現代中国の森林をめぐる動向 平野悠一郎 平野悠 郎 (2013年4月17日:筑波大学) 自己紹介 • 出身: 東京大学大学院 総合文化研究科 国 際社会科学専攻(修士・博士課程) • 現職: (独)森林総合研究所:林業経営・政策 研究領域 主任研究員 (研究テーマ:「東アジ (研究テ マ 「東アジ アの森林・林業政策の動向」) • 専門: 森林(環境)政策、中国、歴史・・・、資源 論研究 これまでの主な研究内容 研究 容 =現代中国(中華人民共和国期)の森林をめぐる政 治 社会 経済の動きを把握 分析 治・社会・経済の動きを把握・分析 1:大々的な森林造成・保護政策の展開 2:度重なる森林をめぐる権利改変 3:林産物需要の増加に伴う木材産業の成長 近現代の中国の森林をめぐる状況 ~2008年(第7次全国森林資源調査)時点~ 年(第7次全国森林資源調査)時点 • 森林(被覆)率: → 20%程度 (世界平均31%、日本66%) • 人口一人当たりの森林面積: →世界平均の約5分の1程度。 • しかもこれらの数値には水増しや定義の怪し いものが多い。 =実態はより森林過少が深刻。 =実態はより森林過少が深刻 地図:中国における不均等な森林分布 出典:肖興威主編『中国森林資源図集』(中国森林出版社,2005年,p.17) 実は森林率20%ですら過去60数年間で増やした上での数字 実 数 増 数 % 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 8.60 12 70 12.70 12.00 12 98 12.98 13 92 13.92 1973~76年 1977~81年 1984~88年 1989~93年 16.55 18.21 20.36 0 1948年推算 1994~98年 1999~2003年 2004~08年 調査時期 資料:馬忠良等編著『中国森林的変遷』中国林業出版社,1996年、国家林業局『中国森林資 源報告:第七次全国森林資源清査』中国林業出版社,2009年 近代に至るまでに中国の多くの地方 では森林減少・劣化が深刻化 • 1903‐04年:山西省五台山 年 省 台 (出典:Photograph NO. 47893, Taken by Bailey Willis in 1903‐04, Record of the Forest Service, Foreign Forests Photographic Files, BOX LOF 4, File: China, National ArchivesⅡ,USA) Author on May 22 Author on May 22nd, 2006) 2006) RG95‐FFF. (Copied by the 森林の役割の低下に対する 近代指導者の危機意識 • 孫文(1924年:三民主義講演) 孫文(1924年 三民主義講演) 「旧時、どうして水害は少なかったのか?その原因 は 古代 沢山の森林があ たからである 現 は、古代、沢山の森林があったからである。現 在、多くはみな禿山となり、大雨に遭うと、山上に は雨水を阻止 吸収する森林が存在しないため、 は雨水を阻止・吸収する森林が存在しないため 水はすぐに河川に流れ込み、河水はすぐに溢れ てしまう。これが最近の水害を呼ぶのである。す なわち、水害の防止と、森林の植栽は、極めて関 連が深い。…つまるところ水害防止の根本的な方 法とは 森林なのである」(出典:孫中山「民生主義第3稿(抜 法とは、森林なのである」 粋)」陳嵘著『中国森林史料』中国林業出版社,1983年, p.96)。 =主として洪水の防止(森林の水土保全機能回復)に 洪水 防 (森林 水 保 機能回復) よる農業生産力の確保と住民生活の安寧を重視。 但し、近代中国は「分かっていても」 実効的対策を行うのが困難な状況 • 外国人専門家の招聘による森林の水土保全機能の回 復の試み →1934年(民国23年):著名なドイツ林学者のフェンツェル (G. Fenzel)、陝西省林務局の副局長に就任し、当地の 森林回復 経営を指導。 森林回復・経営を指導。 →1943~44年、国民党政権の農林部林業司は、アメリカ の水土保全局の副局長を務めていた の水土保全局の副局長を務めていたローダーミルク ダ ミルク (W. C. Lowdermilk)と、水土保全の専門家のシュハー ト(D. V. Shuhart)を前後して招聘し、西北・西南地方に おける森林植被の回復と水土保全業務を指導させる。 おける森林植被の回復と水土保全業務を指導させる =しかし、抗日戦争・国共内戦の激化に伴い頓挫。課題 はそのまま中華人民共和国(現代中国)に持ち越し。 はそのまま中華人民共和国(現代中国)に持ち越し 毛沢東の森林認識 • 祖国を緑化し、大地を 園林化 園林化せよ。 。 