2012 FLL CHALLENGE Robot Game - Missions あなたたちは今、お年寄りを愛しています。そしていつの日か、お年寄りになることでしょう。Senior Solutions チャ レンジとは、遅かれ早かれ、直接的・間接的に皆さんを影響する概念なのだということを、常に肝に銘じておきましょう。 高齢者の人たちは自分たちが若い時に望んだこと -つまり今のあなたたちが欲していること- と同じことを望み、必要 としています。それは以下に挙げる3つのことです。 Independent(自立):住んでいる場所関係なしに、自分たちがやりたいことを、好きな時、好きな方法で行うこと Engaged(生活の充実):必要とされ、実りが多いと感じ、人生を楽しむこと Connected(繋がり):家族や友達と有意義な関係を築くこと 高齢者の人たちは充実した人生の経験から、様々な知恵と考え方を持っています。しかしながら問題は、私たちが年を 取るごとに、生活をすることがより困難になっていくということです。聴覚、視覚など色々な感覚が衰えていきます。動き 回るのが困難になります。健康にも問題が生じてきます。愛する人が亡くなっていきます。新しい技術についていけなく なってしまいます。 Senior Solutions ロボットゲームでは、あなたたちとロボットで、“自立”、“生活の充実”、“繋がり”、の3項目に関係 するミッションに挑戦します。それらのミッションはどれも、“年を取る”ことに実際に関係しているわけではありませんが、 ミッションの中には簡単にできるものやそうでないものがいくつかあります。もしミッションを達成するのがいかに難しいか に気づき、それをクリアするためのロボットをデザインするような場合には、高齢者 –つまり、あなたが愛する人や将来 のあなた自身- の生活を容易にするような、実際の生活の中でできる、革新的な技術的なデザインと改善点について 想像してみましょう。 注:全員が以下のミッションの詳細に精通するのが必要なのは明らかですが、初心者はもちろん熟練者にとっても、他の 3つの重要なページ(Field Setup, Rules, Updates)を何度も繰り返し読むことが非常に大切です。その利益を見て みましょう。 全てを読んだチーム 読まなかったチーム ―ほとんど質問がない ―よく分からない中作業をしなければならなくなる ―再作業が少なくなる ―何度もやり直し時間を無駄にしてしまう ―試合で驚くことが少なくなる ―試合当日に審判から多くを学ばなければならなくなる ―得点が高くなる ―得点が低くなる ―より楽しくなる ―ストレスを感じる WOOD WORKING (木工作業) 概要:ロボットで椅子をベースまで持って来る。その椅子を手で修理し、ロボットで机まで運ぶ。 得点条件: 修理された椅子がベースに“イン”している:15点 修理された椅子の一部が、机の下の空間に“イン”している:25点 MEDICINE (薬) 概要:各競技開始前に薬瓶の順番を無作為に並べ替える(詳細は Field Setup の項を参照)。オレンジ色の薬瓶を動 かさずに、ロボットで緑色の薬瓶をベースに持ち帰る。 得点条件: 緑色の薬瓶がベースに“イン”しており、セットアップ時の位置から明らかに動いたり角度を変えたりしてい るオレンジ色の薬瓶が1つもない:25点 SERVICE ANIMALS (介助動物) 概要:ロボットで灰色のディスクに力を加え、電話を持った犬をベースの方へ移動させる。 得点条件: 犬がベースに“イン”している:20点 手段の制約: 犬のベースへの初期移動は、灰色のディスクを押すことによって、もしくは灰色のディスクへの衝撃によっ て引き起こされなければならない。 BOWLING (ボーリング) 概要:ロボットでボールを送りだしピンを倒す。もし黄色いボールでの1投目でピンが全て倒れなかった場合、審判は2投 目のためにボールをベースに戻す(最投は1試合に1度のみ)。 得点条件: 1~5本のピンが倒れている:各7点 6本のピンが倒れている:60点 手段の制約: 各ピンの転倒は、完全に放たれた独立な状態のボール(触っていない、もしくは衝撃の際に何かに誘導さ れたもの)もしくは、同様のピンの衝撃によって引き起こされたものでなければならない。これ以外の要因 で倒れたピンは0点とみなされる。 