1999年6月、INAXギャラリー2では 山本浩二(やまもと こうじ)展−炭

Press
Release
オオハシ フ ミ オ
大橋文男 展
― しっぽをだいてねむるように まぶたをだいてねむる ―
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会期 =2011 年 5 月 2 日(月)∼ 5 月 28 日(土)
休館日 =日曜・祝日
開館時間 =10:00 AM∼18:00 PM
入場無料
アーティスト・トーク開催
会期半ば 5 月 13 日(金) 6:00∼7:00pm
会場
INAX ギャラリー2
東京都中央区京橋 3-6-18 INAX:GINZA2F
TEL 03-5250-6530 FAX 03-5250-6549
◆ 企画・制作株式会社 LIXIL
◆ ホームページ http://inax.lixil.co.jp/gallery/ (アドレスが変更しました)
「森と歩く人」
2009 December
映像インスタレーション
※画像をご希望の方は、メールにて画像データを
送付いたしますのでお申し出ください。
ホームページのプレスリリースからダウンロ
ードも可能です。
※本展告知以外での使用、転載を禁じます。その
他の写真については、お問合せください。
【担当】大橋恵美 [email protected]
【担当】長谷川英子
[email protected]
「まばたき240134」
2010
May ラムダプリント
INAX NEWS RELEASE
INAXギャラリー2 は、大橋文男 展 –しっぽをだいてねむるように まぶたをだいてねむる- (5 月 2 日−5
月 28 日) を開催します。
やわらかな光がさしこむ森の奥、緑の草の上で白いちいさな紙人形が輪になって踊っていま
す。広がったスカートの女の子、帽子にズボンの男の子たちが、風が吹くたび、ひらりと舞い、
くるりと回り、静かな演舞は軽やかにそっと続けられ、白と緑の色が揺れてまぶたの裏にいつ
までも残るようです。白い切り紙のひとがたに糸を通して木に繋ぎ、風に任せるというシンプ
ルな手法ながら、引き込まれて見続けてしまう映像作品です。
身のまわりのひそかな囁きと気配を交わしながら引き寄せ、物語を与えていく大橋文男の作
品は、どこかで手を離して偶然性にゆだねる軽やかさと透明感、そして綺麗で少し静かな怖さ
が漂っています。私たちはそっと息をひそめてその世界に身を浸すのです。
東京藝大の卒展では「森と歩く人」で教室全体を使った映像インスタレーションを行いまし
た。窓辺のベッドに横たわる老女がぽつりぽつりと囁く言葉とともにカーテンが翻り、白い切
り紙の人形が風に舞う落ち葉のようにくるくると踊る映像と、教室の机ひとつずつに点された
ライトの下に置かれた紙人形。暗い教室に浮かぶその二つが繫がり、どこかへ攫われてしまう
感覚を覚える作品です。
大橋文男は、一度社会人となってから大学受験し、美大に在籍しながら作品をつくり始めま
した。若い同級生たちと表面的な年齢を取り払った関わりが生まれていった中には、経験から
くる言葉を投げずに見守るという作品づくりにも共通した姿勢があります。
今展では、新作の映像と立体を含めたインスタレーションを行う予定です。光の粒子に包ま
れる映像と、小さな声が秘密を囁くような静かな気配をぜひ会場で体験してください。
「プロフィール」
主な活動歴
1963年 石川県生まれ
2010年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専
攻卒業
現在
東京芸術大学大学院美術研究科絵画
専攻
受賞歴
2009年 上野芸友賞/東京芸術大学
2010年 買上賞/東京芸術大学
2010年 O 氏賞/東京芸術大学
展覧会歴
2008年 コジマアートプラザ/東京・台東区
Continue Art Project 2008 /仁上
家/新潟・上越市
2009年 上野芸友賞展/東京芸術大学/東
京・上野
2010年 SPRING BOARD 2010 展/東京・JR 上
野駅
gallery 坂巻 個展「うしろ耳で聞
こえてくる声」/東京・京橋
「あさがお展」旧坂本小学校/東京・
台東区
瀬戸内国際芸術祭関連事業 小豆島
AIR art project /香川県・小豆島
CAF -N 展/埼玉県・埼玉県立近代美
術館
パブリックコレクション
東京芸術大学美術館
◆ 同時開催 ◆
INAX ギャラリー1 「日本の客船 タイムトリップ 」展
開催中∼5 月 21 日
ガレリアセラミカ 「大森健司」展
5 月 10 日∼6 月 3 日
◆ 次回予告 ◆
三井美幸 展
6 月 1 日(水)∼6 月 25 日(土)インスタレーション