こちら - 経済人コー円卓会議日本委員会

イベント主催者としてスポンサーパートナーに期待すること
2013年7月24日
一般社団法人日本トップリーグ連携機構
事務局長 平野祐司
自己紹介
平野祐司(ひらのゆうじ)
1979年 財団法人日本体育協会入局
1991年 財団法人日本オリンピック委員会 入局
~マーケティング担当
~長野オリンピック マーケティング担当
~ジャパンオリンピックマーケティング社 出向
2003年 財団法人日本フォスタープラン協会(Plan Japan)入局
~ファンドレイジング・企業寄付等担当
2006年~ 一般社団法人日本トップリーグ連携機構 事務局長
2
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
オリンピックマーケティングの経緯
1984年 ロサンゼルスオリンピック マーケティングの成功
組織委員会ピ-ター・ユベロス委員長
アメリカ 4大スポーツ マーケティングの手法をベースに!
1)テレビ放映権
2)スポンサーシップ
3)マーチャンダイジング(ライセンシング)
4)チケッティング
以降のオリンピックマーケティングは、ロサンゼルス方式を踏襲
3
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
スポーツマーケティングの常套手段
① 冠スポンサー・スポンサーシップ・ユニフォームスポンサーetc
~独占的スポンサーシップ:同業退社排除>Exclusivity
② チケッティング
③ ブランドライセンシング商品
④ サポーター:後援会 会費収入
⑤ 放映権料:スポーツ、イベント内容により大きく異なる
4
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
スポーツマーケティングの変化
①企業の経済状況の変化により、スポーツ番組、リーグ、チームなどの
スポーツスポンサーシップからの撤退
~オリンピック・サッカーワールド杯などビッグイベントでなくては
高額なスポンサーを取りにくい
~広告代理店主導型のスポーツマーケティング
大きなお金の動くイベントでなくては取り扱いをしない
②企業スポンサーがスポーツマーケティング投資効果に対して疑問を持つ
~効果測定が難しい
~商品販売に直結しない
5
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
今後のスポーツマーケティングを考える
スポーツマーケティング パラダイムの変換
① 独占:Exclusivity から 多数参加型へ(消費者参加型)
~業態によるスポーツ権利の行使状況の差
② スポーツの価値の再創造(勝敗のみでない価値の創造)
③ スポンサーシップからメンバーシップへ
~投資した資金の回収のできる事業創造
④ 外部に資金を求めるより、内部でお金を集める:メンバーシップ制
⑤ 見る・応援する支援(後援会型)から、
プレーする・チームの一員になり参加する(チームメンバー型)へ
つまり、ファンドレイジングの導入を!!!
6
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
ファンドレイジング型スポーツマーケティングの成功例
① ドイツ 地域型スポーツクラブのメンバーシップ
ex. バイエルンレバークーゼン
トップにブンデスリーガ1部のサッカーチーム:株式会社
下部に、1万人のメンバーが月平均4000円の会費を払って
各種のスポーツを実施する。
② Vespo琴平 香川県琴平町の総合型スポーツクラブ
コナミに経営委託:町民20000人:会員4000名
年間3億円の運営費は、会費収入
③ 岡山湯郷Belle 宮間選手所属 なでしこリーグチーム
岡山県美作市 市と連携:マーク付き自販機など150台導入
年間1500万円の継続的収入・飲料メーカーの継続支援イメージ
7
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
プランジャパンの経験から
企業のCSRマーケティング開発
~年収入2億円から7億円へ
~企業寄付で実施した事業(フィリッピンの小学校建設など)のレポー
トを広告宣伝に展開・現地から随時レポートを送付
~消費者参加型の寄付
~集まった資金の使途などを、正確にレポートする
Keyword:スポンサー・パートナーと対話型のマーケティング開発
成功例:協同乳業>小学校建設 消費者参加型
プリンの売上の一部180万円
イーバンク>ちょこっといいことプログラム
消費者の手数料を寄付に還元
8
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
これからのファンドレイジング
① ファンドレイジング対象物件の価値の創造と向上
② 参加型:上記価値に参加することの意味を寄付者・スポンサーが認識
③ 参加することの歓びを参加者が共有
~役に立っている・参加して良かった
阪神大震災・東北大震災への寄付など
日本にも欧米型の寄付文化は醸成できる
④ 集まったお金の使途を、認識し、共有できること
⑤ オピニオンリーダーの存在と SNSの活用
9
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
主催団体とスポンサーパートナーの関係
•
•
•
•
•
•
10
主催団体の保有する価値についての認識と、価値再創造
スポンサーパートナーとの対話を通じた商品開発
一過性のイベントに終わらない継続可能な事業展開
中長期的展望による、マーケティング事業
事業終了後のReview!
消費者参加型:主催団体・スポンサーパートナー・消費者
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構
ご清聴ありがとうございました。
一般社団法人日本トップリーグ連携機構
http://japantopleague.jp/
11
12リーグ、集結。
日本トップリーグ連携機構