平成25年5月21日分(2282号週報

■会長:清水善光
■副会長:後藤信介
■幹事:土屋佳久
2012~2013 年度
撮影:クラブ会報委員長 池村真一郎
国際ロータリーテーマ
「奉仕を通じて平和を」
2012~2013 年度
「春風接人」
田中作次
関ロータリークラブテーマ
第 47 代会長
第2282号
清水善光
2013年5月21日(火)
る製品の輸出契約を結ぶことになり、詰めのために、
A社の親会社に出かけました。ところが、親会社の最
「地方紙の役割」
高幹部が急に別の条件を提示してきました。それはA
中日新聞 関支局 支局長 小池豊徳様
社の社長が提示した物より金銭的に有利なものでし
◆開会点鐘
たが、取引の条件には不安な点がありました。金沢氏
◆「我らの生業」斉唱
は、A社社長との約束を守るか、リスクを覚悟でも金
◆会長挨拶
清水善光
銭的に有利な親会社との契約を取るかで、非常に悩み
皆さん、こんにちは。本日の
お客様をご紹介させて頂きます。 ました。そのとき、金沢氏は尊敬する、平成の元号の
発案者といわれた、皇室・財界・政界が最も信頼を寄
中日新聞関支局 支局長 小池
せる、昭和最大の黒幕と言われる、あの有名な、安岡
豊徳様でございます。そして、
正篤氏の著書で読んだ「五交」という言葉を思い出し
もう一方、東海北陸道グループ
ました。安岡正篤氏と言えば、陽明学者・思想家であ
寺田澄男ガバナー補佐でござい
り、自民党の政治家のアドバイザーとして東洋宰相
ます。小池支局長様には日頃、
学・帝王学を説き、精神的な指導者であり、歴代の首
高木守道杯中学校軟式野球リー
相でもあった吉田茂・岸信介・池田勇人・佐藤栄作・
グ戦や高木守道監督応援ツアー
田中角栄・福田赳夫・大平正芳が師と仰いだ、影のご
等、大変お世話になっており、
意見番・指南役と言われた人物であります。その安岡
感謝申し上げます。そして、寺
田ガバナー補佐におかれましてしては、本日が今年度、 氏が言うには、人間の付き合い方には、勢力者に交わ
りを求める「勢交」
、財力ある者に交わりを求める「賄
最後のご訪問となります。1年間の大役、本当にご苦
交」
、能弁家に交わりを求める「談交」
、困窮のため苦
労様でございました。後程、両方には、挨拶と卓話を
し紛れに交わりを求める「窮交」
、利害を量って得な
宜しくお願い致します。さて、寺田ガバナー補佐と過
ほうに交わりを求める「量交」の5つあるが、どれも
ごしてきた、この1年間、何が大切かと言う事がよく
本物ではない、本物の交際は、一切の虚飾を取り去っ
分かりました。本日は、人間的な付き合いで、なにが
た人間そのものと交わる「素交」のみというものでし
大切か?と言う事をお話させて頂きます。ビジネスで
た。金沢氏は、この事を思い出し、A社社長との信義
は、利益こそが最高の道徳で、得られる利益をみすみ
を重んじ、交渉をやめて帰国しようとしました。最高
す捨ててしまう者は、バカだという人がおります。そ
幹部は驚き、再度よく話し合った結果、A社社長と取
の一人が、松下産業機器(当時)社長だった金沢二三
り交わした内容を中心に契約を結ぶ事となりました。
男氏であります。彼は、アメリカのA社の社長と、あ
前例会の記録・第 2281 回 5 月 14 日(火)12:30
半年後、A社の社長が金沢邸を訪れ、
「あの時君が信義
を守ってくれたのは、本当に嬉しかった」と言い、友
情の印として金沢氏のイニシャルを刻んだ1枚の古い
コインを差し出したのでありました。小池支局長様に
おかれましては、今年度も高木守道杯中学校軟式野球
リーグ戦や高木守道監督応援ツアー等数多くの記事
を取り上げて頂きました。そして、高木守道杯は13回
を数えました。夢と希望の持てる、青少年の育成の為
に、ご協力頂いております。そして、寺田ガバナー補
佐におかれましては、マーゴの湯で開催された、東海
北陸道グループの会長・幹事会を皮切りに、3クラブ
合同花見例会と、一緒になって東海北陸道グループを
盛り上げて参りました。そんな中、先程も申し上げた
ように、一切の虚飾を取り去った人間そのものと交わ
る「素交」が、より強く結ばれたのではないかと感じ
ている次第であります。非常に充実した1年間ではな
かったかと思われます。いずれにしても、人間そのも
のの虚飾を取り払った、本物の人間関係を、今後とも
続けて行きたく思っておる次第であります。今後も、
中日新聞様、寺田ガバナー補佐とも更に絆が深まり、
又関ロータリークラブの絆が更に深まる事を願いな
がら挨拶の言葉とさせて頂きます。
◆委員会報告
◎出席委員会 委員 尾崎嘉彦
