技術理事管掌委員会 - 空気調和・衛生工学会

2.9 規格制定事業
委員会名
(委員長・主査)
開催
回数
事 業 内 容
14
1.“規格類等に関する規程”について審議した。
2.“標準化委員会運営要領”を作成した。
3.学会規格(SHASE-S)の制定・改定および確認(現行のまま)について
理事会に提案した。
制定①SHASE-S221-2012 オイル阻集器
改定①SHASE-S111-2012 煙突計算基準
②SHASE-S113-2012 個別空調機の音響パワーレベル測定方法
確認①SHASE-S006-2008 金属製変位吸収管継手
②SHASE-S007-2008 メカニカル形変位吸収管継手
③SHASE-S008-2008 ゴム製変位吸収管継手
④SHASE-S110-2007 送風機の音響パワーレベル測定方法
4.学会規格(SHASE-S)の改定案を審議し、規格化の確認および学会誌
掲載(パブリックレビュー)を決定した。
改定案:SHASE-S003-2007 スリーブ形伸縮管継手
5.平成24,25年度規格類改定・作成委員会の設置を審議・決定した。
①建築設備用配管ねじ接合シール材改定小委員会
対象規格:SHASE-S013-2008 建築設備用配管ねじ接合シール材
②グリース阻集器改定小委員会
対象規格:SHASE-S217-2008 グリース阻集器
③集合住宅の排水立て管システムの排水能力試験法改定小委員会
対象規格:SHASE-S218-2008 集合住宅の排水立て管システムの
排水能力試験法
④BEMS活用のためのグラフ画面等指針作成小委員会
⑤建築設備配管用フランジ・ガスケット選定ガイドライン作成小
委員会
⑥配管腐食・劣化事故調査の進め方マニュアル作成小委員会
6.規格類のガイドライン(SHASE-G)を審議・確認した。
①SHASE-G0013-2011 改修工事のトラブル・リスク回避のための
ガイドライン
②SHASE-G1003-2011 空調兼用排煙設備計画ガイドライン
③SHASE-G1005-2011 既存建物の空調設備に対する性能検証過程
(復性能検証過程)指針
④SHASE-G2006-2012 ディスポーザ排水配管設計・施工・管理ガ
イドライン
7.学術理事所掌委員会成果報告書の規格類分類・番号について審議・
決定した。
SHASE-G0012-1-2012 省エネルギー指針の追補、指針の効果推定
および事例調査
R-0033-2012 カーボンニュートラル建築に関する調査研究
R-0034-2012 BEMSの活用に向けたグラフ画面とデータエクスポー
トの標準仕様の提案
R-0035-2012 省エネルギー技術の展開と体系化小委員会報告
R-0036-2012 施工・安全のためのBCP、BCMに関する調査研究
R-0037-2012 建築設備のトラブル事例活用に関する研究
R-0038-2012 改正省エネルギー法対応BEMSのあり方
R-0039-2012 省エネルギー生活スタイルの評価法
D1
標準化委員会
澤地 孝男
規格制定事業
委員会名
(委員長・主査)
開催
回数
(標準化委員会続き)
空気調和・衛生設備工事
標準仕様書改定小委員会
荻田 俊輔
25
給排水衛生設備規準
検討小委員会
中島 一義
5
事 業 内 容
R-0040-2012 設備配管施工上の信頼性確保に関する研究
R-1019-2012 工場における空調設備のリスク・トラブル調査
R-1020-2012 機能性能試験方法の具体化と機能性能試験マニュア
ル案の調査検討
R-1021-2012 個別分散型空調方式の総合的評価に関する研究
8.学会ホームページ掲載の“SHASE規格類体系化のための関係規格類
情報リスト”、“空調・給排水衛生設備関連規格情報リスト”、
“ASHRAEの規格類情報リスト”を更新した。
9.第10回功績賞受賞候補業績について審議・決定し、功績賞選考委
員会に推薦した。
業績名:規格類関係技術情報の整備
10.他団体規格に関する委員会委員について選任した。
公益社団法人 給水工事技術振興財団
公益社団法人 日本下水道協会
11.日本工業規格見直し調査について回答した。
JIS B 2311:09 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JIS B 2312:09 配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JIS B 2313:11 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手
各WGにおける仕様書改定原稿の素案作成、WG内査読・検討作業
・共通WG、開催回数:4回(内1回は予定)
日 程:4/17、11/12、12/17、2月(予定)
