福江中学校 ラベンダープロジェクト 1 プロジェクトについて 学校を核とした地域魅力化事業~「学校・地域『創』プロジェクト」~の主要事業として実施 ◎「学校を核とした地方創生」に向けた取組み。学校を地域づくりの核として、地域の特色を生かした事業を展 開するとともに、特色ある教育を推進し、地域を活性化することを目的として、平成 27 年度から実施。 ◎子どもたちが再発見した地域の魅力を活用した提案や活動を地域に繋げ、地域の大人が一緒に実現して いくことにより、地域全体の活性化を図ることを目的とした事業。 2 プロジェクトの目的 ◎認知症予防に効果が期待できるラベンダーを育成し、高齢者認知症予防に活用する。 ◎花を活用した高齢者対策事業を行い、日本でも有数の花の生産地として PR につなげるなどして地域の活 性化につなげる。 3 実施予定内容 ◎ラベンダーの育成…ボランティアクラブ「ドリームの会」と地域の方の連携によりラベンダーを育成。 ◎ラベンダーオイルの抽出…初年度は栽培指導をしていただく予定の講師の協力を得て、オイルを抽出。 ◎ラベンダーオイルの活用…ドリームの会員が高齢者施設慰問の際に活用 ◎取組み初年度は、ラベンダーの栽培と搾油を試験実施していく。 ◎次年度以降の事業の計画については、関連することが想定される、地域の方、福祉関係者、商工関係者等 と検討していく。 平成 27 年度 1 福江中学校 ラベンダープロジェクトについて 事業実施の経緯 ①「ラベンダーで地域まちおこし」活動を始めていた板倉氏の構想を知った福江中学校の教員が、地 域の方と一緒になってボランティア活動をしているドリームの会の担当者にこの活動に参加しようと 持ちかけた。 平成 26 年度に試験的校区内の花壇にラベンダーを栽培したが上手く育たなかったため、 地域の方に栽培指導をしてもらいながら栽培をすることを計画した。 ②平成 27 年度から田原市教育委員会が学校を核とした地域魅力化事業~「学校・地域『創』プロジ ェクト」~を実施することとなった。 ③福江中学校区内で環境保全活動などに関わっている中山校区の会長に事業の趣旨を説明したところ 活動への協力をしてくれることとなった。 2 活動について ラベンダーを植える…4 月下旬に中山校区の役員が畑を耕して苗を植えるための準備 5 月上旬に板倉氏とドリームの会担当の小久保教諭が畝を作って準備 5 月 10 日、17 日の 2 日間ドリームの会、中山校区役員、板倉氏でラベンダ ーの苗を植える。 ※10日の作業参加者数 福江中学校生徒 のべ55人・中山校区役員6人・その他 8人 ラベンダーの花摘み…6 月下旬に、板倉氏が加治地区に昨年度植えたラベンダーの花を摘む。 ※生徒の移動が困難なため活動 PR を兼ねてボランティア参加者を募って摘む。 ラベンダーオイルの抽出…7 月 16 日夕方に福江中学校にて、6 月に摘んだラベンダーの花からオイ ルを抽出。 3 活動の目的等 ◎認知症予防に効果が期待できるラベンダーを育成、オイル抽出を行い、福江中学校校区の高齢者施 設に届け、高齢者認知症予防に活用する。 ◎花を活用した高齢者対策事業を行い、日本でも有数の花の生産地として PR につなげるなどして地 域の活性化につなげる。 ◎ラベンダー畑は農業体験などに活用ができないかなど検討していく。 福江中学校ドリームの会について ◎設立年月日 平成 15 年 1 月 ◎会員数 150名 ※平成 27 年 5 月現在 ◎設立趣旨 生徒が心の居場所を見つけるために当時学年主任だった久瀬正弘教諭(現福江中学校校 長)が設立。地域でボランティア活動を続けていくことにより、人から必要とされることや人の 役に立つことを行うことにより、生徒自身に自己充実感が得られ、自己肯定感が育つことを目 的としている。 ◎活動趣旨 休日の空き時間を上手に使った自主的な活動を行うことを基本としている。自分の時 間の使い方を考えて活動を行うことにより、充実した時間の使い方を学ぶ機会にもなる。また、 子どもたちの自主性を尊重し、あくまで自主参加のグループを目指すことにより、自らが行う ことを選択して行動することを学ぶ機会となっている。今までの主な活動内容 「渥美福寿園」 「花の里」などの福祉施設の清掃やお年寄りの方々との交流や NPO 団体「環境ボランティアサ ークル亀の子隊」が行う海岸清掃に参加している。また、市民館が主催する市民館祭での模擬 店のお手伝いや「福祉のつどい」で販売する小物を作ったりしている。
© Copyright 2024 Paperzz