 円)が使用されている。なお、千円
未満の金額は四捨五入されている。
- 32 -
(1)
貸借対照表
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
財政状態計算書
2014年1月31日現在
2014年1月31日
ユーロ
千円
注記
資産
現金および現金等価物
投資有価証券売却未収金
損益を通じて公正価値で測定する
金融資産
資産合計
2(h)
2(j)
1, 2(d),14
資本
払込資本
利益剰余金
資本合計
負債
未払費用
未払買戻金
負債合計
2,017.67
-
279
-
4,134.64
13,931.42
572
1,927
2,752,870.86
2,754,888.53
380,805
381,084
3,330,455.40
3,348,521.46
460,702
463,201
4,208,467.88
(1,459,363.09)
2,749,104.79
582,157
(201,874)
380,284
5,089,112.01
(1,762,402.64)
3,326,709.37
703,977
(243,793)
460,184
2(i)
2(g)
資本および負債合計
2013年1月31日
ユーロ
千円
5,783.74
5,783.74
800
800
7,893.50
13,918.59
21,812.09
1,092
1,925
3,017
2,754,888.53
381,084
3,348,521.46
463,201
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
ロイヤル・バンク・オブ・カナダ・トラスト・カンパニー
(ケイマン)リミテッド
(クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型
ファンド(ユーロ建て)の受託会社として)
- 33 -
リクソー・アセット・マネジメント
(2)
損益計算書
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
包括利益計算書
2014年1月31日終了年度
注記
収益
投資有価証券にかかる実現損益
投資有価証券にかかる未実現損益の純変動
損益を通じて公正価値で測定する金融資産
にかかる純利益
純利益合計
2014年1月31日
ユーロ
千円
2013年1月31日
ユーロ
千円
(54,112.88)
392,954.47
(7,485)
54,357
20,620.51
116,285.80
2,852
16,086
2(d)
338,841.59
338,841.59
46,872
46,872
136,906.31
136,906.31
18,938
18,938
3
(35,802.04)
(35,802.04)
(4,952)
(4,952)
(40,879.45)
(40,879.45)
(5,655)
(5,655)
当期利益
303,039.55
41,919
96,026.86
13,283
包括利益合計
303,039.55
41,919
96,026.86
13,283
費用
管理報酬およびその他の報酬
運用費用合計
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
- 34 -
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
資本変動計算書
2014年1月31日終了年度
注記
2012年1月31日現在
当期包括利益合計
受益証券発行
6
受益証券買戻し
6
2013年1月31日現在
7
当期包括利益合計
受益証券発行
6
受益証券買戻し
6
2014年1月31日現在
7
払込資本
ユーロ
利益剰余金
ユーロ
千円
千円
5,242,100.51
725,140
-
-
96,026.86
-
-
(152,988.50)
(1,858,429.50)
(21,163)
468,063
13,283
96,026.86
13,283
-
-
-
-
-
-
703,977
-
-
303,039.55
-
-
4,208,467.88
(1,762,402.64)
(121,820)
582,157
- 35 -
(243,793)
(152,988.50)
(21,163)
3,326,709.37
460,184
41,919
303,039.55
41,919
-
-
-
-
-
-
(1,459,363.09)
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
(257,077)
千円
3,383,671.01
5,089,112.01
(880,644.13)
合計
ユーロ
(201,874)
(880,644.13)
2,749,104.79
(121,820)
380,284
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
キャッシュ・フロー計算書
2014年1月31日終了年度
2014年1月31日
ユーロ
千円
2013年1月31日
ユーロ
千円
運用活動からのキャッシュ・フロー
金融資産購入
金融資産売却手取額(実現利益を含む)
金融資産からの受取額
支払運用費用
運用活動に使用された現金純額
(3,026,640.33)
3,923,340.30
33,657.58
(37,911.80)
892,445.75
(418,675)
542,716
4,656
(5,244)
123,452
0.00
139,804.30
40,265.94
(40,701.15)
139,369.09
0
19,339
5,570
(5,630)
19,279
資金調達活動からのキャッシュ・フロー
買戻可能参加受益証券発行手取額
買戻可能参加受益証券買戻し
資金調達活動からの現金純額
0.00
(894,562.72)
(894,562.72)
0
(123,745)
(123,745)
0.00
(139,069.91)
(139,069.91)
0
(19,238)
(19,238)
(2,116.97)
(293)
4,134.64
2,017.67
572
279
現金および現金等価物の増減純額
期首現在現金および現金等価物
期末現在現金および現金等価物
添付の注記は、当財務書類と不可分のものである。
- 36 -
299.18
41
3,835.46
4,134.64
531
572
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)
財務書類に対する注記
定
義
以下の財務書類注記に使用されている条件および定義は、関連するファンド説明書の中でそれらに付与され
ている意味を表示している。
「営業日」とは、東京およびパリにおいて銀行が通常の銀行業務を行っている日(土曜日を除く。)をいう。
「取引日」とは、毎木曜日、または当該木曜日が営業日でない場合には直前の営業日をいう。