・空調WG、開催回数:6回(内1回は予定)
日 程:7/10、9/7、10/5、11/2、12/7、3/8(予定)
・衛生WG、開催回数:12回(内3回は予定)
日 程:4/17、5/23、6/22、7/19、8/21、10/2、10/31、11/20、
12/4, 1/31(予定)、2月(予定)、3月(予定)
今回の改定では、現在の仕様書では記載されていない排水再利用設
備及び医療ガス設備について、新たに追加を行っている。その為に、
取りまとめに時間を要している。
主査・幹事・グループリーダー会を開催し、進捗の確認、WG間での調
整やスケジュールの確認などを実施した。
・主査・幹事・グループリーダー会、開催回数:3回
日 程:5/15、10/16、1/22
・全体スケジュールの確認および協議
・「給排水衛生設備規準・同解説改定準備検討小委員会」の成果品と
なる「給排水衛生設備規準改定検討課題」の説明および協議
・改定に係る留意事項に関する協議
・改定に係る参考資料の収集および内容検討
・「SHASE-S-206-2009」に関する質疑に対する、協議および回答
・各章ごとにWGを設置し、担当部分で改定が必要な部分の調査および
協議・検討
・全体会議において、各WGで抽出した問題点等の協議・検討
規格制定事業
委員会名
(委員長・主査)
開催
回数
建築設備用ステンレス
鋼管工場プレハブ加工
規格作成小委員会
松島 俊久
9
建築設備用あと施工
アンカー改定小委員会
横手 幸伸
9
事 業 内 容
標準化委員会「建築設備用ステンレス鋼管工場プレハブ加工規格作
成小委員会」は、ステンレス鋼管の工場でのプレハブ加工における配
管の受け取りから検査・梱包までの規格を作成することを目的として
活動した。
平成24年度は、施工・保全委員会ステンレス管プレハブユニット製
作の規格小委員会の成果である、「建築設備用ステンレス鋼管プレハ
ブ加工のための規格化に関する調査研究報告書」をもとに「ステンレ
ス管プレハブユニット規格(原案)」を作成するために以下の活動を
行った。
1.報告書審議の工程及び課題の検討期間を含めた規格制定までの全体
スケジュールを作成した。
2.報告書作成時の課題(管の材質表示、溶接時の酸素濃度と酸化スケ
ールの色差判定、バックシールドの解除条件、気密検査、管端つば
出し他溶接以外の継手の規格)の整理と審議を行った。
3.管端つば出しのガスケットの仕様検討など新たな課題を抽出した。
4.加工管メーカーのSUS管使用量の調査及び材質表示方法の実態調査
を実施した。
5.溶接部漏れ不具合件数調査(自動溶接と手溶接の比較)、管端つば
出し管継手の寸法許容差及びガスケットに関する調査を実施した。
6.ステンレス協会に管識別表示及び管端つば出しガスケットに関する
意見を依頼し入手した。
7.自動溶接、手溶接他の引用規格及び用語の定義に関して審議を行っ
た。
8.報告書を『SHASE-S作成の手引き』記載の構成に組み替え、「建築
設備ステンレス鋼管工場プレハブ加工(案)」を作成した。
9.「建築設備ステンレス鋼管工場プレハブ加工(案)」の規格作成担
当の分担及び作成方法を決定した。
次年度 平成25年度において、8月末に小委員会での審議終了及び
まとめ、年度末には規格制定の予定である。
2年間で改定規格案を作成するとの方針で、次のとおりの骨子で改
定作業を実施した。
①会員からの意見をベースに、改定すべき箇所は改定する。
②接着系アンカーの引抜き力等の計算方法の見直し等の改定を行う。
③新規製品の規格採用に関しての検討を行う。
④デッキプレートに打設できるアンカーの実験的検証を行う。
⑤あと施工アンカーは、広く現場で採用されていることから、規格の
採用が容易で、基本的事項のポイントが理解できるよう、修正が必
要な箇所は改定する。
平成24年度は、委員全員で規格全般の洗い出し作業、会員からの意
見聴取(設計事務所、建設会社、設備会社、メーカー、施工者にアン
ケートを実施)、あと施工アンカーの市場調査、接着系アンカーの引
抜き力計算方法を調査、JCAA資格保有状況調査及び新製品(スクリュ
ー式、テーパーボルト式など)の調査等を実施した。
平成25年8月を目標に、調査結果に基づき規格の改訂作業を実施す
る。
デッキプレートでの実験は、外部委員会(内発協)の実験結果を反
映する予定。
規格制定事業
委員会名
(委員長・主査)
開催
回数
バキュームブレーカ
改定小委員会
田中 孝
4
BEMS活用のためのグラフ
画面等指針作成小委員会
村上 公哉
2
個別空調機の音響パワ
ーレベル測定方法改定
小委員会
板本 守正
2
スリーブ形伸縮管
継手改定小委員会
平川 清
4
事 業 内 容
1.大気圧式バキュームブレーカ(SHASE-S 211)、圧力式バキューム
