AQ-7 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ ・電源が入らない。 電源コードがはずれていないか? p.3 ヒューズは切れていないか? p.3 パイロットランプが点滅しているか? p.4 ERRORランプが点灯しているか? p.4 ヒーターに熱が来ているか? p.6 (ヒーターの交換、掃除方法) p.6 接着面はどのような状態か? p.6 バンドの通し方、タッチレバー位置は適正か? p.8 T2ダイアルの設定値は不足していないか? p.8 セレクターSWでバンド送りできるか? p.8 正逆転・タッチローラーに汚れ、磨耗はないか? p.9 バンド送りに勢いが無い。 p.9 バンドがテンションアームに挟まっていないか p.9 バンドが詰まっていないか? p.10 プールボックスのバンド量は適正か? p.10 バンドが飛び出さないか? p.11 M-20(M-21)が損耗、空回りしていないか? p.11 機械の原点位置は合っているか? p.12 (原点位置の調整方法) p.12 ・機械が動かない。 ・バンドが接着しない。 ・バンドが送れない。 1 / 21 ページ 故障内容 チェック項目 ページ ・バンドが締まらない。 T1ダイアルの設定が不足していないか? p.13 セレクターSWでバンドを戻せるか? p.13 正逆転・タッチローラーに汚れ・磨耗はないか? p.13 バンドが勢いよく戻らない。 p.14 (逆転タッチ圧の調整方法) p.14 アーチの隙間は正常か? p.14 テンションジョーセットに汚れ・磨耗はないか? p.15 (テンションジョーセットの分解方法) p.15 電磁ブレーキセットの異常はないか? p.15 機械の原点位置は合っているか? p.15 プールローラーの回転方向は正しいか? p.16 バランスバーは手で上下に軽く動くか? p.17 バンドの溜まる量が少ない(多い)か? p.17 ・バンドが溜まらない。 プール量の調整方法 ・バンドが切れない。 リールが手で軽く回るか? p.18 ブレーキベルトセットの交換方法① p.18 ブレーキベルトセットの交換方法② p.19 バンドが切れない、バンドの端が引きちぎった p.19 ようになる? ・バンド幅の変更 バンド幅の変更方法(15.5∼9mm/6∼5mm) 2 / 21 ページ p.20 ・電源が入らない。 チェック項目1 電源コードが外れていないか? 点検・修理方法 コードの断線及び、コンセントまで電気が来て いるか、カバーを外し、配線を確認後、別の コンセントにつなぎ確認します。 (カバーを外した図) チェック項目2 ヒューズは切れていないか? ヒューズ 点検・修理方法 電源をOFFにしてヒューズを確認します。 (電源ONの状態でヒューズの脱着を行うと ショートする可能性があります。) 3 / 21 ページ ・機械が動かない。 チェック項目1 パイロットランプが点滅しているか? 点検・修理方法(点滅する場合) 電源を入れて30秒間はヒーター昇温中のため 起動しません。 パイロットラン プ 点検修理方法(通常通り点灯する場合) 停止SW、ドアSWが作動しています。 停止SWを解除し、ドアをきちんと閉めます。 停止SW チェック項目2 ERRORランプが点灯しているか? 点検・修理方法 一度電源を入れなおし、リセットします。 ドアSW リセット後もランプが点灯する場合は、モータ ーの過負荷、異常です。 ERRORランプ 点検・修理方法 バンドがなくなっていないか?バンド通し レバーが長穴の方に入っているか?確認 します。 (バンドが溜まらない項目:p.16 参照) 4 / 21 ページ 点検・修理方法 コードの断線及び、コンセントまで電気が来て いるか、カバーを外し、配線を確認後、別の コンセントにつなぎ確認します。 (カバーを外した図) 点検・修理方法 ブレーキベルトセットの不良でモーター過負荷 ブレーキベルトセット 点灯する場合もありますので確認します。 (ブレーキベルトセットの交換方法①:p.18参照) (ブレーキベルトセットの交換方法②:p.19参照) 点検・修理方法 電磁ブレーキの開放が悪いため、モーターの 過負荷で点灯する場合があります。 電磁ブレーキを分解・掃除し、組みなおします。 (原点位置の調整方法:p.12 参照) 電磁ブレーキ 5 / 21 ページ ・バンドが接着しない。 チェック項目1 ヒーターに熱が来ているか? ① 点検・修理方法 熱が来ない場合、ヒーターを交換します。 (必ず電源をOFFにして作業して下さい。) (ヒーターの交換、掃除方法) ①プラスネジ×2本を外す。 ②プラスネジ×2本を外す。 ヒーターセット ヒーターセッ ト ③ヒーターSPを外す。 ④ヒーターセットを交換します。 ヒーターSP ② チェック項目2 接着面はどのような状態か? サンプル①:ヒーター温度が適正な例 溶解部が白くなっています。 サンプル②:ヒーター温度が低い例 溶解部が白くならず、表面がザラつきません。 サンプル③:ヒーター温度が高い例 溶解部が白くならず、表面がザラつきます。 また、溶解部の幅が拡がっています。 <接着したバンドを剥がした図> (シーリングチェックシート抜粋) 6 / 21 ページ 点検・修理方法(サンプル②の場合) ヒーター温度調整ダイアルを上げます。 (調整後、1分程経過してからテストします。) (温度が高すぎても接着しませんので、あまり ヒーターダイア ル 大幅に回さないで下さい。) 効果がない場合、ヒータープレート上下の汚 キャップボルト れを掃除します。 (ヒーターの交換、掃除方法:p6 参照) ヒータープレート また、キャップボルト×2本の緩みで接着不良 になる場合もあるので、点検します。 点検・修理方法(サンプル③の場合) ヒーター温度調整ダイアルを下げます。 ヒーターダイア ル 7 / 21 ページ ・バンドが送れない。 チェック項目1 バンドの通し方、タッチレバーの位置は適正か? 点検・修理方法 右図が正しいバンドの通し方です。タッチレバー も長穴にセットされているか確認します。 チェック項目2 T2ダイアルの設定値が不足していないか? 点検・修理方法 T2ダイヤルの設定値を上げて下さい。 (参考)標準機W650×H500の場合、設定7 T2ダイアル チェック項目3 セレクターSWでバンド送りできるか? セレクターSW 点検・修理方法 出来ない場合、バンドを抜いてローラー同士が 軽く接触する位置までロックナットを緩め、キャ プボルトを下げます。 キャップボルト 8 / 21 ページ チェック項目4 正逆転・タッチローラーに汚れ、磨耗はないか? タッチロー ラー 点検・修理方法 ①ローラーを掃除し、油分が付着している 正逆転ローラー 場合、シンナーで拭き取ります。 ②磨耗している場合はサンドペーパーでローラー 面を水平にします。 チェック項目5 バンド送りに勢いが無い。 フィードローラー SP 点検・修理方法 ①チェック項目②③を点検後、フィードローラー スプリング アジャスター SPを外し、SPアジャスターを調整します。 (右回転でローラーのタッチ圧が強くなります。) テンションジョー セット チェック項目6 バンドがテンションアームに挟まっていないか? 点検・修理方法 テンションジョーセットがスムーズに動くか? 動かない場合は、テンションジョーを分解掃除 します。 テンションアー ム (テンションジョーの分解掃除方法:p.15参照) 点検・修理方法 T1ダイアル値が不足の場合も発生するので ダイアル値を少し増やします。 T1ダイアル 9 / 21 ページ チェック項目7 バンドが詰まっていないか? ① 点検・修理方法 ①ロックナット×1個緩め、キャップボルト ×1本を外す。 ②右バンドウェイセットを手前に引き出し、プラス ② ネジ×2本、キャップボルト×1本を外す。 ③アッパーローラーSPフックを外す。 右バンドウェイセッ ト ④タッチローラーを上にずらしながらシューター アッパーローラー SPフック カバーを外し、。掃除後、元通り組付けます。 タッチロー ラー シューターカバー チェック項目8 プールボックスのバンド量は適正か? 点検修理・方法 (バンドがたまらない項目:p.16 参照) 10 / 21 ページ チェック項目9 バンドが飛び出さないか? 点検修理方法 バンドが飛び出す箇所を確認し、部品の破損 が無いか確認します。 右バンドウェイセット (正常な位置) (比較的多い例1) (右バンドウェイセット 位置) 右図が正しい位置です。 右バンドウェイセットが手前に開いた状態で停 止している場合は、正常な位置にセットします。 