通信方法の特例 (運用規則第18条の2) 昭和三十七年五月十七日 郵政

通信方法の特例
(運用規則第18条の2)
昭和三十七年五月十七日
郵政省告示第三百六十一号
最終改正 平成二十二年五月二十八日総務省告示第二百十五号
無線局運用規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十七号)第十八条の二
の規定に基づき、昭和三十七年郵政省告示第三百六十一号(無線局運用規則の
規定により、無線局が同規則の規定によることが困難であるか不合理である場
合の当該無線局の通信方法の特例を定める等の件)の一部を改正する。
一 次に掲げる無線局にあつては、無線局運用規則第二十条、第二十三条第二
項及び第三項、第二十九条第二項、第三十条、第三十六条、第三十七条第一
項並びに第三十八条の規定にかかわらず、それぞれの当該設備に適合した方
法により呼出し若しくは応答又は通報その他の事項の送信を行うことがで
きる。
1 多重無線設備の無線局
2 無人方式の無線設備の無線局
3 同時送受話方式による無線局(海上移動業務若しくは航空移動業務の無
線局を除く。
)で二六・一七五MHz以上の周波数の電波を使用するもの
4 テレメーターの無線局
5 特定の信号又はあらかじめ録音された通報を自動的に反復送信する無
線設備(第三項に掲げるものを除く。
)の無線局
6 ラジオマイクの無線局。ただし、確実に連絡設定ができることが確かめ
られているものであること。
7 陸上移動衛星データ通信を行う無線局
二 次に掲げる通信(海上移動業務のもの及び航空移動業務のものを除く。
)
にあつては、当該通信の相手方が受信していることが確実である場合に限り、
無線局運用規則第二十条及び第二十九条第二項の規定にかかわらず、呼出事
項又は「K」
(無線電話通信にあつては「どうぞ」
)の送信を省略し、放送中
継のための通信については、第三十条及び第三十六条の規定にかかわらず、
同条の規定による送信をあわせて省略することができる。
1 治安の維持又は列車の運行管理の通信であつて、特に急を要するもの
2 放送中継のための通信
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三 選択呼出装置を使用し、又は選択呼出装置以外の装置であつて特定の信号
を送信して呼出若しくは応答を行う装置を使用する無線局(当該装置に対応
する受信装置を使用する無線局を含む。
)にあつては、無線局運用規則第二
十条、第二十三条第二項及び第三項、第百二十七条第一項並びに第百二十七
条の三第一項の規定にかかわらず、次に掲げる方法の一により呼出し又は応
答を行うことができる。ただし、二七、五二四kHzの周波数の電波により
呼出し又は応答を行う場合を除く。
1 呼出方法
(一)呼出しの信号
一回
(海上移動業務にあつては一回又は二回。
1の(二)及び(三)において同じ。
)
(二)呼出しの信号及び相手局の呼出符号又は呼出名称
一回
(三)呼出しの信号及び呼出事項
一回
2 応答方法
(一)応答の信号
一回
(二)応答の信号並びに「DE」
(無線電話による場合は、
「こちらは」
)
及び自局の呼出符号又は呼出名称
一回
(三)応答の信号及び応答事項
一回
(四)
「DE」
(無線電話による場合は、
「こちらは」
)及び自局の呼出符
号又は呼出名称
一回
四 設備規則第五十四条第二号及び第四号に規定する技術基準に係る簡易無
線局にあつては、無線局運用規則第十四条第一項及び第二項、第二十条第一
項、第二十三条第二項及び第三項、第二十六条、第二十九条第二項、第三十
条、第三十六条、第三十七条第一項、第三十八条、第三十九条、第百二十七
条、第百二十七条の三第一項、第百二十七条の四並びに第百二十八条第一項
の規定にかかわらず、それぞれ当該設備に適合した方法により呼出し若しく
は応答又は通報その他の事項の送信を行うことができる。
五 八四六MHzを超え九○三MHz以下の周波数の電波を使用する地域防
災無線通信を行う無線局にあっては、無線局運用規則第二十条第一項、第二
十三条第二項及び第三項、第二十九条第二項、第三十条、第三十六条、第三
十七条第一項、第三十八条、第三十九条、第百二十七条、第百二十七条の三
第一項、第百二十七条の四並びに第百二十八条第一項の規定にかかわらず、
それぞれ当該設備に適合した方法により呼出し若しくは応答又は通報その
