第 1 回研究会議報告書

平成 24 年度 小牧市自治基本条例のあり方研究会議
第 1 回研究会議報告書
日 時 平成 24 年 7 月 17 日(火)19:00~21:00
場 所 小牧市役所 新庁舎 4 階 404 会議室
参加者 25 名
■第 1 回目のねらい
回目のねらい
この研究会議の趣旨を改めて確認しましょう
委員の相互理解を深めつつ、小牧市のまちづくりへの個々の想いを共有しましょう
1.任命書交付
市長より、最初に申込書が届いた本田委員に、委員を代表して任命書が手渡されました。
2.趣旨説明(市長)
※要約
○地域の
地域の運営のルールを
運営のルールを共有
のルールを共有する
共有する自治基本条例
する自治基本条例
小牧市では、時代の転換にあわせて、改革と創造により行政を推進しています。そのなかでも大きな
テーマとして、自治のあり方を見つめ直し、市民のみなさんと一緒に、あらためて考えてみようと提
案をしています。
私は、市長職を市民のみなさんから拝命し、行政組織を補助機関として、市政を執行しています。し
かし、その前提として自分たちの地域は、自分たちで運営していく、それが自治の原点だと思います。
自治基本条例は、私たちが地域をどのように運営していくか――どのように方向性を決定し、参画し、
協働していくか、そのルールを市民のみなさん、行政、議会で共有していくものであると思います。
○地域自らが
地域自らが考
らが考え、新しいものを生
しいものを生み出す時代に
時代に
なぜ、いま自治なのでしょうか。まず、地方分権を本格的にすすめないといけない時期に来ているこ
とが挙げられます。これまでの、国がひとつの方向を向いて、まちづくりのありかたを示してきた時
代とは違い、現代は非常に先行き不透明な時代です。これまで右肩上がりを前提として、欧米をモデ
ルにして地域づくりをしてきましたが、これからは、日本は世界に類をみない超高齢社会を迎えます。
確かなモデルがない時代には、多様な取り組みが必要です。地域社会のあり方を自らの頭で考えて、
新しいものを生みだしていかなくてはなりません。行政のみならず、企業や市民、市民団体が、切磋
琢磨しながら新しい挑戦をし、(失敗もあるかもしれませんが)成功をお互いに共有し成長していく
ような、分権型の社会システムが必要だと思っています。
○押し付けではなく、
けではなく、役割分担を
役割分担を考えなおす
自治の推進は、行政が本来やるべきことを市民に押し付けるという考えではありません。逆に、これ
まで、右肩上がりの時代には、家庭や隣近所、自治会などでやるべきことも、行政が引き受けてきた
部分もありました。それを今一度、どのくらいの範囲で自治、地域づくりをやっていくことが一番効
率的効果的なのか、考えなおしてみましょうということです。行政として取り組むことの選択と集中
が必要です。市民のみなさんの安心安全を守ることについては、もちろん行政がしっかりと取り組ん
でいきます。
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平成 24 年度 小牧市自治基本条例のあり方研究会議
○地域総参加・
地域総参加・当事者意識を
当事者意識を持って地域
って地域をつくる
地域をつくる
小牧市の年齢階層別人口推計グラフを見てみましょう。全国の人口推計に比べると小牧のほうが、高
齢化の進み方は遅いです。しかし、ちょっと遅いだけで、5~6 年遅れて、全国と同じ状態になりま
す。今年の 6 月で高齢化率は 19.2%、5 人に 1 人弱が 65 歳以上です。あと、7~8 年で 25%を
超え、4 人に 1 人が高齢者という時代がやってきます。2035 年には、30%を超えます。
これからの社会でなにを目指すか、大事なことはいくつかありますが、高齢化に対応した地域のあり
方は非常に大きな柱となります。そのためにはもう一度、地域のみなさんが総参加で、この課題に対
し、当事者意識をもって助けあいの地域をつくっていく、そのことなくしては乗り越えられないと思
います。
以上のような背景のもと、小牧の歴史や文化を踏まえたうえで、「どんな自治基本条例がふさわしい
か。市民に自分たちのものだと受け入れられ、自分たちで地域をつくっていくための共通認識、ルー
ルとして考えていただけるような条例とはどのようなものか」それを話し合っていただくのが、この
研究会議です。ぜひみなさんの中で議論を盛り上げ、いいものをつくり上げていただきたいと思いま
す。
3.研究会議の概要説明
協働推進課より、別添資料1、2の内容について、説明がありました。
資料1
資料1 : ①条例制定についての背景
②条例制定の趣旨
③条例制定の意義・効果
④検討組織
・「自治基本条例のあり方研究会議」は、草案の基礎となる自治や協働のあり方につい
て研究を行うことを主目的とします。そのため、条文の作成にはこだわらず、ワーク
ショップや、多くの市民と共に考える活動【パブリックインボルブメント(=街頭イ
ンタビュー、フォーラム、車座集会等】など、自主的かつ自由な発想による研究を行
い、その成果を「提言書」としてとりまとめます。
・平成 25 年6月まで、15 回ほどの研究会議を行うことを予定しています。
・上記の提言書を元に、「自治基本条例起草会議」を設置し、条例の草案を練ります。
この起草会議には、
「あり方研究会議」メンバー数名も参画する予定です。
⑤戦略的PR(広報広聴)について
⑥検討スケジュール
資料2
資料2 : 自治基本条例制定スケジュール
その他
その他: ・検討状況を多くの市民に知ってもらう意図から、すべての会議を公開とします。また、毎
回検討状況を市ホームページに掲載し、写真等も交えて紹介します。
・市の協働推進課が事務局となり、NPO法人ボランタリーネイバーズが運営サポートを行
います。
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平成 24 年度 小牧市自治基本条例のあり方研究会議
4.自己紹介と想いの共有
ファシリテーターの石井伸弘さんの進行により、お互いを知り合うワークショップを行いました。
①初めての会議の緊張をほぐすため、
「好きな季節は?」
「行ってみたい海外の場所は?」といった仲間
さがしゲーム等をしました(写真左)
写真左)。
②3つのグループに分かれ、
「お名前」
「あり方研究会議に対する期待・参加した動機」などを各自で簡
単に紙に書きだし、隣の人とペアになって自己紹介。その後、グループの他の人に対して、隣の人を
紹介する「他己紹介」をする形で、参加者同士の想いの共有を図りました(写真右)
。
写真右)
「町内会に入らない人が増えてきたことが気になっている」「若い人の意見を聞ける・出せる場をつ
くりたい」等々、小牧のまちに対するさまざまな想いが語られました。
第 1 回 ふりかえりシートより
・緊張がほぐれ良い一回目だったと思います。
・皆さまの市政に対する考え、理解が聞けて良かったです。
・行政用語に惑わされない、市民の言葉で創り上げていきたいと思います。
5.今後の進め方
①第 2 回全体会 「自治基本条例の制定に向けたキックオフ勉強会」
四日市大学総合政策学部 教授 岩崎恭典 先生
8月4日(土) 午前 10 時から正午まで
小牧市役所 新庁舎4階 402 会議室
②第 3 回目、第 4 回目について、皆さんのご都合をうかがったところ、土日よりも平日希望の方が多
かったので、その後の調整を経て、以下の日程で開催させていただきます。
・第 3 回 8月30日(木)午後7時から
市役所旧本庁舎(小牧山側の庁舎)3階 第 7 会議室
・第4回 9月19日(水)午後7時から
市役所新庁舎6階
3
601-2 会議室