「評価日」とは、各取引日に関し当該取引日の8営業日目、または満期日から最終買戻日までの期間中の毎
営業日をいう。
1.ファンドの主要な活動
クリエイティブ・トラスト(以下「トラスト」という。)は、2002年5月6日付の信託証書により設定され、
2002年5月15日付でケイマン諸島の信託法に基づき免除トラストとして登録された。トラストは、2002年5
月16日付でケイマン諸島のミューチュアル・ファンド法に基づきミューチュアル・ファンドとして登録され
た。クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)(以下「ファンド」とい
う。)は、トラストのサブ・ファンドであり、2003年10月27日付の追補証書により設定された。ファンドは、
トラストのサブ・ファンドであり、従ってケイマン諸島法のもとでは、トラストのアンブレラ型登録に該当
するためミューチュアル・ファンドとしての別個の登録を要求されないが、ファンドの募集書類はミュー
チュアル・ファンド法に基づき提出された。ファンドは、2003年11月に運用を開始した。
ファンドの投資目的は、ファンドの存続期間中において、連動先ファンドであるLST ユーロ・フィーダーⅢ
ファンド(1988年コレクティブ・インベストメント・ファンズ(ジャージー)法に基づく「コレクティブ・
インベストメント・ファンド」として設定および規制されるアンブレラ型ユニット・トラストであるリク
ソー・マスター・ファンドのファンド)の報酬および費用を控除した運用実績を反映したリターンを達成す
ることである。
各連動先ファンドの投資目的は、その資産のほぼ全額を、EMTN発行日またはそれ以前にリクソー・マス
ター・ファンドの一ファンドとして設定されたパーマル・ロング ショート・トレーディング・ファンド(以
下「パーマルLSTF」という。)の受益証券に投資することである。パーマルLSTFの投資目的は、トレーディ
ング・アドバイザーの指図に基づく広範な取引機会への投資を通じて資産の増大を追求するとともに、様々
な市場、戦略および投資商品に分散化された広範なヘッジファンド戦略ポートフォリオへのアクセスを投資
家に提供することである。
ファンドは、(i)いかなる種類の株式への投資または出資も行わず、(ⅱ)他の投資信託(株式に投資する契約
型投資信託の受益証券および会社型投資信託の株式を含む。)に投資できないものとする。
満期日前に買い戻される受益証券には、以下に記述されるとおり、受益証券1口当たりの純資産価格または
当初購入価格のいずれか低い方を参照して算出される条件付後払申込手数料が課せられる。これは受益者が
受益証券を保有していた期間(以下「購入後経過期間」という。)に対応して変わり、当該期間は、買付け
および買戻しの両方の決済日を基準に決定される。疑義を避けるために付言すると、期間の計算は取引日を
基準にするものではない。
- 37 -
購入後経過期間
条件付後払申込手数料
1年未満
4.00%
1年以上2年未満
3.00%
2年以上3年未満
2.00%
3年以上4年未満
1.00%
4年以上
なし
受益証券の買戻しを請求する投資者は、各受益証券について、1口当たりの純資産価格(関連するファンド
説明書の「最終償還価額の計算」に記載される、EMTN1券面当たりの最終償還価額を反映する。)を受領する。
ファンドは、EMTN(「ユーロ・ミディアム・ターム・ノート」)発行日(2003年12月16日)に、そのリター
ンが連動先ファンドの運用実績に連動するEMTNにファンドの資産のほぼ全額を投資した。ファンドは、費用
および経費を賄うのに十分な現金を留保している。ソシエテ ジェネラルの子会社であるSGA ソシエテ ジェ
ネラル・アクセプタンス N.V.により発行されるEMTNは、満期日(2016年11月27日)に償還される。満期日に
おいて、クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)は、同一条件で、ユー
ロ建ての新規発行EMTNにその資産のほぼ全額を投資する。このように本EMTNは、更新された各EMTNの満期日
毎に新規発行EMTNに更新される。
2014年1月31日現在、ソシエテ ジェネラルは、スタンダード・アンド・プアーズからA格(2013年1月31
日:A格)の信用格付を取得していた。
ユーロ建てEMTNは、発行体の直接的かつ非劣後の無担保債であり、2004年11月27日から2016年11月27日(両
日を含む。)までの間毎年11月27日に年率1.1%のクーポン・レートが支払われる恒久大券と交換可能な仮大
券の形式で発行されているが、ファンドは、クーポンを受領し、これをファンドに直接付随する報酬を支払
うために充当する。そのため受益者はクーポンを受領する権利を有していない。EMTNは、投資家に対し、連
動先ファンドのプラスの運用実績に連動したリターンを受領する可能性を提供し、満期日における元本確保
はなされない。
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)については、当初募集価格(すなわち1口当たり10ユーロ)
の保証は適用されない。
2.重要な会計方針の概要
当財務書類の作成に採用されている重要な会計方針は、以下に記載される。
(a) 作成の基礎
当財務書類は、損益を通じて公正価値で測定する金融資産および負債の再評価を除き、取得原価主義に基づ
き、また国際財務報告基準(以下「IFRS」という。)に従って作成されている。国際財務報告基準に準拠し
た財務書類を作成するために、経営陣は、財務書類の日付現在の資産および負債の報告額ならびに偶発資産
および負債の開示、報告期間中の収益および費用の報告額に影響を与える見積りおよび仮定を行うことを要
求される。実際の結果は、財務書類に記載される見積りとは異なることがある。
2014年1月31日終了会計年度に発効しており、ファンドの運用に関連する基準、修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月31日に終了するファンドの会計期間について、適用が義務付けられており、
ファンドの運用に関連する。
・
IFRS第7号「金融商品:開示」に対する修正基準-金融資産と金融負債の相殺(2013年1月1日から発
効)
・
IFRS第13号「公正価値測定」(2013年1月1日から発効)
- 38 -
2014年1月31日終了会計年度に発効しているが、ファンドの運用に関連しない基準、修正基準および解釈指
針:
以下の解釈指針は、2014年1月31日に終了するファンドの会計期間について、適用が義務付けられているが、
ファンドの運用に関連しない。
・
IFRS第10号「連結財務諸表」(2013年1月1日から発効)
・
IFRS第12号「他の企業に対する持分の開示」(2013年1月1日から発効)
まだ発効しておらず、ファンドの運用に関連しない基準、既存の基準に対する修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月1日以降に開始するファンドの会計期間以降、適用が義務付けられているが、