「祖国の全ての土地に おいて、全面的な計 画に従 て その土地 画に従って、その土地 に適した各種の樹木 を植え、植樹造林を通 じて、次第に荒山、荒 地、沙漠を消滅させ、 それによって自然災 害の回避、気候の調 節、環境の美化を達 成 成し、生産に有利か 産 有 つ人民の生活に有益 な環境を建設せよ」 (1956年『人民日報』) 周 来 森林認識 周恩来の森林認識 • 「…古い文化は、また大 自然を傷つけ 中国で森 自然を傷つけ、中国で森 林の残っている山は10 、 パーセントしかなく、多く はみな荒れ山である。古 代人は、建設のみを知 り 森林保護を知らず り、森林保護を知らず、 後代の子孫は深くその 害を受けている」 • 「大々的な造林と水利建 設の業務を経ていなけ れば、水害・旱害等の自 然災害を避けることは難 しい」 鄧小平の森林認識 • 全民義務植樹運動の 展開を指示。 展開を指示 「…毎年、各個人すべ てが何本かの樹木、 例えば3~5本の樹木 を植え、植栽と活着を 請け負わねばなら ず、多く植えたものは 表彰し、理由もなくこ の義務を履行しない ものは罰する という ものは罰する、という ようにしてはどうか」 彼らの認識を反映して、大規模な森 林造成・保護政策が展開される。 全国造林面積の推移 千ha 10,000 9,000 8,000 7 000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 1949 1954 1959 1964 1969 1974 1979 年次 1984 1989 1994 1999 2004 現代中国の森林造成 保護政策の特徴 現代中国の森林造成・保護政策の特徴 • 主に洪水 主に洪水・土壌流出・旱害等の「自然災害の防 壌流出 旱害等の 自然災害の防 止」による住民生活の改善(水土保全機能の発 揮)を主要な目的として掲げる。 →その次に、国家建設に必要な「資材」としての森 次 家建設 必 な「資材 と 森 林を、長期的に維持することが意識される。 • 指導者層の認識を強く反映した指示が、地方政 指導者層 認識を強く 映 た指 が 地方政 府、地域社会に降りていく形で実施される。(トッ プダウン) • 近年にかけても、この目的・実施の構図は変 わっていない。 わっていない →天然林資源保護工程(1998年~) →退耕還林工程(1998年~) 天然林資源保護工程(国家政策) • 大面積の天然林地 帯を中心 、水 帯を中心に、水土 保全機能を維持・ 発揮させるべき土 地において、伐採 停止や立ち入り規 制による森林の保 護・育成・回復を目 指す。 天然林資源保護工程の対象地区 伐採規制 伐採禁止 出所:肖興威主編『中国森林資源図集』(中国林業出版社,2005年,p.28) 退耕還林工程(国家政策) • 主に急傾斜地に 切り開かれた耕 れ 耕 地や荒地に植樹 し 林に戻し 森 して林に戻し、森 林の水土保全機 能を発揮させよう とするもの。 =1998年夏の長 年夏の長 江・松花江流域大 洪水に伴う朱鎔 基の認識を主に 反映 大々的な森林造成 保護政策の評価 大々的な森林造成・保護政策の評価 • 確かに「森林率・森林面積」は増えているが・・・実際に森 林の「質」(役割)は向上したとは言えない。 林の「質」(役割)は向上したとは言えない →疎らな人工林が増え、高蓄積の天然林が減っている。 EX 近代の時点で残されていた天然林地帯(東北・西南等) EX.近代の時点で残されていた天然林地帯(東北 西南等) =1950年代初頭の土地改革で国有化され、以後、社会主義 建設に伴う木材需要を一手に引き受け、過剰伐採が行わ れてきた。 れてきた =そのための森林劣化が天然林資源保護工程の原因に。 もし順調に森林造成が進んでいたら? 全国造林面積の推移 千ha 10,000 9,000 8,000 7 000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 , 1,000 0 1949 1954 1959 1964 1969 1974 1979 1984 1989 1994 1999 年次 =現在の人工林面積は5,000万haどころか2億ha 現在の人工林面積は5 000万h どころか2億h を越し、森林率は40%以上になっていたはず。 2004 中国では過去に造林された面積の4分 の1以下しか人工林が残っていない =過去60数年間の森林造成政策において、多 過去 数年間の森林造成政策において 多 くの労力・費用を投じたにもかかわらず、それ は極め 非効率な結果となる は極めて非効率な結果となる。 →具体的には、造林地が再び伐採・荒廃地化・ 具体 、造林 再 伐採 荒廃 農地化され、また改めて植えられる・・・という ことが頻繁に起こってきた。 とが頻繁に起 てきた。 ~なぜそうなってきたか?