会員 50 名中 出席者 29 名 出席率 60.42%
◎ニコボックス委員会 委員 古田貴巳
会長・副会長・幹事の皆さん・・・本日は、中日新聞
関支局長 小池豊徳様、大変お忙しい中を関ロータリ
ークラブへようこそお越しいただきました。髙木守道
杯においてもお世話になりありがとうございます。東
海北陸道グループガバナー補佐 寺田様、遠方よりお
越しいただきありがとうございます。少し早いですが
一年間大変お世話になりました。
ガバナー補佐 寺田澄男様・・・最後の AG 訪問です。
一年間、大変なご支援とご協力ありがとうございます。
感謝申し上げます。
(3 ポイント)
山村、清水(公)、杉山、伊佐地、長尾、池村の皆さ
ん・・・中日新聞関支局 支局長 小池豊徳様には、大
変ご多忙の中、ロータリークラブの例会にお出でいた
だきまして、誠にありがとうございます。社会の最前
線の情報に触れられるお仕事で私どもにとりまして
大変興味深いお話がお聞きできるものと楽しみにし
ております。また、ガバナー補佐寺田様、最後の訪問
ご苦労様です。大変お世話になりました。
杉浦孝志さん・・・寺田ガバナー補佐、
本日の来訪歓迎
します。グループ親睦ゴルフ会、青年の部にて優勝す
ることができました。皆様ありがとうございました。
堀部哲夫さん・・・5 月のゴルフ会において優勝する
ことができました。OB6 発打ちながら「88」でした。
来月の取切り戦も優勝目指して頑張ります。
長尾一郎さん・・・誕生日にはバースデーカードをあ
りがとうございました。
山谷庸二さん・・・素敵なバースデーカードありがと
うございました。
◆「地方紙の役割」
中日新聞関支局 支局長 小池豊徳様
新聞の仕事は①税金の使われ方の監視②事件事故
をなくすための啓発③
街ダネと言われるほの
ぼのとした話題の紹介
―など。基本は物事の是
非を示すものではなく、
あくまで読者への問題
提起。新聞記者が記事を
「書く」ための材料集め
が取材であり、自ら素材
を探すことが基本。高校
時代のあこがれで入社。
20数年やってきたが、
もともと知識も教養も
ないだけに取材で出会った人たちから、自分の知らな
いことを教えてもらうことに感動。さらに、その感動
を多くの読者に伝えたいと思った。自分に与えられた
フィールドの中で、いろんなアイデアを出して新しい
ことに挑戦していきたい。オウム真理教の弁護士一家
殺害事件の被害者の捜索、冬の小谷川で発生した土石
流による7人死亡事故などを経験。ロープウエーが駅
舎に衝突した事故では、原因を巡って夜討ち朝駆けで
各社と特ダネを競った。初めての海外取材はシドニー
五輪。岐阜県内から7人が出場し、現地の様子や表情
を紹介。高橋尚子選手がサングラスを投げた場面に出
くわした。中日新聞社の方針について、入社式での社
長の言葉を紹介。「新聞はメーカーだが、同じ商品は
作れない。そのために記者の自由な発想、感性、精神
が必要」
「新聞の求めるところは『自由』
。国家権力に
対抗する自由とは何かを求め続けている」新聞人とし
て大切なのは①「コモンセンス」。常識ではなく、判
断力。②想像力をはぐくむ。読者がニュースに感動す
るには想像力が必要。③的を作る。それが「地域主義」
で、地域の人たちの歴史を記録するのが最大の的。2
月1日付の紙面で、市井の人の名前がどれだけ紙面に
出たか比較した。中日は 342 人、朝日 12 人、読売 6
人、毎日 7 人だった。新聞製作上、読者からの評価、
反応は、賛否ともにありがたい。中濃版の情報コーナ
ー「インフォメーション」と「長良川鉄道」も好反応
が得られている。地域の人が登場する紙面を目指すが、
民間会社であるための他社との競争もある。他社と同
じ紙面を作りたくないという気持ち。同じ取材でも、
視点を変えた記事を書いていく姿勢を持ち続けたい。
◆幹事報告
◎ロータリーバンド演奏会のご案内
日時:6 月 2 日(日)午前 10 時 30 分~12 時 30 分
場所:岐阜都ホテル
◆5 月ゴルフ会
優勝:堀部哲夫さん
準優勝:土屋佳久さん
3 位 :加藤宏さん
次例会の予定 5 月 28 日(火) 12:30
「清流の国づくりについて」
岐阜県総合企画部清流の国づくり局長 髙木敏彦様
担当:広報委員会
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例 会:毎週火曜日 12:30(第 3 火曜日は 18:30)
例会場:岐阜県関市本町 6-20 大垣共立銀行関支店2F
事務局:岐阜県関市平和通 7-10-25 アメリア 2F