ファンドの運用とは関連しない。
・
IFRS第10号、IFRS第12号およびIAS第27号「投資企業」に対する修正基準-連結の例外(2014年1月1日
から発効)
・
IAS第39号「金融商品:認識および測定」に対する修正基準、デリバティブおよびヘッジ会計の更改
(2014年1月1日から発効)
・
IFRIC第21号「賦課金」-IAS第37号「引当金、偶発債務および偶発資産」に対する解釈指針(2014年1
月1日から発効)
まだ発効していないが、ファンドの運用に関連する基準、既存の基準に対する修正基準および解釈指針:
以下の解釈指針は、2014年1月1日以降に開始するファンドの会計期間以降、適用が義務付けられており、
以下の日付現在の財務書類においてファンドの運用に関連する。
-2015年1月31日:IAS第32号「金融商品:表示」に対する修正基準、金融資産と金融負債の相殺(2014年
1月1日から発効)
-2019年1月31日:IFRS第9号「金融商品」(2018年1月1日から発効)
まだ発効していないが、ファンドに重大な影響を及ぼすと予想されるその他の基準、解釈指針または既存の
基準に対する修正基準はない。
別途記載されない限り、本書中の純資産に関するすべての言及は、買戻可能参加受益証券保有者に帰属する
純資産を指すものとする。
(b) セグメント別報告
事業セグメントは、製品またはサービスを提供する資産と事業のグループで、他の事業セグメントとは異な
るリスクとリターンを有する。地域別セグメントは、特定の経済的環境内で製品またはサービスを提供し、
他の経済的環境で事業を行うセグメントとは異なるリスクとリターンを有する。
ファンドはEMTNのみに投資し、現金および現金等価物は常にほぼゼロになるよう管理されている。したがっ
て、セグメント別分析を進めるにあたっては関係しない。
(c) 機能通貨および表示通貨
ファンドの財務書類に含まれている項目は、ファンドが運用を行う主たる経済環境における通貨を使用して
測定される(以下「機能通貨」という。)。ここではユーロであり、ユーロの資産に投資するというファン
ドの主要な活動および受益証券がユーロで発行されているという事実を反映している。
表示通貨は、機能通貨と同じである。
(d) 損益を通じて公正価値で測定する金融資産および負債
分類
金融資産および負債は、設立時に経営陣により損益を通じて公正価値で測定すると指定された。
- 39 -
認識および認識の中止
通常の投資有価証券の売買は、取引日-ファンドが資産の購入または売却を約定した日-に認識される。有
価証券からのキャッシュ・フローを受領する権利が失効または移転され、ファンドが実質的に、所有による
すべてのリスクおよび利益を移転した場合、金融資産および負債の認識が中止される。
測定
投資有価証券は、当初は公正価値で認識され、損益を通じて公正価値で計上されるすべての金融資産および
金融負債についての取引費用は、発生時に費用計上される。
損益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の変動から生じる損益は、発生した期間の包括利益計
算書に含まれる。
投資有価証券は、ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)で構成される。
公正価値見積り
公正価値は、測定日に市場参加者間の適正な取引により、資産を売却することで受領する価格または負債を
振り替えることで支払う価格である。活発な市場で取引される金融資産の公正価値は、報告日現在の相場価
格の仲値に基づいている。
ファンドは、2013年2月1日から、IFRS第13号「公正価値測定」を採用した。IFRS第13号の目的は、すべて
のIFRS基準に対する公正価値の詳細な定義および公正価値測定の単一のソースを提供することにより、一貫
性を改善し複雑さを軽減することにある。
活発な市場とは、資産または負債の取引が、継続的に価格情報を提供するに十分な頻度と取引量で行われる
市場である。
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)は、取引相手方が時間的価値、本質的価値、金利および配当
等の観察可能な市場データと、ボラティリティ等観察不可能な市場データを考慮する価格算定方法を用いて
誠実に決定した公正な時価で評価される。
ファンドの金融資産および金融負債は、売買目的で保有されているか、または、1年以内の実現が予想され
ている。
管理会社は、独立した価格算定ツール(市場参加者によっても広く使用されている)で一連のパラメーター
(金利等観察可能な従来型の市場データ、ボラティリティや相関関係等観察不可能な間接的データ)の計算
をする独自の書面による価格算定方法を用いて、EMTNの価格を決定することができる。
価格算定は、専任のチームが行う。使用される一般的方法は、モンテカルロ・アプローチで、パス数は1万で
ある。株価、配当、金利、スワップ・レート、ヒストリカル・ボラティリティ等の市場データは、ブルーム
バーグを通じて収集する。ボラティリティ・マトリックスはTOTEMを通じて収集する。
リスクを最小にするため、評価について疑義がある場合、管理会社は、EMTNの価値のレビューを独立した者
に依頼して値付価格の公正性を確保する。
この結果生じる投資証券に係わる未実現損益は、包括利益計算書で認識される。
- 40 -
ファンドは、2009年1月1日に発効するIFRS第7号の修正を採用した。これは、測定を行う際に使用される
インプットの重要性を反映する公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値測定を分類することをファンドに
要求している。公正価値ヒエラルキーは、以下のレベルを有している。
・レベル1-同一の規制されていない資産または負債に対する、測定日において入手可能な活発な市場にお
ける未調整の相場価格。通常この区分に含まれている商品の種類には、とりわけ、最も流動性の高い証券
取引所に上場されている株式およびデリバティブならびに主要国の国債が含まれる。
・レベル2-活発とは判断されない市場における相場価格、またはすべての重要なインプットが直接または
間接的に観察可能な金融商品(活発な市場における類似の投資有価証券に係る相場価格、金利およびイー
ルド・カーブ、信用リスクなどを含む。)。通常この区分に含まれている投資有価証券の種類には、とり
わけ、債務証書および一部の店頭取引デリバティブが含まれる。
・レベル3-公正価値測定にとって重要で観察不可能なインプットを要する価格または評価額。通常この区
分に含まれている投資有価証券の種類には、とりわけ、非上場証券、非流通市場の上場証券、低格付債券、
民間企業体が発行する私募債または債務証券が含まれる。
証券の評価に使用されるインプットまたは技法は、必ずしも当該証券への投資に関連するリスクの表示では
ない。
金融商品の相殺
