2003年3月発行 MF030302 OEM33/OEM33H 31/2桁 LCDデジタル電圧計 Instruction Leaflet RS品番260-303 260-319 特徴 ・31/2桁、桁高10mmのLCD電圧計 ・200mVのフル スケール感度 ・自動ゼロ設定と自動極性表示 ・11個のオプション記号 ・簡単な小数点選択 ・スナップ式固定クリップ付き ・表示ホールド オプション(OEM33H) 製品説明 電気特性 TA=25℃ 特性 供給電圧 (VDD) OEM33(別名VK1000)は世界最小クラスのデジタル電圧計です。精度、サイ ズ、 取付に優れ、 アナログ電圧計に代わる理想的な電圧計です。A/Dコンバー タ、文字高10mmのLCDディスプレイを装備。標準デュアル イン ライン ピ ン端子を装備したプラスチック性ハウジングで、ソケット/プリント基板に 簡単に接続できます。 供給電流 (IDD) フルスケール 入力インピーダンス 基準電圧 ROH 過負荷電圧 ゼロI/P読出 精度 (FSD時) 寸法(mm) リニアリティ 条件 9V 5V 9V 5V 最小 7 4.5 代表値 9 5 100 2 最大 10 6 500 3 199.9 100 9V 9V 5V 9V 5V 分解能 同相除去比 (CMRR) 温度係数 100 0 +2 +2 +1 +1 100 70 100 20 +1 +4 +4 +2 +2 150 単位 V V μA mA mV MΩ mV V カウント カウント カウント カウント カウント μV dB ppm/℃ パネル切欠部 40.5x22.5 固定クリップは厚みが0.9∼3.2mmのパネルに使用できます。 ピン機能 動作仕様 動作温度 保存温度 動作相対湿度 VDD VSS GD IH IL RH RL HOLD1 0℃ to 50℃ -20℃ to 70℃ 80% OEM33H(表示ホールド機能付き) OEM33Hは、OEM33に表示ホールド機能を付加したモジュールです。通常 の連続動作で使用する場合は、Hold 1ピンをGDピンに接続します。現在の 表示値を保持する場合は、Hold 1ピンをVDDに接続します。このピンはフ ローティングの状態にしないでください。ホールド モードがONになった りOFFになったりして不安定になります。 オーダ情報 OEM33 31/2桁、200mV LCD電圧計 OEM33H 31/2桁、表示ホールド機能付き 200mV LCD電圧計 C XBP BP D1、 D2、 D3 BAT、 ℃、 ° F、 ∼、 m、 μ、 MΩ、 KΩ、 V、 A、 HOLD2 +側電源端子 -側電源端子 (9V電源用) -側電源端子 (5V電源用) 入力HIGH端子 入力LOW端子 基準入力HIGH端子 基準入力LOW端子 ホールド機能を使用する場合はVDD、 連続動作の 場合はGDに接続 アナログ コモン オプション記号表示用 LCDバック プレーン 小数点ピン。 D1=.000、 D2=0.00、 D3=00.0 XBPピンに接続した場合、 ピンに対応した小数点 を表示。 オプション記号 使用しないオプション記号はすべてBPピンに接続します。オプション記号 を表示するには、対応するピンをXBPに接続します。 1/2 使用説明 接続図(基本構成) OEM33は、5Vまたは9V電源用に設計されています。電源の極性を誤るとモ ジュールが故障しますので注意してください。5V電源の場合、一般的には 図1のように接続します。9V電源の場合は、使用前に次の手順でモジュール を較正する必要があります。まずモジュールを図2のように接続した後、較 正を行う電源から入力端子に100mVの電圧を印加し、表示値が1000になる ようにVR1を調節します。 入力レンジは0∼199.9mVです。オーバレンジの場合は、下位3桁には何も 表示されず最上位桁に「1」が表示されます。入力電圧を反転させるとマイ ナス記号が自動的に表示されます。 このモジュールでは、3種類の小数点表示(D1、D2、D3)と11個のオプション 記号を使用できます。 5Vモードで使用する場合、ノン フローティング入力を行うときはILをGD に接続し(図1を参照)、フローティング入力を行うときはアナログ コモン ピン(C)に接続する必要があります。 9Vモードで使用する場合には、9V電池の使用を推奨します。入力は電源に 対してフローティングするように設計されていますが、フローティングし 図1 5V電源使用時 図2 9V電源使用時 入力 入力 ノン フローティング入力 フローティング入力 ない場合はVDDまたはVSSから1.5Vの範囲(VDD-1.5V、VSS+1.5V)に入ら ないようにします。ノン フローティング入力回路については下の回路図を 参照してください。 応用回路図 DC電圧測定 マルチレンジDC電圧測定 200mVを超える電圧を測定する場合には アッテネータが必要です。 VIN=VD x R1+R2 R2 マルチレンジ電圧測定では、2 極、4回路のロータリ スイッチ を使用します。1つの極はレンジ 選択に、もう1つの極は任意の小 数点をXBPに接続するために使 用します。 VD max. is 199.99mV 例 VIN Display VD 2V 1.999V R1 R2 199.9mV 1MΩ 110KΩ 150mV 1MΩ 15KΩ 10V 1500rpm 入力インピーダンスはR1+R2になります。正確で安定した抵抗を使用して ください。通常はR1=1MΩになります。実用上の上限値は9MΩです。 DC電流測定 マルチレンジDC電流測定 Vs マルチレンジ電流測定では、2 極、5回路のロータリ スイッチ を使用します。1つの極はレンジ 選択に、もう1つの極は任意の小 数点をXBPに接続するために使 用します。 RS = IIN Ω 電流シャントの許容損失を考慮した 抵抗値を選択することが重要です。 シャント抵抗 Shunt resistance Vs シャント 抵抗 2 2 PS= IIN = IIN RS Ω 例 Current RS 負荷 200mV 以下 PS 200mA 1Ω 0.04W 2A 0.1Ω 0.4W DC電圧オフセット 入力電圧 DC電圧比測定 0V以外の入力時に「0」を表示するに は、COMとINLO間にオフセット電圧 を印加します。 プラス オフセットを行う場合は、 COMに対するプラス信号をINLOに 印加します。入力信号はINHIとCOM 間に印加します。 2つの電圧間の比を求めるには、以下の ように入力を印加します。 入力 V1 200mV以下 入力 V2 200mV以下 表示値 V2 = V1 X 1000 V2 の場合はオーバ レンジとな V1 > 2 ります。 オフセット電圧 ノン フローティング入力(a) ノン フローティング入力(b) 5V単電源では適切ではないが、入力 信号のグラウンドをモジュールの電 源グラウンドに接続する必要がある 場合には、 ( a) ( b)のフローティング 入力回路のどちらかを使用します。 その場合、モジュールは9V電源モー ドに設定してください。 以下の式により正しい抵抗を選択し、ア ナログ入力の値がVDDまたはVSSから 1.5Vの範囲(VDD-1.5V、VSS+1.5V)に 入らないようにします。 RS技術資料記載の情報については正確を期していますが、RS Componentsは、記載内容の誤り、遺漏、および情報の使用について何ら責任を負うもので はありません。情報の利用は全てユーザーの責任において行うものとします。RS Components社は、使用によって生じる特許およびその他の権利の侵害 について何らの責任も負いません。 RS Componentsの技術資料に記載された仕様は、予告なしに変更されることがあります。 2/2 © RS Components 2003
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