STRENGTH EXERCISE (筋力トレーニング) 概要:ロボットで西側のバーを持ち上げることでおもりを上昇させる。 得点条件: おもりの高さが LOW ラベル間にある:15点 おもりの高さが HIGH ラベル以上にある:25点 手段の制約: おもりは西側のバーが持ち上げられることによって上昇しなければならない。 STOVE (ストーブ) 概要:ロボットで全てのバーナーが黒を示すようにする。 得点条件: 4つ全てのバーナーが黒い:25点 GARDENING (園芸) 概要:ロボットで庭を増やす 得点条件: ・ 苗木の土台がターゲットの白い領域に触れている:25点 VIDEO CALL (ビデオ電話) 概要:ロボットで旗を揚げる。 得点条件: 旗が完全に揚がっている:各20点*2 QUILTING (キルティング) 概要:ロボットでキルトを継ぎ足す。 得点条件: ・ 青いキルトがターゲットの黒い領域に触れている:各15点*2 さらに ・ オレンジのキルトがターゲットの黒い領域に触れている:各30点*2 CARDIOVASCULAR EXERCISE (有酸素運動) 概要:ロボットで風車を1回につき90度回転させる 得点条件: 次項表中の赤字が得点となる 手段の制約: 1度風車を回してメモリを移動させたら、ロボットが最低1度ベースに“完全に in”してからでないと再度 風車を回すことはできない。 FLEXIBILITY (適応性) 概要:ロボットで黄色いループをベースに持ち帰る。 正確な得点条件: ・ 黄色いループがベースにある:各20点*2 TRANSITIONS (遷移) 概要:ロボットが中央のプラットフォームの上にのぼり、試合終了時にその上にいる 得点条件: ・ ロボットが傾いたプラットフォームのみに触れている:45点 ・ ロボットがバランスのとれたプラットフォームにのみ触れている:65点 どちらの場合も ・ 中央のプラットフォームはマットとロボット以外のものが触れていてはならない。 ・ 中央のプラットフォームは階段と坂道の間になければならない。 SIMILARITY RECOGNITION AND COOPERATION (類似性認知と協力) 概要:ロボットで自分のチームのポインタを、相手のチームのポインタの向きをそろえる 得点条件: ・ 自チームのフィールドのポインタを相手チームのポインタと並行にする(向きは問 わない):45点 BALL GAME “FUTURE EFFECTS OF OUR CURRENT DECISIONS” (ボールゲーム “現在の決定が将来に及ぼす影響”) 概要:両チームとも試合終了時のラック上のボールの数の合計分の得点が入る。中央に自チームの色のボールがある 場合さらに得点が加算される。 得点条件: ・ ラック上のボール(全てのボールが対象で色は問わない):各10点 更に ・ 自チームの色のボールが中央にある:60点 手段の制約: ・ ロボットでレバーを押下げることでしか、ラック上の他のチームの色のボールを落とすことができない。 ・ 他のチームの色のボールは、1度に1つしか落とすことができない。 注1:審判は常に現在のボールの数を記録すること。 注2:もしボールゲームのモデルが動かなくなったり、壊れたり、中央位置以外のボールが落ちたりした場合、これらは “故障”と見なされる。 もし故障が以下のどれかの理由で起こった場合: 1. ロボットが自チーム側のレバーを東の方向に押したが、速すぎたり、押しすぎたり、十分ではなかった場合 2. あなたのロボットが適切なスピードと距離でレバーを東の方向に押す方法以外で、モデルに相互作用を 及ばした場合 ・ 両チームとも故障前にラック上に残されていたボールの数だけの得点が入る。 ・ 中央にあるボールの色のチームにだけ中央位置の得点(60点)が入る。 もし審判がモデルの設計やセットアップ、メンテナンスのために故障が起こったと判断した場合は、ボールゲームミッショ ンは中止され、以下のように得点される。 ・ 両チームとも故障前にラック上に残されていたボールの数だけの得点が入る。 ・ 両チームとも中央位置の得点(60点)が入る。 TOUCH PENALTY (タッチペナルティ) ・ ベースの外のロボットに触れた場合、審判は有酸素運動のメモリを0の方向に1つ動かす。
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