SALOMON XR CROSSMAX GUIDANCE 「contagrip」で 路面をキャッチ IMPRESSION 20 種 類 以 上 の 素 材 を 配 合し、 さまざまな 地 形 や 動 きに相 応しいコンパウンドとジオメトリーが生み出した 「contagrip」で路面を確実にキャッチ。いわば筋肉に相当 するコンタグリップを「TENDON」( 腱 ) と呼ばれる硬質 素材 ( 写真の青い部分 ) が補強する。 サロモン/ XR クロスマックス・ガイダンス サーフェスの状況が捉え やすいシューズ ( 島田 ) 磯村 第一に挙げたいのがクッション性。弾むような走 行感がある。ガイダンス効果というか走っていて自 然と内股になるようなカンジ。ヒールストライクな 基本走法ができる。■ 3F「ソールのクッション性」 「路面凹凸からの保護」 「硬い路面での好感触」 山屋 アウトソールはニュートラルに比べると硬い。 自分の好みのタイプ。歩行時から土踏まずのハ リを感じる。回内の動きを制御するものだと思 う。■ 3F 「ソールのクッション性」 「グリップ力」 「硬い路面での好感触」 山田 オーバープロミネ―ション対応の作りがバネと して推進力になっている。キックの反発力を生 かした走りができた。グリップのいい路面で上 りが好感触。■ 3F「キック反発力」 「柔軟なフ レックス」 「剛性感のあるトーション」 石田 ニュートラル同様ソールが硬めでラフな下りで もふあふあした印象がなく安定感がある。落ち 葉の軟らかいバーンでもソール全体で蹴ること ができる。■ 3F「ワイドな印象」 「路面凹凸か らの保護」 「軟らかい路面での好感触」 中川 足入れ感はニュートラルと同じ軽快なものだが、 明らかにソールの剛性感が異なる。ねじれに対 して強い。一方、つま先は軟らかく走りやすい。 慣れれば面白いシューズ。■ 3F 「足全体の保護」 「最適なフレックス」 「ランニング力」 島田 ソール全体の剛性感を感じるが、その分縦方向 のクッション性が気持ちいい。硬いが故に足裏 の感度は高く接地面の感触を捉えやすいシュー ズだ。■ 3F「装着時の軽さ」 「ソールのクッショ ン性」 「足全体の保護」 瞬時の「QUICLACE」で 足周りをしっかりホールド シューレースは独自の 「QUICLACE」 を採 用。シューレ ースを引っ 張 るとアッパー両サイドを補強する 「SENSIFIT」に力を均等に伝え、 瞬時に、しかも的確に足を包み込 んでくれる。あまったレースはタン グ上部のポケットに収納。 乾いたバーンでのグ リップ力の効きは良 好 ( 中川 ) P RO F I L E 安定感がある ので長距離走 向き ( 磯村 ) 安定感と反発力。 オーバープロミネ―ションを 軽減しながら、 『ガイダンス』 が目指したもの 反発力を生かした上 りができる ( 山屋 ) 街からトレイルまで走れる軽量トレー ニングシューズ――『XR クロスマック れた『ガイダンス』は、シリーズの特 長である「ホールド感」 「瞬発性」 「グリッ プ力」はそのままに、 オーバープロミネー ションというランナーの悩みにフォーカ スした初のトレイルランシューズだ。 Trailrun-ohkoku www.trailrunning- ohkoku.jp/ womens spec. 重量:332g(26.0cm、1/2 ペア ) *編集部計測 サイズ:Men/25.0 ~ 29.0cm、Women/22.0 ~ 25.0cm カラー:Men/ ホワイトブルー×ブラック×アルミニウム ( 紹介モデル )、アルミ ニウム×ブラック×キウイグリーン (a)、 ブラック×デトロイト×ブライトレッド (b) Women/ アト―ル×ディープブルー×アルミニウム (d)、 アルミニウム×ブラッ ク×ライトグリーンビーン (e)、ブラック×デトロイト×ライトルビーレッド (f) 価格:13,545 円 ( 本体価格 12.900 円 ) オルソライト・ソックライナーは、特殊なオルソライトフォー ムと EVA ヒールカップで構成されたサロモン独自のイン ソールだ。抗菌防臭、クッション性・反発性を備え、さら にオープンセル構造により高い通気性もあるからムレ 知ら ず。足底は常に快 適だ。 ABILITY オーバープロミネ―ションに フォーカスした初のトレイルシューズ ス』 。サロモンのテクノロジーが凝縮さ サロモン独自のインソール “オルソライト”を採用 c mens a b d e を軽減するサポート機能を備えたモ る。この走行フィー二ングは、安定 デルだ。したがって、プロミネ―ショ 感と反発力に集約される。 ンという悩みを持たないランナーが ランニングアドバイザーとして講 このシューズを履くことで、アライ 習会やメディアで活躍中の白方健一 メント ( 骨格 ) がより理想的な動き 氏 (TopGier 代表 ) によれば、 オーバー へ矯正されることもある。 プロミネ―ションと気付かずに走っ プロミネ―ション ( 回内 ) とは足 兄弟モデル『ニュートラル』とは ている人は意外と多いという。 「プ が内側に倒れ込むことで、脛骨 ( ヒ アッパーに大きな違いはない。足全 ロミネーションが起こるとヒザや足 ザ下の足骨 ) が内側に捻られてしま 体をタイトに包み込むフィット感と 首などの関節に影響を及ぼすだけで う動き。足幅が細身の欧米人に対し、 足首周りの解放感は同じ。ただ、土 なく、力が逃げて推進力が生かせな 日本人はつま先のワイズ ( 幅 ) が広 台となるソールの剛性感は上がって い。そのためには土台のしっかりし く、10 人に 2 ~ 3 人はオーバープ いる。ソールを重ね合わせてみれば たシューズが効果的ですが、走りの ロミネーション ( 過回内 ) といわれる。 すぐに分かるが、センター部のワイ 機能を損なわずにそれを実現させる 『XR クロスマックス ガイダンス』 ズが広い。アウトソールを補強する は、ミッドソールに改良を加えるこ TENDON( テンドン = 腱 ) が、 『ニュー とでこのオーバープロミネーション トラル』とは逆のカーブで入ってい のが難しい」ということだ。 『ガイダンス』はまさに相反する機能 を両立させたモデルといえる。
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