ファンドが現在、認識額を相殺する法的強制力のある権利を有しており、純額ベースで決済するか資産の現
金化と負債の決済を同時に行う意図がある場合、金融資産および負債は相殺され、財政状態計算書に純額が
計上される。
報告日現在、ファンドの金融資産および負債にこのようなケースはない。
(e) 投資収益および費用
すべての費用は、発生基準で計上される。
(f) 買戻可能参加受益証券
ファンドは満期日を除きいつでも(当初募集期間終了後1年間の経過の後)、受益証券保有者の選択により
買い戻すことができる買戻可能受益証券を発行する。かかる買戻可能受益証券は、IAS第32号に従って資本に
分類される。
買戻可能受益証券の契約条件が変更され、IAS第32号に含まれる厳格な要件に適合しなくなった場合、買戻可
能受益証券は、当該要件に適合しなくなった日から金融負債に再分類される。金融負債は、再分類された日
の公正価値で測定される。資本性金融商品の簿価と負債の再分類日における公正価値との差額は、資本とし
て認識される。
買戻可能受益証券は、受益証券保有者の選択により、発行時または買戻時におけるファンドの1口当たり純
資産価格に基づく価格で発行され、買い戻される。ファンドの1口当たり純資産価格は、買戻可能受益証券
保有者に帰属する純資産額を買戻可能受益証券の発行済み口数合計で除して計算される。
(g) 受益証券発行手取額および買戻支払額
ファンドの純資産価額は毎週計算される。
発行価格および買戻価格は、評価日の直前日における最新の入手可能な連動先の価格に基づく(通常、連動
先の終値)。
- 41 -
ファンドの受益証券は、2003年11月16日から2003年11月26日までの期間(以下「当初募集期間」という。)
において、1口当たり10ユーロの発行価格で投資家に対して募集された。ファンドにより課せられる当初販
売手数料はなかった。受益証券は、設定日(2003年11月28日)までに決済資金による申込金と共に管理会社
が受領した申込みに関して、当初募集期間終了後の評価日に発行された。
クリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)は設定日後、各取引日において
受益証券1口当たり純資産価格により発行される。
受益証券は、該当する評価日または、受益証券が満期日に自動的に買い戻される場合には、最終買戻日にお
けるファンド証券の1口当たり純資産価格を参照して計算された価格で買い戻される。受益証券が満期日前
に買い戻される場合、注記1に記述される条件付後払申込手数料が課せられる。
ファンドの存続期間中における受益証券発行および買戻しによる手取金および支払金は、資本変動計算書に
おいてその変動が記録される。
(h) 現金および現金等価物
キャッシュ・フロー計算書上、現金および現金等価物は、当座借越を除いた口座残高で構成される。
(i) 未払費用およびその他の未払金
未払費用およびその他の未払金は、当初は公正価値で認識され、その後は実効金利法を用いて償却原価で表
示される。
(j) その他の未収金
未収金は、予想実現可能価額で計上される。見積りは、期末のすべての残高の精査に基づき不良債権に対し
て行われる。不良債権は、それらが認識された期間中に消却される。
(k) 重要な会計上の見積りおよび判断
経営陣は、将来に関する見積りおよび仮定を行う。その定義からして、行われた会計上の見積りが、関連す
る実際の結果と等しくなることは少ない。次会計年度において、資産および負債の帳簿価額の重要な調整に
つながる相当なリスクがある見積りおよび仮定について、以下に概略を記載する。
EMTNの公正価値
ファンドは、活発な市場で値付けされない金融商品を保有する。かかる商品の公正価値は、評価技法を用い
て決定される。公正価値決定に評価技法が使用される場合、かかる技法は、管理会社の経験を積んだ人員に
よって検証されており、定期的に精査される。
3.報酬
管理報酬、販売報酬および代行協会員報酬
管理会社は、ファンドから、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均
発行済受益証券口数を乗じた金額に対する上限年率0.60%の管理報酬を、毎年後払いで受領する権利を有す
る。管理報酬は、保管報酬、受託報酬および監査報酬をカバーする。
管理会社はまた、満期日より前に買い戻される受益証券の買戻価格の4.00%を上限とするスライド制の条件
付後払申込手数料を請求する(詳細は注記2を参照のこと。)。
日本における販売会社は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均発
行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率0.45%の報酬を、毎月後払いで受領する権利を有する。販売取扱
会社は、かかる販売会社を通じて支払われる報酬の一部を受領する権利を有する。
- 42 -
日本における代行協会員は、各評価日に発生し計算される、各受益証券の当初募集価格に当該期間中の平均
発行済受益証券口数を乗じた金額の上限年率0.05%の報酬を、毎月後払いで受領する権利を有する。
管理会社は、受領した報酬をファンドの募集を行った販売会社または代行協会員と配分することができる。
管理会社および管理会社のグループ内のその他の会社は、受託会社の同意を得て、当事者および代理人とし
て、ファンドと取引を行うことができ、また、信託証書および以下の規定に従い、かかる取引の結果受領す
る一切の利益を留保することができる。
受託報酬
受託会社は、各評価日に発生し下記の通り計算される受託報酬を受領する権利を有する。
受託報酬の年額は、以下の要素の合計とする。
-平均額面価額(下記に定義される。)の2億米ドルまでの部分について年率0.015%
-平均額面価額(下記に定義される。)の2億米ドルを超え3億5,000万米ドルまでの部分について年率
0.005%(適用ある場合)
各年について、平均額面価額とは、各受益証券の当初募集価格と当該年度中の発行済受益証券口数の平均と
の積を意味する。
受託報酬は、最低年額を4,000米ドルとし、これについてはEMTN発行日およびその後1年毎に、毎年前払いで
支払われる。固定最低年額を超える部分(もしあれば)の受託報酬は、毎年後払いで支払われる。受託報酬
は、管理報酬によりカバーされる。
4.税金
ケイマン諸島法に基づき、ファンドには所得税、源泉税およびキャピタル・ゲイン税が課せられない。
5.銀行借入金、当座借越およびその他の借入金
2014年1月31日および2013年1月31日現在、銀行借入金、当座借越およびその他の借入金はない。
6.発行済買戻可能参加受益証券
2014年1月31日
終了年度
期首現在発行済受益証券
2013年1月31日
終了年度
357,337.652 口
374,307.740 口
発行受益証券
- 口
- 口
買戻受益証券
(89,026.607) 口
(16,970.088) 口
期末現在発行済受益証券
268,311.045 口
357,337.652 口
7.受益証券1口当たり純資産価格