~ なぜそうな てきたか? 1:旺盛な木材需要(前述・後述) 2:総合的な政治路線の変動に伴う権利改変 度重なる総合的な政治路線の変動 • 中国共産党の指導者層の間には、現代史を通 じて、国家建設の方針をめぐる激しい路線対立 があり、森林の権利関係もそれに応じて変動。 急進派 (とにかくまず社会主義化!) (大規模・公共的であればあるほど よい) 毛沢東中心 現実派 (これまでの仕組みに即した経済発展 が先) (その後、段階的に社会主義化すれば よい) 劉少奇・鄧小平等 この過程において・・・ • 急進派・現実派の指導者は、共に森林造成・保護政 策 重 性を強調 策の重要性を強調。 • しかし、国家建設の方針が異なったため、主導権が行 き来する毎に 森林の所有 経営権を有する主体が強 き来する毎に、森林の所有・経営権を有する主体が強 制的に変更される。 →造林した主体にしてみれば →造林した主体にしてみれば・・・「苦労して植え育てた 苦労して植え育てた 林木が自分のものにならない」 →森林を保有しても・・・「数年後には自身の自由にでき なくなる」 なくなる =地域社会において、長期的な森林への価値・便益追 求が保障されず 育成型林業の基盤が失われる 求が保障されず、育成型林業の基盤が失われる。 =権利変更が起こるたびに乱伐・管理放棄が加速。 森林の所有・ 経営主体 国家所有地 乱伐 伐 土地改革 大規模集団 (国有化・人 民公社・郷) 民公社 郷) 大躍進 乱伐・ 放置 中規模集団 (高級生産 合作社・村) 社会主義 集団化 郷鎮 集 団 所 有 地 乱伐・ 放置 乱伐・ 放置 村 乱伐・ 乱伐 放置 小規模集団 (自然村・初 級合作社・ 村民小組) 「個」(個人・ 世帯 法人) 世帯・法人) 文化大革命 乱伐・ 放置 調整 政策 村民 小組 乱伐 土地改革 地改革 1950年 改革・開放 改革 開放 1960年 1970年 1980年~ 乱伐 放置 現代中国の森林政策を規定してきた「2つの動力」 【中華人民共和国期の森林政策の歴史過程】 ( 政治路線の変動がもたらす断絶) 1949 年-------- 1960 年-------------- 1980 年------------------ 1998 年------------------現在 新中国誕生 土地改革 社会主義集団化 改革・開放 改革 開放 長江 松花江流域大洪水 長江・松花江流域大洪水 (市場経済への移行) 最近の主な政策的反映: 公益林指定, 天然林保護政策, 退耕還林政策, 年森林伐採限度額制度 森林法体系の整備… 年森林伐採限度額制度, 森林法体系 整備 森林の過少状況(自然生態的背景) 法体系整備 森林の諸機能の維持・向上<第 1 の動力> 規制・管理 政権の正当性の維持 改革・開放 総合的な政治路線の方向性<第 2 の動力> 市場開放 私的経営化 一元的な国家運営体制(社会的背景) 最近の主な政策的反映: 非公有制林業・使用権移転(森林の私的経営化) の推進, 推進 林産物自由貿 林産物自由貿易の拡大… 拡大 今日の森林をめぐる権利問題 • 改革 改革・開放(1980年代)以降は民間主体(農民世 開放( 年代)以降は民間主体(農民世 帯・個人事業主・企業等)に森林の経営権を移 譲していく方針が基本的に取られる。 譲していく方針が基本的に取られる →しかし林地所有権は国家・集団(村等)に限定。 →過去の変動に伴う権利関係の不明確さや、近視 眼的経営の傾向が内包されたまま。 =そうした中で、経済発展に伴い土地・木材の需 要が急増し、林地利用をめぐる紛争や不平等 (企業・村リーダーVS立場の弱い農民等)が加速 しつつある。 2008年7月:中共中央・国務院「全面的な集団 林権制度改革の推進についての意見」 1:集団所有の林地請負経営権(使用権)・林木所有権を農民 1 集団所有の林地請負経営権(使用権) 林木所有権を農民 世帯に与え、彼らによる林地経営を全面的に促進させる。 2:権利関係の明確化と世帯への請負という任務を、5年程度 権利関係 明確化 世帯 請負 う任務を、 年程度 の期間内に完成させる。 3:経営林地の境界調査・確定を行った上で、登記と林権証の 発行を徹底する。 発行を徹底する 4:合法・志願・有償の前提の下で、多様な方式による林地請 負経営権・林木所有権の流動化(移転)を認める。 5:集団林権制度改革業務の経費は、主に地方財政によって 負担され、中央政府は適切な財政補助を与える。 6 林業への投融資改革を進め 林業へのマイクロクレジットや 6:林業への投融資改革を進め、林業へのマイクロクレジットや 信用貸付制度、林権の抵当貸付制度などを完備し、森林保 険制度も速やかに設置する。 1980年代からの木材需要の急増 =木材関連での「世界の工場 市場」化の促進 =木材関連での「世界の工場・市場」化の促進 • 中国国内での木材消費量(2010年):4億3千万㎥以上 中国国 木材消費 ( 年) 億 千 以 (国家林業局『中国林業発展報告:2011』) =1980年代以降の改革・開放路線:外資導入、民営化・ 市場化による経済発展を優先した。 