右バンドウェイセット (異常な位置) ① (比較的多い例2) (バンドウェイ入口 位置) アーチフラップSPが弱っています。 交換するか、六角ナット×4本を締め、SPとフ ラップの隙間を詰めます。 アーチフラップSP チェック項目10 M-20(M-21)が損耗、空回りしていないか? 点検・修理方法 M-20(M-21)を交換、ベルトの張りを調整します。 M−20(M−21) 11 / 21 ページ チェック項目11 機械の原点位置は合っているか? 点検・修理方法 機械が停止状態で、カムが右図の位置で、矢 目印 印が真上から左右45度以内の位置にない場 合、原点位置を調整します。 カム (原点位置の調整方法) ①スクリューボルト×2本緩め、電磁ブレーキ プーリーを外します。 ②電磁プレーキディスク面の汚れをシンナー で拭き取ります。 ① ③ブレーキプーリーを取付け、ディスク面に ハガキ(名刺)1枚分の隙間を空けてスクリュー ボルトを締めます。 電磁ブレーキプーリー ④タイミングプレートに印を付けてから、Vベル トを回し、原点をあわせます。 タイミングプレート 隙間 ⑤六角ボルトを緩め、タイミングプレートを印の 位置に戻し六角ボルトをロックします。 六角ボルト 電磁ブレーキプーリー ⑤動作確認し、終了です。 12 / 21 ページ ・バンドが締まらない。 チェック項目1 T1ダイアルの設定値が不足していないか? T1ダイアル 点検・修理方法 T1ダイヤルの設定値を上げて下さい。 (参考)標準機W650×H500の場合、設定7 チェック項目2 セレクターSWでバンドを戻せるか? セレクターSW 点検・修理方法 出来ない場合、バンドを抜いてローラー同士が 軽く接触する位置までロックナットを緩め、キャ プボルトを下げます。 六角穴付ボルト チェック項目3 正逆転・タッチローラーに汚れ・磨耗はないか? タッチロー 点検・修理方法 ①ローラーを掃除し、油分が付着している 正逆転ローラー 場合、シンナーで拭き取ります。 ②磨耗している場合はサンドペーパーでローラー 面を水平にします。 13 / 21 ページ チェック項目4 バンドが勢いよく戻らない。 点検・修理方法 ①チェック項目②③を点検後、逆転タッチ圧を 調整します。 ① (逆転タッチ圧の調整方法) ①ロックナットを緩めキャップボルトを緩める。 アッパーシャフトスプリング アジャスター ②アッパーシャフトスプリングアジャスターで アッパーローラー スプリング アッパーローラースプリングをかなり強く押さえ ながら再びキャップボルトを締めます。 ② ③スクリューボルトを緩め、ローラーの間にバ ンドを通します。 ④アッパーローラーSPとアッパーローラーSP フックの間にバンドを一枚分差し込みます。 アッパーローラー スプリングフック ⑤スクリューネジを締め、バンドの切れ端を抜 アッパーローラー スプリング きます。 ④最後に動作確認し、終了です。 チェック項目5 アーチの隙間は正常か? 点検・修理方法 ①アーチの隙間がバンド幅以上にあるか確 認します。もし、隙間がなければ拡げます。 14 / 21 ページ ③ チェック項目6 テンションジョーセットに汚れ・磨耗はないか? Eリング 点検・修理方法 テンションジョーセットを分解、点検します。 (テンションジョーセットの分解方法) ①Eリングを外し、テンションジョーシャフトを テンションジョー シャフト 外します。 テンションジョー セット ②テンションアームを右に寄せ、テンション ジョーセットを外します。 ③テンションジョーセットを掃除・組付後、状況 が好転しない場合、交換します。 テンションアーム チェック項目7 電磁ブレーキセットの異常はないか? 点検・修理方法 ①スクリューボルト×2本緩め、電磁ブレーキ プーリーを外します。 電磁ブレーキセット ① ②電磁プレーキディスク面の汚れをシンナー で拭き取ります。 ③ブレーキプーリーを取付け、ディスク面に ハガキ1枚分の隙間を空けてスクリューボルト 目印 を締めます。 チェック項目8 機械の原点位置は合っているか? カム 点検・修理方法 (原点位置の調整方法)参照 15 / 21 ページ ・バンドが溜まらない。 プールボックスには、通常アーチサイズの1.5倍 プールボックス のバンドがたまっています。 (標準機W650×H500の場合、約3.5m) チェック項目1 プールローラーの回転方向は正しいか? 点検・修理方法 ①バンドを抜取後、電源を入れ、プールモーター の回転方向が→通りか確認します。 ②回転方向が反対の場合は、電源プラグの キャップを外し、アース(緑)線の両脇の配線 を入れ替えて、再度組付けます。 (カバーを外した図) 16 / 21 ページ チェック項目2 バランスバーは手で上下に軽く動くか? バランスバー ① 点検・修理方法(動かない場合) ①バランスバーがボディに接触しています。 注油、もしくはキャップボルト×2本を外してバ ランスバーを交換します。 点検・修理方法(動く場合) ①LS−4を手でON、OFFし、プールローラー が回転しない場合、プラスボルト×4本外し、 交換します。 ① LS−4 チェック項目3 バンドの溜まる量が少ない(多い)か? 点検・修理方法 プール量を調整します。 (プール量の調整方法) ロックナットを緩め、アジャストSPフックを調整 アジャストSPフック (左回転で溜まる量が増加)します。 ① 17 / 21 ページ チェック項目4 リールが手で軽く回るか? リール 点検・修理方法 リールブレーキアームセットを下げ、リールを手 で回した際、回らないのであればブレーキベル トセットを交換します。 リールブレー キ ア ムセ ト (ブレーキベルトセットの交換方法①) ①リール内側のボタンボルト×3本を外す。 ① ②リールインサーキュラーを外す。 ②リールインサーキュ ラー ③ロックナットを緩め、キャップボルト×1本を 緩める。 ブレーキベルトセット ④Eリングを外し、ブレーキベルトセットを交換 する。 ④Eリング ③ ⑤ブレーキベルトセット ⑤ブレーキベルトセットの端から2∼3個目の穴 ブレーキベルトセット にキャップボルトが当たるように調整し、元通り に組みます。 リールインサーキュラー 18 / 21 ページ キャップボルト (ブレーキベルトセットの交換方法②) ①ロックナット×1個、キャップボルト×1本を リールインサーキュラー 外す。 ① ②ロックナット×1個、キャップボルト×1本を ③リールインサーキュラー ② 外す。 ③リールインサーキュラーを外す。 ④Eリングを外し、ブレーキセットを交換する。 ブレーキベルトセッ ト ⑤元通り組み、ブレーキベルトセットの端から 2∼3個目の穴位置にキャップボルトが当たる ように調整します。 ④Eリング ・バンドが切れない。 チェック項目1 バンドが切れない、バンドの端が引きちぎった ようになる? 点検・修理方法 カッターの交換が必要です。最寄の営業所に 連絡下さい。 19 / 21 ページ バンド幅 変更 (15.5∼9mm/6∼5mm) ①キャップボルト×2本を緩め、中のスペーサ ① ーをバンド幅+1ミリに調整します。 あらかじめバンドを通しておくと簡単です。 ⑤ブレーキベルトセット ②ロックナットを緩め、キャップボルトを下げ、プ ールカバー、プールドアを外します。 スペーサー カバーホルダー ② 15.5ミリ 9ミリ 12ミリ 5、6ミリ ③プールカバーをカバーホルダーのバンド幅 ③カバーホルダー プールカバー プールドア に対応した溝に差込みセットします。 ドアグリップ ④ドアグリップのプラスビス×2本を緩めバンド 幅+1ミリに調整します。 ④ (15.5∼9ミリ幅の場合) ④9ミリ以下のバンドの場合は、ネジ位置を 上下の長穴に差替えてバンド幅+1ミリに 調整します。 ドアグリップ ④ (5∼6ミリ幅の場合) 20 / 21 ページ ⑤ローヘッドキャップボルト×2本を外す。 ⑤ ⑥キャップボルト×2本を緩め、バンドウィ ディスブロックをバンド幅を1ミリに調整する。 ⑥ ⑦プラスネジ×2本を緩め、スペーサーを 幅+1ミリに調整する。 ⑦ ⑧ ⑧プラスネジ×1本を緩め、バンドストップ ガイドをバンド幅+1ミリに調整する。 ⑨元通り組みます。 スペーサー 注)15.5∼9ミリ仕様機種と6∼5ミリ仕様の機種 では、使用している部品に一部違いがあります。 変更を希望される場合は、最寄の弊社営業所 までご連絡ください。 21 / 21 ページ
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