グレートフィルムズ 橋本 英治・槌橋 雅博・谷岡 一郎 教養 演習 1∼4年次 後期 2単位 ※「その他」参照 基 礎 分 野 授業目的・方針、到達目標 二十世紀は映像の時代だといわれます。そして、この世紀を通じて中心的に活躍した メディアは映画でした。百数年の歴史の中で生み出されたおびただしい数の映画。もは や、人生のすべての時間を映画鑑賞に費やしてもすべての映画を見ることはできませ ん。それは世界遺産に匹敵する膨大な資料であり、芸術であり、技術であり、そして娯 楽です。それら数多の映画作品の中にマイルストーンをなす傑作がいくつかあります。 そうした映画をじっくりと鑑賞し、議論することが本講義の目的です。 授業内容 映画の技術革新、その過程についての考察 1:オプチカル合成+ストップモーション 「メトロポリス」1927年 フリッツ・ラング (Giorgio Moroder版83分) 2:着ぐるみ 「ゴジラ」1954年 本田猪四郎監督 97分 3:日本初カラー映画 「カルメン故郷に帰る」1951年 松竹 木下恵介 86分 4:銀残し 「おとうと」1960年 市川崑 98分 5:マット合成 「鳥」1963年 アルフレッド・ヒッチコック 119分 6:トラベリング・マット+スキャニメイト 「スター・ウォーズ・エピソード4」1977年 ジョージ・ルーカス 121分 7:金属サイボーグとコンピュータ表現 「The terminator」1984年 ジェームス・キャメロン 108分 8:ストップモーションアニメーション 「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」1993年 ティム・バートン 76分 準備学習 映画作品の議論を行なうので、監督、作品の時代背景等を大まかに調べておいてくだ さい。 評価方法 毎回ディスカッションにおいて、映画作品に対する発言の回数、内容をチェックして 評価を行います。 その他 授業運営の関係から、履修者数の上限を20名とするので、これを超えた場合は初回の 授業時に調整します。したがって、初回の授業には必ず出席してください。 授業の日程は変則的なので必ず掲示板等で確認してください。 −216−
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