買戻可能参加受益証券保有者に帰属する
純資産
発行済受益証券口数
2014年1月31日現在
2013年1月31日現在
2,749,104.79 ユーロ
3,326,709.37 ユーロ
268,311.045 口
受益証券1口当たり純資産価格
10.24 ユーロ
8.株式貸付契約
株式貸付契約はない。
- 43 -
357,337.652 口
9.30 ユーロ
9.契約債務
契約債務はない。
10.資産の譲渡性
ファンドの資産は、法律上または契約上の要件による制限を受けず、したがって、すべての資産について譲
渡可能である。
11.偶発債務
偶発債務はない。
12.後発事象
後発事象はない。
13.金融リスクの開示
(a) リスクの集中
2014年1月31日現在、ファンドの純資産価額の100%がEMTNに投資されている(2013年1月31日:100%)。
ファンドの投資構造を考察すると、そのパフォーマンスは、注記1に記載されたようにゼロ・クーポン債と
オプションを通じて連動先ファンドのパフォーマンスに連動する追加リターンからもたらされる。
そのためファンドは、市場リスク(通貨リスク、公正価値金利リスク、キャッシュ・フロー金利リスクおよ
び価格リスクを含む)、信用リスク、取引相手方リスク、流動性リスク等、様々な金融リスクに晒される。
ファンドのリスク管理プログラム全体では、金融市場の予測不可能性に重点をおき、ファンドの財務パ
フォーマンスに及ぶ可能性のある悪影響の最小化を目指す。
(b) 市場リスク
ファンドは、相場変動の影響を受け、すべての投資に内在するリスクを負う。受益証券の買戻価格およびそ
こから生じる収益は、上がることもあれば下がることもある。
管理会社は毎週、ファンドの純資産価額のコヒーレンス・コントロールを含む一連の一次統制を行い、取引
相手方から提供される価格をチェックする。
リスク管理部門の監視の下で、管理会社は、これらのリスクの全体的な測定を行う。かかる分析は、通常の
市況下における、ファンドの純資産価額の週次最大減少幅を明らかにするために行われる修正バリュー・
アット・リスク(以下「MVaR」という。)方式によって行われる。元のVaR方式の標準偏差が適切ではないた
め、管理会社は、新興市場の株式、流動性の低い株式、ヘッジファンドまたは未公開株式を適切に比較する
ために修正されたVaRを利用している。かかる資産収益率は正規分布ではないため、MVaRは一定の信頼水準に
おける標準偏差、歪度および尖度を説明する、より適切な測定方法である。管理会社は、過去のデータ(下
限を40日とし、40日より少ない場合、計算は関連性がないとみなされる。)を利用して、独自のITシステム
によりMVaR分析を行う。MVaRは、ファンド設立以降の過去の純資産価額を基に計算され、計算時の信頼水準
は99%に設定されている。かかる分析の主な限界は、将来リターンをシミュレートする際に、過去のデータ
に依拠している点と考えられる。
MVaR方式は、時価リスク、金利リスクおよび為替リスクの測定に対応している。
2014年1月31日現在、通常の市況下におけるクリエイティブ・トラスト-ヘッジファンド連動型ファンド
(ユーロ建て)の純資産価額の週次最大減少幅は、99%の信頼水準で3.52%(2013年1月31日:3.60%)以
下である。
- 44 -
時価リスク
連動先ファンドのパフォーマンス(報酬および費用控除後)に相当するリターンを提供するというファンド
の目的を達成するため、ファンドは店頭取引商品のみに投資する。したがって金融商品による最大のリスク
は、EMTNの公正価値によって決定される。
注記2(d)に記載されているとおり、EMTNは、取引相手方が観察可能な市場データおよび観察不可能な市場
データを考慮する価格算定方法を用いて誠実に決定する公正な時価によって評価される。ファンドの管理会
社による独立した評価が行われる。
金利リスク
ファンドの主要な投資対象はEMTNであるため、ファンドの金融資産および負債については利息が発生する。
したがってファンドは、市場の実勢金利の変動による重大なリスクを負う。余剰現金および現金等価物は、
短期市場金利で投資される。
以下の表は、ファンドの金利リスクに対するエクスポージャーの概要を示しており、公正価値によるファン
ドの資産および取引負債が含まれている。
2014年1月31日(ユーロ)
0~3か月
3か月~1年
1~5年
5年超
無利子
合計
資産:
損益を通じて公正価値で測定する
-
-
2,752,870.86
-
-
2,752,870.86
現金および現金等価物
-
-
-
-
2,017.67
2,017.67
資産合計
-
-
2,752,870.86
-
2,017.67
2,754,888.53
未払費用
-
-
-
-
5,783.74
5,783.74
負債合計
-
-
-
-
5,783.74
5,783.74
金融資産
負債:
2013年1月31日(ユーロ)
0~3か月
3か月~1年
1~5年
5年超
無利子
合計
資産:
損益を通じて公正価値で測定する
-
3,330,455.40
-
-
-
3,330,455.40
投資有価証券売却未収金
-
-
-
-
13,931.42
13,931.42
現金および現金等価物
-
-
-
-
4,134.64
4,134.64
資産合計
-
3,330,455.40
-
-
18,066.06
3,348,521.46
未払費用
-
-
-
-
7,893.50
7,893.50
未払買戻金
-
-
-
-
13,918.59
13,918.59
負債合計
-
-
-
-
21,812.09
21,812.09
金融資産
負債:
- 45 -
通貨リスク
2014年1月31日および2013年1月31日現在、ファンドはユーロ建てEMTNに投資している。その他の資産およ
び負債もユーロ建てである。したがってファンドは、通貨リスクに直接晒されていない。EMTNに関する支払
は、連動先ファンドのそれぞれの原通貨建てのパフォーマンスに連動している。
ファンドへの投資に伴うその他のリスク
投資家は、ファンドへの投資が透過的に見ればEMTNを通じた投資であること、そのため、満期日に応じた長
期投資であり、受益者は満期日より前に受益証券を処分することが可能であるにしても、満期日以前におい
ては、受益証券の価額の増減が対応する連動先ファンドの価額の増減を完全に反映していない場合があるた
め、当該受益証券の買戻価格が連動先ファンドのパフォーマンスを完全に反映しない可能性があることに留
意しなければならない。これはEMTNの価額が、連動先ファンドの価額に加えて、金利、ボラティリティ、満
期日までの期間等のその他の複数の要因の影響を受けるためである。
ファンドの投資対象は、通常の相場変動および、証券への投資に内在するその他のリスクの影響を受け、価
値が上昇するという保証はない。
(c) 流動性リスク
流動性リスクは、ファンドの負債が満期を迎えた際、その全額を清算するために十分な現金資源を拠出でき
ない、または著しく不利な条件でしか清算ができなくなるリスクである。