ブレーカ(SHASE-S 215)共に、
①「吐水口空間」は、「取付け高さ」と訂正する方向で検討中。
② 3.用語及び定義のブレーカ取り付け基準線(CIL)の記述で、「空
気吸入シート面の位置」とあるが、
この記述内容について、ASSEの内容及び厚生労働省の改正に合わ
せて整合性をとり、今回修正する方向で検討中。
2.大気圧式バキュームブレーカのデッキの定義について、今回見直す
ことで検討中。
3.小水量大便器に設置のバキュームブレーカについて、解説に今回新
たに追記するとともに解説図-1のデッキ設置型ブレーカの中に小
水量大便器のバキュームブレーカの図を追記する方向で検討中。
4.厚生労働省から改正内容資料(抜粋)が出されているので、この内
容とASSEの内容との整合性について確認し、適切な内容に訂正する
方向で検討中。
ビル管理システム委員会BEMS活用標準化小委員会の成果報告書に基
づき、BEMS活用のためのグラフ画面とデータエクスポートの指針を取
りまとめる。本指針は、建物の設計時にBEMSのグラフ画面を決定・作
成する段階と、建物の運用時にグラフ画面を用いてエネルギー管理や
設備管理等に利用する段階を想定している。
前者は、主に設計者・施工者・BEMSメーカーを対象とし、後者は、
主に設備管理者を対象とするものである。
そして、以下の内容が作業予定である。
①成果報告書からガイドライン化する箇所を選定する。
②BEMSグラフ画面の作成工程を整理する。
③BEMSデータ活用の3階層に基づく設備運転管理者への推奨グラフ画
面を整理する。
④推奨グラフ画面の記載内容および使用手順を精査する。
⑤エクスポートデータ構造を精査する。
今年度は、まず指針の活用対象者と活用フェースを再検討した上で、
成果報告書からガイドライン化する箇所を選定し、成果歩酷暑の構成
を検討した。そして、作業の分担案を検討した。そのうえで、指針用
に再編集した、成果報告書の一次案を作成した。
個別空調機の音響パワーレベル測定方法改定小委員会は、SHASE-S 113
“個別空調機の音響パワーレベル測定方法”の改定を行うための委員
会である。
活動の最終年度である設置2年目の今年度は、規格本体及び解説の
改定原案を完成させた。
その改定原案は、学会誌の2013年1月号に「委員会報告(パブリッ
クレビュー)」として掲載された。
・SHASE-S 003-2007 スリーブ形伸縮管継手の規格はJIS B2352の2005
年の大幅改定を受けて規定されたものである。その後5年が経過し、
JIS等(引用規格を含む)の改定、廃止による確認及び見直しの必要
が生じたことにより改定を行うための委員会である。
・活動期間は今年一年間とし、規格本体及び解説の引用規格及び材料
等の確認、見直しを行うと共に「SHASE-S」作成の手引き-2007に
基づき規格構成の再編成を行い改定原案を作成をした。
(改定原案パブリックレビュー:学会誌平成25年6月号掲載予定)
規格制定事業
委員会名
(委員長・主査)
開催
回数
改修工事における
トラブル・リスク回避
のためのガイドライン
作成小委員会
仲井 章一
8
復性能検証過程ガイド
ライン作成小委員会
湯澤 秀樹
3
ディスポーザ排水配管
設計・施工・管理ガイ
ドライン作成小委員会
稲田 朝夫
3
事 業 内 容
改修工事のクレーム・リスク回避を目的として、計画・施工段階の
それぞれのフェーズごとに改修工事関係者の各立場ごとに実施すべき
項目を整理してきた。実務者にとってわかりやすいように報告書とし
てまとめたが、ガイドラインとしての扱いにするにあたり、小委員会
では以下の内容を検討した。
・図表の番号の付け方を正しい付け方にする。
・本文のあとに付く図表にもページ番号を入れるとともに、本文中の
図表番号に記載ページをカッコで示す。
・「付録」の公開にあたり、建物および受注形態の表現方法を見直し
た。
・レトロコミッショニングプロセスモデル検討小委員会の報告書をベ
ースとし、標準化委員会の指摘事項を確認
・ガイドラインとしての修正必要事項と修正方針を審議
・担当者を決めて原稿修正を分担
・修正原稿を、複数の委員でレビューを実施
・ガイドライン案を作成
本学会の給排水衛生設備委員会内に設置された「排水システム設計
施工法検討小委員会」(主査;稲田朝夫(2008年~2010年))におい
て、主に集合住宅の台所流しの排水系統に設置するディスポーザ排水
処理システムに関する排水・通気配管の計画・設計、施工およびそれ
らの維持管理に関する指針を策定することを目的とした研究が実施さ
れ、第2編「ディスポーザ排水配管設計・施工・管理法の検討」とし
て成果が報告されている。
この報告書第2編の内容について精査し、一部内容の修正・追記等
を実施し、ガイドラインとして纏めた。
規格制定事業