市場化による経済発展を優先した 1:木材関連の輸出志向工業化(1990年代~) →税制優遇措置や 外資導入促進を通じて 安価な労 →税制優遇措置や、外資導入促進を通じて、安価な労 働力を生かした輸出・国内向けの木材産業が発展し、 輸入材 国内材を問わず原料需要が増加。 輸入材・国内材を問わず原料需要が増加 2:多層的な製品需要増を促す内需拡大 →農村生活や都市・インフラ建設に際しての膨大な木材 需要のみならず 富裕層・中間層の成長による高級 需要のみならず、富裕層・中間層の成長による高級 家具・フローリング等の需要増が発生。 現代中国における国内の木材生産量の推移 万m3 9,000 8 108 3 8,108.3 8,000 7,000 6,766.9 6,000 5,000 4 436 0 4,436.0 4,000 3,000 2,000 1,000 0 1949 1953 1957 1961 1965 1969 1973 1977 1981 1985 1989 1993 1997 2001 2005 2009 年次 注:木材生産量=各年の木材生産計画に基づいて伐採された量であり、各農民世帯の 自家用材や薪炭材は含まれない。 近年の中国木材産業の原料調達の推移(万㎥) 8108.3 6766.9 国内材生産量 国内材 産量 原木輸入量 4436 製材輸入量 3713.3 2433.3 258.3 2957 718.2 86.3 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 9,000 , 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 資料:国家林業局『中国林業発展報告:各年版』(中国林業出版社) 2003年~現在 国内材の供給拡大をもたらした要因 • 木材価格の高騰を見据えた早生樹人工林経営の確立 ポプラ ポプ 杉木等 →新たな国内材供給基地の形成と供給増。 →土地権利開放による森林経営の民営化、農業特産税廃止 をはじめとした農村 農林業支援策 及び地方政府による をはじめとした農村・農林業支援策、及び地方政府による 荒廃地の民間払い下げ等によっても促される。 地図出典:肖興威主編『中国森林資源図集』(中国林業出版社,2005年,p.28) ほぼ共通して見られる特徴 • 設備投資少の中小規模企業が多数集積 設備投資少の中小規模企業が多数集積。 →市況に応じて柔軟に勃興と停業を繰り返すこと で、主に量産品・建築資材需要を支えている。 主に量産品 建築資材需要を支え る →原料供給地に近接する場合、原木市場や、農 民世帯経営的な原料加工業とリンクしている ケースが多い。 ケースが多い →一部、先進的機械設備を導入し、自社で原料 確保までを行う大規模企業の成長も見られる。 ほぼ共通して見られる特徴 • 専業市場の存在 →単一業種(木質ボード、家具・フローリング 等)に特化した製品市場で、当地の加工企業 が直営店舗を設置。 直営店舗を設置。 →個人客・仲買人双方を顧客として想定し、関 連部材の調達や 各地への発送も容易なよう 連部材の調達や、各地への発送も容易なよう に設計されている。 →地方政府による公設市場であるケ スも多 →地方政府による公設市場であるケースも多 い。 幅広い需要と効率的な原料利用 中国の木材産業発展をめぐる傾向と特徴の連関 <傾向とその要因> <近年の問題点> <特徴の形成> 加速 木材産業の集積 慢性的原料不足 簡易設備 労働集約 簡易設備・労働集約 原料調達の容易さ 製品供給の利便性 専業市場の機能 地方政府の奨励策 経営コスト上昇 分散化 分散化・ 集約化? 促進 幅広い需要 効率的資源利用 促進? まとめ • 現代史を通じて 現代史を通じて、中国は森林過少・劣化に悩ま 中国は森林過少 劣化に悩ま され、大々的な森林造成・保護政策の実施を掲 げざるを得なかった。 げざるを得なかった • しかし、政治路線の変動に伴う権利改変や木材 需要の急増が 森林の維持・拡大に対する明確 需要の急増が、森林の維持 拡大に対する明確 な圧力となってきた。 • その結果、近年では世界各地へ森林資源を求 その結果、近年では世界各地 森林資源を求 めており、将来にわたって世界の林産物貿易に も大きな影響を及ぼすと予測されている。 • 一方、森林過少・劣化の中での木材需要の急増 を経てきたため、国内においては資源の効率的 利用を行う仕組みが形成されている。 利用を行う仕組みが形成されている ご清聴ありがとうございました
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