ファンドは、毎週買戻可能受益証券の現金買戻しが予定されている。当期末日において、買戻可能受益証券
の総額は、2,749,104.79ユーロであり、2013年1月31日現在(3,326,709.37ユーロ)と比較して17.36%減少
した。
管理会社は、関連するファンドの純資産価額の算出が停止されている期間中、受益証券の清算を停止し、ま
たは清算代金の支払を延期することができる。
また、店頭取引EMTNは非流動的である。したがってファンドは、換金請求に応じるため、当該商品への投資
を公正価値に近似した価格で速やかに換金できない可能性がある。満期日前の買戻請求に応えるため、取引
相手方は、EMTNを部分的に換金し値付けしなくてはならない。価格は、市場の流動性の状況および取引規模
を反映する。
以下の表は、財政状態計算書の日付から契約上の満期日までの残存期間に基づき、ファンドの非デリバティ
ブ金融負債を関連する満期日のグループに分類したものである。
定まった
2014年1月31日(ユーロ)
3か月未満
3~12か月
12か月超
満期日なし
合計
負債:
未払費用
5,783.74
-
-
-
5,783.74
負債合計
5,783.74
-
-
-
5,783.74
- 46 -
定まった
2013年1月31日(ユーロ)
3か月未満
3~12か月
12か月超
満期日なし
合計
負債:
未払費用
7,893.50
-
-
-
7,893.50
未払買戻金
13,918.59
-
-
-
13,918.59
負債合計
21,812.09
-
-
-
21,812.09
2014年1月31日および2013年1月31日現在、金融デリバティブ負債はなかった。
ファンドの方針に従い、管理会社は、ファンドの流動性ポジションを週次で監視する。
(d) 公正価値測定リスク
以下の表は、注記2(d)で記載されているように、公正価値で測定されたファンドの金融資産および負債を、
公正価値ヒエラルキーに基づいて分析したものである。
2014年1月31日(ユーロ)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
損益を通じて公正価値で測定する金融資産
EMTN
-
-
2,752,870.86
2,752,870.86
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
2,752,870.86
2,752,870.86
損益を通じて公正価値で測定する金融負債
-
-
-
-
公正価値で測定する金融負債合計
-
-
-
-
負債
2013年1月31日(ユーロ)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
損益を通じて公正価値で測定する金融資産
EMTN
-
-
3,330,455.40
3,330,455.40
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
3,330,455.40
3,330,455.40
負債
損益を通じて公正価値で測定する金融負債
-
-
-
-
公正価値で測定する金融負債合計
-
-
-
-
- 47 -
以下の表は、公正価値で測定されたファンドの金融資産および負債(クラス別)を、公正価値ヒエラルキー
に基づいて分析したものである。
2014年1月31日(ユーロ)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
トレーディング目的で保有する金融資産:
EMTN
-
-
2,752,870.86
2,752,870.86
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
2,752,870.86
2,752,870.86
2013年1月31日(ユーロ)
資産
レベル1
レベル2
レベル3
合計残高
トレーディング目的で保有する金融資産:
EMTN
-
-
3,330,455.40
3,330,455.40
公正価値で測定する金融資産合計
-
-
3,330,455.40
3,330,455.40
公正価値見積りの項目に記載されているとおり、レベル3の金融商品(EMTN)の公正価値測定は、観察不可
能なインプットを含んでいる。これらの観察不可能なインプットの変動に対する公正価値測定の感応度は、
ファンドのEMTNの値付が取引相手方から提供される価格に基づいているため、開示されていない。
取引相手方の公正価値と内部価格との差異は、異なるパラメータの流動性レベルに係る不確実性を許容する
閾値と比較される。この閾値は、観察不可能なデータ(レポ・レート、分配金、ボラティリティーおよび相
関)に対する商品感応度を用いて算定される。従って、感応度および閾値は、商品の残存期間中に変化する。
2014年1月31日現在、当該閾値は2.24%であった。
IFRS第7号の修正は、レベル間の移動の開示を要求している。
2014年1月31日および2013年1月31日終了年度において、レベル1とレベル2との間での移動はなかった。
以下の表は、2014年1月31日終了年度のレベル3金融商品の変動を、金融商品のクラス別に表示したもので
ある。
資産
EMTN
金融資産合計
期首残高
3,330,455.40
3,330,455.40
購入
3,026,640.33
3,026,640.33
売却
(3,943,066.46)
(3,943,066.46)
損益に認識された利益および損失
期末残高
期末現在の保有資産に係る包括利益計算書
に含まれている当期の利益または損失合計
- 48 -
338,841.59
338,841.59
2,752,870.86
2,752,870.86
308,995.04
308,995.04
以下の表は、2013年1月31日終了年度のレベル3金融商品の変動を、金融商品のクラス別に表示したもので
ある。
資産
EMTN
期首残高
3,387,550.75
売却
損益に認識された利益および損失
期末残高
金融資産合計
3,387,550.75
(194,001.66)
(194,001.66)
136,906.31
136,906.31
3,330,455.40
3,330,455.40
96,511.12
96,511.12
期末現在の保有資産に係る包括利益計算書
に含まれている当期の利益または損失合計
(e) 信用リスク
信用リスクは、取引相手方が期日になっても満額を支払うことができないリスクである。
財政状態計算書に発生した損失について(もしあれば)、減損引当金が計上される。
管理会社は、様々な上限を設定して取引相手方の信用リスクを監視する。かかる上限には、ファンド資産レ
ベルでの、単一発行体または取引相手方との資産総額に関する上限などがある。ファンドは、自身のデリバ
ティブ商品に関して、分散化の一般原則に従う。これらの上限は、ファンドの取引相手方が管理会社の関連
会社である場合も適用される。
投資家は、ソシエテ ジェネラルが、ファンド資産の保管銀行およびEMTNの保証銀行として行為する点に留意