他の事項の送信を行うことができる。
六 航空局又は航空機局の一一八MHzから一四二MHzまでの周波数の電
波を使用する無線設備であつてA二D電波又はG一D電波を発射するもの
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にあつては、無線局運用規則第十三条、第二十条第一項、第二十三条第二項、
第三項及び第四項、第二十四条から第二十六条まで、第二十九条第一項、第
二項及び第三項、第三十一条から第三十三条まで、第三十六条、第三十七条
第一項、第三十八条、第三十九条並びに第百六十七条において準用する第五
十九条及び第六十条の規定にかかわらず、それぞれ当該設備に適合した方法
により呼出し若しくは応答又は通報その他の事項の送信を行うことができ
る。
七 航空交通管制を行う航空局と航空機局との間の無線電話通信において、同
一空域内に呼出名称の類似する二以上の航空機があり、呼出名称の混同を生
じるおそれがある場合であつて、次のいずれかに該当するときには、航空局
又は航空機局は、混同のおそれがなくなるまでの間、当該航空機局の呼出名
称の後に識別のための数字又はアルファベットの一文字(以下「数字等」と
いう。
)を付加して送信することができる。
1 連絡設定後の通信において、航空局から航空機局に対し数字等を付加す
る旨の通知をしたとき
2 既に数字等を付加して通信を行つた同一の航空局と航空機局との間で
の新たな連絡設定及びその後の通信において、既に使用した数字等と同一
の数字等を付加して送信しようとするとき
3 前二号の規定により既に数字等を付加して通信を行つた航空機局と新
たに当該航空機局がある航空機の航空交通管制を行うこととなつた航空
局との間の通信において、既に使用した数字等と同一の数字等を付加して
送信しようとするとき
八 呼出符号が不明な船舶局を呼び出す必要があるときは、呼出符号の代わり
に当該船舶局のある船舶の船名(船名が不明であるときは、当該船舶の進行
方向及び速力並びに付近の航路標識との位置関係その他の当該船舶を特定
できる事項)を送信することができる。
九 前各項に定めるほか、特殊な通信方法を必要とする無線局にあっては、総
務大臣が別に承認した方法により、通信を行うことができる。
参考
○ 平成 22 年 5 月 28 日総務省告示第 215 号(一部改正)
○ 平成 20 年 8 月 29 日総務省告示第 468 号(一部改正)
○ 平成 15 年 2 月 24 日総務省告示第 147 号(一部改正)
○ 平成 13 年 5 月 28 日総務省告示第 362 号(一部改正)
○ 平成 11 年 5 月 21 日郵政省告示第 357 号(一部改正)
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平成 4 年 9 月 24 日郵政省告示第 598 号(一部改正)
平成 2 年 1 月 6 日郵政省告示第 3 号(一部改正)
平成元年 10 月 25 日郵政省告示第 695 号(一部改正)
平成元年 5 月 30 日郵政省告示第 347 号(一部改正)
昭和 63 年 12 月 21 日郵政省告示第 881 号(一部改正)
昭和 63 年 12 月 2 日郵政省告示第 835 号(一部改正)
昭和 62 年 8 月 8 日郵政省告示第 612 号(一部改正)
昭和 57 年 11 月 22 日郵政省告示第 856 号(一部改正)
昭和 57 年 12 月 1 日から施行する。
○ 昭和 47 年 12 月 26 日郵政省告示第 1047 号(一部改正)
昭和 48 年 1 月 1 日から施行する。
○ 昭和 41 年 1 月 14 日郵政省告示第 19 号(一部改正)
○ 昭和 37 年 5 月 17 日郵政省告示第 361 号
無線局運用規則(昭和二十五年電波監理委員会規則第十七号)第十八条
の二の規定により、無線局が同規則の規定によることが困難であるか不合
理である場合の当該無線局の通信方法の特例を次のように定める。
なお、昭和 34 年 11 月郵政省告示第 859 号(無線局運用規則第十八条及
び第 39 条の 2 の規定による固定業務、陸上移動業務又は携帯移動業務の
無線局の通信方法の特例)は、廃止する。
(以下省略)
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