するべきである。また、リクソー・アセット・マネジメントはソシエテ ジェネラルの100%子会社である。
したがってファンドは、各支払日および満期日において、取引相手方と合意したEMTNプログラムに関するソ
シエテ ジェネラルの義務の不履行による信用リスクを負う。
かかるリスクは、ソシエテ ジェネラルがデリバティブ取引において確固たる実績があり、一流の市場評価を
得ているという事実により最小化されている。ソシエテ ジェネラルは、この種の複雑なデリバティブの価格
算定およびヘッジに必要なリスク管理技術の提供者として適任である。
2014年1月31日現在、スタンダード・アンド・プアーズによるソシエテ ジェネラルの信用格付は、A格
(2013年1月31日:A格)であった。
ファンドの方針に従い、管理会社は、ファンドのクレジット・ポジションを週次で監視する。
(f) 取引相手方リスク
取引相手方リスクとは、ファンドと取引を行う相手方が支払義務を履行できない、または正式な形で取引を
清算することができないリスクである。
取引相手方リスクは、ソシエテ ジェネラル内でファンド資産の選択、監視、および保管業務について異なる
部署が責任を持つことにより軽減されている。ソシエテ ジェネラルの法令遵守手続は、同社内の関連する部
署間で業務および責任を実質的に分離するよう定めており、各部署はチャイニーズ・ウォール(部署間隔
壁)で分離され、異なる管理チームによって運営されている個別の運営単位として業務を行う。
- 49 -
(g) クロス・ファンド・ライアビリティー・リスク
信託証書に基づき、ファンドの資産および負債は、クリエイティブ・トラストの他のファンドの資産および
負債とは分離されている。
(h) 連動先ファンドに関するリスク
ファンドへの投資によるリスクはまた、EMTNが連動している連動先ファンドへの投資によるリスクを反映す
る。連動先ファンドに関するリスク要因は、関連するファンド説明書に詳述されている。
(トレーディング・アドバイザー)
受益証券の購入予定者およびより一般的に連動先ファンドまたは連動先ファンドの純資産価額のパフォーマ
ンスに利害関係を有するかまたはこれに依拠するすべての者は、連動先ファンドのパフォーマンスが相当程
度、その資産の全てを投資したパーマルLSTF(リクソー・マスター・ファンドのファンドであるパーマル・
ロング
ショート・トレーディング・ファンドをいう。)のパフォーマンス、ひいてはパーマルLSTFのト
レーディング・アドバイザーのパフォーマンスに依存することを認識する必要がある。リクソー・マス
ター・ファンドの副管理会社としてのリクソー・アセット・マネジメントおよびリクソー・マスター・ファ
ンドの受託会社としてのSGハンブロス・トラスト・カンパニー(ジャージー)リミテッドは、上記のトレー
ディング・アドバイザー側の詐欺または不正表示のリスクに対する防御を行うことができない。
(複数のトレーディング・アドバイザー)
パーマルLSTFについて、現実の資産配分は、当初配分から変化する可能性があり、連動先ファンドからパー
マルLSTFに配分された資産は、パーマルLSTFの純資産総額の100%とならない可能性がある。さらに、一定の
状況下において、リクソー・アセット・マネジメントは、トレーディング・アドバイザーを解任し、交代さ
せ、または追加することができる。かかる措置の結果、パーマルLSTFの全体的なパフォーマンスが、一定の
期間、悪影響を被る場合がある。
(独立のトレーディング・アドバイザー)
パーマルLSTFのトレーディング・アドバイザーは、互いに独立して取引を行い、時には、経済効果の面で互
いに相殺し合うポジションを保有する場合がある。トレーディング・アドバイザーがこのようなポジション
を現実に保有する場合、パーマルLSTFは、全体としていかなる利益も損失もなく、ただ報酬および費用を潜
在的に負担することとなる。
(大きく価値が変動する投資対象への投資)
パーマルLSTFは、デリバティブ商品のような大きく価値の変動する商品に投資することがある。それらの商
品は、空売りまたは売りオプションとして利用されることがあり、当初の申込証拠金や受取プレミアムより
も多額の損失を被る場合がある。さらに、デリバティブや借入れの利用を通じて、純資産価額の変動をさら
に増大させるレバレッジ戦略がとられることもある。
(新興市場に対する投資)
パーマルLSTFの投資対象には、新興の経済または証券市場を有する国の発行体の証券が含まれることがある。
このような国々の多くでは、政治・経済構造が大きな進化と急速な発展の過程にあり、このような国々は、
より発展した国々の特徴である社会的・政治的・経済的安定性を欠いている場合がある。このような国々の
一部は、過去に、私的財産権を認識せず、時に私企業の資産を国有化し、または収用している。したがって、
このような国々への投資によるリスク(国有化、資産の収用または通貨の転換に対する制限のリスクを含
む。)は、増大することがある。
さらに、予期しない政治的または社会的動向がパーマルLSTFの投資対象の価値に影響を及ぼすことがある。
- 50 -
(オープン・エンド型ファンドに対する投資)
パーマルLSTFは、流動性に関して一定の制限を有する他の投資スキームに投資することができる。また、
パーマルLSTFは、かかる投資スキームに対する監督者による監督がほとんど行われていない法域において設
立された投資スキームに対しても投資することがある。リクソー・マスター・ファンド受託会社は、実務上
可能な限り、かかるスキームに関してパーマルLSTFへの投資家の利益を保護するための他の保護手段を確保
するように試みるが、かかる保護は、監督者による監督が行われる場合に比べて効果が小さいことがある。
さらに、オープン・エンド型のファンドへの投資は、パーマルLSTFによる直接投資の場合に比べ透明性が低
い。
(為替リスク)
パーマルLSTFの資産の相当部分は、パーマルLSTFの純資産価額の表示通貨である基準通貨以外の一または複
数の通貨建てとなることがある。さらに、外国為替市場などの一部の市場は、市場に直接的または間接的に
影響を及ぼす政府の介入を受ける場合が多い。
(買付または償還の影響)
多額の買付または償還は、資産の早急な処分または資産の一時的な希薄化を引き起こし、パーマルLSTFの純
資産価格に影響を及ぼすことがある。償還はまた、パーマルLSTFの固定費がより少数の投資家により分担さ
れる結果を導くため、残存投資家の負担する費用を増大させる。
(流動性の低い商品)
パーマルLSTFは、投資方針の一環として、その特有の性質上、他の商品より相当程度流動性の低い商品に投
資することがある。その結果、パーマルLSTFは、それらの資産の価値が大きく変動している最中に、それら
の資産を換金しようとしても、大幅に遅延することがある。
(運用者一名のトレーディング・アドバイザー)
パーマルLSTFによって利用されるトレーディング・アドバイザーには、運用者が一名のみのものがある。当
該個人が死亡し、または無能力となった場合、パーマルLSTFは、該当するポジションの清算前に、または清
算中に、損失を被ることがある。
(相手方リスク)
パーマルLSTFは、相手方による履行または相手方の信用リスクの影響を受けるスワップ、レポ、貸付けその
他の取引を行うことがある。
(倒産または債務不履行)
パーマルLSTFのための取引の執行に利用されるプライム・ブローカーまたはその他のブローカーが破産した
場合、パーマルLSTFは、その資金を回収できない可能性があり、たとえ当該ファンドがその他の面では非常
に良好な利益を計上している場合でも、投資家は、多額の損失を被る可能性がある。
(規制上の変更)
将来の規制上の変更は、リクソー・マスター・ファンドまたはそのファンドの一部に大きな不利益をもたら
す可能性がある。
連動先ファンドに関連するリスクは、連動先ファンドの副管理会社(リクソー・アセット・マネジメント)
により監視されている。
- 51 -
14.関係会社取引
投資有価証券
ファンドは、ソシエテ ジェネラルまたはその子会社が発行する以下のスキームに投資していた。
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)
ユーロ・ミディアム・ターム・ノート(EMTN)
投資の公正価値純額
保有持分
2014年1月31日
2014年1月31日
(ユーロ)
(%)
2,752,870.86
100.00
2013年1月31日
2013年1月31日
(ユーロ)
(%)
3,330,455.40
100.00
EMTNはSGAソシエテ ジェネラル・アクセプタンスN.V.により発行され、ソシエテ ジェネラルによって保証さ
れている。その運用実績は管理会社により管理される連動先ファンドに連動している。
管理会社であるリクソー・アセット・マネジメントも、ソシエテ ジェネラルの全額出資子会社である。
15.財務書類の承認
当財務書類は、2014年7月17日付で受託会社および管理会社によって承認された。
(3)
投資有価証券明細表等
「(1)貸借対照表」ならびに注記1、2(d)、13(a)および14の項目を参照のこと。
- 52 -
独立監査人報告書
ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)の受託会社としてのロイヤル・バンク・オブ・カナダ・トラス
ト・カンパニー(ケイマン)リミテッド御中
我々は、添付の 2014 年1月 31 日現在の財政状態計算書、同日に終了した年度についての包括利益計算書、資
本変動計算書およびキャッシュ・フロー計算書、ならびに重要な会計方針およびその他の説明情報からなる注
記で構成される、ヘッジファンド連動型ファンド(米ドル建て)(クリエイティブ・トラストのサブ・ファン
ド)(以下「ファンド」という。)の財務書類を監査した。
財務書類に対する経営陣の責任
経営陣は、国際財務報告基準に準拠して本財務書類を作成し適正に表示することおよび、不正によるか誤謬に
よるかを問わず、重要な虚偽記載のない財務書類の作成に必要と経営陣が判断する内部統制について責任を負
う。
監査人の責任
我々の責任は、我々の監査に基づきこれらの財務書類に対して意見を表明することである。我々は、国際監査
基準に従って監査を実施した。当該基準は、我々が倫理義務を遵守し、財務書類に重大な虚偽記載がないか否
かについての合理的な確証を得るための監査を計画し実施することを我々に要求している。
監査には、財務書類の金額および開示に関する監査証拠を収集するための手続の実行が含まれる。選択される
この手続は、不正によるか誤謬によるかを問わず、財務書類上の重要な虚偽表示リスクの評価を含む監査人の
判断に依拠している。かかるリスク評価において監査人は、状況に適合する監査手続を立案するため、事業体
の財務書類の作成および適正表示に関する内部統制について考慮するが、これは事業体の内部統制の有効性に
ついて意見を表明するために行うものではない。監査はまた、経営陣が採用した会計原則および行った見積り
の合理性についての評価とともに、財務書類の全体的な表示に関する評価も含んでいる。
我々は、我々が収集した監査証拠が我々の監査意見の基礎となるに十分かつ適切であると確信する。
意見
我々は、本財務書類は、ファンドの 2014 年1月 31 日現在の財務状況ならびに同日に終了した年度についての
財務実績およびキャッシュ・フローを、国際財務報告基準に準拠して、すべての重要な点において適正に表示
していると認める。
プライスウォーターハウスクーパース
ケイマン諸島
2014 年7月 17 日
- 53 -
独立監査人報告書
ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)の受託会社としてのロイヤル・バンク・オブ・カナダ・トラス
ト・カンパニー(ケイマン)リミテッド御中
我々は、添付の 2014 年1月 31 日現在の財政状態計算書、同日に終了した年度についての包括利益計算書、資
本変動計算書およびキャッシュ・フロー計算書、ならびに重要な会計方針の概要およびその他の説明情報から
なる注記で構成される、ヘッジファンド連動型ファンド(ユーロ建て)(クリエイティブ・トラストのサブ・
ファンド)(以下「ファンド」という。)の財務書類を監査した。
財務書類に対する経営陣の責任
経営陣は、国際財務報告基準に準拠して本財務書類を作成し適正に表示することおよび、不正によるか誤謬に
よるかを問わず、重要な虚偽記載のない財務書類の作成に必要と経営陣が判断する内部統制について責任を負
う。
監査人の責任
我々の責任は、我々の監査に基づきこれらの財務書類に対して意見を表明することである。我々は、国際監査
基準に従って監査を実施した。当該基準は、我々が倫理義務を遵守し、財務書類に重大な虚偽記載がないか否
かについての合理的な確証を得るための監査を計画し実施することを我々に要求している。
監査には、財務書類の金額および開示に関する監査証拠を収集するための手続の実行が含まれる。選択される
この手続は、不正によるか誤謬によるかを問わず、財務書類上の重要な虚偽表示リスクの評価を含む監査人の
判断に依拠している。かかるリスク評価において監査人は、状況に適合する監査手続を立案するため、事業体
の財務書類の作成および適正表示に関する内部統制について考慮するが、これは事業体の内部統制の有効性に
ついて意見を表明するために行うものではない。監査はまた、経営陣が採用した会計原則および行った見積り
の合理性についての評価とともに、財務書類の全体的な表示に関する評価も含んでいる。
我々は、我々が収集した監査証拠が我々の監査意見の基礎となるに十分かつ適切であると確信する。
意見
我々は、本財務書類は、ファンドの 2014 年1月 31 日現在の財務状況ならびに同日に終了した年度についての
財務実績およびキャッシュ・フローを、国際財務報告基準に準拠して、すべての重要な点において適正に表示
していると認める。
プライスウォーターハウスクーパース
ケイマン諸島
2014 年7月 17 日
- 55 -